7月18日 ウエスタンリーグ選抜1-7イースタンリーグ選抜
ここ数年、フレッシュオールスターゲームは開催場所が「北上」し始めてます。
2010年の長崎県永久上ビッグNスタジアムを皮切りに、2011年は富山市民球場アルペンスタジアム、2012年はHARD OFF ECOスタジアム新潟、そして今年は秋田県立野球場こまちスタジアム。何となしに、東シナ海から日本海側を北上中、みたいな。
意図したものなのか、たまたまそうなったのかまでは知り得ませんが、山陰地方を飛ばしてしまったのは残念だなぁ、と。米子市民球場と言う、立派な「一軍公式戦開催球場」があると言うのに。
で、中継の冒頭では「年に一度ですが、地方のファンの皆さんに楽しんでもらおう」みたいなことを言うてた。しかにながら正直、スタンドはガラガラといってもいい状態。選手も張り合いはなかろう。
採算を度外視しているのかどうかまでは理解出来ないけども、わざわざオールスターをやらなくでも、最近は一軍の試合でも地方開催は増えてきている。ジャイアンツの宇部市野球場開催とか、上毛新聞敷島球場開催とか。けっしてプロ野球が「数年に一回来るお祭り」でなくなってきている。
そもそもこれらの球場では「年に一回」NPBの公式戦が必ず行われている。秋田県立野球場こまちスタジアムでも、今年は8月にスワローズ対ベイスターズの公式戦が2試合組まれている。
まぁスカイ○のアナウンサーがそこまで把握してるわけないでしょうけど。
地方開催がけっして悪い、と言うてるわけではないけども、もう少し、せめて「万単位」でお客さんが呼べる環境でやらせてあげたい、と思うのは間違いでしょうかね。普段少ないお客さんの前でしか試合をやったことのない選手にとっても張り合いになるだろうし。
先日の高槻萩谷総合運動公園野球場でのオリックスバファローズ対広島東洋カープの試合は、6日が945人、7日が872人の観衆を集めた。昨年の同カードの連戦は、土曜日が1185人、日曜日が1583人と、ぶっちゃけむかーしのパシフィックリーグの試合並みの入りだった。
で、この試合。曲がりなりにも「オールスター戦」の割には6026人は少なすぎではないか。
地方開催をするにしても、NPBももっと工夫をいいんじゃないか。
今年の場合、超目玉だったファイターズ大谷翔平は、最初からイースタンリーグ選抜には入っていなかった。おそらくファイターズ球団が「一軍のオールスターファン投票でも票が集まるし、出場出来る」と踏んだんだろう。特に今年の場合パシフィックリーグの監督がファイターズの栗山英樹監督だし。
その目論見が当たったかどうかはさて置き、おめでたいことにチームメイトの陽岱鋼を抜いて、見事パシフィックリーグの外野手部門3位で選出された。しっかり成績も残してるし。
同じくタイガースの藤浪晋太郎も、セントラルリーグ先発投手部門で3位に入っていた。あれだけ騒がせたジャイアンツ菅野智之に倍近い差をつけての3位なんだからさすがとしか言い様がない。
彼もまた、ルーキーながら歴戦のセントラルリーグの選手と堂々と渡り合っている。松坂大輔は別格と考えても、オールスター戦までに6勝出来る高卒ルーキーってのもそうそういてない。
思い切ってこの二人をフレッシュオールスターに向けても良かったんじゃないか。
何となく「客寄せパンダ」みたいになるけども、しょせんはファン投票のない「選抜チーム」同士の戦い、と言うか花相撲。あっちこっち移動して3試合「顔見世興行」に出るよりも、1試合、それこそ同級生が多かろうフレッシュオールスターでのびのび試合をやったほうがいいかも、とか思います。
そもそも、一軍のオールスター戦が、たかだか半年前まで高校生だった選手におんぶにだっこ状態、ってのも恥ずかしい話ではあります。まぁそれに負けぬように成績を上げればいいのであって。
あと、一軍のオールスター戦を3試合もやるのであれば、1試合は「フレッシュオールスター選抜」と試合をやってもいい。それこそ、藤浪晋太郎、大谷翔平が入れば、そこそこ面白い試合になりそう。
