※以下、先週に続いてダラダラ長いだけの、テレビを見ての感想文が続きます。御了承下さい。


仕事の都合上、昨夜録画した23:30から「Good Job! 会社の星」

名将 落合博満に聞く リーダーの極意 後編

を見てました。

相変わらず「野球」の話を基本に進められててはいましたが、いきなりご自身のロッテオリオンズ時代のバッティングフォーム(等身大パネル)の話からはいられるとは思いませんでした。

ふと思ったんですが、今自分のバッティングフォームを、画像なり動画なりで、第三者的に冷静に判断出来るプロ野球解説者、現役選手ってドレくらいいるのかなぁと。多少自画自賛は入るかも知れませんが、特に現役選手で「こう言うフォームで」と言う確固たる目標を持ってる選手がいるかどうか。

まぁそれはそれとして、この回は大半を「質問」に充てられました。その中でいくつか、今のカープに繋がりそうな事を。もちろんこれは、今の私の職場にもつながる「かも」知れません、が(笑)。



Q:失敗しそうな部下に、教えるのか見守るのか

A:俺だったら教えない「何ともならないから助けて下さい」と言うまで放っておく時間も必要なんだろうと思う。人に助けを求めるって言う事は、自分はもう全てそれを受け入れようとしてるわけじゃない。

まだ自分の中で俺はこう言うやり方がある、こっちもあるこっちもあると考えてる時に「お前それは違う、そうじゃなくてこうやってやったほうがイイよ」つってそれで成功したって、次「この人が、何かあったら助けてくれるんだから俺ら考えなくていいんだ」って言う、これが一番まずいんだと思う。

助けを求めて来るまで放っておく。その代わりずっとその子のことを観察してなきゃ駄目。何か変わった事が見えて来る筈だから。それで「そこへ行ったか、そっちじゃないこっちだよな」て言う事を頭の中に置いとけば、その人が質問した時に、どう言う手順でやってたか、って言うのが分かる訳だから。

「そこは俺だったらこう言うやり方してみるけども、もう一回考えてみな」って答えを出さないのが一番良いんだろうと思う。答えを出すとイエスマンになっちゃう。その仕事を任された人間が最後までやり遂げる、人の助けを借りてでも最後までやり遂げてそれを終わらせる事が大事なんじゃないか。



Q:やりたくないことを勉強せず、成長しようとしない部下の育成は?

A:教えてもわからん、やらないと思う。だって自分で興味を持ってる奴は黙ってたってやるんだ。今言ったからすぐその人たち(部下、つまりは選手、か)はやってくれるんだろうと思ったら大間違い。

プロに入って山内さん(当時のロッテオリオンズ監督)に「すいません、もう理解出来ないんで放っといてくれ」と言ったんだ。(色々言われすぎて)ホールが飛ばなくなったんだ。やろうとすればするほど訳がわからなくなって。このままだったらダメだな、と思って自分のやりたいようにとりあえずやって、ダメならダメでいい、と。(それで山内監督は)放っといてくれた。

それが2年3年4年5年と、年が経つにつれて、山内さんから教わった事全部やってるよなと思い始めた。結局ずっと頭の中に残ってる。でもこれは、今は出来ないんだけども、年と共に経験と共に、これは何か知らないけど自分の中で全部取り入れて。

やっぱりそう言う風にやってた自分が、教育ってこういう事なんだ、人を教えるってこういう事なんだ、今教えてすぐじゃなくて、これが自分がいなくなった5年後10年後でもいいじゃないか、そう言う気持ちで若い人に接してやればいいんだろうな、と思う。



この二つの質問って、そのまんまカープの現状に当てはまるんじゃなかろうか。

かつて小早川毅彦氏が打撃コーチをされてた頃、赤松真人に「バッティングフォームをこうしたいんですが」という質問をしに行った時に小早川コーチは「やってみな」と言った、的な話を聞いたことがある。それで結果が出たか出てないか、は別として、そう言う柔軟性は今のカープに備わってるか。

色々と思い悩んでる選手がいるけども、その選手が本当に「まず自分で考えて、色々な練習方法を試しているか」。ぶっちゃけ一軍にも二軍にもいますよ。困った事だとは思いますが。

一軍のそれは、定期的に野村謙二郎監督の「個別指導」が入る。その次の試合、くらいは結果が出るけど長続きしない。それを「延命ヒット」とまで呼ぶOB解説者がいましたが、ホントそのとおり。

