昨年とあまり代わり映えしないタイトルになりました。
ただ今年の場合、あえてサブタイトルをつけるなら
広島・田村恵スカウト、一世一代の大仕事達成
と言った所でしょうか。
ドラフト会議前からスポーツ新聞等で「くじ引き役は担当スカウト」と言う話でしたが、競合となった九州共立大学・大瀬良大地投手の抽選に挑んだのは「やはり」九州地区担当スカウトの田村恵。
1994年のドラフト6位でカープに入団。下位指名のキャッチャーなので地味な印象は拭えませんでしたが、やはり持っているものはそれなりにある方でして、1998年9月27日の、大野豊投手引退試合の日には、黒田博樹とのバッテリーで先発マスク、そしてプロ入り初の猛打賞も記録。
見かけ通りの真面目な方なんでしょうね。
だいぶ前、それこそ「宗旨替え」した頃に阪神鳴尾浜球場にウエスタンリーグを観戦に行きましたが、キャッチャーゆえ荷物も多いのに、数人並んだファンの方一人ひとりに、汗だくになりながらもサインをしながら「ありがとうございます」と挨拶をしてたのが印象に残ってます。
それ故か、「抽選の大役」を無事終えたはいいものの、まだ緊張が抜けないのか、ガッチガチのインタビュー。おそらく彼にとっては、カープへの入団記者会見以来の「全国放送でのインタビュー」か。
それにしても、交渉権獲得後の小さなガッツポーズと、小川監督と和田監督に挨拶する田村スカウトの姿に、彼の実直さを感じます。よくプロ野球選手が、担当スカウトの方について話をすることがありますが、あんなスカウトなら「この人に託してみよう」とも思えるかな、とも。
何にしろこうやって、裏方さんにスポットライトが当たるのは、と言うか当てるのは良い事だと思います。チームを本気で強くしたい、と考えているのなら、下支えをされてる方も「チーム」と捉えるべき。とは言うものの今回の「これ」はやや特殊なモノだとは思いますが。
何にしろ、大学ナンバーワンピッチャーとの交渉権を獲得したんだから(決して入団確定ではない)、熱意を持って入団交渉をしていただきたい。ドラフト一巡目指名ですから、蝶よ花よと育てるのもいいですが、まだプロの舞台では1球も投げてない。それこそ海のものとも山のものともつかない。
事実、3年前のドラフト1巡目指名ピッチャーは完全に迷走してしまってる。
どこでどう狂ってしまったのかは分からんし、本当はこうだった、のかも知れんし。まだ結論を出すのは早いけど、今のところは「ちょっと間違えた」と思わざるを得ない。本人お意識の問題かも知れんけどそういう「つまづき」があってはいけない。もちろんそれはドラフト1巡目選手に限らない。指名した全選手に言えることだ。もしかしたらその彼も「こんなはずじゃなかった」と思ってるかも知れんし。
よく、ドラフト会議で、希望の選手を引き当てたら大はしゃぎする球団幹部の姿をよく見る。
最近では昨年、藤浪晋太郎との交渉権を獲得した阪神タイガース球団首脳、そしてだいぶ前になるけど、小池秀郎との交渉権を得たロッテオリオンズの金田正一監督、あたりがいいですかね。
小池秀郎の場合、学校関係者に「ロッテと阪神以外なら交渉に応じる」と言うところに来て、ロッテオリオンズが指名して、交渉権獲得となったから、金田正一監督がガッツポーズをした、のかも知れんけど、あれは絶対によくないし、どこの球団の首脳であれ、やってはいただきたくない。
交渉権を獲得した以上は、入団するしないにかかわらず、その指名した選手の「人生を左右する出来事」になったんだから、大はしゃぎるするのはよろsくない。勝手な考えかも知れんし、後年小池秀郎も「どこの球団でもいい」と柔軟な対応に終始したけど、あのガッツポーズがなかったら、もしかしたらロッテオリオンズに入団してたのかも知れないな、などと考えてます。
まぁそれはそれとして。
支配下登録から4人が戦力外通告、そしてミゲル・ソコロビッチの退団は確実、フレッド・ルイスのn動向も不雅代、ともなると結局、支配下登録はいっぱいいっぱいのままになるんでしょうか。
育成ドラフトには「参加する」としておきながら、指名順が回ってきたら「選択終了」などと、半ば尻尾を巻いて逃げたような形になってしまったけど、先によその球団に指名されてしまったか。
しかし、育成1巡目であっさり撤退してしまったってことは、今後はもうあんまり育成選手を獲る木はないのかな。実際「育成選手」と言っても、遠征に帯同しないどころか、由宇練習場での試合にも出ない出さない。そんな状態で一体何を育成しているのか。
大野練習場で練習させてますよ、とは言うんだろうけど、たまには広いところで試合をさせてもいい。ただただ練習させるだけでは、いったい自分がどの程度まで力がついているのか、具体的な基準が見えてこないと思うんだ。引きこもって長時間練習させたはいいものの、結局箸にも棒にも掛からぬような状態でした、では何の為の「育成選手」なのかわかったもんじゃない。
今回のドラフト会議では一人も育成選手を獲得しなかった。
先の戦力外通告では富永一、山野恭介、塚田晃平、中谷翼、中村真崇、三家和真と、6人の選手を切った。中には育成契約2年目の選手もいる。今後も育成契約で、と言うのなら3年は面倒を見るはずだが、それすらもやらなかった、って事は、もうカープは「育成選手の育成」は放棄したのかな。
「教える人が足りんのや」と言われればそれまでではあるけど、それも「やりよう」だし。
色々と「後の方」で考えさせられるドラフト会議でした。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
