7月31日も無事終え、各球団のトレードその他戦力補強の期間も終了、ペナントレースも残り50試合くらいとなり、ここから先が「本当の闘いだ!」とか考えてる監督さんも少なくないはず。
カープもキラ・カアイフエを期限1ヶ月前に獲得、何とか後半戦には間に合い、一応優勝を目指す姿勢「だけは」見せています。どの程度の効果があるのかはまだ未知数ですか。
そして忘れてはいかんのが「育成契約選手の支配下登録選手への変更期限」終了。
主な所では、ドラゴンズの井藤真吾が育成選手から支配下登録へ復帰、バファローズの西川拓喜が支配下登録され、タイガースでは狩野恵輔、林啓介がこれまた育成契約から支配下登録へ戻って来ました。どこのチームも、新外国人選手を獲得しつつ「内部昇格」のタイミングその他を見計らってたと思われます。そしてシーズン開幕から15人の育成選手が支配下登録手になりました。
そして「育成の球団」を標榜して憚らない広島東洋カープは、と言いますと
ゼロ
根本的に育成選手を獲得しないファイターズを除いては唯一無二の存在。累計でもディオー二・ソリアーノ、中谷翼、河内貴哉に菊地原毅、そして昨年の中村憲と5人だけ。河内貴哉、菊地原毅は怪我の影響で、一旦支配下登録を育成契約からの昇格。
中村憲は、投手からの転向と言う事で、一旦育成契約しにしてから、と言う手順。この手順はドラゴンズの赤坂和幸もそれに当たりますが、純粋に育成契約から、ってのは中谷翼だけ。その中谷翼も、怪我の影響で一旦支配下登録を外れている。ディオー二・ソリアーノは支配下登録までに派遣、派遣で紆余曲折あったし、カープで純粋培養か、となると実際のところよく分からない経歴になってる。
怪我人の将来的な支配下復帰を見据えての育成選手契約ってのは、どこのチームがやりだしたのかは知りませんが、どうしてもこれだけは「育成選手」の拡大解釈にしか見えません。
この辺りも含めて、再度育成契約選手制度は見直すべきだと思うんですが、最大の決定権を持っているはずのコミッショナーがあそこまで無能だと、決まるもんも決まらんような気もします。
で、カープの育成契約選手。育成契約で4年目を迎えた永川光浩、同じく3年目の池ノ内亮介、5年目を迎えたかつてのドラフト1位小松剛、2年目の塚田晃平は四国アイランドリーグに派遣中。
3年目の中村亘佑は負傷してようやく練習開始の状態。今シーズン入団の森下宗はしばらく試合には出場していたものの負傷、辻空は実戦登板なし。富永一はまだまだの様子。昨年四国ILで大車輪の活躍をした3年目の山野恭平は、一時出てくるかなと思わせておきながらまた姿を見せなくなった。中村真崇・三家和真はいったいどうしてるんだろう状態。
ぶっちゃけ外から見てて、ちゃんと動けているのは中谷翼だけ、みたいな感じ。
思うに、カープは「うちは選手を育成していく球団」などと豪語しようるけども、実際のところ、選手個々の特性と能力に見合った育成プランってんは、きちんと作られてるんだろうか。もっと細かい事を言えば、支配下登録でない、育成契約で入団させる選手の基準、って何なんだろう。
育成契約でなくても、カープのドラフト指名って事ある毎に「伸びしろ」と言う言葉を使う。
確かに、投球フォームがすごくぎこちなくても、素晴らしいストレートを持ってる、と言うのであれば、フォームの矯正をすればええだけのことだろうけど、カープの育成契約選手ってのは、首脳陣自体チーム自体が、どう育てようか考えながら置いてる、と言う様な感じがして仕方がない。
まず基本的な体力作りに専念させるのか、とにかくまずは試合に出してみて、長所と欠点を見出すのか。試合に出しながら鍛えながら、では難しいし、高卒ならばまず体力作りに専念さすのが良いかと思う。下手したら、朝から夕方までプロの練習についていけるだけの、体力もつけねばならんし。
そもそもよく分からないのが、球団として育成契約をしておきながら、よそに出してしまうと言う手法は(今更になって)いいんだろうか、とも思う。今カープには12人の育成契約選手がいるけど、
