9月7日 第23回戦 横浜DeNAベイスターズ1-5広島東洋カープ
何かよく理解出来んのですが、昨日のTBSニュースバードの実況アナウンサーでもある椎野茂は、事ある毎に「天王山」を連呼してた。何をもって「天王山」なのかよく分からんのだけど、少なくとも借金ふた桁前後のクライマックスシリーズ進出争いって「天王山」どころか「天保山」ですよ。
至極低いレベルでの「3位争い」って何じゃね。
2日前の記事で「クライマックスシリーズの価値の低下」みたいな新聞記事を引用しましたが、いつの間にかどこのチームも「とりあえず勝率5割」を目指すようになっている。それもシーズン序盤から。
シーズン序盤から中盤、先発ピッチャーやらベンチ入りメンバー、スターティングメンバーを試行錯誤して、勝ったり負けたりを繰り返して、それで5分の成績をキープして、そして後半戦、ある程度固まったメンバーで、終盤のラストスパートをかける、のなら分からんでもない。
カープにはそれがなかったし、今もない、もちろん残り20と数試合だから、そんな事をしてる場合でもないししてる余裕もないだろう。もっとも、野村謙二郎監督がするはずもないですが。
そして何が鬱陶しいって、ご丁寧に「クライマックスシリーズ進出ナンバー」を計算する輩がいること。個人的に、優勝へのマジックナンバーとかも嫌う性格な上、それを3位当確のアレまで計算するのんって「暇だなー」とは思いますわ。まぁ新聞社はじめマスコミはそれを生業にしてるんでしょうが。
ここまで来ると(来なくても一緒ですが)、何処其処が負けたから、などと余裕ぶっこいてる場合じゃない、今日の試合を勝たぬ事には道は拓けない。順位は貰うもんじゃない。勝ち取るものだ。
これはもちろん、クライマックスシリーズに限ったことじゃない。大前提は「優勝」だ。「クライマックスシリーズに出たい」と言うのはしょせん甘え。落ちて落ちての3位でない限り、参加する資格はない。クライマックスシリーズは「参加することに意味はあるけど意義のない戦い」ですよ。
クライマックスシリーズに出たい、と思うのであれば、残り試合それこそ全勝で走るくらいの気構えでやってもらわないと困る。別に困りはせんけども「3位にいるから、よそよりも有利だから」は絶対に蹴落とされる。ぶっちゃけ、まだペナントレースは終わってない。優勝も決まってない。
マジックナンバーが点灯したら「もう決まり」みたいな空気もあるけど、事実そのマジックナンバーも2度消滅してる。結局はあってないようなもんなんだ。クリンチナンバーしかり、当該チームが勝ち進んでこそ、「その先」がある。周りを見ている場合ではないんだ。
最近の風潮を見てると「シーズン序盤は5割で云々」みたいな事を言う野球関係者がおるけど、そう簡単にいかないのは事実。いろんな選手を起用して、5割をキープするのも至難の業、ではあるけど、一軍監督ってのはそれをやって行かねばならない。ヌボーッとベンチに座ってるだけじゃダメ。
どうせ下位チームなんだし、様子なんか見てる場合じゃない。攻める姿勢を見せる前に攻めんと。
しかしアレですな。あんだけレフトでまずい守備を披露してくれたブラッド・エルドレッドが、ファーストであれだけ「覚醒」するとは思いませんでしたな。もっとも、エンジェルベルト・ソトが、右バッターのそれこそソトに逃げていくようなボールがあまりなかったせい、かななどと。
キラ・カアイフエの調子が下降気味だったので、ちょっと休ませるタイミングとしては良かったな、と。もっとも、ブラッド・エルドレッドも「残留」が掛かってるんで、打って打って打ちまくらない事には来年はカープにはいられない。今更感はあるけども、これがチームとうまくフィットしてくれれば。
ただ、見てて思ったんですが、ベイスターズリリーフ陣から「氣」を感じた。
借金まみれの3位争い。多分カープが出ようがドラゴンズが出ようが、ベイスターズが出ようが、クライマックスシリーズの価値の低下は否めない。良くて借金3~5くらいに落ち着くかも知れない。
それこそ、2009年のスワローズ(71勝72敗1分)以上に論議が戦わされることになる筈。ただ、今のベイスターズベンチを見てると、今年以上に「来年」はさらに怖くなるような気もします。
