※以下、ダラダラ長いだけの、テレビを見ての感想文が続きます。御了承下さい。
昨日、試合中継の途中に知ったんですが、カープの背番号7が、オールスター戦の「プラスワン」とやらで選出されたとか。この「プラスワン」て何か深い意味合いでもあるんですかね。わしはすっかり、昨年の半価値君を担ぎ出す為のむしろ「謀略」とすら思うんですが如何でしょう。
ちなみにパシフィックリーグはホークス内川聖一だそうで。何かよく分からん選出ではありますが、セントラルリーグとパシフィックリーグでは明らかに「スタァ」の考え方が違うように思います。
それとは関係なく、昨夜NHKーEテレ(今はNHK「教育テレビ」とは言わぬそうで)23:30から「Good Job! 会社の星」と言う番組を見てました。なんで普段何も見てない時間帯に(笑)こんな番組を見てたかと言うと、ゲストが落合博満前監督。制作してるNHK名古屋のなせる業か。
それはともかく、番組のサブタイトルは
名将 落合博満に聞く リーダーの極意
と言う事だったですが、内容としてはほぼ、著書「采配」「コーチング」に則ったもののように思えました。ただやはり、文字を追いかけるよりも、実際に話を聞いた方が面白かったな、などと。
まぁ実際自分が、誰かの上に立ってる人間ではないんで、リーダー云々の話は「あー、なるほどな」とわりかし漠然と聞いてましたが、やっぱり気になったのは、落合博満前監督の「育成法」。
育成法と言うのはちょっと違うかな、とは思うけど、番組の最後の方で「あーっ」と思う(いわゆる)長ゼリフがあった。「モチベーションを高めてチーム力UP」みたいな話の時。
2003年秋に監督就任した時に、その前に受け持ってた監督の野球観と、俺の野球観は違うんだ。見方が違う。見方が違うってことは、どうせダメなんだったら俺に見せてくれ。見せてダメなんだったら俺がそこでユニフォームを脱がせればいいんだ。だから1年間は安心して野球をやれ
その代わり足腰立たなくなるまで練習させた。朝の8時半くらいから練習が始まって、一番最初が帰って来るのが夜の9時くらい。ユニフォームを来て野球をやれるだけお前ら幸せと思え。
(コーチに対して)自分の部署の選手が一人でもグラウンドに残って練習してたら、お前ら全員グランドにいろよ。どこにもこの光景はなかった、異様だった。
最後の段の話って、落合選手が室内練習場で長時間バッティング練習をやってて、手の感覚がなくなり、バットから手が離れなくなった時に、当時の稲尾和久監督が、のエピソードにつながるもんじゃないのかな、と。アレコレ言わんけど、どこかで練習を見守ってる、みたいな。
常々「勝つためにはどうすればいいのか」の問いにあっさりと「練習すればいいじゃん」と答えることの多かった落合前監督ではありますが、それに対する選手への愛情、みたいなのを感じます。
それと「ユニフォームを来て野球をやれるだけお前ら幸せと思え。」これも強烈ですよね。ドラフト中位で入団してきた監督「だけ」が言っていい言葉だと思います。おそらく過去にいろいろと言われたんだろうな。その反発心が今に至ってるんじゃないかと。その分、コーチとして監督として、自分の受け持ってる選手の練習は最後まで見てやろう。なかなか出来ることじゃないと思います。
小学生だったら褒めてやるのは当たり前、しかしいっぱしの大人それでお金もらってるんだったら、褒めるより、これができたらじゃあこっちやろう、って方が「あー、俺はそこをクリアしたんだ」とおもわすほうが得策ではないか。
試合後のコメントで監督が「頑張って泣けてくれた」「いい所で打ってくれた」とか言う事があるけど、「ようやった!」って言うのは、ただ漠然と見てるわしらだけでいいんですよね。
監督やコーチは、それらが出来るようになったら「次のハードル」を用意する。通常の仕事でもそうじゃないかな。「これが出来た、はいよくやりました、じゃあ次これね」的な感じ。
今のカープって「これが出来た、はいよくやりました」で終わってる、野村謙二郎政権1年目に、梵英心が盗塁王を獲得した。そのことで何を舞い上がったのか「機動力野球復活じゃ!」と言い出す人がいた。けどここまで成績が上がってないってことは、その成果を何にも生かせてないことになる。
確かにカープは現在、チーム盗塁数が12球団トップであるけども、それがチーム全体の攻撃力等々に何一つ反映されていない。「出来ましたはいはい」で終わってる証拠なんですよ。
さらにはこんな長ゼリフ
レギュラー取ってる連中は「おまえどけ」って言ってでもやるもんだ。
暗くなって絶対ここでもう打てないって言う所まであいつら打っちゃうもん。人に練習時間やりたくないんだ。自分の身が危なくなってくる。これだけ苦労して来て今の地位を築いてきたんだから「なんで俺らこいつらに(レギュラーを)取られなきゃいけないんだろう」て言う、そう言うものが出てくる。