早出特打をしても、監督が(言い方は悪いですが)ついてくる。自分でじっくり考える時間もない。考えているのを見かねて監督があれこれ言う。それでも昨シーズンは結果がつながり続けたけど、今年はそうも行かない。考える考えない以前に、納得行くまでバットを振ってないのすら見え隠れする。

二軍にも、試合前の練習で、一人になったら眉間にしわを寄せたまま、自分のバッティングフォームを窓ガラスに映してる選手がいる。そんなしかめっ面しながらティーバッティングをやろうが、フリーバッティングをやろうが、試合に出ようが、満足な結果が残せるわけもないし、事実出てない。

闇雲に練習するのは決して良くないことではあるけども、それが自分で納得してとことん練習して、それでもダメなのであればしかめっ面しながら監督やコーチのところへ行けばいいし、監督コーチもあれこれ言わない方がい。迷ってる時にさらに迷うような事をしたり言ったりするものどうなのか。



Q:どうやって感情をコントロールするか

人に見せる顔と、監督室とかロッカーに入ってる時の顔、全然違うよ。コーチ連中なんかボロクソ言われてるよ。俺選手には言わない。(コーチに)任せてるわけだから。感情をコントロールするんだったら自分が絶対、精神を落ち着けられる場所、一ヶ所作ればいい。

この場所に行ったら誰にも邪魔されないで自分が色んな事を考えながら、でもちょっと時間が経ったら精神的に落ち着くような、という場所を一ヶ所作ればいい。(家庭ですか?)どこにでも有りますよ。



これはもうアレですわ。人の見えるところで帽子叩きつけるくらいなら、監督室にサンドバッグなり何なり置いといた方が良くないか?って話。私も職場で上司に「キレるようなことがあったら倉庫で思う存分やって下さい」と言われます。そんなもんじゃないでしょうかね。



Q:日本一決定時の継投の真相は?

(山井大介が森繁和投手コーチに「岩瀬さんでお願いします」とも言うてたし「もうダメです」とも言うてたし、そもそもマメ潰れてたし、まぁそれは置いといて)チームの連中は、みんな「代える」と思ってたらしい。「岩瀬だよな」っつって。誰も何にも、アレに関しては考えてない。

半世紀以上優勝(日本一)してないんだよ。みんなの目的は何なんだって事。個人なのかチームなのか。チームを預かってる人間はおおまかにチームを、会社をどうやって未来永劫存続させるか考えりゃいい。この一人の為に会社を絶対潰せない。

あそこでそのまま山井でいって負けてたら、あの年俺日本一になってないと思う。絶対に負けてる。一生悔いてんだろうな。それでなくたってそう言う時って何回もあるんだもん。「何であの時」つって。



最後で最大の関心事、ではありますが(笑)。

最後の段ですよね。これは日本シリーズでなくても、毎年のように海に沈んでいるチームならごく当たり前に、公式戦で山のようにあるかも知れない。けど残念なのは「ホニャペケしたい」と反省の弁は述べるけど、その反省の弁と全く同じような事を当たり前のように繰り返してること。

悔いているのなら、最善の策を毎年のように考えてくるはずではありますが、例年通り一人に頼り過ぎて何もかもパァにしてしまう。一人の為にチームを無駄にしているようにしか見えない。

自分が監督に就いてる時にさえ勝てばいい、と言う考えもあながち間違いではないだろうけど、チームをどこに向かわせているのか、が未だに明確にされてないから、毎年のように同じ事の繰り返し。

よく「全力でやりました、悔いはありません」と言う人もいるけど、全力でやって負けた事が最大の「悔い」になると思う。まだまだ野村謙二郎監督は「全力」を尽くしてないし「最善」も見えてないし構築してない。だからと言ってもうそれが4シーズン目に突入している今、そろそろ先を考えて頂きたい。

時期的には「続投宣言」が出る頃だとは思うけど、いつまでもそれに甘えているようではこの先はない。4年もやって、借金ふた桁からしら脱出出来ぬようでは、進歩がないと言われても仕方がない。

色々あの手この手尽くした上で、それこそ「その日出来る事を皆やって」そしてその結果が失敗で「あれこれこうしたい」と言うのであれば構わんけども、野村謙二郎監督はまだまだ。相手先発投手が右ピッチャーだからクリーンアップに左バッター。それでやり切ったような顔をしてもらっても困る。

その物足りなさがそのまんまチーム成績に表れてる。どうしたもんでしょうかね。


当分、この番組録画は何度か見ようかと思っています。そう簡単には消せません。


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2013.07.18 / Top↑
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