戦力云々もアレですが、センターにいる謎の外人(笑)、ナイジャー・モーガン。
応援歌の前奏に合わせてホームベースをバットで叩いたり、顔の高さで素振りをしたり。上本崇司のセンターフライをキャッチした時の、半ば無駄とも思えるオーバーアクション(笑)。あのアクションは他の選手がボールをキャッチした時もやってるそうですが、アレくらい「馬鹿」を出来る選手が欲しい。
ともすればチーム成績のお陰で、マイナスに見られがちなベイスターズではあるけども、彼が何かと目立つおかげで、他の選手も「見られること」に気を使うようになった、と言うか彼の加入、また中畑清監督の影響で、少なくとも「半ば排他的な暗さ」はなくなったと思う。
今シーズン限りで引退するスワローズ・宮本慎也は「好きで始めた野球だけど、プロに入った瞬間に野球が仕事になった。最近は『楽しみたい』と言うけど、僕は野球を楽しむなんて出来ない。」と言うてたけど、やっぱり好きで始めた野球なんだから、やはりどこか、楽しみを残さないと。
カープベンチでは敬礼ポーズが流行ってたりするけども、まだまだ外部に対するアピール度としては不足してる。誰のせいとは言わんけど、またメジャーリーグ的考えかも知れんけど、カープファン以外へのアピール度としては圧倒的にナイジャー・モーガンに劣ってますよ。
そんなもんより試合に勝って目立て、とは言わんけど、そして個人個人、自己アピールが上手じゃない選手が多いのかも知れんけど、まだまだ、野球ファン以外へのアピール度数は低い。
本当の馬鹿になってもらっても困るけど、今自分が置かれている状況を「楽しむ」のも決して間違いじゃないと思うし、ましてや、好きで始めたスポーツのはずなんだし、勝つ事への執念の向こうには「喜び」が在るはずなんだから、それを目標に野球を楽しめばいい、と思います。
アレくらいの弾けっぷりをフレッド・ルイスに求めるのは無理でしょうかね(笑)。
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何かよく理解出来んのですが、昨日のTBSニュースバードの実況アナウンサーでもある椎野茂は、事ある毎に「天王山」を連呼してた。何をもって「天王山」なのかよく分からんのだけど、少なくとも借金ふた桁前後のクライマックスシリーズ進出争いって「天王山」どころか「天保山」ですよ。
至極低いレベルでの「3位争い」って何じゃね。
2日前の記事で「クライマックスシリーズの価値の低下」みたいな新聞記事を引用しましたが、いつの間にかどこのチームも「とりあえず勝率5割」を目指すようになっている。それもシーズン序盤から。
シーズン序盤から中盤、先発ピッチャーやらベンチ入りメンバー、スターティングメンバーを試行錯誤して、勝ったり負けたりを繰り返して、それで5分の成績をキープして、そして後半戦、ある程度固まったメンバーで、終盤のラストスパートをかける、のなら分からんでもない。
カープにはそれがなかったし、今もない、もちろん残り20と数試合だから、そんな事をしてる場合でもないししてる余裕もないだろう。もっとも、野村謙二郎監督がするはずもないですが。
そして何が鬱陶しいって、ご丁寧に「クライマックスシリーズ進出ナンバー」を計算する輩がいること。個人的に、優勝へのマジックナンバーとかも嫌う性格な上、それを3位当確のアレまで計算するのんって「暇だなー」とは思いますわ。まぁ新聞社はじめマスコミはそれを生業にしてるんでしょうが。
ここまで来ると(来なくても一緒ですが)、何処其処が負けたから、などと余裕ぶっこいてる場合じゃない、今日の試合を勝たぬ事には道は拓けない。順位は貰うもんじゃない。勝ち取るものだ。
これはもちろん、クライマックスシリーズに限ったことじゃない。大前提は「優勝」だ。「クライマックスシリーズに出たい」と言うのはしょせん甘え。落ちて落ちての3位でない限り、参加する資格はない。クライマックスシリーズは「参加することに意味はあるけど意義のない戦い」ですよ。
クライマックスシリーズに出たい、と思うのであれば、残り試合それこそ全勝で走るくらいの気構えでやってもらわないと困る。別に困りはせんけども「3位にいるから、よそよりも有利だから」は絶対に蹴落とされる。ぶっちゃけ、まだペナントレースは終わってない。優勝も決まってない。
