さて昨日から、オリックスバファローズとの3連戦が始まりました。

この3連戦には2年連続で「高槻萩谷総合運動公園野球場」での試合も含まれており、ウエスタンリーグ・ボヘミアンにとっては数少ない「大阪府下で由宇カープの試合が見れる機会」になってます。

遠い近いはまた別の話ですが(笑)

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で、昨日はその「前座」として神戸サブ球場で1試合。

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到着は10:20頃、だったんですが。

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バファローズ選手はおろか、カープ選手も練習をやってませんでした。と言うのも前夜の雨の影響で、両チームの練習は、バファローズの室内練習場でやってから、と言う事になり、正式な開門時間の前に、グラウンドで練習していたのはバファローズ投手陣、だけでした。

カープ選手が球場入りしたのは、開門直後の11:45。通常ならここでいくつか練習風景の画像を挿入するんですが「ない」ので、球場入りする選手の画像をダラダラ並べます(笑)。

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で、本当に守備練習もないまま試合開始。と言うのもこの試合中、ずっとセンターからバックネット方向に向かって強い風が吹いておった為、フライに関してチェックせんでいいのかな、とも思いました。これが試合にどの程度影響するものなのか。以下、動画にはかなり強い風の音が入っています。

そして試合前の円陣。

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いつも通り、粛々と指示を聞く。

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声出しは上本崇司。

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一発声出し、は終わったものの、そこに至るまでの「口上」がかなり短め。顔を上げた岩本貴裕は「え?それで終わりなん?」とも言いたげな表情。

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これまた、ちょーっとそれはないんじゃねーか、と言わんばかりの天谷宗一郎と鈴木将光。

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「じゃあ」と言う事でもう一回やり直し、足の構えすら変え、声も最初よりかなり出てました。



先攻:広島東洋カープ
1(中)天谷宗一郎
2(二)庄司隼人
3(一)キラ・カアイフエ
4(指)栗原健太
5(左)岩本貴裕
6(遊)小窪哲也
7(右)土生翔平
8(三)鈴木誠也
9(捕)磯村嘉孝
投手:梅津智弘

ベンチ入り選手(背番号)
投手:16 20 23 30 34 39 67
捕手:27 32 61
内野手:0 4 5 51 52
外野手:00 10 35 43 49 50

後攻:オリックスバファローズ
1(中)西川拓喜
2(二)平野恵一
3(指)後藤光尊
4(一)ヴィニー・ロッティーノ
5(左)川端崇義
6(三)小島脩平
7(捕)斉藤俊雄
8(遊)堤裕貴
9(左)武田健吾
投手:ブランドン・ディクソン

ベンチ入り選手(背番号)
投手:00 14 27 32 36 39 48 54 58 61
捕手:37 45 49 67
内野手:0 1 5 33 38 62 119
外野手:4 26 53 56 63 117 118

打撃成績
1回表
天谷     フルカウントから8球目を選んでフォアボール
庄司     フルカウントから7球目を空振り三振
しかし天谷はセカンド盗塁成功
キラ     2‐1から4球目を打ってライト前タイムリーヒット
バファローズ0‐1カープ
栗原     1‐2から4球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ

●立ち上がりから制球の定まらない、バファローズ先発のディクソン。天谷宗一郎の何がそんなに嫌だったのか、粘られ粘られのフォアボール。えらく試合が長くなりそうな予感はしました。

●そして、個人的初見のキラ・カアイフエ。もう振り回した所にボールが来るように祈るだけ、みたいなバッティング。確かに、当たれば飛びそうではありますが、確実性を考えると、日本に来てもう2年目のブラッド・エルドレッドの方がありそうな。もう少し、どころが上がり目があるのかすら。

1回裏
西川     2‐1から4球目を打ってファーストゴロ
平野恵    フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
後藤     2‐2から5球目を打ってショートフライ

2回表
岩本     1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
小窪     初球を打ってセンター前ヒット
土生     1‐2から5球目を打ってファーストライナーダブルプレイ

●土生翔平の打球。完璧に捉えてそれこそ「火の出るような打球」だったものの、ファーストのロッティーノのミットにすっぽり。動画では切れてしまっていますが、捕ったというよりも、グラブを出した所に打球が来た、と言う感じのプレイ。

2回裏
ロッティーノ 0‐1から2球目を打ってライトフライ
川端     2‐2から6球目を打ってファーストゴロ
小島     初球を打ってセカンドフライ

3回表
鈴木誠    2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
磯村     初球をピッチャー前送りバント
天谷     ストレートのフォアボール
庄司     1‐2から5球目を見逃し三振
キラ     2‐2から5球目を空振り三振