結局行き着くところは「コーチ不足」。三軍コーチの名前として、浅井樹、青木勇人の名前がある。けども、12人いる育成選手プラス不特定多数の怪我からのリハビリ組の面倒は見れるのだろうか。
今シーズンのウエスタンリーグ、ここ暫らく綾田練トレーナーと、苫米地鉄人トレーナーの姿を見ない。おそらく大野練習場でリハビリ組の面倒を見てるんだと思うけど、そのおかげで(多分今年からの)森下トレーナー一人で由宇カープ遠征のウォーミングアップとクールダウンを担当されてる。
コーチ陣と言うよりも、それ以外の部分かなぁ。幾度か書いてるけども、専任のトレーニングコーチ、コンディショニングコーチを「三軍」につけるべき。もちろん、そこに、もう一人二人、練習等を指導出来る人を付けないことには、三軍の面倒なんか到底見られない。
未だにカープの風潮として「ツバつけときゃ治る」みたいな空気があるようにも思える。だからトレーナー部に12人も所属していても、どんなケガになろうが初期症状は「アイシングで様子を見る」「登録抹消はせずに2、3日様子を見る」事しか出来ない。何か情けない話ですよ。
育成選手制度ってのは、カープの鈴木清明球団本部長が方針を提示して、ジャイアンツの清武英利球団代表(当時)が推進した、とあるけど、結局カープはいつまでもそれに乗れないまま。
「金がない」と言ってしまえばそれまでだけども、毎年何千万円レベルの外国人選手を呼ぶよりも、ひと思いに育成選手に「支配下でこれだけの年俸を出すから頑張ってみんか」と言う方が安上がりではなかろうか。「これだけ出すからトレーニングを徹底させてくれないか」と言う方が安くはないか。
育成選手を抱えているだけで「育成の球団」じゃないんですよ。育成選手を支配下登録選手にして、さらに彼らが活躍してこその「育成の球団」なんですよ。いい加減こんな状況は恥じないと。しかも今シーズンのカープって、最後の70人目をキラ・カアイフエで埋めちゃったんですよねぇ。
まぁ一軍監督を育成する球団もそうそうないでしょう。しかも成長してないし(笑)。
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カープもキラ・カアイフエを期限1ヶ月前に獲得、何とか後半戦には間に合い、一応優勝を目指す姿勢「だけは」見せています。どの程度の効果があるのかはまだ未知数ですか。
そして忘れてはいかんのが「育成契約選手の支配下登録選手への変更期限」終了。
主な所では、ドラゴンズの井藤真吾が育成選手から支配下登録へ復帰、バファローズの西川拓喜が支配下登録され、タイガースでは狩野恵輔、林啓介がこれまた育成契約から支配下登録へ戻って来ました。どこのチームも、新外国人選手を獲得しつつ「内部昇格」のタイミングその他を見計らってたと思われます。そしてシーズン開幕から15人の育成選手が支配下登録手になりました。
そして「育成の球団」を標榜して憚らない広島東洋カープは、と言いますと
ゼロ
根本的に育成選手を獲得しないファイターズを除いては唯一無二の存在。累計でもディオー二・ソリアーノ、中谷翼、河内貴哉に菊地原毅、そして昨年の中村憲と5人だけ。河内貴哉、菊地原毅は怪我の影響で、一旦支配下登録を育成契約からの昇格。
中村憲は、投手からの転向と言う事で、一旦育成契約しにしてから、と言う手順。この手順はドラゴンズの赤坂和幸もそれに当たりますが、純粋に育成契約から、ってのは中谷翼だけ。その中谷翼も、怪我の影響で一旦支配下登録を外れている。ディオー二・ソリアーノは支配下登録までに派遣、派遣で紆余曲折あったし、カープで純粋培養か、となると実際のところよく分からない経歴になってる。
怪我人の将来的な支配下復帰を見据えての育成選手契約ってのは、どこのチームがやりだしたのかは知りませんが、どうしてもこれだけは「育成選手」の拡大解釈にしか見えません。
この辺りも含めて、再度育成契約選手制度は見直すべきだと思うんですが、最大の決定権を持っているはずのコミッショナーがあそこまで無能だと、決まるもんも決まらんような気もします。
で、カープの育成契約選手。育成契約で4年目を迎えた永川光浩、同じく3年目の池ノ内亮介、5年目を迎えたかつてのドラフト1位小松剛、2年目の塚田晃平は四国アイランドリーグに派遣中。
