8月13日 第15回戦 阪神タイガース1-2広島東洋カープ
試合前の夕方、一斉にニック・スタビノアの事実上の解雇が発表になり、残念でした。
昨年6月11日の、あの左膝の大怪我以来、ようやく帰って来たと思ったら打率.153のホームラン1本。ウエスタンリーグでは5本も打ってただけに、1本でも一軍に取っておけばな、と思った次第。
その辺りの話は、短いながらも前の記事に記してあります。
ちょっとだけ追記をさせてもらうなら、退団の判断を、もう少し早く出来てればな、と。そしたら支配下登録選手の空きも出来るし、あわよくば育成契約からの昇格、もあったかもなどと。
もっとも、その候補選手が怪我等でおらんかったのも事実ですが。
それ以上に、最近のカープはホントとっかえひっかえ、外国人選手を獲得してくる、駐米スカウトがエリック・シュールストロム、スコット・マクレーンの二人体制になった、のはいいとしても、スカウトが倍になった分、来日する外国人選手も倍になったような気もする。良い事なのか悪い事なのか。
外国人選手にはいわゆる「当たり外れ」も多い。日本の気候や風土、野球の進め方、ストライクゾーン。アメリカ国内の東海岸と西海岸くらいの違いはあろうとも思います。夏は蒸し暑いし。
その事を考えたら、ハワイ系のキラ・カアイフエは、あっついあっつい夏場に来日して、それこそジャストフィットしたと思います。何だかんだ言いながらも、打率もなかなかの数字を残してます。
ホント、バッターは長いですよね。ジム・ライトルが6年プラス南海ホークスで1年、ルイス・ロペスは2年いて福岡ダイエーホークスに1年いて、またカープに3年。もっとも、どれくらいが「長い」と感じるかは差があるとは思います。もちろんこの陰には、1年で帰った選手も山のようにいてますが。
しかしながらどないもならんのがピッチャー。
ブライアン・バリントンは来日3年目を迎え、2年契約なので4年目もあるでしょう。カープに在籍して、これだけ長い間一軍で活躍(しそう)する外国人投手って、あんまり記憶がないです。
多分ネイサン・ミンチー(3年、その後千葉ロッテマリーンズ移籍でさらに3年)かファン・フェリシアーノ(3年で20試合未勝利)、ビクトル・マルテ(3年で30試合)くらいかな。ジョン・ベイルも3年いて、一旦帰国してまた1年、でしたかね。えらいややこしい経歴が多いですが。
ジオ・アルバラード(2年、その後ベイスターズで1年)は「もう少し考えて使えばどうにかなったかなぁ。フェリックス・ペルドモをピッチャーに入れるか野手として考えるか、難しいところですわ。
で、タイガースのランディ・メッセンジャー。敵ながらいいピッチャーですよ。
来日1年目こそ、ケーシー・フォッサムの陰に隠れ、くっそ暑い阪神鳴尾浜球場とかで投げてるのを見てましたが、そんな「我慢」が花開いたのか、彼も一昨年、年俸3倍で2年契約。
彼の1年目がどう言う契約内容だったのかまでは知りませんが「補強」と思える外国人選手を、事情はどうあれ、じっくり下で調整させ続けたのはそれこそ「ヒット」だとは思います。
そう言えばタイガースの外国人選手って、あんまりシーズン途中で解雇、って話を聞かないように思います。「野球を辞めろという神のお告げ」で帰ってしまったマイク・グリーンウェルもいましたが。
事実、ブルックス・コンラッドも、もう3か月近く一軍押し合いに出場してません。成績も打率.175と言う成績。ウエスタンリーグでも、12日現在で打率.231のホームラン5本。
ニック・スタビノアは.304の5本塁打でも解雇されたと言うのになぜ(笑)。
1シーズン面倒は見る、と言う契約なのか、それこそ何かあった時の為に、と言わば温存状態なのか分かりませんが、ジャイアンツのジョン・ボウカーみたいに「どこで爆発するかわからない」人もおるし。事実ジョン・ボウカーは、今シーズン、助っ人としては物足りませんが及第点の数字は残してる。
結局この試合でも、ランディ・メッセンジャーは8回1失点。防御率も3.16から3.11に下がった。カープ先発の前田健太の、対タイガースの対戦防御率が、試合開始前で0.25(この試合終了時点で0.4)と言う、絶望的な数字と言う事を考えると、上々どころの仕事じゃない。