特に最近は、よほどのことがない限り、ある程度完成された新人選手が入団してくることも多くなっている。そして皆、1年目からルーキーらしからぬ成績を残す選手もいてる。
それこそ、その1試合を地方開催にしてもいい。選手が「しんどい」とか言うのであれば、一軍オールスター戦1試合、フレッシュオールスター戦1試合、一軍オールスター対二軍オールスター1試合でもいい。同じメンツで試合目ともなると、さすがに「もうええじゃろ」という気にもなる。
「交流戦でマンネリ」とか言うのであれば、NPBの収益増を本気で考えるのであれば、これまでとは違う形をもっと模索した方がいい。何とか冠スポンサーを取り付けながらやっているような状態のオールスターゲーム。もうただ漠然と試合をやっているだけでは誰もお金は出してくれない。
オールスター戦の価値を高めたいのか、ただ単に長距離移動がきついだけなのか、現行の24試合制から、さらに試合数を削減した18試合制すら議論として飛び交った。狭い狭い島国で「移動がしんどい」もなかろうとは思いますけどね、比較はしたくないけど、アメリカなどはもっときついんだし。
地上波放送の放映権料がどんどん下がっている現状、大スポンサーは必要だとは思うけど、スポンサー相手に野球を見せてるわけじゃないんだから、色々と頭打ちになってる今こそ、ただ漠然と放送するだけ、から抜け出さないことには、ますますオールスター戦の価値が下がってしまう。
選手会なりオーナー会議なりNPBなりが「これ」と言うアイディアを出さない限り、いずれオールスターゲームかセ・パ交流戦かのいずれかが大きく削られる可能性もありえる。
複数試合あれば1試合くらいは、交流戦というチーム事情を度外視した、スポンサーとは関係ない所で、選手個人個人の本当の才能と努力のぶつかりぶつかり合いがあってもいいんじゃなかろうか。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
ここ数年、フレッシュオールスターゲームは開催場所が「北上」し始めてます。
2010年の長崎県永久上ビッグNスタジアムを皮切りに、2011年は富山市民球場アルペンスタジアム、2012年はHARD OFF ECOスタジアム新潟、そして今年は秋田県立野球場こまちスタジアム。何となしに、東シナ海から日本海側を北上中、みたいな。
意図したものなのか、たまたまそうなったのかまでは知り得ませんが、山陰地方を飛ばしてしまったのは残念だなぁ、と。米子市民球場と言う、立派な「一軍公式戦開催球場」があると言うのに。
で、中継の冒頭では「年に一度ですが、地方のファンの皆さんに楽しんでもらおう」みたいなことを言うてた。しかにながら正直、スタンドはガラガラといってもいい状態。選手も張り合いはなかろう。
採算を度外視しているのかどうかまでは理解出来ないけども、わざわざオールスターをやらなくでも、最近は一軍の試合でも地方開催は増えてきている。ジャイアンツの宇部市野球場開催とか、上毛新聞敷島球場開催とか。けっしてプロ野球が「数年に一回来るお祭り」でなくなってきている。
そもそもこれらの球場では「年に一回」NPBの公式戦が必ず行われている。秋田県立野球場こまちスタジアムでも、今年は8月にスワローズ対ベイスターズの公式戦が2試合組まれている。
まぁスカイ○のアナウンサーがそこまで把握してるわけないでしょうけど。
地方開催がけっして悪い、と言うてるわけではないけども、もう少し、せめて「万単位」でお客さんが呼べる環境でやらせてあげたい、と思うのは間違いでしょうかね。普段少ないお客さんの前でしか試合をやったことのない選手にとっても張り合いになるだろうし。
先日の高槻萩谷総合運動公園野球場でのオリックスバファローズ対広島東洋カープの試合は、6日が945人、7日が872人の観衆を集めた。昨年の同カードの連戦は、土曜日が1185人、日曜日が1583人と、ぶっちゃけむかーしのパシフィックリーグの試合並みの入りだった。
で、この試合。曲がりなりにも「オールスター戦」の割には6026人は少なすぎではないか。
