7月17日 第15回戦 広島東洋カープ2-4中日ドラゴンズ


仕事の都合上、この試合は深夜に帰って来て、ひと通りいろんな記事を読みつつ、0:30からの再放送を見てました。基本的に仕事で見れん試合は録画して、後で見ることにしてますが、広島に「帰郷」した日の試合は録画はしません。たいがい3日は自宅を空けるので、後から3日分も見れんし。

しかしながらこの試合は、なぜか深夜に再放送。どう言う理由で再放送されているのか分からんし、需要がどこにあるのか今まで理解できませんでしたが、自分で見てようやく理解出来ました。

そう言えばフジテレビONEかそこらでは、朝7時から再放送をやってたりしますが、いずれアレを見ることになったりするんでしょうか。幸いにも、朝まで仕事をすることはまずありませんが。


で、結局は「8回」。前半戦ずっと言われ続けていた不安定な「終盤8回」。

今村猛に頼り切った結果がこれ、ですよ。今村猛に頼るのもいい、リリーフの「大黒柱」と考えるのもよかろう。ただその「大黒柱」にいろんな役割を求め過ぎた結果が昨日の試合結果に如実に現れてる、大黒柱は一本でいいかも知れんけど、その他の柱もないと家は成り立たない。

ましてや「勝鯉の方程式」とまで大見得を切ってはみたものの、これまで勝ててないチームに方程式もへったくれもあったもんじゃない。どうやって勝ち進んだらいいのか分かりかねたままなんだし。

かなり前の記事と被るかも知れませんが、確かに昨年は今村猛が完璧なまでにハマった。しかしながら、リリーフ陣の層を厚くしようと思ったら、今村猛が元気な間に、色々試すべきだったんだ。

一昨年、今村猛を本格的にリリーフで起用した。54試合防御率4.68。ドラフト1位入団とは言え、たかだか2年目のピッチャーを、よくここまで使ったな、とも思った。そして昨年、68試合で1.89。規定投球回数には大きく足りないものの「防御率」だけで考えるとリーグ2位の数字。

けど、他のリリーフピッチャーの登板数は、という話。未だにカープのリリーフピッチャーと言えば、梅津智弘、永川勝浩、横山竜士の名前が出てくる。実績どうこうは置いといて、また横山竜士はちょっと上ですが、年齢的にはまだまだバリバリ投げれる年齢。そして、今村猛をサポート出来るはず。

なのに、負傷等もあったけどこの3人の登板試合数の合計は32試合。永川勝浩に至っては1試合の登板もない。もちろん彼ら3人だけではなく、リリーフピッチャーはたくさんいると言うのに、ちょっと悪くなったら落とし、のくり返し。均等に40試合ずつ投げさせろ、となるとまた運用が難しくなるけども、今村猛以外をあまりにもとっかえひっかえしすぎた。一昨年の今村猛起用の「我慢」がなかった。

我慢がない上に起用法にも一貫性がない。水曜日に2イニング投げさせた横山竜士に連投指令。37歳のリリーフピッチャーにどの程度のモノを求めているのかは分からんが、さすがに無理があった。

ドラゴンズ平田良介との勝負は見応えがあったけど、最後は横山竜士が「根負け」した格好。平田良介「だけ」に10球費やしてる。その10球の間、平田良介はただただ「仕留めれるボール」を探し続けた。もしかしたらどこかでひとつ、フッと抜いたりしたら引っかかったかも知れんけど、そこまでの余裕が横山竜士にも、キャッチャーの會澤翼にも、なかったかな。

さらに言えば、久本祐一でもなく、横山竜士でもなく、あの8回は菊地原毅でもよくなかったか。前日の2イニング無失点で横山竜士を「調子よし」と踏んだのかも知れんけど、いいイメージのまま「木曜日は休み」でも良かったはず。この辺りのコントロールがいつまで経っても上手くならない。

今村猛は投げさせるつもりはなかったにしろ、これがうまく機能しない、と言うか機能させようとせんから、結局一人に頼らざるを得ない、そしてその一人がぶっ壊れたら「いないいない」の大合唱。

中国新聞携帯サイト等で「『これが流れでしょう』と連日の終盤での逆転負けを嘆い」てましたが、思えば久本祐一も「連投」。いくら翌日からしばらく休みとは言え、せっかく前日「ゼロ」で終わったんだから、そこで気分良く休みに突入させてやっても良かったのに、という気もせんでもない。

思えば昨日の試合開始時点で、ピッチャーを11人しか登録してないばかりか、結局対ドラゴンズ3連戦、福井優也も菊地原毅も登板の機会がなかった。

ベンチの思惑、首脳陣の考えは分からんけども、打つ方にばっかり頭が言ってしまって、自ら削ってしまったピッチャー枠を、2人全く登板させぬ事で、さらに苦しくしてしまった。いわば自業自得。

野村謙二郎監督は事ある毎に「今いる選手で何とかしないといけない」と言うけども、その「今いる選手(ピッチャー)」ですらこうやって温存(?)しているようでは、この先も勝てるわけがない。

たまーに2点差とかで「延長戦を見越して」みたいな選手起用が見受けられるけど、基本野球は9イニングで終わらすもの。いらん事を考えずに、それこそしっかり計画しながら、8回9回を「終わらす」事に集中するべき。総力戦、とはよく言うけども、それすら今のカープではままなってない。

「今いる選手」すら使い切ってない、使いこなせてない状況で、さらにはその(表現が難しいですが)「使い切り方」もわからないままに「よーしここから総力戦だ」と言われても信憑性に欠ける。

今現在、支配下登録されている選手全てに「試合への出場機会」を与える事ってそんなに難しい事なのか。それがなくて何のどこが「競争」なのか。こんな事で「底上げ」など出来るものか。

出来てないから、同じ選手を使いまくってしまうんだろう。考え過ぎかも知れんけど、この悪循環が治らぬ限り、川口盛外(現:王子野球部)のように「2年で戦力外通告」みたいな扱いを受ける選手がまだ出るだろう。それが積み重なると、いずれアマチュア球界からもそっぽを向かれかねない。


カープを強くする為に、まだまだ考えねばあらんことはある。少しうまくいかんからって、衆人環視の中、帽子を叩きつけている場合じゃないんだ。緊急ミーティングを開いてる場合じゃないんだ。


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2013.07.18 / Top↑
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