で、あの「スタァ」。カープ首脳陣には「これだけやらせたんだからやってくれないと困る」と言う思いがあって試合に出してる選手なんだろうとは思います。しかしながら当の本人は「これだけやったんだから打てない訳がない」という絶対的自信みたいなのが、これっぽっちもないから打てない。
カープといえば猛練習、と言うのが古手のプロ野球OBの頭の中にはありますが、その猛練習は「首脳陣が課しているだけ」の練習であって、選手自ら進んで練習じゃない、ように思える。
そら、昔の衣笠祥雄氏みたいに「遊んで帰ってきたらコーチ(関根潤三氏)が待ってて、素振りを朝までやった、という話があったけど、そんな話がここしばらく出てこない。
選手もコーチも「仕事」と割り切ってしまってるんだろうけど、チーム成績が上がらない、個人の成績が上がらない状況では、誰ひとりとして「仕事をやった」と偉そうに言える選手・コーチはおらん。
カープの猛練習で必ずと言っていいほど出てくるのが高橋慶彦氏のエピソード。
足を痛めてる時に、椅子に座ってフリーバッティングをしてたとか、お姉ちゃんの家に遊びに行く時もバットを持っていったとか。どれがホントでどれが嘘なのかは分からんけども(椅子に座って、は本当なんでしょうね)、そう言う話は全く伝わってこない。一人くらいいてもよかろうに。
これからレギュラーを取ろうとする選手は、もっと貧欲になるべきじゃなかろうか。言われたことをやれるようになりました。はいオッケーじゃいつまでもチーム力なんか上がらない。もっとも監督が「出来るようにしない」ような傾向もありますよ。左右信仰の酷さとか見ても。
それ以前に今のカープって、自分から進んで練習する、練習出来る環境にあるだろうか。そこが問題だなぁ。シーズン中にあれこれいう問題ではなかろうけど、「練習という名前の貯金」が足りてない。
無様な三振を見るたび、そう思う。
しかしこのセリフは衝撃だった。「7人の監督に仕えたけども、野球を教わったのは山内(和弘)さんと稲尾(和久)さんだけ。あとの5人からは野球は教わってない。」
●野●一やら●嶋●雄氏の立場は(笑)。まぁ「野球を通しての人との接し方」だとは思いますが。
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昨日、試合中継の途中に知ったんですが、カープの背番号7が、オールスター戦の「プラスワン」とやらで選出されたとか。この「プラスワン」て何か深い意味合いでもあるんですかね。わしはすっかり、昨年の半価値君を担ぎ出す為のむしろ「謀略」とすら思うんですが如何でしょう。
ちなみにパシフィックリーグはホークス内川聖一だそうで。何かよく分からん選出ではありますが、セントラルリーグとパシフィックリーグでは明らかに「スタァ」の考え方が違うように思います。
それとは関係なく、昨夜NHKーEテレ(今はNHK「教育テレビ」とは言わぬそうで)23:30から「Good Job! 会社の星」と言う番組を見てました。なんで普段何も見てない時間帯に(笑)こんな番組を見てたかと言うと、ゲストが落合博満前監督。制作してるNHK名古屋のなせる業か。
それはともかく、番組のサブタイトルは
名将 落合博満に聞く リーダーの極意
と言う事だったですが、内容としてはほぼ、著書「采配」「コーチング」に則ったもののように思えました。ただやはり、文字を追いかけるよりも、実際に話を聞いた方が面白かったな、などと。
まぁ実際自分が、誰かの上に立ってる人間ではないんで、リーダー云々の話は「あー、なるほどな」とわりかし漠然と聞いてましたが、やっぱり気になったのは、落合博満前監督の「育成法」。
育成法と言うのはちょっと違うかな、とは思うけど、番組の最後の方で「あーっ」と思う(いわゆる)長ゼリフがあった。「モチベーションを高めてチーム力UP」みたいな話の時。
2003年秋に監督就任した時に、その前に受け持ってた監督の野球観と、俺の野球観は違うんだ。見方が違う。見方が違うってことは、どうせダメなんだったら俺に見せてくれ。見せてダメなんだったら俺がそこでユニフォームを脱がせればいいんだ。だから1年間は安心して野球をやれ
その代わり足腰立たなくなるまで練習させた。朝の8時半くらいから練習が始まって、一番最初が帰って来るのが夜の9時くらい。ユニフォームを来て野球をやれるだけお前ら幸せと思え。
(コーチに対して)自分の部署の選手が一人でもグラウンドに残って練習してたら、お前ら全員グランドにいろよ。どこにもこの光景はなかった、異様だった。
最後の段の話って、落合選手が室内練習場で長時間バッティング練習をやってて、手の感覚がなくなり、バットから手が離れなくなった時に、当時の稲尾和久監督が、のエピソードにつながるもんじゃないのかな、と。アレコレ言わんけど、どこかで練習を見守ってる、みたいな。
