9月14日 第18回戦 広島東洋カープ 4-2 読売ジャイアンツ
9月15日 第19回戦 広島東洋カープ10-0 読売ジャイアンツ
9月16日 第20回戦 広島東洋カープ 5-4 読売ジャイアンツ
14日、15日はウエスタンリーグ関連で生中継が見れず、帰宅後にウエスタンリーグの記事を編集しながらの観戦、16日は仕事が夕方からだったので、長野久義の「華麗にスルー」を見届けて仕事、と言う不規則なアレで「タイジャイアンツ3タテ」を見届けたわけではありますが。
しかしこの三連戦、試合結果云々よりも気になるのは「鈴木誠也がの出番」。
そして、カープ高卒新人野手としては東出輝裕以来の出場。3打席1安打1打点1三振。

つい一ヶ月ほど前の試合前、物陰で一心不乱にスパイクを磨いてた19歳の言わば「少年」が、今や3万人の前でヒーローインタビューを受けちゃってる。嬉しいことこの上ないですよ。
一軍初打席なんか、澤村拓一の投じるボールを、一球も空振りしなかった。それどころか第一球からスイングしてきた。高卒ルーキーであれば舞い上がりそうな、超満員のジャイアンツ戦。そんな舞台でも物怖じせず、いつも通りスイングした。二軍で335打数36三振、そのままの鈴木誠也だった。
どうでもいいですが、プロ入り初打席もセカンドゴロでした。
けど、まだまだすることはたくさんある。
先の記事でも申し上げました通り、まだ守備は「おぼつかない」レベル。細かいグラブ捌きは「ほー」と思えることもあろうけど、やっぱり「プレイ」ってのは、審判の判定が下るまでがワンプレイ。
いくら打てるからと言って、守備は最低限出来てもらわないと困る。どのだ従の選手もグラウンドに立って守備をしなければならない、セントラルリーグだ。1エラーは1ヒットでは決してチャラにはならんのだから、守備だけは徹底的に鍛えてほしいな。
守備で言えば打球が飛んで来て、キャッチして、しかるべき塁に投げて、アウトなりセーフなり判断が下されるまでは絶対に気を抜いちゃいけない。特に2年目の堂林翔太なんか、確かに向上したとは思ったけど、まだまだ「捕る事」で頭がいっぱいで、投げることまで気が回らなんだ様子。
鈴木誠也もまだその傾向がある。投手転向1年目と言う、大目に見るべき所はあるけど、守備はセンスでは補えないってのは絶対にある。よく「一番上手い奴がピッチャーをする」とは言われるけども、そう毎日毎日、投げて打たれて自分で打球処理をする訳じゃないから、捕る事は「一大事」。
アマチュア時代にピッチャーもしくはキャッチャーで、プロ入り後に、もしくは「見越して」野手転向で大成功を収めた選手って、カープ目線で見れば江藤智、嶋重宣らがおるけど、ここしばらくって誰かいるかなぁ、くらい。東出輝裕は高校時代は投手兼任内野手だったし。
カープって、あんまり「成功例」がないような気もする。よそであれば古くは王貞治、石井琢朗、最近であれば糸井嘉男、かなぁ。基準がいろいろあるんで一概に「これ」と言う成功例は特定出来ませんが、なかなか難しい作業ではあると思います。それこそ「血反吐を吐くような」練習が必要なのかな。
若干「例」は違うけど、ひとつ記事を。
西武木村 プロ3打席目のV弾 ドラ1元投手から打者転向
スポニチ
(省略) 06年高校生ドラフト1巡目で入団した7年目。渡辺監督の現役時代の背番号41を託され、大きな期待を寄せられた。11年にはプロ初勝利も挙げた。しかし、昨季開幕前の練習中に腰を痛め、本来の投球ができなくなったため、9月に野手転向。毎日1700スイングを自らに課し、入浴が困難になるほど手の皮はボロボロにむけた。猛練習で体をいじめ抜き、痛み止めの薬を飲み過ぎて吐き気を催したこともあった。体重は93キロから83キロまで落ちた。 (省略)
木村文紀が今後、どれだけの数字を残すか分からんけど、投手として入団した選手がいざ野手に転向しようとするとこれだけの練習が必要になる。人一倍どころか人三倍、五倍の練習を自らに課さなければならん。他人から課される事はあっても、自らに「課さない」と、絶対に身につかないと思う。
何にしろ、慌てず急がず時間をかけてやってほしいな。
そう言えば
よく「ホニャペケのイチロー」等と言う形容詞をされる選手がいる。特に背番号51を背負う(もしくは背負わされる)選手はそう呼ばれることが多い。ピッチャーなら「ホニャペケのダルビッシュ」。これに至っては日本全国47都道府県全部におるんちゃうか、とすら思わせる勢い。
けどその「イチロー」も「ダルビッシュ」も、古くは「ゴジラ」も大成したという例は少ない。「赤ゴジラ」嶋重宣が首位打者を獲得、「ナニワのゴジラ」岡田貴弘がホームラン王獲得、くらいか。
どれもこれも二番煎じですよ。
春季キャンプの最中に「目指せ赤イチロー」とか言うよく分からないタイトルの記事があった。もちろん鈴木誠也の事を書いた記事ではあったけど、ぶっちゃけ鈴木誠也は鈴木誠也であって、ましてや「鈴木一郎」ではない。もっと言えば、「赤イチロー」に全員者はおらんので、目指すもんでもない。
赤イチローなんざならんでいい。「鈴木誠也一世」になっていただきたい。そう思います。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
9月15日 第19回戦 広島東洋カープ10-0 読売ジャイアンツ
