今日は、福岡ドームに行ってました、ではなく、朝から「FOX bs 238」で生中継をしてた、ホークス対カープの試合を見てました。

福岡ドームでの試合ではないので、ほぼ100パーセント中止はない。ゆえに休みを取って観に行っても良かったんですが、さすがに朝10:10からの試合ともなると、空路博多入りするにしても、着きました即球場入りしました、ではあまりにも慌ただしすぎる、ってんで「回避」(笑)。

もっともこうやって、どんな時間帯の試合であれ、放送してくれるのは非常にありがたいことであります。特に制作にホークス球団自体が関わっているのがありがたいですよ。特にパ・リーグ球団は、本拠地中継に関与してることが多い。これはぶっちゃけ、カープも見習わないとダメですよ。

で、この試合。

ウエスタンリーグ公式戦は両チームとも残すところ12試合。しかもそのうち5試合がこのカード。さすがに先月末から3試合連続で雨天中止に「してしまった」のが痛いといえば痛い。

しかも、カープもホークスも、同じように5試合連続で雨天中止にしてる(カープ3連戦に続いて対タイガース連戦)とか。雨・雨・雨に泣かされた挙げ句、この試合ホークスが勝てば、優勝へのカウントダウンに突入とか。じゃあ、残りこのカード5試合、全部カープが勝てばいいんじゃないか、と。

そして今日は、内田順三監督66歳の誕生日だそうでして。ここはひとつ何としても(笑)。



先攻:広島東洋カープ
1(遊)安部
2(中)鈴木将
3(指)ルイス
4(一)栗原
5(左)迎
6(捕)會澤
7(右)高橋
8(二)庄司
9(三)鈴木誠
投手:篠田

クリーンアップを見る限り、と言うよりも6番の會澤翼までであれば、そのまんま一軍に持って行っても通用するんじゃないかとすら思うような「重量打線」。「育成」も重要ですが、勝って勝って見えてくるものもあるはず。長らく弱かったですからね。

後攻:福岡ソフトバンクホークス
1(中)福田(一軍)
2(三)金子圭
3(指)ペーニャ
4(右)江川(一軍)
5(二)李杜軒(一軍)
6(左)中西
7(一)吉村
8(捕)山下(一軍)
9(遊)高田
投手:帆足

ホークスもカッコ付きで示してみましたが、午後からは対ライオンズ戦が控えていると言う事で、一軍登録メンバーがズラリ。そもそも、ウィリー・モー・ペーニャが二軍にいるのが不思議。カープの先発ピッチャーは篠田純平。このメンバーで1000円(フィールドシートは3000円)は安い(笑)。

打撃成績
※途中、守備位置を併記した選手がいますが、どのタイミングで守備についたのか不明なので、そのままにしてあります。いわゆる「イニング間」がほとんど分からぬゆえの苦肉の策。何卒ご容赦ください。
1回表 
安部     1‐2から6球目を空振り三振
鈴木将    1‐1から3球目を打ってサードゴロ
ルイス    1‐0から2球目を打ってレフト線ツーベースヒット
栗原     1‐2から4球目を打ってセカンドライナー

1回裏
福田     1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
金子圭    3-1から5球目を打ってサードゴロ
ペーニャ   2-2から5球目を打ってショート内野安打
江川     初球を打ってレフトフライ

2回表
迎      初球を打ってライト前ヒット
會澤     0-2から3球目を打ってライト前ヒット、迎はサードへ
高橋     2-2から5球目を打ってどん詰まりショートゴロ、迎生還
ホークス0-1カープ
庄司     3-1から5球目を選んでフォアボール
鈴木誠    1-0から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット
セカンドランナーはサードタッチアウト、鈴木誠はその間にセカンドへ
ホークス0-2カープ
安部     2-1から4球目を打ってどん詰まりピッチャーゴロ

2回裏
李杜軒    フルカウントから7球目を空振り三振
中西     2-2から6球目を打ってショートゴロ
吉村     2-1から4球目を打って左中間突破ツーベースヒット
山下     0-1から2球目を打ってセカンドゴロ

3回表
鈴木将    初球をレフト前ヒット
ルイス    0-1から2球目を打ってライト前ヒット
栗原     1-2から4球目を打ってセンター前タイムリーヒット
ホークス0-3カープ
迎      0-1から2球目を打ってレフトフェンス直撃タイムリーツーベースヒット
ホークス0-4カープ
會澤     フルカウントから6球目を空振り三振
高橋     2-2から5球目を打ってセンターへ犠牲フライ(この試合2打点目)
ホークス0-5カープ
庄司     フルカウントから7球目を選んでフォアボール
鈴木誠    0-1から2球目を打ってレフト線2点タイムリーツーベースヒット
バックホームの間に鈴木誠也はサードへ
ホークス0-7カープ
安部     1-2から4球目を打ってショートライナー