マジックナンバーが点灯したら「もう決まり」みたいな空気もあるけど、事実そのマジックナンバーも2度消滅してる。結局はあってないようなもんなんだ。クリンチナンバーしかり、当該チームが勝ち進んでこそ、「その先」がある。周りを見ている場合ではないんだ。
最近の風潮を見てると「シーズン序盤は5割で云々」みたいな事を言う野球関係者がおるけど、そう簡単にいかないのは事実。いろんな選手を起用して、5割をキープするのも至難の業、ではあるけど、一軍監督ってのはそれをやって行かねばならない。ヌボーッとベンチに座ってるだけじゃダメ。
どうせ下位チームなんだし、様子なんか見てる場合じゃない。攻める姿勢を見せる前に攻めんと。
しかしアレですな。あんだけレフトでまずい守備を披露してくれたブラッド・エルドレッドが、ファーストであれだけ「覚醒」するとは思いませんでしたな。もっとも、エンジェルベルト・ソトが、右バッターのそれこそソトに逃げていくようなボールがあまりなかったせい、かななどと。
キラ・カアイフエの調子が下降気味だったので、ちょっと休ませるタイミングとしては良かったな、と。もっとも、ブラッド・エルドレッドも「残留」が掛かってるんで、打って打って打ちまくらない事には来年はカープにはいられない。今更感はあるけども、これがチームとうまくフィットしてくれれば。
ただ、見てて思ったんですが、ベイスターズリリーフ陣から「氣」を感じた。
借金まみれの3位争い。多分カープが出ようがドラゴンズが出ようが、ベイスターズが出ようが、クライマックスシリーズの価値の低下は否めない。良くて借金3~5くらいに落ち着くかも知れない。
それこそ、2009年のスワローズ(71勝72敗1分)以上に論議が戦わされることになる筈。ただ、今のベイスターズベンチを見てると、今年以上に「来年」はさらに怖くなるような気もします。
戦力云々もアレですが、センターにいる謎の外人(笑)、ナイジャー・モーガン。
応援歌の前奏に合わせてホームベースをバットで叩いたり、顔の高さで素振りをしたり。上本崇司のセンターフライをキャッチした時の、半ば無駄とも思えるオーバーアクション(笑)。あのアクションは他の選手がボールをキャッチした時もやってるそうですが、アレくらい「馬鹿」を出来る選手が欲しい。
ともすればチーム成績のお陰で、マイナスに見られがちなベイスターズではあるけども、彼が何かと目立つおかげで、他の選手も「見られること」に気を使うようになった、と言うか彼の加入、また中畑清監督の影響で、少なくとも「半ば排他的な暗さ」はなくなったと思う。
今シーズン限りで引退するスワローズ・宮本慎也は「好きで始めた野球だけど、プロに入った瞬間に野球が仕事になった。最近は『楽しみたい』と言うけど、僕は野球を楽しむなんて出来ない。」と言うてたけど、やっぱり好きで始めた野球なんだから、やはりどこか、楽しみを残さないと。
カープベンチでは敬礼ポーズが流行ってたりするけども、まだまだ外部に対するアピール度としては不足してる。誰のせいとは言わんけど、またメジャーリーグ的考えかも知れんけど、カープファン以外へのアピール度としては圧倒的にナイジャー・モーガンに劣ってますよ。
そんなもんより試合に勝って目立て、とは言わんけど、そして個人個人、自己アピールが上手じゃない選手が多いのかも知れんけど、まだまだ、野球ファン以外へのアピール度数は低い。
本当の馬鹿になってもらっても困るけど、今自分が置かれている状況を「楽しむ」のも決して間違いじゃないと思うし、ましてや、好きで始めたスポーツのはずなんだし、勝つ事への執念の向こうには「喜び」が在るはずなんだから、それを目標に野球を楽しめばいい、と思います。
アレくらいの弾けっぷりをフレッド・ルイスに求めるのは無理でしょうかね(笑)。
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2013.09.07 / Top↑
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