ただ今年の場合、あえてサブタイトルをつけるなら
広島・田村恵スカウト、一世一代の大仕事達成
と言った所でしょうか。
ドラフト会議前からスポーツ新聞等で「くじ引き役は担当スカウト」と言う話でしたが、競合となった九州共立大学・大瀬良大地投手の抽選に挑んだのは「やはり」九州地区担当スカウトの田村恵。
1994年のドラフト6位でカープに入団。下位指名のキャッチャーなので地味な印象は拭えませんでしたが、やはり持っているものはそれなりにある方でして、1998年9月27日の、大野豊投手引退試合の日には、黒田博樹とのバッテリーで先発マスク、そしてプロ入り初の猛打賞も記録。
見かけ通りの真面目な方なんでしょうね。
だいぶ前、それこそ「宗旨替え」した頃に阪神鳴尾浜球場にウエスタンリーグを観戦に行きましたが、キャッチャーゆえ荷物も多いのに、数人並んだファンの方一人ひとりに、汗だくになりながらもサインをしながら「ありがとうございます」と挨拶をしてたのが印象に残ってます。
それ故か、「抽選の大役」を無事終えたはいいものの、まだ緊張が抜けないのか、ガッチガチのインタビュー。おそらく彼にとっては、カープへの入団記者会見以来の「全国放送でのインタビュー」か。
それにしても、交渉権獲得後の小さなガッツポーズと、小川監督と和田監督に挨拶する田村スカウトの姿に、彼の実直さを感じます。よくプロ野球選手が、担当スカウトの方について話をすることがありますが、あんなスカウトなら「この人に託してみよう」とも思えるかな、とも。
何にしろこうやって、裏方さんにスポットライトが当たるのは、と言うか当てるのは良い事だと思います。チームを本気で強くしたい、と考えているのなら、下支えをされてる方も「チーム」と捉えるべき。とは言うものの今回の「これ」はやや特殊なモノだとは思いますが。
何にしろ、大学ナンバーワンピッチャーとの交渉権を獲得したんだから(決して入団確定ではない)、熱意を持って入団交渉をしていただきたい。ドラフト一巡目指名ですから、蝶よ花よと育てるのもいいですが、まだプロの舞台では1球も投げてない。それこそ海のものとも山のものともつかない。
事実、3年前のドラフト1巡目指名ピッチャーは完全に迷走してしまってる。
どこでどう狂ってしまったのかは分からんし、本当はこうだった、のかも知れんし。まだ結論を出すのは早いけど、今のところは「ちょっと間違えた」と思わざるを得ない。本人お意識の問題かも知れんけどそういう「つまづき」があってはいけない。もちろんそれはドラフト1巡目選手に限らない。指名した全選手に言えることだ。もしかしたらその彼も「こんなはずじゃなかった」と思ってるかも知れんし。
よく、ドラフト会議で、希望の選手を引き当てたら大はしゃぎする球団幹部の姿をよく見る。
最近では昨年、藤浪晋太郎との交渉権を獲得した阪神タイガース球団首脳、そしてだいぶ前になるけど、小池秀郎との交渉権を得たロッテオリオンズの金田正一監督、あたりがいいですかね。
小池秀郎の場合、学校関係者に「ロッテと阪神以外なら交渉に応じる」と言うところに来て、ロッテオリオンズが指名して、交渉権獲得となったから、金田正一監督がガッツポーズをした、のかも知れんけど、あれは絶対によくないし、どこの球団の首脳であれ、やってはいただきたくない。
交渉権を獲得した以上は、入団するしないにかかわらず、その指名した選手の「人生を左右する出来事」になったんだから、大はしゃぎるするのはよろsくない。勝手な考えかも知れんし、後年小池秀郎も「どこの球団でもいい」と柔軟な対応に終始したけど、あのガッツポーズがなかったら、もしかしたらロッテオリオンズに入団してたのかも知れないな、などと考えてます。
まぁそれはそれとして。
支配下登録から4人が戦力外通告、そしてミゲル・ソコロビッチの退団は確実、フレッド・ルイスのn動向も不雅代、ともなると結局、支配下登録はいっぱいいっぱいのままになるんでしょうか。
育成ドラフトには「参加する」としておきながら、指名順が回ってきたら「選択終了」などと、半ば尻尾を巻いて逃げたような形になってしまったけど、先によその球団に指名されてしまったか。
しかし、育成1巡目であっさり撤退してしまったってことは、今後はもうあんまり育成選手を獲る木はないのかな。実際「育成選手」と言っても、遠征に帯同しないどころか、由宇練習場での試合にも出ない出さない。そんな状態で一体何を育成しているのか。
大野練習場で練習させてますよ、とは言うんだろうけど、たまには広いところで試合をさせてもいい。ただただ練習させるだけでは、いったい自分がどの程度まで力がついているのか、具体的な基準が見えてこないと思うんだ。引きこもって長時間練習させたはいいものの、結局箸にも棒にも掛からぬような状態でした、では何の為の「育成選手」なのかわかったもんじゃない。
今回のドラフト会議では一人も育成選手を獲得しなかった。
先の戦力外通告では富永一、山野恭介、塚田晃平、中谷翼、中村真崇、三家和真と、6人の選手を切った。中には育成契約2年目の選手もいる。今後も育成契約で、と言うのなら3年は面倒を見るはずだが、それすらもやらなかった、って事は、もうカープは「育成選手の育成」は放棄したのかな。
「教える人が足りんのや」と言われればそれまでではあるけど、それも「やりよう」だし。
色々と「後の方」で考えさせられるドラフト会議でした。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。


2013.10.24 / Top↑
| Home |