7月12日 第7回戦 東京ヤクルトスワローズ11-9広島東洋カープ
何やら前半から中盤にかけて正直、色々とひどい試合でしたな。
まずはカープの先発ピッチャー。何で、と言うか今井啓介。
ローテーションで行けば武内久士のはずではありましたが、ご存知のように先週金曜日の対タイガース戦で、2イニング2失点で降板させられそのまま出場選手登録抹消。で、本来ならと言うかここまでリリーフ待機の今井啓介に白羽の矢が立った、わけではありますが。
よろしくなかったですな。
まぁよろしくなかった、と言うよりも、リリーフから無理やり先発に持ってこさそうとするからじゃないですかね。登板間隔を5日あけました、はいオッケー、じゃねーんだよ。特に無茶遣いしてたリリーフからの「転向」と言うか緊急登板。疲れが抜けきっているかどうか、わかったもんじゃない。
当の本人はチャンスだと考えて「行けます」と言うだろうけど、無理に決まってるんだよ。
9連戦始まる前に武内久士、始まってからも中崎翔太。ちょっと悪いピッチングをしたからって、捨てていくように登録抹消しといて、いざリリーフから回してきた今井啓介には、8点取られても3イニング目って、明らかに投手起用に無理がある、と言うかあまりにも無計画過ぎやせんか。
と言うか、今井啓介に3回裏を任せた理由は分からん。温情のつもりなのか、リリーフの負担を考えて、なのかは分からんけど、なぜその起用を武内久士や中崎翔太に出来なかったのか。
3点4点取られて2イニングで降板、登録抹消されるピッチャーと、8点取られても3イニング目に突入させるピッチャーの差がわからない。この辺り誰が取り仕切っているのか。
確かに今井啓介には、昨年4勝1完封、防御率2.81と言う「実績」がある。その実績を買っての先発起用だったんだろう。しかしながらその成績もリリーフの短いイニングで打たれたり抑えたりしながらして、積み重ねてきた数字だ。どうしてその数字をシーズン最初から信じてやれなかったのか。
また、その信頼を、武内久士や中崎翔太になぜ向けてやれないのか。
誰だったかな。先発ピッチャーからシーズン途中にリリーフに回るのは比較的楽だけど、リリーフから先発に回るのは難しい、とか言うてたのを覚えてます。河原純一か上原浩治かそのあたり。
と言うことを考えると、佐々岡真司が如何に凄いピッチャーか、と言う事が分かりますが、皆が皆そうじゃない。その辺りの見極めを今の首脳陣、特に投手コーチは出来ているのかいないのか。
あとあと困るのはリリーフピッチャーの起用法だ。
不幸中の幸いとでも言おうか、今井啓介のあとは久本祐一、小野淳平が2イニングずつを1点ずつで抑えてくれた。何とかなった。しかしまだまだ連戦が続く中、そうそう複数イニングを任せるわけにも行かんし、複数イニングを凌いでくれるとも限らない。毎日は投げさせられない。
今村猛も昇格して、それなりにリリーフピッチャーの人数が増えた。ならば余計に計画的にピッチャーは使わんといかんはずだ。ぶっちゃけ「今日お前は投げんでええよ」みたいなピッチャーが一人くらいいてもよかろう。それだけこの時期は暑いんだ。準備するだけでも大変なはずだ。
人数はいてもいい、とは言うけども、それを毎日のようにつぎ込んでては無駄に疲労が蓄積するだけ。人がいたらいる分、計画的に、適材適所で使うべきなんだ。今のカープは「それ行けやれ投げれ」とただただ投げさせるだけの、ただの人海戦術に過ぎない。無計画にも程がある。
その場しのぎとその場限りの人選しかしてないから、こんな結果になる。よそのチームは木曜日、休みになってたけど、うちは少なくとも9連戦になってたのは最初からわかってたことだ。
そんな短期・中期的展望と構想のない首脳陣が「優勝」なんか目指せるものか。
で、ずっと気になってるのがカープベンチの様子。
これだけピッチャー陣が酷い状況にも関わらず、野村謙二郎監督と山内泰幸コーチが、ベンチ内で会話してる姿をほっとんど見ないのは気のせいでしょうか。まぁ「見えないところ」で会話はしてるんでしょうけど、マウンドから降りてきたピッチャーと会話してるのは、必ずと言っていい程どっちか。
まぁ両方いっぺんにあれこれ言われたところで混乱するだけだとは思いますが「山内泰幸コーチに全権を委任している」のであれば、それはそれでいいんですが、それにしては試合後の野村謙二郎監督の、ピッチャーに対する不満があまりにも多すぎる。尤も、野村謙二郎監督の中に「責任は俺が取るから、全部任す」みたいな考えはこれっぽっちもないでしょう。