体型も、身長198cm体重119kg。プロレスラーのテッド・デビアスの全盛期(よく分からん比較対象ですが)が195cm、120kgと言う事を考えると、スタミナ十分のプロレスラーがビュンビュン投げてるようなもの。それでいて並以上の成績をのkしてくれるんだから有難いことですよ。
カープでもブライアン・バリントンがそう言う存在になりつつありますが、如何せん彼はまだ由宇を知らない。もちろん彼はメジャーリーグドラフト全体の1位指名なので、それこそ「それくらいやってもらわないと困る」選手ではありますが、どっちにしろ、大事にせないかん選手だと思います。
それ以上に(ボブ・ホーナー曰く)「地球のウラ側のもうひとつの違う野球」をさせに連れてくるんだから、日本人選手同様バックアップ体制は万全にしてやって欲しいんだ。野球云々ばっかりじゃない、試合前後のことから生活に至る面まで、いらん事を考えずに野球に打ち込める環境を。
あかんかったらあかんかったで切ってしまうんじゃなく、なんでアカンのか、ニック・スタビノアみたいに、大怪我をしたとしてもこの先、日本で野球をやりたいのかどうか、程度はじっくり話し合ってやってほしいな。まぁニック・スタビノアの場合、試合に出なかった日数も長かったし、話し合いを持った上での解雇、だとは思いますけどね。広島東洋カープがそこまで無慈悲な球団とは思いたくないし。
まだ消えてないみたいなので、何度もリンク張りますが、こうやってエリック・シュールストロム駐米スカウトが熟考して、遠い島国まで呼んできたんだし。彼やスコット・マクレーン駐米スカウトの労をねぎらう意味でも、一旦獲得した外国人選手は、日本人選手と同じく、我慢強く使うべきだと思います。
一番いいのは、外国人選手に頼らないチーム作り、なんですけどね。
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試合前の夕方、一斉にニック・スタビノアの事実上の解雇が発表になり、残念でした。
昨年6月11日の、あの左膝の大怪我以来、ようやく帰って来たと思ったら打率.153のホームラン1本。ウエスタンリーグでは5本も打ってただけに、1本でも一軍に取っておけばな、と思った次第。
その辺りの話は、短いながらも前の記事に記してあります。
ちょっとだけ追記をさせてもらうなら、退団の判断を、もう少し早く出来てればな、と。そしたら支配下登録選手の空きも出来るし、あわよくば育成契約からの昇格、もあったかもなどと。
もっとも、その候補選手が怪我等でおらんかったのも事実ですが。
それ以上に、最近のカープはホントとっかえひっかえ、外国人選手を獲得してくる、駐米スカウトがエリック・シュールストロム、スコット・マクレーンの二人体制になった、のはいいとしても、スカウトが倍になった分、来日する外国人選手も倍になったような気もする。良い事なのか悪い事なのか。
外国人選手にはいわゆる「当たり外れ」も多い。日本の気候や風土、野球の進め方、ストライクゾーン。アメリカ国内の東海岸と西海岸くらいの違いはあろうとも思います。夏は蒸し暑いし。
その事を考えたら、ハワイ系のキラ・カアイフエは、あっついあっつい夏場に来日して、それこそジャストフィットしたと思います。何だかんだ言いながらも、打率もなかなかの数字を残してます。
ホント、バッターは長いですよね。ジム・ライトルが6年プラス南海ホークスで1年、ルイス・ロペスは2年いて福岡ダイエーホークスに1年いて、またカープに3年。もっとも、どれくらいが「長い」と感じるかは差があるとは思います。もちろんこの陰には、1年で帰った選手も山のようにいてますが。
しかしながらどないもならんのがピッチャー。
ブライアン・バリントンは来日3年目を迎え、2年契約なので4年目もあるでしょう。カープに在籍して、これだけ長い間一軍で活躍(しそう)する外国人投手って、あんまり記憶がないです。
