7月15日 第13回戦 広島東洋カープ3-0中日ドラゴンズ


二つ前の記事でネタにした通り、先週火曜日から日曜日まで、気持ちの良いまでに打ちまくり、気持ちの良い程打たれまくったカープ。しかし、それがまるで嘘のような試合展開。

とにもかくにも、この試合の「キモ」と言うかツッコミどころっては、4回裏の野村祐輔の打席。

野村祐輔がスクイズを敢行するも空振り、しかしボールはキャッチャーの松井雅人が零して一塁方向へ。突っ込ん
でたサードランナー赤松真人は、スクイズ空振りの時点でサードへ戻って、に見えた。

しかしなぜか野村謙二郎監督は後ろを向いて帽子を叩きつけるという愚行。

放送席は「現役時代、熱いリーダーシップで」などとフォロー?をしてたけど、そんなリーダーシップは、チームの士気には関わるけど、指揮にはなんの関係もない。むしろそんな物は監督には邪魔。

キャプテンは幹部候補生、みたいな風潮は今も残ってはいるけども、簡単に頭に血が上ってるような状態で、冷静に試合なんか見れるものか。しかもチームのトップに立っている人間がそれでは困る。

チームの意識を鼓舞するような行動はいくらやってもらっても構わない。けど、明らかにあれは自分のチームの選手への八つ当たり。この試合、野村祐輔のピッチングで勝ったようなもの、ではあるけど、下手したら監督の動揺に付け込まれてひっくり返される可能性すらあった。

ドラゴンズは、ベテランキャッチャーの体調を考えて、移動を挟んで連日の試合ともなると、谷繁元信がスタメンマスクじゃないことが多々ある。一昨年あたりまでは谷繁元信に代わって小田幸平がマスクを被ることが多くなってたけども、今年は松井雅人が目立つようになってる。

ここがドラゴンズに付け入る隙のはずなのに、まだまだモノに出来ていない。事実このプレイの後にドラゴンズベンチにいる谷繁元信がアップになってたけど「わっちゃー」みたいな顔をしてた。

ボールを横に弾いた松井雅人に向けてか、どこに向けてかの「あの顔」かは知らんけど、個人的には、帽子を叩きつけた野村謙二郎監督を見て、だったんじゃないかな、とすら思う。よくよく考えたらこの二人「ドラフト同期生」なんですよね。だから何、と言われればそれまでですが。


で、野村謙二郎監督が帽子を叩きつけた理由。

試合終了直後のコメントとしてRCCラヂオで「チーム内の決め事ができていなかったから。ヒーローインタビューの間に緊急ミーティングを行って改めて確認した」とありました。

キャッチャーが横に弾いたにもかかわらずホームに突っ込まなかった赤松真人に対してか、二・三塁間真ん中まで走ってた堂林翔太に対してか、何に対して「緊急ミーティング」を行ったのか。

その前にこの場面、打席に立った野村祐輔に、初球スクイズ(失敗)の後、どんなサインが出続けていたのか。野村祐輔はひたすら、バントの構えからヒッティングに切り替える仕草をして粘った。

それはそれで、ピッチャー岡田俊哉に球数を投げさせると言う意味では至極効果的、だったかも知れんけど、。いっその事スパッと空振り三振をしてしまった方が良かったんじゃないか。

中途半端な状態で中途半端なサインを出し続けるより、送りバント的な考えで「アウト一つやってでもる」みたいな柔軟な考えは出来んものか。強気強気、押しの一手もいいが、少し引くことも重要じゃなかろうか。結局このイニング、強気一辺倒でノーアウト1・3塁で無得点。

もっと言えばツーアウトでも、菊池涼介にスクイズのサインを出してもいい。無駄に振り回す傾向のある最近の菊池涼介。ドラゴンズの先発がサウスポーの岡田俊哉だから1番に置いた、とにかくバッティングに期待して置いたのかも知れんけど、それだけではない、所を見せる気はないか。

だからいつまでたっても「左右信仰」にしか見えないんだ。

事実、日曜日はハマったけども、この試合では2点しか取れてない。往々にして打線爆発の翌日は貧打に泣く事が多い。これはカープに限った事ではないけども、1回裏みたいに、取れる場面で、色々出来る迎祐一郎で、ただ漠然とだ責任立たせて、凡退させたことの方が、罪としては大きいよ。

見慣れた光景とは言え、采配下手なのに何やってんだよレベル。

ここしばらくガッツンガッツン打ちまくって点を取ってきた。石原慶幸のスクイズ等もあったけど。先週火曜日の試合以外は、とても「丁寧に進めた試合」と言うのはない。

確かに、キラ・カアイフエと言う起爆剤、と言うか最新鋭起爆装置のおかげで、打線は活気づいている。しかし、そればっかりに頼っているから、いざと言う時にミスをして、挙げ句緊急ミーティングに逆戻りになる。勝って兜の緒を締めよ、とは言うが、いつぞやの試合で「乗っていきたい」とは言うてたけど、それは選手の言う言葉であって、けっして監督が言う言葉じゃない。

せっかく先制点を犠牲フライで取って、さらにその犠牲フライでファーストランナーもセカンドランナーも次の塁に進んだ。得点のあまり期待出来ない最下位打線に期待するよりも、もっと怒り狂う、と言うかいろいろ考えるべきはこの1回裏、1点しか取れなかった事じゃないか。


よくよく考えたら、ランナーがサードに行こうが、2人3人たまろうが、カープに点が入らないのは、こうやってベンチがいろいろ動きすぎるからなんだろうな。ピッチャーの起用だけでなく、攻撃の方法、点の取り方にも一過性がない。打線の軸は出来たけど、いざとなったら1点取るのに一苦労

10安打で3点しか取れてないところに、それが顕著に表れてる。緊急ミーティングも結構だとは思うけど、常日頃からの「意思統一」がしっかり出来てない、そんな試合だったように思います。


しかし、勝ってもあれこれ下記g連ねてしまうこの傾向、どうにかしたいんですが(笑)。


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2013.07.16 / Top↑
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