就任1年目2年目の大野豊投手コーチに対する態度もたいがいだったそうですからね。
そして、「北斗の拳2」のケンシロウみたいな衝撃のデビューを飾ったキラ・カアイフエ。
さっぱりでしたな。まぁそんなに連戦連発、とまでは行きませでしたが、早くも読まれかけてるかな。第1打席の前に、前日の2連発の映像が流れていたけど、打ちごろのぼーるはしっかり捉えているとは思う。けど、最終打席は外の低めに落ちるボールに思わず手が出てしまってた。
第1打席も、フルカウントまで行ったことは行ったけど、5球目の空振りはタイミング云々よりも「見えてない」感じがした。そして散々、外のボールを魅せられた挙げ句、次の打席は内角高めのボールに思わず手が出てしまって空振り三振。第三打席はベイスターズ戦の最終打席と同じようなコースのボールを今度は空振り三振。第四打席は、多分この前の日曜日に、バファローズの東野峻からホームランを放ったコース、くらいかなぁ。しっかり捉えられてはいたけれど結果セカンドゴロ。
まーね、自軍の選手のあら探しをしたところで何の役にもたたんのですが、打てんのならその分しかり守っていただきたい。ベイスターズ戦でもぞんざいな扱いのファースト送球があったけども、7回裏のセカンドゴロ。あれはしっかりキャッチしてやろうよ。体を精一杯伸ばした結果だけども。
アウトかセーフか、タイミングとしてはギリギリだったろうけども、それでもランナーは帰って来てたかどうか、くらいのはず。それ以上に気になったのが、すぐ後ろにいた小野淳平。キラ・カアイフエのバックアップ人行くつもりがあったのかなかったのか、完全に気を抜いてた。
残念な試合結果以上に、江村将也へのブーイングはつまらんかった。
まだ投げぬうちからブーイングの意味がわからない。誰がやりだしたんかは知らんけど、彼がカープ戦でマウンドに上がる度、あの人らは江村将也にブーイングを浴びせ続けるんだろうか。
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何やら前半から中盤にかけて正直、色々とひどい試合でしたな。
まずはカープの先発ピッチャー。何で、と言うか今井啓介。
ローテーションで行けば武内久士のはずではありましたが、ご存知のように先週金曜日の対タイガース戦で、2イニング2失点で降板させられそのまま出場選手登録抹消。で、本来ならと言うかここまでリリーフ待機の今井啓介に白羽の矢が立った、わけではありますが。
よろしくなかったですな。
まぁよろしくなかった、と言うよりも、リリーフから無理やり先発に持ってこさそうとするからじゃないですかね。登板間隔を5日あけました、はいオッケー、じゃねーんだよ。特に無茶遣いしてたリリーフからの「転向」と言うか緊急登板。疲れが抜けきっているかどうか、わかったもんじゃない。
当の本人はチャンスだと考えて「行けます」と言うだろうけど、無理に決まってるんだよ。
9連戦始まる前に武内久士、始まってからも中崎翔太。ちょっと悪いピッチングをしたからって、捨てていくように登録抹消しといて、いざリリーフから回してきた今井啓介には、8点取られても3イニング目って、明らかに投手起用に無理がある、と言うかあまりにも無計画過ぎやせんか。
と言うか、今井啓介に3回裏を任せた理由は分からん。温情のつもりなのか、リリーフの負担を考えて、なのかは分からんけど、なぜその起用を武内久士や中崎翔太に出来なかったのか。
3点4点取られて2イニングで降板、登録抹消されるピッチャーと、8点取られても3イニング目に突入させるピッチャーの差がわからない。この辺り誰が取り仕切っているのか。
確かに今井啓介には、昨年4勝1完封、防御率2.81と言う「実績」がある。その実績を買っての先発起用だったんだろう。しかしながらその成績もリリーフの短いイニングで打たれたり抑えたりしながらして、積み重ねてきた数字だ。どうしてその数字をシーズン最初から信じてやれなかったのか。
また、その信頼を、武内久士や中崎翔太になぜ向けてやれないのか。
誰だったかな。先発ピッチャーからシーズン途中にリリーフに回るのは比較的楽だけど、リリーフから先発に回るのは難しい、とか言うてたのを覚えてます。河原純一か上原浩治かそのあたり。
