さて、今村猛が買っていった「おかもとのカレー」は誰が食ったのか、と言う妙な謎が解き明かされないまま、試合本編に移らせていただきます。もっとも、個人的にバファローズ主催試合は「おかもとのカレー」を食した時点で、目的の半分は達成したようなもの、ですが。(笑)

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これがないと始まらないし、見ないとどうもスイッチが入らない「メンバー表交換」。

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そして、お楽しみでもある「円陣」ですが


最後の声出しは何と、キラ・カアイフエ。通訳の通称「ミゲル君」を介してのソレではありましたが、雑音に紛れていますが「ガンバリマショウ」と日本語で叫んでいます。



先攻:広島東洋カープ
1(中)天谷宗一郎
2(右)中東直己
3(一)キラ・カアイフエ
4(指)栗原健太
5(左)岩本貴裕
6(遊)小窪哲也
7(二)庄司隼人
8(三)鈴木誠也
9(捕)磯村嘉孝
投手:岩見優輝

ベンチ入り選手(背番号)
投手:16 23 28 30 34 67 125
捕手:27 32 61
内野手:0 4 5 13 51 52
外野手:00 10 35 43 49 50

後攻:オリックスバファローズ
1(三)梶本勇介
2(中)武田健吾
3(二)後藤光尊
4(指)ヴィニー・ロッティーノ
5(一)辻俊哉
6(右)川端崇義
7(遊)縞田拓弥
8(捕)庄司龍二
9(左)稲倉大輝
投手:東野峻

ベンチ入り選手
投手:13 14 17 39 43 48 58 61 65 116
捕手:37 45 49 67
内野手:0 1 5 33 62
外野手:4 46 53 56 117 118

打撃成績
1回表
天谷     1‐0から2球目を打ってセンターフライ
中東     フルカウントから7球目を空振り三振
キラ     1‐1から3球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット
栗原     3‐1から5球目を選んでフォアボール
岩本     3‐1から5球目を打ってセンターオーバー2点タイムリーツーベースヒット
バファローズ0‐2カープ
小窪     2‐2から8球目を空振り三振

●立ち上がりの東野峻。何となくコントロールが定まらない。中東直己には粘られ、キラ・カアイフエには見事なセンターオーバーをくらい、ジャイアンツ時代には幾度も対戦した栗原健太には見切られ、岩本貴裕にきっちり捉えられ、の失点。まぁカープがよく知ってるピッチャーですから。

1回裏
梶本     1‐2から5球目を見逃し三振
武田     初球を打ってレフト前ヒット
後藤     初球を打ってセンター前ヒット
ロッティーノ 1‐2から6球目を打ってセンター前ヒット
辻      1‐2から4球目を打ってサードゴロ
ダブルプレイならずセカンド庄司がファーストへ悪送球で2者生還
バファローズ2‐2カープ
川端     0‐2から3球目を打ってサードゴロ

●セカンド庄司隼人の悪送球なのか、ファーストキラ・カアイフエの捕球エラーなのかは判断によりけりですが、いずれにしろダブルプレイをきっちり取らないことには一軍は遠いです。試合に出たり出なかったりで、テンションを維持するのも大変だとは思いますが、守備を安定させぬことには。

2回表
庄司     1‐2から4球目を打ってキャッチャーファウルフライ
鈴木誠    2‐0から3球目を打ってショートゴロトンネル
磯村     0‐1から2球目をファースト前送りバント
天谷     1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ

2回裏
縞田     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
庄司     フルカウントから6球目を空振り三振、縞田はセカンド盗塁失敗
稲倉     3‐1から5球目を選んでフォアボール
梶本     初球を打ってキャッチャーファウルフライ

3回表
中東     フルカウントから6球目を打ってレフトフライ

キラ     フルカウントから6球目を打ってライトスタンドへ来日第1号ホームラン
バファローズ2‐3カープ
栗原     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
岩本     初球を打ってレフトフライ
次打者小窪の4球目に栗原セカンド盗塁失敗