地方開催をするにしても、NPBももっと工夫をいいんじゃないか。
今年の場合、超目玉だったファイターズ大谷翔平は、最初からイースタンリーグ選抜には入っていなかった。おそらくファイターズ球団が「一軍のオールスターファン投票でも票が集まるし、出場出来る」と踏んだんだろう。特に今年の場合パシフィックリーグの監督がファイターズの栗山英樹監督だし。
その目論見が当たったかどうかはさて置き、おめでたいことにチームメイトの陽岱鋼を抜いて、見事パシフィックリーグの外野手部門3位で選出された。しっかり成績も残してるし。
同じくタイガースの藤浪晋太郎も、セントラルリーグ先発投手部門で3位に入っていた。あれだけ騒がせたジャイアンツ菅野智之に倍近い差をつけての3位なんだからさすがとしか言い様がない。
彼もまた、ルーキーながら歴戦のセントラルリーグの選手と堂々と渡り合っている。松坂大輔は別格と考えても、オールスター戦までに6勝出来る高卒ルーキーってのもそうそういてない。
思い切ってこの二人をフレッシュオールスターに向けても良かったんじゃないか。
何となく「客寄せパンダ」みたいになるけども、しょせんはファン投票のない「選抜チーム」同士の戦い、と言うか花相撲。あっちこっち移動して3試合「顔見世興行」に出るよりも、1試合、それこそ同級生が多かろうフレッシュオールスターでのびのび試合をやったほうがいいかも、とか思います。
そもそも、一軍のオールスター戦が、たかだか半年前まで高校生だった選手におんぶにだっこ状態、ってのも恥ずかしい話ではあります。まぁそれに負けぬように成績を上げればいいのであって。
あと、一軍のオールスター戦を3試合もやるのであれば、1試合は「フレッシュオールスター選抜」と試合をやってもいい。それこそ、藤浪晋太郎、大谷翔平が入れば、そこそこ面白い試合になりそう。
特に最近は、よほどのことがない限り、ある程度完成された新人選手が入団してくることも多くなっている。そして皆、1年目からルーキーらしからぬ成績を残す選手もいてる。
それこそ、その1試合を地方開催にしてもいい。選手が「しんどい」とか言うのであれば、一軍オールスター戦1試合、フレッシュオールスター戦1試合、一軍オールスター対二軍オールスター1試合でもいい。同じメンツで試合目ともなると、さすがに「もうええじゃろ」という気にもなる。
「交流戦でマンネリ」とか言うのであれば、NPBの収益増を本気で考えるのであれば、これまでとは違う形をもっと模索した方がいい。何とか冠スポンサーを取り付けながらやっているような状態のオールスターゲーム。もうただ漠然と試合をやっているだけでは誰もお金は出してくれない。
オールスター戦の価値を高めたいのか、ただ単に長距離移動がきついだけなのか、現行の24試合制から、さらに試合数を削減した18試合制すら議論として飛び交った。狭い狭い島国で「移動がしんどい」もなかろうとは思いますけどね、比較はしたくないけど、アメリカなどはもっときついんだし。
地上波放送の放映権料がどんどん下がっている現状、大スポンサーは必要だとは思うけど、スポンサー相手に野球を見せてるわけじゃないんだから、色々と頭打ちになってる今こそ、ただ漠然と放送するだけ、から抜け出さないことには、ますますオールスター戦の価値が下がってしまう。
選手会なりオーナー会議なりNPBなりが「これ」と言うアイディアを出さない限り、いずれオールスターゲームかセ・パ交流戦かのいずれかが大きく削られる可能性もありえる。
複数試合あれば1試合くらいは、交流戦というチーム事情を度外視した、スポンサーとは関係ない所で、選手個人個人の本当の才能と努力のぶつかりぶつかり合いがあってもいいんじゃなかろうか。
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2013.07.19 / Top↑
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