※以下、ダラダラ長いだけの、テレビを見ての感想文がまだ続きます。御了承下さい。
続きと言うか何というか、日中ずっと考えてて(ダメ人間)、あー、あれもこれも、となってしまったので「続き」です。まぁこの番組はおそらく何回かくり返し見ることになろうかと思います。一番いいのは「講演会」でも見に行けば最も白い話を聞けそうではありますが。
名将 落合博満に聞く リーダーの極意 前編
で、番組冒頭で「8年間で4回リーグ優勝」の話が出てきまして。これは落合博満前監督の経歴を語る上で重要なことだとは思いますが、これがご不満なようで。そらそうですよね。ペナントレースを戦ってるんだし。個人的にも「3位でいい」みたいな風潮が蔓延してるのにはどうも我慢ならない。
シーズン開幕前は「オールスターまで5割キープ」だの「首位まで○ゲーム差で」などと言い、シーズン中盤この時期になると「3位浮上」「4位転落」などという言葉が紙面を賑わせたりしてます。
もっとも、下位に低迷しているチームは「まずひとつ上の順位」を目指すのは、ごく当たり前のことではありますが、それをシーズン中に絶対クチにしたらいかん。数字的にも現実的にも、リーグ優勝が決定するまでは、優勝を目指すのがごく当たり前のことなのであって。
そら、ファンの間では「めざせクライマックスシリーズ」等と言う悠長な事を公言される方もいますが、勝って勝って勝ち進んで、最後の最後に負けての3位なら「チーム力がついた」と言えるかも知れませんが、下位に沈んでもがいて、ようやくたどり着いた3位なんざ一銭の役にも立たない。
3位、クライマックスシリーズにたどり着いて初めて翌年優勝を狙える地位に居る事が出来る、などと至極不抜けたことを言う解説者もたまにいてますが、今年のクライマックスシリーズは今年だけの話。今年のリーグ優勝は今年だけの話。翌年になったら全てリセットされる。当然順位も、ですよ。
もちろん、シーズンオフにチーム成績の責任を取って辞任退任する監督さんもいれば、陣もいる。ドラフト会議で超大物新人を獲得して、翌年大活躍、もあり得るかも知れない。今年の数字はあくまで今年だけのもの。選手の実績にはなるだろうけども、それもそのまま翌年に通用するとは思えない。いろいろ相手も研究してくるだろうし、練習も積み重ねてくるだろう。
そんな中での8年間での4度のリーグ優勝を「俺は(8年間で)8回優勝するつもりでやってたわけだから、その半分しか優勝できなかったっていうのはメチャメチャ気分が悪い」と切り捨ててる。
それだけ高い意識をもってシーズンに臨んでいたってことだと思う。それを外にはあれこれ言わないけども、内に向かって「練習」という形で表現してる。決して勝ったから言える言葉じゃない。
実際、カープは野村謙二郎監督が就任して何か変わっただろうか。新聞ネタになるのは中奇抜な練習ばっかりで、野球の試合に果たして役に立つかどうか、というものばっかり。「優勝します」と豪語したまでは良かったけど、中身が伴わない。4年経っても何も変わってない。当然、結果も出てない。
それでも来年も続投なんだろうな。
それとやっぱり、落合博満前監督がすごかったのんって、分からない事は「分からない」と割り切った事。話が前後してしまいますが、その手の話を以下のような表現をされている。
ピッチャーから見るピッチャーと、落合が打席に入った時に見るピッチャーは、見方がまるっきり違う。見ることは出来るけどピッチャーの心理までは経験がないから分からない。代えていいのか悪いのか。その辺は、俺がピッチャー上がりだったら丸っきりバッターの事は任せただろう。
その「任された人」森繁和氏もコメントを出されてました。
今までいろんな監督の下でやりましたけど、まれでしょ。『任せたから』って言われちゃうと余計プレッシャーにもなるし、でも結果も出さなくちゃいけないと言う事で、かなりキツく感じながらも、でも自分の思っている事も出せると言う嬉しさはありましたよ。
監督は『使ったのは俺だから』って。言う事は、監督は『その上(自分)の責任も当然考える」と言うようなコメント的な事をを外に発してくれる。『全部任せた』と言いながらも、やっぱりいろんなことを考えてるんですよ。(リーダーは)そう言う人じゃないといけないでしょうね。
