いよいよ、3日目を迎えた広島滞在、ではありますが、ご存じの方も多いかと思われますが、今日福山市民球場で行われる予定だったカープ対ホークスの試合は「雨天中止」となりました。だからと言って、さっさと帰ってくるわけには「行かない」これはそんな一日の、ごく一部の記録です。

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まずは広島電鉄南区役所前電停からスタート。まさに、(一日の)始まりの鐘が鳴る広島電鉄。

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早朝7時前の広島駅。

しかし、夜半から降ってたであろう雨は一向に衰える事を知らず、全く止む気配がない。そんな中、08:30頃になって、ツイッター上で舞い踊る「福山市民球場の試合は中止」の文字。ある程度予測はしていたとは言うものの、交錯するガッカリ感とやっぱり感。

そして残念なのは、その午前中、カープナインは広島・マツダスタジアム室内練習場にいた事。

聞くところによると、一部若手選手は尾道泊だった、と言う事ですが、私なんぞはともかく、地元福山在住の方の中にも「もしかしたらやるかも」と最後まで考えてた方もおられたはず。どうせなら一部選手だけでも球場入りして何かやれば良かったんじゃないかな、とも思いました。

正直な話、9月1日とは言え「夏休み最後の1日」。この試合の事をそれこそ絵日記に書こうと思ってた子供さんらも多かったはず。さっさと帰って練習、もいいですが、何らかの配慮があっても良かったんじゃないかな、とは思います。もっとも、それを告知する手段も必要ですけどね。

そう言えばカープは、公式にツイッターもフェイスブックもやってません。それはそれでいいのかも知れませんが、もっともっと、自ら情報を発信するツールを持ってもいい。ぶっちゃけ私が正式に中止を知ったのは、ビジターチームでもあるホークスの公式サイトでした。


しかし、そんな時に戦友からの「中止看板を見に行こう」のリプライ。どうせ大阪に戻る途中時間はたっぷりある。もっと言わせてもらうなら「3試合連続雨天中止、こうなった以上ただで大阪に戻るわけにはいかぬ」。いっその事自分の目で中止を確認するのもこれまた一興。お言葉に甘える事に。

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粛々と、08:53福山駅到着。

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よくよく考えたら、今年最初に観戦した、福山市民球場での対ジャイアンツのオープン戦も雨の中(コールドゲーム)でした。今年は福山市での野球観戦、晴天とは縁がなかった、と言う事でしょうか。

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福山駅前地下送迎場。初めて入ったんですが、造りとしては何となく、難波の「湊町バスセンター」。大阪駅前ではまず考えられない構築物だとは思います。それだけマイカー社会なのか。


そして、本来なら福山駅から福山市民球場まで、レンタサイクル+車載カメラ(笑)でやる予定だった「福山市民球場への道」敢行。まぁ小降りの雨だったら良かったんですが、これだけは「自然相手」なもんで致し方ないですな。御協力感謝致します。

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福山市民球場到着。周囲の未舗装部分はもうベシャベシャ。

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もう貼り出してかなり時間が経ったんでしょうな。急ごしらえの「中止」の貼り紙も、すっかり文字が滲んでました。これで「今日のお仕事」はおしまい、であります。お疲れ様でした。

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駐車場に入る前に警備員氏に「試合は中止ですよ」と声は掛けられましたが「お前に言われんでも分かっとる」状態。中止確認をしに、二度もマツダスタジアムに行ったんです(笑)。

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窓口も開いてすらいませんでした。

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「プレイガイドで払い戻し」とは言うものの、少しくらいは中を見せてくれてもいいのにな。ちなみにチケットは払い戻しをする予定はありません。それはそれで「記念」にはなりますからね。

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来年は、ここでウエスタンリーグ公式戦はあるんかなぁ。


で、この時点でまだ09:30。まだまだ帰るには惜しいと言う事で、ここからが一大イベント。題して

福山地区アマチュア野球名所巡り

まず一番最初に行ったのは、福山市松永地区にある「松永ヤンキース」の本拠地。

名前を聞いて「何ぢゃそら」と思われる方も多数おられると思いますが、ナニを隠そう、阪神タイガース・上本博紀、広島東洋カープ・上本崇司の兄弟、読売ジャイアンツ・大田泰示が、子供の頃に所属していたリトルリーグのチーム。その「松永ヤンキーススタジアム」を見に行く事に。

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遊休地を使ってるような「球場」ですが、なかなかどうして。別棟のロッカーらしき建物もあり、リトルリーグチームの専用練習場としては、かなり高水準ではないでしょうか。

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グラウンドでは、選手父兄関係者総出でグラウンドの整備中。

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外野フェンスには、松永ヤンキース出身の3人の名前が書かれていました。

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上本崇司専用の、カープ入団を祝う横断幕。

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球場入り口の真っ青なテント。

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上本崇司の寄贈でした。

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しかもこの松永ヤンキーススタジアム、サブグラウンドもあります。思えばこの備三地区からは、彼らの他にも、カープ土生翔平やら江草仁貴、古くは小川邦和などのプロ野球選手を輩出しています。野球熱の高さは、こう言った練習環境にも表れているのではないでしょうか。

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いわゆるスコアボードを裏側から。ライトがいくつか見えてますが、これはボールカウント表示。しかも上から3・2・2の配置。何と国際基準に準じた表示になってます。さすがヤンキース。

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レフトポール。

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何が一番びっくりしたって、サブグラウンドとはまた別に「ブルペン」が設けられていること。これなら思う存分練習出来ます。とてもリトルリーグの練習場とは思えません。


そして、どうせここまで来たのなら、「3世代テーマパーク みろくの里」にある、みろくの里神勝寺球場改めツネイシスタジアムを見ていくことに。

現在では、社会人野球・ツネイシ硬式野球部の本拠地として、命名権買取の上「ツネイシスタジアム」と言う名前になっていますが、その昔1993年までは広島東洋カープ二軍の本拠地として使用されていた球場、また阪急ブレーブスが秋季キャンプに使用していた球場、であります。

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みろくの里。ここに来るだけでも結構大変、でした。

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で、駐車場の奥にある球場。内野は土、外野は天然芝。両翼93mに中堅は121m。現在の基準ではやや狭いようにも思いますが、社会人チームの本拠地球場としては十二分ではないでしょうか。

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立派な雨天練習場もあります。

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バックネット裏近辺。やはりかつてはプロが使用していた球場。放送室らしきものもあります。

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ダッグアウト。

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バックスクリーン。選手名表示等はありませんが、電光掲示板になっています。

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簡単な造りではあり、また一部木造になっていますが、一塁側三塁側共に、観客席が設置されています。ウィキペディアでは収容約1000人となっていますが、実際はどうなんでしょう。

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二軍とは言え、元々はプロ野球チームが使っていた球場を、こうやって社会人チームが使ってると言うのはとても良い事だと思います。

今年のJABA広島大会。ツネイシ硬式野球部は決勝トーナメントに進出しましたが、こう言った練習環境の充実も一因かと思います。ツネイシ硬式野球部の、今後の活躍を期待せずにはおれません。


この他にも色々と行きましたが、また機会があればぼちぼち、公開していきます。


今回の行程に関して、鞘師組(スタメンデータベース)の中の人御夫妻、またそのご家族様の全面協力(と言うより私が拉致られました)がございました。お陰さまで充実した一日を送ることができました。この場を借りて改めて、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。


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2013.09.01 / Top↑
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