●カープが新しく買った「扇風機」キラ・カアイフエがようやく来日第1号ホームラン。当初は麺嵐なのかなんなのか、無駄に空振り等が多かったようにも思いますが、この三連戦では、じっくりボールを見ようとする姿勢もみられ「へぇ」とも思っていましたが、ようやく出ました。

●ただ、まだバッティングフォームが何となくセンターから右寄り狙いのようにも思えるので、攻め方を覚えられるとさっぱり、の可能性も無きにしも非ず。あまり深い期待はせんようにしますが、この一発で周囲の見方がどのように変わるか。

●一体何がしたかったのか栗原健太の盗塁失敗。ヒットエンドランがかかっていたようにも思えず、もしかしたら「行ける」と自分で判断しての結果、かも知れませんが、意味なくアウトを積み重ねただけ。

3回裏
武田     2‐2から7球目を打ってレフトオーバーツーベースヒット
後藤     2‐2から5球目を打ってサードゴロエラー
ロッティーノ 2‐1から4球目を打ってライトフライ
辻      2‐2から5球目を打ってサードゴロダブルプレイ

4回表
小窪     1‐2から4球目を空振り三振
庄司     1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
鈴木誠    1‐0から2球目を打ってサードゴロ

4回裏
川端     2‐2から8球目を打ってピッチャーゴロ
縞田     フルカウントから6球目を空振り三振
庄司     2‐2から5球目を見逃し三振

5回表
磯村     0‐1から2球目を打ってサードゴロ
天谷     ストレートのフォアボール
次打者中東の2球目に天谷セカンド盗塁成功
中東     1‐1から3球目を打ってショートゴロ
キラ     1‐0から2球目を打ってライト前タイムリーヒット
バファローズ2‐4カープ
栗原     フルカウントから7球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット
キラ爆走ホームイン、バックホームの間に栗原はサードへ
バファローズ2‐5カープ

バファローズ選手交代
ピッチャー東野→古川

岩本     1‐1から3球目を打ってセンターフライ

●キラ・カアイフエが3打席で早くも猛打賞。ようやく時差ボケが治ってきたのか、日本のピッチャーのボールと、攻め方の傾向に順応出来つつあるのか、ようやく出だした長打。そして猛打賞。

●この結果を知ってか知らずか、野村謙二郎監督は、早くもキラ・カアイフエの一軍昇格を決定したもよう。しかしながら「起爆剤になってくれれば」とは言いますが「タラレバ」ではチームは絶対に浮上しないし、打線も上向きにあるはずもない。まだまだ守備にも不安があります。

●シーズン折り返しの7月上旬に昇格してくる外国人選手に、どの程度の数字を期待しているのかは分かりません。ただ、外国人選手の穴を外国人選手で埋める、ような傾向で、果たしでチームが強くなるのか、野村謙二郎監督が口癖のようにしてる「底上げ」ができるのか、理解に苦しみます。

●こんな事を言ったら怒られるかも知れませんが、キラ・カアイフエの結果が芳しくなかった場合、いったい誰が責任を取るのか。これまでこんなひどい成績でありながら、球団上層部が責任を取ったという話を一切聞きません。監督の首をすげ替えるだけではお先真っ暗、ですよ。

5回裏
稲倉     1‐2から4球目を打ってライトフライ
梶本     2‐2から7球目を打ってセンターフライ
武田     2‐1から4目を打ってライト前ヒット
ライト中東の打球処理ミスでバッターランナーセカンドへ
次打者後藤の2球目に磯村セカンドに牽制悪送球
後藤     1‐1から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ3‐5カープ
ロッティーノ 0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット
辻      2‐2から6球目を空振り三振

●つまらない打球処理ミスと牽制悪送球。ミスが1イニングで2つ重なって、失点しないわけがない。致し方ない、と言えばそれまでですが、ここは締めて欲しかったです。

6回表
バファローズ選手交代
ピッチャー古川→伊原
セカンド後藤→堤

小窪     1‐1から3球目を打ってサードゴロ
庄司の代打上本 0‐2ら球目を打ってライト前ヒット
鈴木誠    0‐1から2球目を打ってサードゴロセカンド封殺
次打者磯村の初球に鈴木誠セカンド盗塁成功
磯村     1‐1から3球目にデッドボール
天谷     1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ

