公式戦が一軍、二軍共にオールスターゲーム「休み」のこの時期、何を見たらええんじゃろう、と言う気になってます。もうオールスターゲームをみてどうのこうの、と言う歳でもないし。mまぁ熱入れて見る選手も少なくなった、と言うかただのお祭りなんだし、肩の力は抜いて見ないとあきません。

ただ、ベイスターズ三浦大輔が、打席に立ったファイターズ大谷翔平に対して放った「計測不能の超スローカーブ」は「さすが関西人、盛り上げどころを知ってはるわ」とは思いました。

ストレート勝負に拘る風潮が一時有りましたが、オールスターゲームってのは、戦況や勝敗に関係なく、その選手の持ってる技術の粋を披露する場だと思うし、それが155km/hのストレートであればそれをガンガン投げればいいと思うし、多彩な変化球であればそれを全部投げればいい。

特に三浦大輔の場合は、球速以外のところで食ってきたピッチャーだと思うので(個人的感想)、試合はドローに終わってしまい、どっちかからMVP、どっちかから敢闘選手、と言う形になってしまいましたが、勝敗がついておれば、セントラルリーグ側の「敢闘選手」だったかも知れません。


それはそれとして、前半戦のカープ解雇回顧。

色々数字を並べ立てるのは苦手なので、かなりユルく(笑)。

まぁ相変わらず対戦相手チームの先発ピッチャーに「左右」される事の多いカープ、と言うか野村謙二郎監督ではありますが、どの打順にどれだけの選手が名を連ねたのか、数えてみました。守備位置や交流戦での指名打者等は考えず、ただ漠然と「何番に誰が入ったか」だけを見てみました。

1番 7人
ルイス31 安部8 菊池36 丸5 中東1 赤松3 上本1
2番 5人
丸27 中東11 安部2 上本1 菊池43
3番 9人
ルイス8 梵7 廣瀬11 岩本5 小窪2 松山6 ニック1 キラ1 丸43
4番 7人
エルドレッド42 ニック3 廣瀬31 キラ5 栗原1 松山1 岩本1
5番 14人
鈴木将1 栗原5 松山38 梵7 迎4 ルイス8 岩本 會澤2 
ニック3 赤松1 廣瀬5 キラ1 岩本8 堂林1
6番 14人
梵41 堂林14 小窪3 安部3 迎4 赤松3 岩本3 ルイス1 
栗原2 石原1 菊池1 松山4 會澤4 ニック1
7番 11人
堂林57 安部6 石原1 栗原4 迎2 ルイス4 梵4 小窪3 鈴木将1 中東1 ニック1
8番 8人
石原52 白濱2 倉7 會澤9 堂林9 上本1 迎1 安部2
9番 4人
安部3 會澤1 倉1 石原8 

これまでに「野手登録」されていて、一軍公式戦で起用された選手は総勢25人。うちスターティングメンバーに名前を連ねたことのない選手は、前田智徳、天谷宗一郎、木村昇吾の3人。残りの22人でこれまでの84試合を67通りのスターティングメンバー戦ってきたわけですが。

よそのスターティングメンバーまで調べてないんで何とも言えませんが、これってかなり多い方ではないでしょうか。そしてよそのチームの選手の起用人数は、ジャイアンツは29人、タイガースは27人、ドラゴンズは22人、ベイスターズは23人、スワローズは26人となってます。

上位にいる強いチームだから、色々と選手を試す機会も多いようにも思えます。下位にいるチームってのは、実績のある選手、もしくは外国人選手優先で起用してしまって、若手選手を起用するだけの余裕がない。スワローズは例外だとは思いますが、カープなんかは25人起用した中で、外国人野手が4人。しかも2シーズン続けて途中入団の選手hがいるというある種の「異常事態」。

しかも、コロコロ役割を変えてしまう、と言うか色んな打順で打たせる。と言うのは、未だに首脳陣が選手個々の特性を把握出来てないのかとすら。フレッド・ルイスは1・3・5・6・7番、菊池涼介なども1・2・6番。各打順にはそれぞれ「役割分担」がある筈なのに、突発的と言うか発作的に打順を変えてしまう。それがハマればええことではあるけど、翌日には何ん事もなかったかのように「元サヤ」。

打順は完全に固定しろ、とまでは言わんけど、ある程度「この選手はこの打順が良いだろう」と言うのを首脳陣がしっかり把握し、その中で選手を入れ替えて行けばいいんでしょうけど「今日は1番明日は6番」では打線の中で自分がどう機能したらいいのか、分からなくなることもあるんではないか。

その事を考えたら1~3番で80試合出場、3割前後の打率を維持出来ている丸佳浩は立派だなぁ、とは思いますが、もうそろそろ「確定」させてもいいはず。チームの為の前に「本人のため」ですよ。

とは言え、実働2年目3年目の選手をどう固定したらいいか、等と言う事が、コーチ経験ゼロの監督に出来るかどうか、も不安なところの一つですが。この選手はこう使えばいい、みたいなのが全然見えてこない。事実菊池涼介などは、どの打順に入ろうがブンブン振り回すだけになってしまってるし。

もっとも、投手起用すら満足に固定出来ないカープ首脳陣が、打線の固定なんか出来そうにない。クリーンアップに名前を書かれた選手が延べ30人ってのもおかしいし。ガチ固定、とまでは言わんでも、打線の核ともなる6番バッターまでを加えると44人。

どうしてもよそと比較してしまいますが、タイガースはここまでの81試合、6番までを

1番 3人
西岡剛78 荒木1 柴田 2 
2番 3人
前田大和78 柴田2 藤川俊介1
3番 1人
鳥谷81
4番 2人 
マートン74 新井良太7
5番 4人 
福留28 新井貴浩41 新井良太11 今成1
6番 11人
マートン7 新井貴浩32 福留2 今成16 新井良太8 坂5
藤井2 高山2 日高2 伊藤隼2 浅井3

6番打者で困っておられますが、1~5番までの固定っぷりは羨ましい限り。ここまでの81試合、大きな怪我もなく、少ないスタメンで勝ち進んでいるってことは、選手個人の試合に臨む際の意識の高さと、役割分担の明確さ、そして和田豊監督の「方針の固さ」にもよるんじゃないかと思います。

それでいて、27人の野手を使ってる。底上げは今やタイガースの方が上手ですよ。

本当ならシーズン折り返しのこの時期で、ある程度メンバーは固定されて来る は ず の 時期。どこのチームもそれこそ優勝を目指してメンバーの取捨選択に入る時期かと思います。時期的には向こう正面から第三コーナーに差し掛かる頃かと思います。もうそろそろ戦力補強期間も終了します。

そんな中でも、新人監督として、昨年1年間試行錯誤を繰り返して、補強ポイントを明確にし、ピンポイントで補強を完成したタイガース和田豊監督と、就任以来3シーズンかかっても、その場しのぎの起用しかせずに出来ずに、ただ抗っているだけの野村謙二郎監督の差、なんでしょうか。


未だ野村謙二郎監督は「理想と現実のギャップ」を埋められぬまま、埋める手段が分からぬまま、監督を続けているような気もします。トップがそんな状態で勝てるわけないですよ。


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2013.07.20 / Top↑
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