世間様は、セントラルリーグ、パシフィックリーグ関係なく、クライマックスシリーズが始まってしもうて、プロ野球の話題は、何かとそっちの方に話題が持って行かれがちではあります(笑)。まー何ちゅうても「日本シリーズ出場権」がかかってますからね。

当然、新聞記事も「そっちより」になりがちですが、たまにはこんな話。



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天才打者との縁が活力 読売新聞大阪版夕刊「すぽプロ」

今季で引退した広島・前田智徳(42)と不思議な縁で結ばれていた投手がいる。昨季、11年間プレーした中日から戦力外通告を受け、今季から広島に加入した左腕の久本祐一だ。

接点がないように見えるが、実は中日時代の2007年9月、天才打者に2000安打目を許したのが久本だった。数年前から、前田智が自分のことを気にとめてくれていることを、周囲から聞いたという。

引退を表明した背番号1が一軍に戻ってきた9月下旬、東京ドームで長時間言葉を交わした。「(広島では)1年だったから縁がないんだな」と言われたが、「逆です。縁がなければ広島に入ったのは来年だったと思います。」と力を込めた。

その言葉通り、いや、それ以上の縁が待っていた。3日の引退試合で八回からマウンドに上がると、九回、マツダスタジアムで初めて右翼守備についた前田智を背に投げた。「2000安打の時も今回も、記念のスコアボードには、僕の名前がある。中日と広島という違いはありますけどね。」引退試合の翌日、そうしみじみと振り返った。

代打と同様、試合途中から出場する中継ぎを主に務める左腕は、「準備から集中する姿は勉強になった」。そして、偉大な先輩からの激励の言葉が心に残る。「まだ全然(問題なく一軍で)投げられるよ」。幸運な巡り合わせが、34歳の大きな活力となっている。



縁というか何と言うか、まさか久本祐一がカープに来る事になるとは、本人のみならずカープファンのわしらでも「ほー」と思った次第。個人的には、一旦戦力外通告を受けた選手ですから、そうそう戦力にはならんやろうな、とは思っていました。正直期待してませんでした。

しかしながら、それ以上に現状の左腕連中がピリッとせんと言うか、いまいち掴みきれてないのか、現在の首脳陣に信用されてないと言うか、現在の首脳陣が使い切れてないというか。

そこにうまくはまりましたな。

リリーフやったり、ごくたまに思い出したように先発をしたり。ボンクラ首脳陣の、わがままいっぱいの起用方だったとは思いますが、そんな中で、3勝4敗2ホールド1セーブ防御率3.00。ある種「泥舟化」してしまったドラゴンズから言わば「抜け出した」形になったのかな。

ドラゴンズ在籍時、と言うか昨年、落合博満氏に「広島は今後強くなる、という話を聞いたことがあって決断した。」と言う事らしいですが、ものの見事にそれに乗っかった感じ。それ以上に、久本祐一自身が、プロ入り以来「Bクラスを知らない」と言う強運の持ち主でもあります。

そんなピッチャーが「メモリアルな選手と同じユニフォームを着る」事になったのもやはり縁なんでしょうね。奥さんがken-Jinと言うこともあるのか、どっかに「広島との縁」があったんでしょう。

ぶっちゃけ年齢的には34歳。年齢的には中堅かベテランか、の境目あたりになるとは思います。ただ、最近の選手寿命の伸びを見ていると、あと4~5年は出来そうな気もします。

もうしばらくの間、頼りないカープサウスポーズの先頭に立って、いまいち成績の上がらない、ほかの左腕陣のケツを叩きまくってくれればこれ幸い。いつ見ても面倒くさそうに投げてますが(笑)。

一旦戦力外通告を受けてますから、もう怖いもんはないんだろうな。

その一挙手一投足、面倒くさそうな仕草は、それこそカラを破れない、他の左腕陣に対しての「怒りの表情」に見えなくもないです。これにもっと篠田純平やら齊藤悠葵あたりは奮起せんと。

それまで、もう少し(何年掛かるかわからんけど)頑張ってつかぁさい。


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2013.10.18 / Top↑
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