落合氏も、番組中に以下のようなコメントで、著書「采配」の中でも「1ミリ残らず任せき」った理由を語られてる。その上で「選手を送り出すのは監督。ベンチが悪いと負けるんだ」と言われてる。「任せ切った責任」ですよ。もっともこれは、球団主導で招聘したコーチでは難しいかも知れませんが。
あと「あぁ」と思ったのが選手の指導法。あの選手にはこうしよう、この選手にはこうしよう、と言う、その部門のコーチを集めてミーティングをして指導法の一本化」を計ること、と言う話。
選手が一人いて、今日はAコーチが喋って、Bコーチがそれを否定して、Cコーチはさらに前の二人を否定、Dコーチが行ったらまるっきり違うことを言う。これが一番まずいパターンとか。
これって今の堂林翔太そのままじゃなかろうかな。
昨年は町田公二郎、浅井樹と打撃コーチがいながら、事ある毎に「直接指導」を行ってた野村謙二郎監督。監督が直接指導に出てるって事は、その部門のコーチを信用してないってこと。結局どんな優秀有能なコーチを球団が招聘した所で「あれもしたがりこれもしたがり」の監督が出てきた時点ですべてパァ。まぁ一瞬だけでも結果が出るので、全部がパァってわけでもないですが持続性がない。
一人の選手が4通りの事を言われた時、選手が迷わないようにする。と言う事ではあるけど結局指導方法が一本化されてないし、明確になってないから事ある毎に監督が出てくる。
まだそれだけ監督としての実績がない、自分で動きたい、と言うのがあるのかも知れんけど、いい加減監督に就任してから4シーズン目を迎えるんだから、ちったぁ頭を働かせていただきたいもんですがいかがでしょう。頑固なのも結構ですが、その頑固さに信念が見えてこない。
どうにかならんもんかなぁ。
この続編は来週だそうで。ちょっと楽しみです。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
続きと言うか何というか、日中ずっと考えてて(ダメ人間)、あー、あれもこれも、となってしまったので「続き」です。まぁこの番組はおそらく何回かくり返し見ることになろうかと思います。一番いいのは「講演会」でも見に行けば最も白い話を聞けそうではありますが。
名将 落合博満に聞く リーダーの極意 前編
で、番組冒頭で「8年間で4回リーグ優勝」の話が出てきまして。これは落合博満前監督の経歴を語る上で重要なことだとは思いますが、これがご不満なようで。そらそうですよね。ペナントレースを戦ってるんだし。個人的にも「3位でいい」みたいな風潮が蔓延してるのにはどうも我慢ならない。
シーズン開幕前は「オールスターまで5割キープ」だの「首位まで○ゲーム差で」などと言い、シーズン中盤この時期になると「3位浮上」「4位転落」などという言葉が紙面を賑わせたりしてます。
もっとも、下位に低迷しているチームは「まずひとつ上の順位」を目指すのは、ごく当たり前のことではありますが、それをシーズン中に絶対クチにしたらいかん。数字的にも現実的にも、リーグ優勝が決定するまでは、優勝を目指すのがごく当たり前のことなのであって。
そら、ファンの間では「めざせクライマックスシリーズ」等と言う悠長な事を公言される方もいますが、勝って勝って勝ち進んで、最後の最後に負けての3位なら「チーム力がついた」と言えるかも知れませんが、下位に沈んでもがいて、ようやくたどり着いた3位なんざ一銭の役にも立たない。
3位、クライマックスシリーズにたどり着いて初めて翌年優勝を狙える地位に居る事が出来る、などと至極不抜けたことを言う解説者もたまにいてますが、今年のクライマックスシリーズは今年だけの話。今年のリーグ優勝は今年だけの話。翌年になったら全てリセットされる。当然順位も、ですよ。
もちろん、シーズンオフにチーム成績の責任を取って辞任退任する監督さんもいれば、陣もいる。ドラフト会議で超大物新人を獲得して、翌年大活躍、もあり得るかも知れない。今年の数字はあくまで今年だけのもの。選手の実績にはなるだろうけども、それもそのまま翌年に通用するとは思えない。いろいろ相手も研究してくるだろうし、練習も積み重ねてくるだろう。