●さらに火を噴いたカープ打線。あっと言う間に帆足和幸は炎上。けっして大振りするわけでもなく、皆軽く打ってる印象。しかしこれだけ打線がつながると、一発頼みの一軍のスターティングメンバーは何なんだ、と言うことになる。いっその事、今から全員(当然首脳陣も)入れ替えれぬものか。

3回裏
高田     1-1から3球目を打ってファーストゴロ
福田     2-2から7球目を打ってセカンドゴロ
金子     ストレートのフォアボール
ペーニャ   2-1から4球目を打ってショートゴロセカンド封殺

4回表
ホークス選手交代
ピッチャー帆足→有馬

鈴木将    1-1から3球目を打ってライトライナー
ルイス    フルカウントから6球目を見逃し三振
栗原     フルカウントから7球目を選んでフォアボール
次打者迎の3球目にワイルドピッチ
迎      2-2から6球目を打ってレフトフライ

4回裏
江川     2-2から5球目を打ってセカンドフライ
李杜軒    1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
中西     2-2から6球目を打ってライトフライ
吉村     3-1から5球目を打ってレフトフェンス直撃ツーベースヒット
山下     初球を打つも安部ちゃん思い切り伸びてショートフライ

5回表
會澤     1-0から2球目を打ってサード強襲記録はエラー
高橋     3-1から5球目を打ってライトフライ
庄司     2-2から6球目を打ってショートゴロセカンド封殺 
鈴木誠    2-2から6球目を打ってセンターフライ

5回裏
高田     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
福田     0-2から3球目を空振り三振
金子     フルカウントから8球目を選んでフォアボール
金子の代走に牧原大成
ペーニャ   2-1から4球目を打ってレフトスタンドへ第7号スリーランホームラン
ホークス3-7カープ
江川     0-2から3球目を打ってフェンスダイレクトのヒット
しかしセカンドタッチアウト
李杜軒    0-1から2球目を打ってライト前ヒット
中西     初球を打ってサードゴロ

6回表
ホークス選手交代
ピッチャー有馬→陽耀勲 
代走牧原→セカンド

安部     2-2から7球目を空振り三振
鈴木将    1-0から2球目、止めたバットに当たってショートライナー
ルイス    1-2から4球目を打ってレフト前ヒット
栗原     1-0から2球目を打ってレフト前ヒット
迎      2-1から4球目を打ってショート内野安打
會澤     2-0から3球目を打ってセンター前2点タイムリーヒット
ホークス3ー9カープ
高橋     2-0から3球目を打って左中間へタイムリーツーベースヒット
ホークス3-10カープ
庄司     ストレートのフォアボール
鈴木誠    0-2から3球目を打ってセンター前2点タイムリーヒット(猛打賞、4打点目)
ホークス3-12カープ
安部     2-1から4球目を打ってレフト前タイムリーヒット
ホークス3-13カープ
鈴木将    0-2から3球目を打ってショートゴロセカンド封殺

●ツーアウトから、と言うかツーアウトにもかかわらず、何を思ったのか7失点してしまう陽耀勲。けっしてホッとしたわけでもなかろうけど、これでは恐らく見に来ているであろう一軍首脳陣にいい印象はもらえない。ここまで言ったら言い過ぎかも知れんけど、これじゃ「メジャー」とは言えない。

●そしてカープ。ここまでノーヒットの庄司隼人、しかしながら3打席メモフォアボールで出塁。猛打賞ならぬ「猛歩賞」。しかもどの打席も、手が出ないんじゃなくて、「ボール」と自信を持って見送ってる。やばいと思われる球はしっかりカット出来てる。今シーズン、ホームランを3本、記録したことによって、打率こそ今年は上がってないものの、少し自信を付けたんだろうか、とも。

6回裏
吉村     1-0から2球目を打ってレフトスタンドへ第2号ソロホームラン
ホークス4ー13カープ
山下     1-1から3球目を打ってファーストゴロ
高田     1-0から2球目を打ってサードゴロ
センター中原 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
金子     0-1から2球目を打ってセカンドゴロ

●吉村裕基「らしい」飛距離と、見事なまでのバット投げ(笑)。思えばまだ彼も29歳。もうひと花でもふた花でも咲かせる年齢。腐らずにやってほしいもんです。

7回表
ホークス選手交代
ピッチャー陽耀勲→パディーヤ
キャッチャー山下→高谷

ルイスの代打美間 1-1から3球目を打ってショートゴロ
栗原     2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
迎の代打土生 初球を打ってショートゴロ