多分ネイサン・ミンチー(3年、その後千葉ロッテマリーンズ移籍でさらに3年)かファン・フェリシアーノ(3年で20試合未勝利)、ビクトル・マルテ(3年で30試合)くらいかな。ジョン・ベイルも3年いて、一旦帰国してまた1年、でしたかね。えらいややこしい経歴が多いですが。
ジオ・アルバラード(2年、その後ベイスターズで1年)は「もう少し考えて使えばどうにかなったかなぁ。フェリックス・ペルドモをピッチャーに入れるか野手として考えるか、難しいところですわ。
で、タイガースのランディ・メッセンジャー。敵ながらいいピッチャーですよ。
来日1年目こそ、ケーシー・フォッサムの陰に隠れ、くっそ暑い阪神鳴尾浜球場とかで投げてるのを見てましたが、そんな「我慢」が花開いたのか、彼も一昨年、年俸3倍で2年契約。
彼の1年目がどう言う契約内容だったのかまでは知りませんが「補強」と思える外国人選手を、事情はどうあれ、じっくり下で調整させ続けたのはそれこそ「ヒット」だとは思います。
そう言えばタイガースの外国人選手って、あんまりシーズン途中で解雇、って話を聞かないように思います。「野球を辞めろという神のお告げ」で帰ってしまったマイク・グリーンウェルもいましたが。
事実、ブルックス・コンラッドも、もう3か月近く一軍押し合いに出場してません。成績も打率.175と言う成績。ウエスタンリーグでも、12日現在で打率.231のホームラン5本。
ニック・スタビノアは.304の5本塁打でも解雇されたと言うのになぜ(笑)。
1シーズン面倒は見る、と言う契約なのか、それこそ何かあった時の為に、と言わば温存状態なのか分かりませんが、ジャイアンツのジョン・ボウカーみたいに「どこで爆発するかわからない」人もおるし。事実ジョン・ボウカーは、今シーズン、助っ人としては物足りませんが及第点の数字は残してる。
結局この試合でも、ランディ・メッセンジャーは8回1失点。防御率も3.16から3.11に下がった。カープ先発の前田健太の、対タイガースの対戦防御率が、試合開始前で0.25(この試合終了時点で0.4)と言う、絶望的な数字と言う事を考えると、上々どころの仕事じゃない。
体型も、身長198cm体重119kg。プロレスラーのテッド・デビアスの全盛期(よく分からん比較対象ですが)が195cm、120kgと言う事を考えると、スタミナ十分のプロレスラーがビュンビュン投げてるようなもの。それでいて並以上の成績をのkしてくれるんだから有難いことですよ。
カープでもブライアン・バリントンがそう言う存在になりつつありますが、如何せん彼はまだ由宇を知らない。もちろん彼はメジャーリーグドラフト全体の1位指名なので、それこそ「それくらいやってもらわないと困る」選手ではありますが、どっちにしろ、大事にせないかん選手だと思います。
それ以上に(ボブ・ホーナー曰く)「地球のウラ側のもうひとつの違う野球」をさせに連れてくるんだから、日本人選手同様バックアップ体制は万全にしてやって欲しいんだ。野球云々ばっかりじゃない、試合前後のことから生活に至る面まで、いらん事を考えずに野球に打ち込める環境を。
あかんかったらあかんかったで切ってしまうんじゃなく、なんでアカンのか、ニック・スタビノアみたいに、大怪我をしたとしてもこの先、日本で野球をやりたいのかどうか、程度はじっくり話し合ってやってほしいな。まぁニック・スタビノアの場合、試合に出なかった日数も長かったし、話し合いを持った上での解雇、だとは思いますけどね。広島東洋カープがそこまで無慈悲な球団とは思いたくないし。
まだ消えてないみたいなので、何度もリンク張りますが、こうやってエリック・シュールストロム駐米スカウトが熟考して、遠い島国まで呼んできたんだし。彼やスコット・マクレーン駐米スカウトの労をねぎらう意味でも、一旦獲得した外国人選手は、日本人選手と同じく、我慢強く使うべきだと思います。
一番いいのは、外国人選手に頼らないチーム作り、なんですけどね。
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2013.08.14 / Top↑
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