そんな中での8年間での4度のリーグ優勝を「俺は(8年間で)8回優勝するつもりでやってたわけだから、その半分しか優勝できなかったっていうのはメチャメチャ気分が悪い」と切り捨ててる。
それだけ高い意識をもってシーズンに臨んでいたってことだと思う。それを外にはあれこれ言わないけども、内に向かって「練習」という形で表現してる。決して勝ったから言える言葉じゃない。
実際、カープは野村謙二郎監督が就任して何か変わっただろうか。新聞ネタになるのは中奇抜な練習ばっかりで、野球の試合に果たして役に立つかどうか、というものばっかり。「優勝します」と豪語したまでは良かったけど、中身が伴わない。4年経っても何も変わってない。当然、結果も出てない。
それでも来年も続投なんだろうな。
それとやっぱり、落合博満前監督がすごかったのんって、分からない事は「分からない」と割り切った事。話が前後してしまいますが、その手の話を以下のような表現をされている。
ピッチャーから見るピッチャーと、落合が打席に入った時に見るピッチャーは、見方がまるっきり違う。見ることは出来るけどピッチャーの心理までは経験がないから分からない。代えていいのか悪いのか。その辺は、俺がピッチャー上がりだったら丸っきりバッターの事は任せただろう。
その「任された人」森繁和氏もコメントを出されてました。
今までいろんな監督の下でやりましたけど、まれでしょ。『任せたから』って言われちゃうと余計プレッシャーにもなるし、でも結果も出さなくちゃいけないと言う事で、かなりキツく感じながらも、でも自分の思っている事も出せると言う嬉しさはありましたよ。
監督は『使ったのは俺だから』って。言う事は、監督は『その上(自分)の責任も当然考える」と言うようなコメント的な事をを外に発してくれる。『全部任せた』と言いながらも、やっぱりいろんなことを考えてるんですよ。(リーダーは)そう言う人じゃないといけないでしょうね。
落合氏も、番組中に以下のようなコメントで、著書「采配」の中でも「1ミリ残らず任せき」った理由を語られてる。その上で「選手を送り出すのは監督。ベンチが悪いと負けるんだ」と言われてる。「任せ切った責任」ですよ。もっともこれは、球団主導で招聘したコーチでは難しいかも知れませんが。
あと「あぁ」と思ったのが選手の指導法。あの選手にはこうしよう、この選手にはこうしよう、と言う、その部門のコーチを集めてミーティングをして指導法の一本化」を計ること、と言う話。
選手が一人いて、今日はAコーチが喋って、Bコーチがそれを否定して、Cコーチはさらに前の二人を否定、Dコーチが行ったらまるっきり違うことを言う。これが一番まずいパターンとか。
これって今の堂林翔太そのままじゃなかろうかな。
昨年は町田公二郎、浅井樹と打撃コーチがいながら、事ある毎に「直接指導」を行ってた野村謙二郎監督。監督が直接指導に出てるって事は、その部門のコーチを信用してないってこと。結局どんな優秀有能なコーチを球団が招聘した所で「あれもしたがりこれもしたがり」の監督が出てきた時点ですべてパァ。まぁ一瞬だけでも結果が出るので、全部がパァってわけでもないですが持続性がない。
一人の選手が4通りの事を言われた時、選手が迷わないようにする。と言う事ではあるけど結局指導方法が一本化されてないし、明確になってないから事ある毎に監督が出てくる。
まだそれだけ監督としての実績がない、自分で動きたい、と言うのがあるのかも知れんけど、いい加減監督に就任してから4シーズン目を迎えるんだから、ちったぁ頭を働かせていただきたいもんですがいかがでしょう。頑固なのも結構ですが、その頑固さに信念が見えてこない。
どうにかならんもんかなぁ。
この続編は来週だそうで。ちょっと楽しみです。
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2013.07.11 / Top↑
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