10月2日 第24回戦 広島東洋カープ7-2阪神タイガース


菊地原毅をどうこう、と言われても、ぶっちゃけ強烈な印象があまりない。という言い方は酷いかも知れんけど、一軍であろうが二軍であろうが、ごく当たり前に、いて当たり前の人だった。

特に昨年から今年は、たいがいが二軍生活。しかしながらポジションはリリーフなので毎日それなりにカラダを動かさなければいけない。とは言うものの、プロ入り21年目ともなれば、ある程度調整法は任されそうなもんではあるけど、いつでも投手陣の輪の中に、ごく当たり前にいた。

若手中堅、分け隔てなく声をかけ、同じように笑い合う。驕り高ぶることなく、肩の力を抜いて若い選手と同じようなメニューをこなす。もちろん、そこに至るまでには若い選手の倍以上、時間をかけて体を作ってるんだろうけど、いざグラウンドに出たらそんな素振りすら見せない。

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いつも淡々と投げている印象があった。打たれようが抑えようが、表情を変えず、呼ばれたらマウンドに上がって、いつもどおり投げて、バッター1~2人抑えて(ランナーを出して)ベンチに戻ってくる。

ジャイアンツにいた河原純一が、マウンド上で全く表情を変えることがなかったけども、菊地原毅もそれに近いものがあった。たまに疲れたような表情は見せてたけど、それはポーズだったのか。

正直な話、最初にカープにいた頃は酷いもんだった。来る日も来る日も投げて投げて投げまくって78試合登板の当時のプロ野球タイ記録。しかしながら防御率は4.91。「そうまでして投げささないかんか」とも思ったけど、その時の経験がバファローズにトレードされてから生きてきたのかな。

先日引退記者会見をしたベイスターズの篠原貴行が「中継ぎとして1球でゲームを支配できることもあれば、1球で試合を壊してしまうこともあり、1球の怖さを思い知った」と言うてたけど、78試合投げて、打たれ抑えた経験が、ようやくバファローズで生きたのかな、などとも思います。

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上の画像は2010年5月18日、神戸サブ球場で。隣にはタイガースからバファローズ、そして現在ではホークスにいる吉野誠がいてるんですが。この当時でも、誰に言われるでもなく、ブルペンで黙々と投げてたのが印象に残りました。まさかこの後、カープに帰ってくるとは思いませんでしたが。


投げ終わったあとに、ベンチに帰って来た時に「帽子を取った姿」を初めて見た。白いものが混じってた、どころの話じゃなかった。若白髪というにも多すぎるその量。歳取ったなぁ、などと。

一度は育成選手にまで下がった大ベテラン。アキレス腱やったからなぁ。復帰するのに、と言うか支配下登録に戻ってくるのに約8か月。今年の松本高明は約半年で戻ってきたけど、前田智徳の例もあるし、特にピッチャーだし、年齢もあったろうし、慎重に慎重を期したんだろうな。


今日のピッチング。もう全力投球だったな。点差とか考えたら、流してもいいような場面ではあったけど、対するバッターは新井貴浩。敢えて言うなら左対右。これまで一軍では対左バッターのワンポイント的な登板ではあったけど、下手したら一発かまされそうなバッターでもある。

それでもいっぱいいっぱいのストレート勝負。

まぁあんなピッチングを見せられたら「まだいけるやん」と誰もが思うかも知れんけど、一旦「引退」と言ってしもうたら以上、今までのテンション、またコンディションを保つのはもう無理なんだろうな、とも思う。でないと、出場選手登録されてるのに「引退します」とは言えないと思う。





今年5月2日の神戸サブ球場、対バファローズ戦での出来事二態。ずっこけてみたり、ナイスフィールディングを見せたりと、先発した野村祐輔以上の「大活躍」を見せてくれた菊地原毅。成績こそ残してたけど、もうこの頃はそれこそ満身創痍だったのかな、などと。

この先どうするのかな。ピッチングコーチ含みのカープ復帰か、とも思ったけど。実際、大野コーチの後釜が、さらに年長のコーチ、ってのも違和感があったし。さらなる上に向かってのコーチ人事の一貫、だったらいいな、などと思います。バファローズに行って、学んだこともあろうし。

まず何よりも、仰木彬監督の元で現役生活を送った、のはよい経験だったんじゃなかろうか。


正式な公示はまだだろうから、当分は選手だろうけど、しばらくは休んで欲しいな。そして「次の世界」に進んでも遅くはないと思う。クライマックスシリーズもあるけど、今日のあの雰囲気では、ベンチりはなさそうな気もします。と言うよりも、要請があっても、自ら辞退するだろうとは思う。


チームも背番号も、流転のプロ野球人生だった21年間。ご苦労様でした――――。


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2013.10.02 / Top↑
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