●半ば強引に持っていったような上本崇司のライト前ヒット。最近のファウルでの粘り腰といい、この打球の飛び方といい、。何となく「執念」を感じます。

6回裏
カープ選手交代
代打上本→ショート
ショート小窪→セカンド

川端     1‐2から4球目を打ってキャッチャーファウルフライ
縞田     1‐1から3球目を打ってショートフライ
庄司     初球を打ってレフト前ヒット
稲倉     フルカウントから8球目を空振り三振

7回表
バファローズ選手交代
ピッチャー伊原→吉野

中東の代打鈴木将 初球を打ってセンター前ヒット
キラ     1‐0から2球目を打ってピッチャーゴロダブルプレイ
栗原     0‐1から2球目を打ってセンターフライ

7回裏
カープ選手交代
代打鈴木将→レフト
レフト岩本→ファースト
ファーストキラ→ライト下水流
ピッチャー岩見→横山

梶本     1‐1から3球目を打ってセンターフライ
武田     0‐2から4球目を打ってサードゴロ
堤      0‐1から2球目を打ってファーストゴロ

8回表
バファローズ選手交代
ピッチャー吉野→戸田

岩本     初球を打ってセンター前ヒット
小窪     1‐0から2球目を打ってショートゴロ、岩本はセカンドへ
上本     フルカウントから6球目を空振り三振
鈴木誠    フルカウントから7球目を選んでフォアボール
磯村     2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ

8回裏
ロッティーノ 1‐1から3球目を打ってレフトフライ
辻      2‐2から8球目を打ってショートゴロ
川端     0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
縞田     1‐1から3球目を打ってショートゴロエラー
庄司     フルカウントから6球目を打って右中間突破2点タイムリーツーベースヒット
バファローズ5‐5カープ

カープ選手交代
ピッチャー横山→永川

稲倉の代打西川 2‐0から3球目を打ってレフトフライ

●7回裏から登板した横山竜士。7回裏を10球で済ませて首脳陣が「調子よし」と判断したのか、それとも自分で「もう1イニング」と思ったのかは分かりませんが(ベンチ前では強めのキャッチボールをしてました)、結果は案の定といえば案の定。

●その前に個人的推測としては、7回横山竜士、8回金丸将也もしくは山野恭介、9回永川勝浩、などと考えていました。右バッターが並んでいますが、左対左ばかりではなく、左対右でもしかり抑えれるようにならないと、リリーフとしては役に立たない、と常日ごろ考えているからです。

●実際この試合でも、、バファローズ吉野誠なんかは、何事もなかったの如く、鈴木将光や栗原健太を抑えています。ベテランだから、と言うのもあると思いますが、マウンドに立たさないことには経験も何もあったもんじゃない。結局この三連戦、金丸将也と山野恭介は登板なし。

●横山竜士の失点も痛いですが、それ以上に「これから」のピッチャーを遠征に連れて来ておきながら、登板させなかったのはもったいない。ただでさえ人数を絞って帯同させているだけに、勝負に徹するあまり冷静さを忘れてしまったか、のような投手リレー。うーん・・・・。

●それと、エラーは致し方ないものと考えても、ここは横山竜士に抑えて欲しかった。自身の数字のため、また上本崇司の為にもマウンドを降りる時に、納得いってないような仕草を見せてましたが、思うところはあるのかどうか。いずれにしろ「謎の回またぎ」ではありました。

●上本崇司。最近は庄司隼人との併用という形になっていますが、庄司隼人同様、守備は安定させないと。サード、という選択肢は最近は見られなくなりましたが、ショートであれセカンドであれ、木村昇吾は一軍送りにあったとは言え、まだ小窪哲也といういい見本がいます。まだまだ精進。

