オールスター休み、と言うのが年々短くなってます。

昔はプロ野球のペナントレースってのは130試合制で、前期後期制をとってたパシフィックリーグの「プレーオフ」もせいぜい一週間。4月第一週か第二週あたりから始まって、10月上旬まで比較的のんびり、日程を消化してたようにも思いますが。

それに連れてオールスター休みも大体8日くらいあったように記憶してるんですが、今年は6日間。オールスター戦も、ワッと始まってワッと終わってしまうような感じ。何となく惰性になってきてる。

セ・パ交流戦の日程をもっと考え直すべき、と思うのんは間違いでしょうかね。特に今回、オールスター戦が、いわきグリーンスタジアムと言う地方球場で行われ、テレビ放送ではやたらめったら「子供たちの夢のプロ野球」みたなフレーズが散見されましたが、このあたりも含めて「現在熟考中」(笑)。


オールスター戦休みの間、カープ選手は何やってたんだろうね。

由宇カープは公式戦終了後、三日間のオフがあったそうでして。一軍選手も、キャム・ミコライオが旅行に出掛けた、っちゅうくらいですから、わりと余裕のある「夏休み」だったようで。

で、23日。由宇カープは由宇練習場にて紅白戦、一軍はマツダスタジアムでナイター練習。

思うに、こんな時期の練習くらい一ヶ所で出来ぬものかなぁ、と。

ただでさえ一軍と二軍の現実的な距離感のある球団。スペースに余裕のある由宇練習場を思う存分に使って、所属全選手の一斉練習も面白そうだとおもうんですけどね。だいたいからして、今の一軍が他球団の一軍と比べて格段に劣るからあんな成績しかあげれんのであって。

マツダスタジアムでは実戦練習をしたそうです。まだまだキラ・カアイフエなどは、他の野手との連携もうまく行っとらんみたいですから、フォーメーションの確認等、やる事は沢山ありますよ。いっその日中は由宇練習場で個々の課題に取り組んで、ナイター練習で内野守備練習「だけ」にとかね。

皆を一斉に動かす必要はない。朝9時から16時までは二軍選手の練習、途中12時あたりから一軍選手がサブグラウンドでアップ開始、合同練習を夕方までやって、改めて一軍選手はマツダスタジアムへ移動、みたいな。そこで、二軍で良かった選手を参加さすとか、そう言うのを今年は聞かない。

よくバファローズやタイガースは「昼間は神戸サブ球場や鳴尾浜球場、夜は京セラドーム大阪や甲子園球場で一軍の試合」みたいな事をやってますが、カープではなかなかそんな事は聞きません。

今日もしくは翌日移動、そして登録になる予定の選手が試合途中に早退するのはよくありますが、出場選手登録をされてる選手が昼間はウエスタンリーグ、てのはあまり見ません。ならばこんな機会に、一軍首脳陣が由宇カープの選手をじっくり見る機会を持っていいと思うんですよね。

ごくたまに野村謙二郎監督がウエスタンリーグの試合を「視察」みたいな話を聞きますが、それは「目的の選手の仕上がり具合のチェック」程度のモノであって、決して「誰かええの、おらん?」ではない。

一軍監督だからそれでいいのかも知れんけど、返せそうにない借金を二桁も抱えてるチームの一軍監督が「こいつだけ」見に来る、ってのはちと有り得ない。その1人が一軍に加わって、見違えるように戦況が変わるんであれば、それはそれで構わんのだろうけど、実際その効能は長続きしてない。

衝撃的なデビューを飾ったキラ・カアイフエにしても、やや見切られ始めた感もある。それこそ「ホームランぢゃなかったらまぁええわ」みたいな。まぁ彼の場合は、来てほぼいきなり試合に出て、ちょっとお疲れの時期かも知れませんな。このオールスター休みが良い方向に向けば。新しいヒッティングマーチ(使い回しらしいですが)も決まったそうなので、ちったぁ期待、していいのかどうなのか。


それ以上に気になったのが、このオールスター休みの最中に「発覚」した前田智徳の動向。

中国新聞携帯サイトに出てたんですが「まだフリー打撃が出来てない。9月になる の で は な い か 」と言うオーナーの話。まぁ相変わらずこう言う所に出てくるのが好きなオーナー兼スポークスマンではありますが。他にする事はないのか?と言えば、ないんでしょうけどね。

ただ引っかかるのが「いつも通り」野村謙二郎監督のコメント。

「実戦感覚を取り戻せば、技術的には何の問題もない。早く復帰してほしい」。

いや確かに誰しもがそうだし、皆思っている事ではあるけど、果たして、未だフリーバッティングすら開始してない前田智徳が、実戦感覚を取り戻しただけで「はい一軍」で納得するか、ですよ。

ただでさえ、人一倍体の動きに気を使っている前田智徳。素振りひとつにも引っかかる箇所があればと言う考えはある筈。手術をした時に、野口トレーナーのコメントとして「一般的に野球ができるようになるまで、2〜3カ月はかかる」と言うのがありましたが、前田智徳は一般的じゃないだろ(笑)。

フリーバッティングですら、納得のいかぬ打球があれば頭を抱えてる前田智徳のこと。「いかに来た球を楽に打ち返せるか」のある程度の基準に持ってこない限り、試合には出んでしょ。

「早く復帰してほしい」のは理解出来ますが「当分無理」でしょ。下手したら今シーズンは棒に振ったほうが良いのかも知れない。中途半端な状況で「戻されて」調子の戻らないまま、では寂しいし。

ただ、前田智徳は「帰って来なければいけない」とも思ってます。カープの為でもなく、ましてやカープファンの為でもなく、自身の為に、そしてデッドボールを与えてしまったスワローズ江村将也の為。

いくら気丈な振る舞いをしてても、どこかに「デッドボールをぶつけてしまった」と言う罪の意識は残っていよう。それを払拭してやるためにも、前田智徳はもう一度、江村将也と相対すればいい。

そこでまた、どうしようもない結果なのであれば、思う存分ブーイングを浴びせればいい。7月12日の神宮球場でも、江村将也が出てきただけでブーイングを浴びせる人がいた。良い事なのかどうかは人それぞれではあろうけど、出てきただけでブーイングってのは何だろうね。

まぁそれはそれとして

このリハビリの間に、大野練習場で「居残り」の選手に「バッティングコーチ」をしてもらえたらな、とは思います。遠征となったらそうそうみんなを連れて行くわけでもないし、多少人は残る。

以前、丸佳浩が「粘着」したように、居残り選手は一度「鬱陶しい」と思われる位つきまとってみてはどうか。前田智徳の教えを、実践出来るか出来ないか、取り込めるか取り込めないかは別にして。2000本安打の打撃コーチが、大野練習場に「常駐」してると考えたら、こんな美味しい機会はない。

これぞ「怪我の功名」。


そんなこんなで、オールスター休みももうおしまい。


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2013.07.24 / Top↑
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