一本前の岸本秀樹関連の記事、本当は戦力外通告を受けた選手全員書こうと思ったんですが、それなりに思い入れのある選手なので、結局画像を入れたり何なりして「ソロデビュー」になりました。



広島が岸本らを戦力外 育成の6選手 スポニチ

広島は1日、岸本秀樹(30)弦本悠希(24)伊東昂大(22)の3投手と、申成鉉内野手(22)に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。岸本と申は現役続行を希望しており、弦本と伊東は現役引退する。

育成選手の富永一(24)山野恭介(21)塚田晃平(24)の3投手、中谷翼内野手(29)、中村真崇(29)三家和真(20)両外野手も戦力外となった。



タイトルの順番がでいくと、現役続行希望・引退・引退となります。

レプリカユニこそ買いませんでしたが、申成鉉には期待してました。1年目2年目あたりは、まだまだ体つきも高校生の延長みたいな感じで頼りなさげでしたが、ごくたまに飛ぶとんでもない打球には、果てしない将来性を感じたものです。

テスト入団とは言え、高校通算30本塁打の選手がなぜドラフト会議の話題に上らなかったのか、不思議な話ではあります。ポジションもサード。新井貴浩が抜けたあとを埋めるに余りある選手だった。

テスト入団ですから、ある程度の期間、下でみっちり鍛えるのはアリかとは思いましたが、3年目「さぁこれから」ってぇ時に堂林翔太が入団。よりによって内野手、しかもサード転向。

ここから彼の野球人生が狂ったように思います。

セカンドやったりファーストやったり、時には外野をやったり。折角昨シーズンあたりからようやく体も大きくなって、打球に力強さも備わってきた時に「甲子園のスタァ」と言うだけでサードのポジションを与えられた新人に追われる羽目に。この辺りが「もう育成球団じゃない」所以だとは思いますが。

彼に関して私が覚えてる一番の「華」はやっぱり昨年の対タイガース戦(佐藤薬品S)。

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ビジターの試合前の練習なのに、まるで由宇練習場で受けているような玉木朋孝コーチのノックを、鬼の形相で追いかける申成鉉の姿があった。この日はサードでスターティングメンバー。そして


9回表、逆転のタイムリースリーベースヒット!

まだ5年目今月で23歳。ここまで1試合も出場選手登録がないというよく分からない状況ではありますが、使えば伸びる選手ですよ。どこか一つ、ポジションを決めてやったら出来る選手ですよ。

私が監督なら、の条件付きですが、未だに外国人助っ人に頼っているファーストで固定して、徹底的に鍛え上げてもいいかと思ったんですがどうでしょう。栗原健太もいつまでも二軍におる選手でもなかろうし、岩本貴裕や松山竜平をいつまでも兼務で置いとくよりもいいと思うんですけどね。

彼に関しては心底「使わなんたカープが悪い」としか言えない。なぜ使わなかったのか。現役続行の意思があるようですが、いっそ育成でもいいから残して、改めて鍛え直すのも手かと考えます。

現役続行なら、トライアウトもあるかな。


伊東昴大に関してはもうアレ。

貴重な左腕とは言え、高卒ルーキーで1年目から一軍登板させるのはあまりにも性急すぎると思いましたがどうでしょう。まぁ当たった一軍監督が悪かったとしか言い様がないとすら思う。

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今年の春先の由宇練習場。サブグラウンドでのピッチャーのフィールディング練習の輪から外れ、たった一人メイン球場のブルペンで、難しい顔をしながらゆっくりゆっくりフォームチェックをしてた。

出来上がったフォームは、何となくファイターズ武田勝を思わせるようなフォームではあったけど、そして球速は落ちたかも知れんけどボールのキレは素晴らしかった。

ようやくモノになりつつあったのか、6月28日の対タイガース戦、2回を30球4奪三振。これがいいきっかけになたはずなのに、7月末に背骨の亀裂骨折が発覚、診断は全治3ヶ月。

携帯HAでは、9月上旬に体幹トレやらを始めた、みたいなことが書いてあったけど、深夜にツイートすることも多方から、それすらも満足に出来なかったんだろうかな。と言うかその時点で既に覚悟は決めてたけど、まだ復帰の目を信じて体だけは動かしていた、と言う事なのかな。

ツイッターでも本人から具体的に「現役は引退します」と言う言葉があったけど、怪我さえ治ったら、と言う思いは少なからずあるはず。とりあえずゆっくり時間をかけて怪我を治して、野球は続けて欲しいと思います、もう仕事じゃなく、好きなスポーツの一つ、でいいから。


弦本悠希に関しては・・・・

入団していきなり、紙面を賑わしたのがピークだったな。まぁ一軍登板を果たしたから、一応の成功は収めているんだろうけども、結局鳴かず飛ばす。たくさんいたピッチャーの一部に過ぎなかった。

今シーズン途中にはサイドスローにも挑戦してたけど、実際に見ることはなかった。どの程度の本気度だったのか分からんし、誰に言われてやったのか。カープの風潮からして「腕下げたいんですが」「やってみんさい」みたいな会話程度はあったとは思いますが、シーズン終盤には元に戻ってた。

言っちゃ悪いですが、何の感情も湧かないのが彼です。ごめんなさい。


とまぁ戦力外通告を受けた支配下選手のアレコレ書いてきましたが、何にしろ見慣れた選手がカープのユニフォームを脱ぐのはやはり寂しいもんです。ただ、野球から離れるようなことになっても、少なくとも野球を取ったら何も残らないような「人」にはなってほしくない。

そして、またプロ野球の世界で生き残る事が出来れば、いずれはカープの前に立ちはだかる「壁」にあっていただきたい。尤も「お、頑張ってるな」とは思うかも知れんけど、応援はしませんけどね。


球界に残ろうとする人、未練のない人、いずれにしても、新たなる道に幸あれ。

※育成選手については、契約更改その他が終わってから、にします。


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2013.10.02 / Top↑
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