相変わらず、5番目6番目の決まらない、カープの先発ローテーション。

それにn業を煮やしたのか何なのか、やっぱり野村謙二郎監督は先発ローテーションを詰め出した。昨日の試合はブライアン・バリントンを中4日登板。その前の間隔は中5日空いている。

この「一日のずれ」ってのは、中5日先発で回している限り、誰かに負担がかかってくる。あすからの対タイガース戦は、前田健太・大竹寛・野村祐輔の3人をぶつけるだろう。そろそろタイガースにも勝っておかないと、この後上を目指すにあたって、いくばくかのダメージを与えておくべきではある。

幸いにもバッティングの方はようやく「回りつつ」あるけども、いつガタっと崩れるか分かったもんじゃない。タイガースの先発は、ランディ・メッセンジャー、岩田稔と、あと一人誰か、になるのかな。前回先発した岩本輝が出場選手登録抹消になってしまったので、読めんっちゅうたら読めんのですが。

タイガースを見てみると、ランディ・メッセンジャー、能見篤史、ジェイソン・スタンリッジ、藤浪晋太郎をしkっかり「4本柱」とし、しかも彼らを続けるのではなく、ある程度バラけさして、大きな連敗をしないように先発ローテーションを組んでいるように思う。

若干、オールスター休みを挟んで軽く乱れがあるように思うけど、基本的にこの4人が続くようなローテーションは組んでない。間に挟むピッチャーも、岩田稔、榎田大樹を基本に、秋山拓巳やら岩本輝が投げてtりするけど、これは開幕当初から変わってない。ここまでの安定度は正直羨ましい。

ジャイアンツとの3連戦でマジック点灯、みたいな状況にまでなったけど、藤浪晋太郎の登板日をずらして対応し、それがものの見事に当たった。本来なら藤浪晋太郎が投げたであろう8月1日を岩本輝で何とかしのいで、ジャイアンツ戦の第三戦にかけた。そしてそれがしっかり結果として現れた。

とは言え、あっさり出場選手登録を抹消されてしまったけど、対ドラゴンズ戦での岩本輝のピッチングも、内容はどうあれ、谷間を埋めるには十分のピッチングだったように思う。常にそれだけの準備が、二軍で出来ている、って事ではなかろうかな。それこそ「いつでも先発で投げれるように」みたいな。

それがカープでは出来てるかな。

ブライアン・バリントン、前田健太、野村祐輔、大竹寛、この4人を続けて投げさせることで、3連勝4連勝は目論めるかも知れない。ただそれでは、今後6連戦が続く以上どこかで登板間隔を詰めなければいけない。ただでさえ調子が落ちてるローテーションピッチャー。ここで追い込む必要はあるか。

実績のある、また力のあるピッチャーをどんどんつぎ込む戦法ってのは、マーティ・ブラウン前監督がとった手法ではあるけども、それはあくまで「、リリーフピッチャーに様々なピッチャーを起用して、戦力があるように「見せた」末のもの。野村謙二郎監督は、勝手に後ろを今村猛、キャム・ミコライオで固めてしまって、彼らばっかりに拘り過ぎて、挙げ句に「8回がおらん」と嘆いているだけ。

何をどう考えてるのか分からんけど、マーティ・ブラウン前政権から、何もかも変えようとして大失敗してる。永川勝浩、横山竜士の登板機会が大きく減ったのも明らかにおかしいし。裏に何があるとかまでは言及せんけども、彼ら二人を軸に、そこにあれこれ、足していく手法が取れなかったものか。

大失敗、とまでは言わんけど、3年かけてようやく整備出来つつあったように見える状況を今シーズン、投手コーチを交代さすことによって「無」にしてしまった。もったいない話ですよ。

クローザー、ストッパーとして文句のない成績を挙げてた永川勝浩を半ば追い出したのも野村謙二郎監督だし。代わってやってきたデニス・サーフェイトが同等の成績を上げたけども、それに伴って永川勝浩を全く起用しなくなったことで、リリーフピッチャー全体に歪を生じる結果になった。

キャム・ミコライオはたまに「なんで出で来ないの?」みたいなこともあるし、事あるごとに久本祐一が投げてる。ガッツンガッツン点は入るようにはなってはいるけど、出てくるピッチャーは相変わらず。

そこに漸く、永川勝浩と横山竜士が加わった。そして昨日の試合、今村猛が残したノーアウト満塁の大ピンチを、何とかかんとか1失点。一歩間違えたら大逆転にも繋がりかねなんたこの8回裏。

野村謙二郎監督は崇めてるけど遅いって。それだけ永川勝浩は昨年、苦労して来たんだ。慣れない先発のマウンドにまで立って、滅多に立たない打席にまで立って、結果を残してきたんだ。色んな所で「復活」と書かれてはいるけど、決して復活じゃない。彼はいつでも準備万端だったはずだ。

永川勝浩は「活」きていた。それを野村謙二郎監督が「活」かさなかっただけ。今シーズン序盤の指の怪我はまだ完全に癒えてはないらしいけど、それを補って余りある力を昨年、蓄えてたんだ。



【広島】野村監督「永川(勝)さまさま」 日刊スポーツ

広島がヤクルトに勝ち、3連戦を2勝1敗と勝ち越した。

試合を振り返った野村謙二郎監督(46)の談話。

「松山は6打点かな。(サイクル安打がならず)残念だったが、いいところで打ってくれた。勝負強さを見せてくれた。(8回、2四球と安打で無死満塁で降板した)今村は、横山をもう1回というのもあったが、状態がいいという報告だったので行かせたが…。早く立ち直ってほしいね。今日は投は(8回無死満塁で好救援した)永川(勝)さまさま。開き直って投げてくれた」



8回裏最後のバッター、上田剛史を空振り三振に取ったあとのガッツポーズ。あれは恐らく、自らを鼓舞するのと同時に、野村謙二郎監督に己の存在を見せ付けるが為の「威嚇」だったように思えた。

まだまだ永川勝浩はストッパーであり、クローザーだ。


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2013.08.05 / Top↑
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