10月13日 クライマックスシリーズファーストステージ第2戦
阪神タイガース4-7広島東洋カープ
正直「勝ちよった」としか言いようがない。
シーズン途中、前田智徳がいない、栗原健太が、東出輝裕が、そして終盤には堂林翔太がいない、などと嘆く声を聞いた。けど結局、いないままシーズンを終え、クライマックスシリーズに突入した。
しかし、あろう事か敵地甲子園球場で、藤浪晋太郎、ランディ・メッセンジャーを粉砕、能見篤史の出番も奪った。もう得意不得意の問題じゃない。ただ、タイガースの思惑を木っ端微塵にした。クライマックスシリーズセカンドステージ云々よりも、タイガースの主戦投手二人を打ち崩した事が嬉しい。
タイガースの投手陣、一部ではメジャーリーグがどうこう言う話もチラホラ出てるけど、おそらくタイガースは全力で引き留めにかかるだろう。そんなピッチャーを、最後の最後に叩けたのは良い事。
そして、ささやかな事ながら。
シーズン序盤は、由宇カープの5番打者で結果を残し続けた小窪哲也がタイムリーヒットを放った。個人的にはこれが一番嬉しいです。出番が少ないながらも、いつでも出れるようにしっかり準備してきた証拠なんだし。たかだた7点のうちの1点。かも知れんけど。この試合では一番の活躍だった。
ぶっちゃけ、昨シーズンと今シーズン、サードと言うポジションに競争は一切なかった。これは紛れもない事実ですよ。昨年こそ、堂林翔太が14本塁打で、体裁は整えた。しかしながら今シーズンは正直「さっぱり」だった。結局メッキが剥がれただけの約5ヶ月、正直無駄だった。
しかし、サードに木村昇吾、小窪哲也が入るようになってから、打線につながりが生まれた。堂林翔太の空振り三振や凡打でぶった切られていた打線が、ちゃんと打線として繋がるようになった。
堂林翔太、決して「いらん」とは言わない。ただ、今のカープの戦い方に彼ははまらない。野村謙二郎監督はじめ「一軍」首脳陣にどう言う指導を受けているのかは知らんけど、具体的な結果が出てない限り「何を学んでいるのか」としか言いようがない。とりあえず彼は日南で日焼けしてもらおう。
それはさて置き。
第一戦は一発攻勢、第二戦は徹底的にヒットでのつなぎ。よく打ったし、前田健太もブライアン・バリントンもよく投げてくれた。正直、シーズンの最後の最後になって、これだけの戦いが出来るようになってる事がすごかった。それこそ「勢いの差」なのかも知れませんが。
ただし、これがそのまんまジャイアンツに通用するとは思わない。向こうさんは「絶対王者」みたいなもんだ。いらぬことを考えず、明日の事は考えず、選手はこの一週間二週間、全身全霊で試合に打ち込んで欲しい。結果はどうあれ、この二週間が終わったら、ゆっくり休めるんだ。
まぁ広島マスコミが放っておかんかも知れんけど、ここまでいっぱいいっぱいの戦いをしてるんだ。シーズンオフは心底休ませてやって欲しいんだ。それが「来シーズンにつながる」んだから。
そして阪神タイガース。
とうとう能見篤史の出番がないまま。エースを投入する隙もないまま、クライマックスシリーズが終わってしまった。もうこれは誰の責任でもない。ぶっちゃけ起用法は監督・首脳陣の責任ですよ。
これはどこのチームにも言えるはず。使えるはずの戦力を使わなかったんだから。デイリースポーツでは、藤浪晋太郎先発を「奇策」と書いてた。確かに奇策だったろうけど、そして和田豊監督曰く「いろんな要素があっての抜てき」だったんだろうけど、やっぱり「奇」は「妙」にしか繋がらなかった。
第一線の先発が能見篤史だったらどうなってたか考えもつかんけど、全く逆の展開になったかも知れない。かと言って、藤浪晋太郎が与しやすしだったか、と言えば今シーズンはそうでもなかったけど、能見篤史が出て来なかった事で、カープはある程度「楽」になったんじゃないかな。
短期決戦は初戦が大事、と言う人も居れば、第二戦重視の見方もある。どっちが本当なのかまでは分からんけど、ぶっちゃけたった三試合なら、初戦を取った方が有利に働くのは当たり前。
和田豊監督がクライマックスシリーズをどう捉えていたのかは、最後までわからなかった。そして、頑張って投げてた藤浪晋太郎には悪いけど、あれでタイガースのリズムが狂ったとしか言い様がない。
それと、打つ方ですな。
最後の最後まで桧山進次郎がベンチ入りをしてた。そして最後の打席で最後のホームランを打った。