7回裏
カープ選手交代
ピッチャー篠田→小野
代打土生→ライト
キャッチャー會澤→上村

代打松中   1-1から3球目を打ってセンターフライ
田上     初球デッドボール
サード福元  1-1から3球目を打ってライト前ヒット
代打亀澤   bfbffbフルカウントから7球目を打ってセンター前タイムリーヒット
ホークス5ー13カープ
ライト城所  1-1から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット
ホークス6ー13カープ

カープ選手交代
ピッチャー小野→金丸
高谷     3-1から5球目を打ってファーストゴロ

ここで制限時間の3時間経過

カープ選手交代
ピッチャー金丸→岸本

代打猪本   初球をレフト線2点タイムリーツーベースヒット
ホークス8ー13カープ
中原     2-1から4球目を打ってセンター前ヒット

カープ選手交代
ピッチャー岸本→菊地原

牧原     初球を打ってレフトフライ

●最後の最後になって「ダダ漏れ」状態。小野淳平が打たれたことで、登板予定(と思われる)ピッチャーを全員つぎ込んだのか。もっとも、まさか小野淳平がこんな乱調とは誰も思わんかったでしょうが。

●勝負に徹した采配とは言え、小野淳平の乱調はちと酷かった。もっとも正直な話、これといった特徴のないピッチャー。よく「投げっぷりがいい」とも言われますが、それは「特徴がない」の裏返し。「行ってしまった」青木高広が既に5勝してることで、何かと比較されるけど、今オフはもう一度、ゼロから鍛え直す位の気持ちでやっていただきたい。ぶっちゃけ使いたいピッチャーはいくらでもいる。

由宇町 025 006 0
雁の巣 000 031 4

(福岡ドームでの親子ゲーム制限時間により、7回で終了)
勝鯉投手:篠田純平 9試合4勝3敗
敗戦投手:帆足和幸 2試合0勝2敗
本塁打:(H)ペーニャ7号3ラン 吉村2号ソロ

投手成績
(左から順に、登板イニング数、対戦打者数、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
広島東洋カープ
篠田    6   29 113  8  4  2  4  4
小野    0.1  5  17  3  1  0  4  4
金丸    0.1  1   5  0  0  0  0  0
岸本    0    2   5  2  0  0  0  0
菊地原   0.1  1   1  0  0  0  0  0

福岡ソフトバンクホークス
帆足    3   20  68  9  2  1  7  7
有馬    2    8  41  0  1  0  0  0
陽耀勲   1   11  39  7  1  1  6  6
パディーヤ 1    3   9  0  0  0  0  0 



終わってみれば、試合前半フルボッコにしたけどもノックアウト出来ず、後半ど突き返されて結局判定に持ち込まれた、ような試合。それでもとにかく「勝てばいい」ような試合ではありました。

ナニがすごかったかって、上位打線よりも下位打線。

鈴木誠也が3安打4打点、高橋大樹が1安打1犠牲フライ3打点。この2人で半分以上の7打点を記録してる。ウエスタンリーグで最多安打争いをしてる鈴木誠也しかり、バッティングフォームにさらに豪快さの増した高橋大樹、さらにはつなぎに徹している庄司隼人も加えて、来年のカープは前途洋々。

のはず(笑)。

一軍ではよく堂林翔太や丸佳浩を例に挙げられ「カープは若手が育っている」とも言われますが、外国人選手が入れ代わり立ち代わりしている状態では、「まだまだ」としか言いようがない。

一軍では何かと長距離砲が切望されてるけども、ホームランばっかりがヒットでもないし、得点の方法じゃない。この試合、どのヒットも、両チームともブサイクなあたりは一本もなかった。どの打球も(ついでに會澤翼のサードエラーも)強烈な打球ばっかりだった。

非力非力と思われがちな庄司隼人さえ、背中がかなり広くなってきた。それが全てではないだろうけど、少なくとも、長らく二軍にいる栗原健太の影響がないはずがない。高橋広樹も実際、栗原健太から簡単なアドバイスをもらったらし。栗原健太が一軍におらん事は、けっしてマイナスじゃない。

そこに内田順三二軍監督の「勝つ意識」がうまく噛み合わさってると思う。

一軍は「めざせクライマックスシリーズ」と言う空気に完全に成り下がってしまってる。ゲーム差等を考えると致し方ない所なのかも知れんけど、クライマックスシリーズの「その上」を目指す気概はあまり見えない。

「その上」ってのは、クライマックスシリーズを勝ち抜くことだ。目指せクライマックスシリーズに必死になりすぎて、まるでそこが「ゴール」みたいな空気になってしまってるのが残念です。

だから二軍には勝ってほしい。勝負は勝つか負けるか、だけでいい。中途半端に「3位なら」みたいな規定はいらない。それを分かってるから内田監督は「二軍でも勝ちにこだわる」と言ってるのかも。


内田監督の胴上げ、見たいですね。


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2013.09.10 / Top↑
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