3年目の中村亘佑は負傷してようやく練習開始の状態。今シーズン入団の森下宗はしばらく試合には出場していたものの負傷、辻空は実戦登板なし。富永一はまだまだの様子。昨年四国ILで大車輪の活躍をした3年目の山野恭平は、一時出てくるかなと思わせておきながらまた姿を見せなくなった。中村真崇・三家和真はいったいどうしてるんだろう状態。
ぶっちゃけ外から見てて、ちゃんと動けているのは中谷翼だけ、みたいな感じ。
思うに、カープは「うちは選手を育成していく球団」などと豪語しようるけども、実際のところ、選手個々の特性と能力に見合った育成プランってんは、きちんと作られてるんだろうか。もっと細かい事を言えば、支配下登録でない、育成契約で入団させる選手の基準、って何なんだろう。
育成契約でなくても、カープのドラフト指名って事ある毎に「伸びしろ」と言う言葉を使う。
確かに、投球フォームがすごくぎこちなくても、素晴らしいストレートを持ってる、と言うのであれば、フォームの矯正をすればええだけのことだろうけど、カープの育成契約選手ってのは、首脳陣自体チーム自体が、どう育てようか考えながら置いてる、と言う様な感じがして仕方がない。
まず基本的な体力作りに専念させるのか、とにかくまずは試合に出してみて、長所と欠点を見出すのか。試合に出しながら鍛えながら、では難しいし、高卒ならばまず体力作りに専念さすのが良いかと思う。下手したら、朝から夕方までプロの練習についていけるだけの、体力もつけねばならんし。
そもそもよく分からないのが、球団として育成契約をしておきながら、よそに出してしまうと言う手法は(今更になって)いいんだろうか、とも思う。今カープには12人の育成契約選手がいるけど、
結局行き着くところは「コーチ不足」。三軍コーチの名前として、浅井樹、青木勇人の名前がある。けども、12人いる育成選手プラス不特定多数の怪我からのリハビリ組の面倒は見れるのだろうか。
今シーズンのウエスタンリーグ、ここ暫らく綾田練トレーナーと、苫米地鉄人トレーナーの姿を見ない。おそらく大野練習場でリハビリ組の面倒を見てるんだと思うけど、そのおかげで(多分今年からの)森下トレーナー一人で由宇カープ遠征のウォーミングアップとクールダウンを担当されてる。
コーチ陣と言うよりも、それ以外の部分かなぁ。幾度か書いてるけども、専任のトレーニングコーチ、コンディショニングコーチを「三軍」につけるべき。もちろん、そこに、もう一人二人、練習等を指導出来る人を付けないことには、三軍の面倒なんか到底見られない。
未だにカープの風潮として「ツバつけときゃ治る」みたいな空気があるようにも思える。だからトレーナー部に12人も所属していても、どんなケガになろうが初期症状は「アイシングで様子を見る」「登録抹消はせずに2、3日様子を見る」事しか出来ない。何か情けない話ですよ。
育成選手制度ってのは、カープの鈴木清明球団本部長が方針を提示して、ジャイアンツの清武英利球団代表(当時)が推進した、とあるけど、結局カープはいつまでもそれに乗れないまま。
「金がない」と言ってしまえばそれまでだけども、毎年何千万円レベルの外国人選手を呼ぶよりも、ひと思いに育成選手に「支配下でこれだけの年俸を出すから頑張ってみんか」と言う方が安上がりではなかろうか。「これだけ出すからトレーニングを徹底させてくれないか」と言う方が安くはないか。
育成選手を抱えているだけで「育成の球団」じゃないんですよ。育成選手を支配下登録選手にして、さらに彼らが活躍してこその「育成の球団」なんですよ。いい加減こんな状況は恥じないと。しかも今シーズンのカープって、最後の70人目をキラ・カアイフエで埋めちゃったんですよねぇ。
まぁ一軍監督を育成する球団もそうそうないでしょう。しかも成長してないし(笑)。
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2013.08.01 / Top↑
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