9回表
バファローズ選手交代
キャッチャー庄司→斉藤
代打西川→レフト
ピッチャー戸田→鴨志田

天谷     2‐1から4球目を打ってライトフライ
鈴木将    2‐2から8球目を打ってサードゴロエラー
下水流    1‐2から4球目を空振り三振
栗原     0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット

バファローズ選手交代
ピッチャー鴨志田→松本

岩本     2‐2から5球目を打ってレフトフライ

●先の古川秀一のマウンドもそうですがバファローズベンチは、要所要所で左バッターに回ってきた時は躊躇なくワンポイントでサウスポーを投入してくる。このあたりでこんな場面になれば、と言う想定がいくつもできているんだろうな、とは思います。

9回裏
カープ選手交代
キャッチャー磯村→白濱

梶本     初球を打ってレフト前ヒット
武田     初球をピッチャー前送りバント
堤      フルカウントから6球目を選んでフォアボール
ロッティーノ フルカウントから6球目を打ってサードゴロダブルプレイ

●最後はヒヤヒヤしましたが「ここに打たさなかったら絶対にダブルプレイは取れない」と言う所にしっかり飛んで、鈴木誠也が慌てることなく打球処理。長かった試合もようやく終了。

由宇鯉 201 020 000 5
神戸牛 200 010 020 5

※規定により引き分け
本塁打:(C)キラ・カアイフエ来日第1号

投手成績
(左から順に、登板イニング数、対戦打者数、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
広島東洋カープ
岩見   6   27 117  8  2  6  3  0
横山   1.2  8  31  2  0  0  2  1
永川   1.1  5  17  1  1  0  0  0

オリックスバファローズ
東野   4.2 22  91  5  3  2  5  5
古川   0.1  1   2  0  0  0  0  0
伊原   1    5  13  1  1  0  0  0 
吉野   1    3   5  1  0  0  0  0
戸田   1    5  21  1  1  0  0  0
鴨志田  0、2  4  18  1  0  1  0  0
松本   0、1  1   5  0  0  0  0  0



二日続けての3時間40分越えの長い長い試合。しかも打ちまくって景気のいい長さであればまだ許容範囲だとは思いますが、両チーム合わせて7つのエラー(すいません、一部未確認です)と言う「締りのなさ」はちょっとなー。前日土曜日の試合後は野球教室もやりーの、この試合でも少年野球チームが観戦に来てましたが、とてもじゃないですが「お手本」に出来る試合じゃない。

「バッティングで取り戻せ」と簡単に言いますが、タイムリーエラーでもやらかそうものなら、ホームランでも打たない限り挽回は出来ない。ホームランを狙って打てるバッターがいない現状であれば、無駄に点数をやるようなエラーをまず防ぐ術を考えないと。

ピッチャーも、エラーで出したランナーを簡単に返し過ぎ、と言うかしっかり抑えないと。暑い中で緊張感の維持も大変かと思いますが、そんな事は言うておれんし。

もっとも、被安打11でエラーも5つやらかし、フォアボール3つで5点に「抑えた」のは、まだまだカープにもツキがあるのか、それともバファローズにツキがなかったのかという試合。

あとの収穫は、この炎天下の中、8本もヒットを打たれながら、6回117球(手許集計)を投げきった岩見優輝のスタミナ、かななどとも思ったりもします。

個人的に、左腕のセットアッパーで「すごいなぁ」と思うのはタイガースの筒井和也がいます。彼の場合は見てて羽目関係なくホントよく投げてるなぁという印象。

どこのチームにも一人くらい、ものすごい体力のありそうな、打者の左右関係なくイニングをつなげるサウスポーがいてもいい。残念ながらカープには」そう言うピッチャーもおらんし、作ろうともせん。一人くらい、週に2回くらい、イニングまたぎを楽々こなすサウスポーがいてもいい。

野村謙二郎監督にそう言う考えがあるのかどうか分かりません。多分無いでしょうけど、そう言うポジションをあてがうことが出来るピッチャーだと思います。それこそ、金曜日の神戸サブ球場で先発をした梅津智弘同様、バッターの左右関係なしに抑えれるリリーフ養成のため、にも思えます。

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2013.07.08 / Top↑
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