8月24日 第18回戦 広島東洋カープ9-2東京ヤクルトスワローズ


何か、「めざせクライマックスシリーズ」になってきたカープの周辺の空気。

ブッチギリ独走態勢、別世界にいたジャイアンツのマジックナンバーが消えたところで、タイガース優勝の目も出てきたところであろう、とは思うけど、ひと思いにカープも「優勝を目指す」為に、もう一度腰を据えて、チーム編成を考え直すべきところに来てるんではないだろうか。

先発ローテーションも6人揃えようとしてる。まだまだ姿勢だけで、その手法は決して褒められたもんではないけども。せっかく3位にいてるんだし。かと言って「3位でいい」と言う気持ちはこれっぽっちもありません。ペナントレースは「優勝を目指すためのもの」であって、3位をかけるもんじゃない。


で、4カード連続で「○○●」。

世の中はとにかく「3タテが出来ない」と嘆く人がおるけども、3タテしたからってそれまでの借金がチャラになるわけじゃない。10-0で勝ったところで、白星が2つ増えるわけじゃない。

送りバントじゃんないけども、借金はひとつひとつ返して行くしかないんだ。

ただ、気になったのは、昨日のテレビ解説の笘篠賢治のひと言。

クライマックスシリーズに向けて集中力が高まっている

もう録画を消去してしもうたので、どの辺でどういうシチュエーションで言うたのかは忘れてしもうたけど、試合の内容やその他よりもこのひと言の方が頭に残った。

実際、野手に関しては開幕当初からそんなに変わってない。ブラッド・エルドレッドが「抜けて」キラ・カアイフエが入ったのは確かに大きいけども、その他の野手に関してはせいぜい天谷宗一郎くらい。

それこそ投手陣は永川勝浩、横山竜士と言う(個人的印象でここ数年で一番強かった、と思われる、)2008年のリリーフ陣が戻ってきたところで、接戦の切り抜け方などがある程度見えてきた。

リリーフ陣の集中力が、打線にいい影響を与えている、と言えないこともない。

8月16日の対ベイスターズ戦の8回裏、横山竜士がリリーフのマウンドに上がって以降、23イニング(確か)連続無失点で切り抜けてる。その間多数のピッチャーがマウンドに上がってるけど、その「軸」になっているのは永川勝浩であり、横山竜士だと思う。思うどころじゃない、確実にこの二人ですよ。

ちなみに、リリーフで最後に失点したのは8月15日の永川勝浩なんですが(笑)。

永川勝浩がシーズン序盤であっさり戦線離脱してしまったのは痛かったけど、あの負傷がなければもう少し、ブルペンの集中力その他は違ったかも知れんし、横山竜士がもっと早くから一軍に定着しておれば、今村猛への負担ももっち軽くなってたかも知れない、とは思う。

契約更改に経験値は必要ないとは思うけど、試合の場では絶対に経験値は必要なんだ。


その前に情けないのは、ずっと一軍にいる野手連中が、今更になって集中力を無駄に発揮し出したこと(笑)。この集中力がシーズン最初から発揮されておれば、戦局はもう少し違ったかも知れんが。

メンバーを取っ替えひっかえして、勝率5割前後をキープしてて、そしてこの「追い込み時期」で更なる集中力発揮であればあれこれ思うところもなかろうけども、大して変わらぬメンバーで「今更になって」と言う感じは否めない。追い込まれないと何も出来ないのか。これhが治らん限り「優勝」はない。


で、やっぱり勝ってもあれこれあるわけでして(笑)。

相変わらずコロコロコロコロ外国人ピッチャーを獲得してくるカープ。

デニス・サーフェイトが「おー!」と思わせた翌年には、キャム・ミコライオを獲得し、そのキャム・ミコライオの補填、補償(けっしてチームに対しての「補強」ではないと思ってます。)と言うか保険として、今シーズンはミゲル・ソコロビッチを「わざわざ」獲得してきた。

もうここまで来たら「外国人はこれだけ用意しておかないといけない」みたいな「使命感」すら感じる。それだけ日本人選手の育成が出来てない、なのに無駄に勝負を急いでる、ようにも見える。

こんな内容なら通常は今日には一発で出場選手登録抹消。けどそれをやらんのが今のカープ。防御率ゼロでも日本人ピッチャーなら平気で落とすだろうけど、とにかく獲得してきた外国人選手は「使わないといけ合い、使わないと困る」みたいな状況。でないとフレッド・ルイスの抹消はありえない。


外国人選手を獲得してくるのは決して悪いこっちゃない、とは思う。ただ、毎度毎度思うに、獲得してきた海の物とも山の物ともつかない外国人選手に「全部を任せ過ぎ、期待し過ぎ」のキライがある。

思うに、ミゲル・ソコロビッチ。まだ27歳。期待してないわけじゃないけども、変に助っ人扱いするよりも、いっそ、カープで鍛える方向で来年は契約してみてはどうか。来年も「あれば」の話ですが。

もちろん、キャム・ミコライオの「補填」なので、由宇練習場にいることも多くなるであろうし、今シーズンもそう言う契約にはなっているんだろうし、そう言う契約を外国人選手と結ぶようになっただけでも多少なりとも進歩ではあるとは思いますが、もうひとつ踏み込んでみてはどうか。

誰がどう見て「打者が怖がる威圧感があると思う(球団幹部)」と判断したのか分からんけども、この試合みたいなピッチングが続くようでは起用する意味もない。それこそ、わざわざフレッド・ルイスを出場選手登録抹消してまで、外国人枠を無駄に使ってまで起用するピッチャーじゃないと思う。

けっして「いらない子」ではないけれど、8回を任す程のアレか?とも。

その前に、永川勝浩にどこまで2イニングを任すつもりなのか。15試合登板で既に7試合目の2イニング登板。これが「ほころび」の始まりでなければいいけど。


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2013.08.24 / Top↑
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