3回裏
斎藤     0‐2から3球目を打ってショートライナー
堤      初球を打ってレフト前ヒット
武田     2‐0から3球目を打ってレフト前ヒット
西川     2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
平野恵    1‐1から3球目を打ってセカンドゴロセカンド封殺のみ、サードランナー生還
バファローズ1‐1カープ
後藤     1‐2から4球目を打ってセンターフライ

4回表
バファローズ選手交代
ピッチャーディクソン→ミンチェ

栗原     1‐2から5球目を空振り三振
岩本     2‐2から5球目を打ってセカンド内野安打
小窪     初球を打ってセンター前ヒット
土生     初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ

4回裏

ロッティーノ 1‐2から4球目を打ってセンターフライ、天谷ナイススライディングキャッチ
川端     フルカウントから6球目を打ってサードゴロ
小島     1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ

●何が凄いって、天谷宗一郎がスライディングキャッチを覚えたこと。とかく天谷宗一郎の代名詞といえば「気迫あふれるダイビングキャッチ」とも言われますが、後ろに逸らさない事を考えると、また怪我のリスクを考えると、ダイビングよりもスライディングの方が安全だし、ごまかしも利くし(笑)。

5回表
バファローズ選手交代
ピッチャー→ミンチェ→高橋秀

鈴木誠    2‐2から5球目を空振り三振
磯村     1‐2から4球目を打ってセンターフライ

バファローズ選手交代
ピッチャー高橋秀→松本

天谷     2‐2から6球目を空振り三振

●突如としてマシンガン継投に移行したバファローズ。テストの意味合いもあるんだとは思いますが、翌日は「遠出」。そんなにピッチャーをガンガンつぎ込んでいいのか、と余計な心配。

●それ以上に、そのバファローズベンチの術中にまんまとはまってしまったカープ打線。特に天谷宗一郎。このあたりでこんな無様なn空振り三振をしているようでは、まだまだ上に上がれないよ。

5回裏
斎藤     1‐2から5球目を打ってセンターフライ
堤      0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
武田     初球を一塁線へ送りバント
西川     初球を打ってセカンドゴロ

6回表
バファローズ選手交代
ピッチャー松本→八木
セカンド平野恵→サード縞田
サード小島→セカンド

庄司の代打上本 2‐2から6球目を打ってショートゴロ
キラ     1‐2から4球目を空振り三振
栗原     0‐2から3球目を見逃し三振

6回裏
カープ選手交代
代打上本→ショート
ショート小窪→セカンド

縞田     1‐1から3球目を打ってショートゴロ
後藤     1‐2から4球目を打ってレフトオーバースリーベースヒット
ロッティーノ 1‐1から3球目を打ってショートゴロ
川端     1‐2から4球目を見逃し三振

●動画では追い切れていないのですが、後藤光尊がちょこんと合わせた打球は、岩本貴裕の頭上を越えるスリーベースヒット。強風が吹いていたゆえの判断ミスなのか何なのか。レフト、ライト、ファーストと役回りがコロコロ変わる悲しさがある、とは言うものの、本職の外野でミスはちょっとイタイ。

●特に最近、松山竜平が一軍で、打つ方だけでなく守る方でも目覚しい活躍を見せてます。結局この後の打席で代打を出されてしまったけども強風は言い訳になりません。

7回表
岩本     1‐2から4球目を空振り三振
小窪     フルカウントから6球目を見逃し三振
土生の代打鈴木将 0‐2から3球目を打ってショート内野安打
次打者鈴木誠の4球目前に鈴木将、一二塁間に挟まれタッチアウト

●せっかくラッキーな内野安打で出塁しても、みすみす自分からチャンスを潰しにnかかることもないはず。打つ。守るも最低限出来てもらわないと困るけども、こういったつまらない走塁ミスは減らさないと、内田監督も一軍に推薦はし辛い。またこんな所が、鈴木将光が一軍に定着出来ない要因なのかも。

7回裏
カープ選手交代
代打鈴木将→ライト

小島     初球を打ってレフトフライ
斎藤     1‐2から4球目を空振り三振
堤      初球を打ってファーストゴロ

8回表
鈴木誠    初球を打ってセンターフライ
磯村     2‐1から4球目を打ってセンター前ヒット
天谷     0‐1から2球目をサード前送りバント
上本     2‐2から9球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ1‐2カープ
キラ     初球を打ってどん詰まりながらレフト前ヒット
栗原     フルカウントから7球目を打ってセンター前タイムリーヒット
バファローズ1‐3カープ
岩本の代打下水流 初球を打ってライトフライ