シーズン最後までベンチ入りしてたんだから、引退を表明したとは言え「戦力」と捉えるのは理解出来る。そして最高の形で結果も残した。けど、肝心な所で引退を決めた選手に頼らざるを得ない戦力ってのはどうなんだ。「育たない 育てられない タイガース」を如実に表してる。
補強補強もいいけれど、第一戦第二戦の16人の野手スターティングメンバーで、タイガース生え抜きの選手が、鳥谷敬と前田大和しかいてない、と言う状況はやはり異様としか思えない。
勝つ事を義務付けられている「伝統ある球団」なんだろうけど、これは主軸を外国人選手に頼っているカープ同様、まだまだ鍛えなおさなければいかん、とすら思う。どこのチームにも「将来の4番」はおるだろうけど、攻守ともに、まだまだ鍛え方が足りないんですよ。
森田一成やら中谷将大、岩本貴裕や松山竜平、鍛えるべき選手、主軸を打たないかん選手はたくさんいる。将来が云々、と言うている間に1年2年はあっという間だ。
そんな事を考えていたら、クライマックスシリーズごときでアレやコレや、言うてる場合ではない。リーグ優勝を果たすためには、カープもタイガースも。まだまだすべきことは山のようにある。
野球は金でするもんじゃない。人でするもんだ。
そう言えば2戦とも、ほんの僅かに空席があった。落札者がおらんかったんやろうな(笑)。
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阪神タイガース4-7広島東洋カープ
正直「勝ちよった」としか言いようがない。
シーズン途中、前田智徳がいない、栗原健太が、東出輝裕が、そして終盤には堂林翔太がいない、などと嘆く声を聞いた。けど結局、いないままシーズンを終え、クライマックスシリーズに突入した。
しかし、あろう事か敵地甲子園球場で、藤浪晋太郎、ランディ・メッセンジャーを粉砕、能見篤史の出番も奪った。もう得意不得意の問題じゃない。ただ、タイガースの思惑を木っ端微塵にした。クライマックスシリーズセカンドステージ云々よりも、タイガースの主戦投手二人を打ち崩した事が嬉しい。
タイガースの投手陣、一部ではメジャーリーグがどうこう言う話もチラホラ出てるけど、おそらくタイガースは全力で引き留めにかかるだろう。そんなピッチャーを、最後の最後に叩けたのは良い事。
そして、ささやかな事ながら。
シーズン序盤は、由宇カープの5番打者で結果を残し続けた小窪哲也がタイムリーヒットを放った。個人的にはこれが一番嬉しいです。出番が少ないながらも、いつでも出れるようにしっかり準備してきた証拠なんだし。たかだた7点のうちの1点。かも知れんけど。この試合では一番の活躍だった。
ぶっちゃけ、昨シーズンと今シーズン、サードと言うポジションに競争は一切なかった。これは紛れもない事実ですよ。昨年こそ、堂林翔太が14本塁打で、体裁は整えた。しかしながら今シーズンは正直「さっぱり」だった。結局メッキが剥がれただけの約5ヶ月、正直無駄だった。
しかし、サードに木村昇吾、小窪哲也が入るようになってから、打線につながりが生まれた。堂林翔太の空振り三振や凡打でぶった切られていた打線が、ちゃんと打線として繋がるようになった。
堂林翔太、決して「いらん」とは言わない。ただ、今のカープの戦い方に彼ははまらない。野村謙二郎監督はじめ「一軍」首脳陣にどう言う指導を受けているのかは知らんけど、具体的な結果が出てない限り「何を学んでいるのか」としか言いようがない。とりあえず彼は日南で日焼けしてもらおう。
それはさて置き。
第一戦は一発攻勢、第二戦は徹底的にヒットでのつなぎ。よく打ったし、前田健太もブライアン・バリントンもよく投げてくれた。正直、シーズンの最後の最後になって、これだけの戦いが出来るようになってる事がすごかった。それこそ「勢いの差」なのかも知れませんが。
ただし、これがそのまんまジャイアンツに通用するとは思わない。向こうさんは「絶対王者」みたいなもんだ。いらぬことを考えず、明日の事は考えず、選手はこの一週間二週間、全身全霊で試合に打ち込んで欲しい。結果はどうあれ、この二週間が終わったら、ゆっくり休めるんだ。
まぁ広島マスコミが放っておかんかも知れんけど、ここまでいっぱいいっぱいの戦いをしてるんだ。シーズンオフは心底休ませてやって欲しいんだ。それが「来シーズンにつながる」んだから。
そして阪神タイガース。