9月16日 第20回戦 広島東洋カープ 5-4 読売ジャイアンツ
14日、15日はウエスタンリーグ関連で生中継が見れず、帰宅後にウエスタンリーグの記事を編集しながらの観戦、16日は仕事が夕方からだったので、長野久義の「華麗にスルー」を見届けて仕事、と言う不規則なアレで「タイジャイアンツ3タテ」を見届けたわけではありますが。
しかしこの三連戦、試合結果云々よりも気になるのは「鈴木誠也がの出番」。
そして、カープ高卒新人野手としては東出輝裕以来の出場。3打席1安打1打点1三振。



つい一ヶ月ほど前の試合前、物陰で一心不乱にスパイクを磨いてた19歳の言わば「少年」が、今や3万人の前でヒーローインタビューを受けちゃってる。嬉しいことこの上ないですよ。
一軍初打席なんか、澤村拓一の投じるボールを、一球も空振りしなかった。それどころか第一球からスイングしてきた。高卒ルーキーであれば舞い上がりそうな、超満員のジャイアンツ戦。そんな舞台でも物怖じせず、いつも通りスイングした。二軍で335打数36三振、そのままの鈴木誠也だった。
どうでもいいですが、プロ入り初打席もセカンドゴロでした。
けど、まだまだすることはたくさんある。
先の記事でも申し上げました通り、まだ守備は「おぼつかない」レベル。細かいグラブ捌きは「ほー」と思えることもあろうけど、やっぱり「プレイ」ってのは、審判の判定が下るまでがワンプレイ。
いくら打てるからと言って、守備は最低限出来てもらわないと困る。どのだ従の選手もグラウンドに立って守備をしなければならない、セントラルリーグだ。1エラーは1ヒットでは決してチャラにはならんのだから、守備だけは徹底的に鍛えてほしいな。
守備で言えば打球が飛んで来て、キャッチして、しかるべき塁に投げて、アウトなりセーフなり判断が下されるまでは絶対に気を抜いちゃいけない。特に2年目の堂林翔太なんか、確かに向上したとは思ったけど、まだまだ「捕る事」で頭がいっぱいで、投げることまで気が回らなんだ様子。
鈴木誠也もまだその傾向がある。投手転向1年目と言う、大目に見るべき所はあるけど、守備はセンスでは補えないってのは絶対にある。よく「一番上手い奴がピッチャーをする」とは言われるけども、そう毎日毎日、投げて打たれて自分で打球処理をする訳じゃないから、捕る事は「一大事」。
アマチュア時代にピッチャーもしくはキャッチャーで、プロ入り後に、もしくは「見越して」野手転向で大成功を収めた選手って、カープ目線で見れば江藤智、嶋重宣らがおるけど、ここしばらくって誰かいるかなぁ、くらい。東出輝裕は高校時代は投手兼任内野手だったし。
カープって、あんまり「成功例」がないような気もする。よそであれば古くは王貞治、石井琢朗、最近であれば糸井嘉男、かなぁ。基準がいろいろあるんで一概に「これ」と言う成功例は特定出来ませんが、なかなか難しい作業ではあると思います。それこそ「血反吐を吐くような」練習が必要なのかな。
若干「例」は違うけど、ひとつ記事を。
西武木村 プロ3打席目のV弾 ドラ1元投手から打者転向
スポニチ
(省略) 06年高校生ドラフト1巡目で入団した7年目。渡辺監督の現役時代の背番号41を託され、大きな期待を寄せられた。11年にはプロ初勝利も挙げた。しかし、昨季開幕前の練習中に腰を痛め、本来の投球ができなくなったため、9月に野手転向。毎日1700スイングを自らに課し、入浴が困難になるほど手の皮はボロボロにむけた。猛練習で体をいじめ抜き、痛み止めの薬を飲み過ぎて吐き気を催したこともあった。体重は93キロから83キロまで落ちた。 (省略)
木村文紀が今後、どれだけの数字を残すか分からんけど、投手として入団した選手がいざ野手に転向しようとするとこれだけの練習が必要になる。人一倍どころか人三倍、五倍の練習を自らに課さなければならん。他人から課される事はあっても、自らに「課さない」と、絶対に身につかないと思う。
何にしろ、慌てず急がず時間をかけてやってほしいな。
そう言えば
よく「ホニャペケのイチロー」等と言う形容詞をされる選手がいる。特に背番号51を背負う(もしくは背負わされる)選手はそう呼ばれることが多い。ピッチャーなら「ホニャペケのダルビッシュ」。これに至っては日本全国47都道府県全部におるんちゃうか、とすら思わせる勢い。
けどその「イチロー」も「ダルビッシュ」も、古くは「ゴジラ」も大成したという例は少ない。「赤ゴジラ」嶋重宣が首位打者を獲得、「ナニワのゴジラ」岡田貴弘がホームラン王獲得、くらいか。
どれもこれも二番煎じですよ。
春季キャンプの最中に「目指せ赤イチロー」とか言うよく分からないタイトルの記事があった。もちろん鈴木誠也の事を書いた記事ではあったけど、ぶっちゃけ鈴木誠也は鈴木誠也であって、ましてや「鈴木一郎」ではない。もっと言えば、「赤イチロー」に全員者はおらんので、目指すもんでもない。
赤イチローなんざならんでいい。「鈴木誠也一世」になっていただきたい。そう思います。
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2013.09.17 / Top↑
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