と言うことを考えると、佐々岡真司が如何に凄いピッチャーか、と言う事が分かりますが、皆が皆そうじゃない。その辺りの見極めを今の首脳陣、特に投手コーチは出来ているのかいないのか。
あとあと困るのはリリーフピッチャーの起用法だ。
不幸中の幸いとでも言おうか、今井啓介のあとは久本祐一、小野淳平が2イニングずつを1点ずつで抑えてくれた。何とかなった。しかしまだまだ連戦が続く中、そうそう複数イニングを任せるわけにも行かんし、複数イニングを凌いでくれるとも限らない。毎日は投げさせられない。
今村猛も昇格して、それなりにリリーフピッチャーの人数が増えた。ならば余計に計画的にピッチャーは使わんといかんはずだ。ぶっちゃけ「今日お前は投げんでええよ」みたいなピッチャーが一人くらいいてもよかろう。それだけこの時期は暑いんだ。準備するだけでも大変なはずだ。
人数はいてもいい、とは言うけども、それを毎日のようにつぎ込んでては無駄に疲労が蓄積するだけ。人がいたらいる分、計画的に、適材適所で使うべきなんだ。今のカープは「それ行けやれ投げれ」とただただ投げさせるだけの、ただの人海戦術に過ぎない。無計画にも程がある。
その場しのぎとその場限りの人選しかしてないから、こんな結果になる。よそのチームは木曜日、休みになってたけど、うちは少なくとも9連戦になってたのは最初からわかってたことだ。
そんな短期・中期的展望と構想のない首脳陣が「優勝」なんか目指せるものか。
で、ずっと気になってるのがカープベンチの様子。
これだけピッチャー陣が酷い状況にも関わらず、野村謙二郎監督と山内泰幸コーチが、ベンチ内で会話してる姿をほっとんど見ないのは気のせいでしょうか。まぁ「見えないところ」で会話はしてるんでしょうけど、マウンドから降りてきたピッチャーと会話してるのは、必ずと言っていい程どっちか。
まぁ両方いっぺんにあれこれ言われたところで混乱するだけだとは思いますが「山内泰幸コーチに全権を委任している」のであれば、それはそれでいいんですが、それにしては試合後の野村謙二郎監督の、ピッチャーに対する不満があまりにも多すぎる。尤も、野村謙二郎監督の中に「責任は俺が取るから、全部任す」みたいな考えはこれっぽっちもないでしょう。
就任1年目2年目の大野豊投手コーチに対する態度もたいがいだったそうですからね。
そして、「北斗の拳2」のケンシロウみたいな衝撃のデビューを飾ったキラ・カアイフエ。
さっぱりでしたな。まぁそんなに連戦連発、とまでは行きませでしたが、早くも読まれかけてるかな。第1打席の前に、前日の2連発の映像が流れていたけど、打ちごろのぼーるはしっかり捉えているとは思う。けど、最終打席は外の低めに落ちるボールに思わず手が出てしまってた。
第1打席も、フルカウントまで行ったことは行ったけど、5球目の空振りはタイミング云々よりも「見えてない」感じがした。そして散々、外のボールを魅せられた挙げ句、次の打席は内角高めのボールに思わず手が出てしまって空振り三振。第三打席はベイスターズ戦の最終打席と同じようなコースのボールを今度は空振り三振。第四打席は、多分この前の日曜日に、バファローズの東野峻からホームランを放ったコース、くらいかなぁ。しっかり捉えられてはいたけれど結果セカンドゴロ。
まーね、自軍の選手のあら探しをしたところで何の役にもたたんのですが、打てんのならその分しかり守っていただきたい。ベイスターズ戦でもぞんざいな扱いのファースト送球があったけども、7回裏のセカンドゴロ。あれはしっかりキャッチしてやろうよ。体を精一杯伸ばした結果だけども。
アウトかセーフか、タイミングとしてはギリギリだったろうけども、それでもランナーは帰って来てたかどうか、くらいのはず。それ以上に気になったのが、すぐ後ろにいた小野淳平。キラ・カアイフエのバックアップ人行くつもりがあったのかなかったのか、完全に気を抜いてた。
残念な試合結果以上に、江村将也へのブーイングはつまらんかった。
まだ投げぬうちからブーイングの意味がわからない。誰がやりだしたんかは知らんけど、彼がカープ戦でマウンドに上がる度、あの人らは江村将也にブーイングを浴びせ続けるんだろうか。
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2013.07.13 / Top↑
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