常々「勝つためにはどうすればいいのか」の問いにあっさりと「練習すればいいじゃん」と答えることの多かった落合前監督ではありますが、それに対する選手への愛情、みたいなのを感じます。
それと「ユニフォームを来て野球をやれるだけお前ら幸せと思え。」これも強烈ですよね。ドラフト中位で入団してきた監督「だけ」が言っていい言葉だと思います。おそらく過去にいろいろと言われたんだろうな。その反発心が今に至ってるんじゃないかと。その分、コーチとして監督として、自分の受け持ってる選手の練習は最後まで見てやろう。なかなか出来ることじゃないと思います。
小学生だったら褒めてやるのは当たり前、しかしいっぱしの大人それでお金もらってるんだったら、褒めるより、これができたらじゃあこっちやろう、って方が「あー、俺はそこをクリアしたんだ」とおもわすほうが得策ではないか。
試合後のコメントで監督が「頑張って泣けてくれた」「いい所で打ってくれた」とか言う事があるけど、「ようやった!」って言うのは、ただ漠然と見てるわしらだけでいいんですよね。
監督やコーチは、それらが出来るようになったら「次のハードル」を用意する。通常の仕事でもそうじゃないかな。「これが出来た、はいよくやりました、じゃあ次これね」的な感じ。
今のカープって「これが出来た、はいよくやりました」で終わってる、野村謙二郎政権1年目に、梵英心が盗塁王を獲得した。そのことで何を舞い上がったのか「機動力野球復活じゃ!」と言い出す人がいた。けどここまで成績が上がってないってことは、その成果を何にも生かせてないことになる。
確かにカープは現在、チーム盗塁数が12球団トップであるけども、それがチーム全体の攻撃力等々に何一つ反映されていない。「出来ましたはいはい」で終わってる証拠なんですよ。
さらにはこんな長ゼリフ
レギュラー取ってる連中は「おまえどけ」って言ってでもやるもんだ。
暗くなって絶対ここでもう打てないって言う所まであいつら打っちゃうもん。人に練習時間やりたくないんだ。自分の身が危なくなってくる。これだけ苦労して来て今の地位を築いてきたんだから「なんで俺らこいつらに(レギュラーを)取られなきゃいけないんだろう」て言う、そう言うものが出てくる。
で、あの「スタァ」。カープ首脳陣には「これだけやらせたんだからやってくれないと困る」と言う思いがあって試合に出してる選手なんだろうとは思います。しかしながら当の本人は「これだけやったんだから打てない訳がない」という絶対的自信みたいなのが、これっぽっちもないから打てない。
カープといえば猛練習、と言うのが古手のプロ野球OBの頭の中にはありますが、その猛練習は「首脳陣が課しているだけ」の練習であって、選手自ら進んで練習じゃない、ように思える。
そら、昔の衣笠祥雄氏みたいに「遊んで帰ってきたらコーチ(関根潤三氏)が待ってて、素振りを朝までやった、という話があったけど、そんな話がここしばらく出てこない。
選手もコーチも「仕事」と割り切ってしまってるんだろうけど、チーム成績が上がらない、個人の成績が上がらない状況では、誰ひとりとして「仕事をやった」と偉そうに言える選手・コーチはおらん。
カープの猛練習で必ずと言っていいほど出てくるのが高橋慶彦氏のエピソード。
足を痛めてる時に、椅子に座ってフリーバッティングをしてたとか、お姉ちゃんの家に遊びに行く時もバットを持っていったとか。どれがホントでどれが嘘なのかは分からんけども(椅子に座って、は本当なんでしょうね)、そう言う話は全く伝わってこない。一人くらいいてもよかろうに。
これからレギュラーを取ろうとする選手は、もっと貧欲になるべきじゃなかろうか。言われたことをやれるようになりました。はいオッケーじゃいつまでもチーム力なんか上がらない。もっとも監督が「出来るようにしない」ような傾向もありますよ。左右信仰の酷さとか見ても。
それ以前に今のカープって、自分から進んで練習する、練習出来る環境にあるだろうか。そこが問題だなぁ。シーズン中にあれこれいう問題ではなかろうけど、「練習という名前の貯金」が足りてない。
無様な三振を見るたび、そう思う。
しかしこのセリフは衝撃だった。「7人の監督に仕えたけども、野球を教わったのは山内(和弘)さんと稲尾(和久)さんだけ。あとの5人からは野球は教わってない。」
●野●一やら●嶋●雄氏の立場は(笑)。まぁ「野球を通しての人との接し方」だとは思いますが。
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2013.07.11 / Top↑
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