とうとう能見篤史の出番がないまま。エースを投入する隙もないまま、クライマックスシリーズが終わってしまった。もうこれは誰の責任でもない。ぶっちゃけ起用法は監督・首脳陣の責任ですよ。
これはどこのチームにも言えるはず。使えるはずの戦力を使わなかったんだから。デイリースポーツでは、藤浪晋太郎先発を「奇策」と書いてた。確かに奇策だったろうけど、そして和田豊監督曰く「いろんな要素があっての抜てき」だったんだろうけど、やっぱり「奇」は「妙」にしか繋がらなかった。
第一線の先発が能見篤史だったらどうなってたか考えもつかんけど、全く逆の展開になったかも知れない。かと言って、藤浪晋太郎が与しやすしだったか、と言えば今シーズンはそうでもなかったけど、能見篤史が出て来なかった事で、カープはある程度「楽」になったんじゃないかな。
短期決戦は初戦が大事、と言う人も居れば、第二戦重視の見方もある。どっちが本当なのかまでは分からんけど、ぶっちゃけたった三試合なら、初戦を取った方が有利に働くのは当たり前。
和田豊監督がクライマックスシリーズをどう捉えていたのかは、最後までわからなかった。そして、頑張って投げてた藤浪晋太郎には悪いけど、あれでタイガースのリズムが狂ったとしか言い様がない。
それと、打つ方ですな。
最後の最後まで桧山進次郎がベンチ入りをしてた。そして最後の打席で最後のホームランを打った。
シーズン最後までベンチ入りしてたんだから、引退を表明したとは言え「戦力」と捉えるのは理解出来る。そして最高の形で結果も残した。けど、肝心な所で引退を決めた選手に頼らざるを得ない戦力ってのはどうなんだ。「育たない 育てられない タイガース」を如実に表してる。
補強補強もいいけれど、第一戦第二戦の16人の野手スターティングメンバーで、タイガース生え抜きの選手が、鳥谷敬と前田大和しかいてない、と言う状況はやはり異様としか思えない。
勝つ事を義務付けられている「伝統ある球団」なんだろうけど、これは主軸を外国人選手に頼っているカープ同様、まだまだ鍛えなおさなければいかん、とすら思う。どこのチームにも「将来の4番」はおるだろうけど、攻守ともに、まだまだ鍛え方が足りないんですよ。
森田一成やら中谷将大、岩本貴裕や松山竜平、鍛えるべき選手、主軸を打たないかん選手はたくさんいる。将来が云々、と言うている間に1年2年はあっという間だ。
そんな事を考えていたら、クライマックスシリーズごときでアレやコレや、言うてる場合ではない。リーグ優勝を果たすためには、カープもタイガースも。まだまだすべきことは山のようにある。
野球は金でするもんじゃない。人でするもんだ。
そう言えば2戦とも、ほんの僅かに空席があった。落札者がおらんかったんやろうな(笑)。
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2013.10.14 / Top↑
wakki
しかし、和田監督の采配ひどかったですね。
能見投手を起用したら結果がちがっていたかも。
カープの苦手な選手たちを外してくれてありがとう!でした。
ジャイアンツはそう甘くはいかないでしょうが、どこまで行けるかワクワクしてます。
頑張れ!カープ。
能見投手を起用したら結果がちがっていたかも。
カープの苦手な選手たちを外してくれてありがとう!でした。
ジャイアンツはそう甘くはいかないでしょうが、どこまで行けるかワクワクしてます。
頑張れ!カープ。
2013/10/14 Mon 07:23 URL [ Edit ]
苦行僧
勝ち星順で行けば、メッセンジャー、能見、藤浪
防御率順で行けば、能見、藤浪、メッセンジャー
対戦成績で行けば、能見、藤浪、メッセンジャー
それを考えずとも、信頼度でイケばまず能見篤史でしょうけど。やはり分かりません。「エース」って、数字だけじゃ計り知れないところもありますからね。和田監督の中では、誰がタイガースのエースだったんでしょうか。
防御率順で行けば、能見、藤浪、メッセンジャー
対戦成績で行けば、能見、藤浪、メッセンジャー
それを考えずとも、信頼度でイケばまず能見篤史でしょうけど。やはり分かりません。「エース」って、数字だけじゃ計り知れないところもありますからね。和田監督の中では、誰がタイガースのエースだったんでしょうか。
2013/10/14 Mon 07:43 URL [ Edit ]
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