8回裏
カープ選手交代
ピッチャー梅津→永川
代打下水流→レフト

武田     0‐1から2球目を打ってセカンドゴロ
西川     初球をピッチャー前セーフティバント内野安打
次打者縞田の初球に西川セカンド盗塁成功
縞田     1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
後藤     1‐1から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
バファローズ2‐3カープ
次打者ロッティーノの4球目前にファーストランナー後藤、誘い出されてタッチアウト

9回表
バファローズ選手交代
ピッチャー八木→鴨志田

小窪     1‐2から6球目を空振り三振
鈴木将の代打中東 2‐2から5球目を見逃し三振
鈴木誠    ストレートのフォアボール
次打者磯村の初球に鈴木誠セカンド盗塁成功
磯村     3‐1から5球目を選んでフォアボール
天谷     1‐0から2球目を打ってライト前タイムリーヒット
バファローズ2‐4カープ
バックホームの間に天谷はセカンドへ
上本     1‐2から4球目を空振り三振

9回裏
カープ選手交代
代打中東→レフト
レフト下水流→ライト
ピッチャー永川→今村

ロッティーノ 1‐2から球目を打ってライト前ヒット
川端     初球を打ってライト前ヒット
小島     0‐1から2球目をピッチャー前送りバントサードフォースアウト
斎藤の代打辻 1‐2から4球目を打ってレフトフライ
堤     0‐1から2球目を打ってライト前ヒット
武田     1‐2から4球目を空振り三振

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由宇鯉 100 000 021 4
神戸牛 001 000 010 2

勝鯉投手:梅津智弘 15試合1勝0敗2セーブ
セーブ投手:今村猛 3試合0勝1敗2セーブ
敗戦投手:八木智哉 8試合1勝4敗1セーブ

投手成績
(左から順に、登板イニング数、対戦打者数、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
広島東洋カープ
梅津    7   27  84  5  0  2  1  1
永川    1    4  12  2  0  0  1  1
今村    1    6  17  3  0  1  0  0

オリックスバファローズ
ディクソン 3   12  45  3  2  2  1  1
ミンチェ  1    4  12  2  0  0  0  0
高橋秀   0.2  2   9  0  0  0  0  0
松本    0.1  1   6  0  0  1  0  0
八木    3   13  54  5  0  4  2  2
鴨志田   1    6  26  1  2  3  1  1



一軍経験豊富なスターティングメンバーを組んだカープ、フリーエージェント移籍選手を続々と投入してくるバファローズ。ウエスタンリーグ公式戦なのか、セ・パ交流戦なのかわからない試合展開。

その中でも随一の貫禄を見せてくれたのが梅津智弘。7イニング84球の「超」の字が付く省エネピッチング。7イニング投げたうち、2回裏、5回裏は9球、7回裏は何と6球。

しかしながら一軍に昇格すると、何故か球数を投げさせられる不思議。相手バッターの力量、キャッチャーの違い、要素はさまざまあると思いますが、せっかくこうやって長いイニングを投げる機会を持って、こうやって結果を残してるんだから、もっと一軍で登板機会があってもいい。

1イニングかそれ以下でちゃっちゃとリリーフピッチャーを交替さすのもいいけど、もっと役割分担を明確にすれば、選手のポテンシャルは発揮出来るはず。まだまだ野村謙二郎監督頭を使わないと。

そして気になる今村猛。先週の由宇練習場三次きんさいスタジアムでの対タイガース戦は完全休養。雁ノ巣球場での対ホークス戦から由宇カープ戦線に参加、でしたが、結果はご覧の通り。

ストレートはMaX148km/h(スコアボード表示)を計測していたものの、まだまだフォームは立ち投げっぽい。だからボールに伸びもなく、簡単に合わせられてヒット連発。おそらく本人も「これだけ球速が出てるのに」と言う思いにかられてるはず。正直、暫らくは投げない方がいいのかも。


あと、頻繁に交代した外野守備。まずい走塁やまずい守備の連続だったゆえ、二軍ですから「懲罰交代」の意味合いももちろん、含まれていたと思います。

しかしながらこれは、一軍でやってもいいはず。ぶっちゃけ弱いチームなんだから、これはやっていいけどこれはやったらいかん、みたいなつまらぬ制約は無いはず。

懲罰、ではないだろうけど「アカン」と思うならばさっさと交代さすべき。そして「選手はいくらでもいる」と、ミスを犯した選手に危機感を持たすのもまず一興。これが本当の競争であり、切磋琢磨ではなかろうかと考えます。チームメイトは仲間であり、ライバルですよ。

一部選手に傾倒するのもいいけど、ベンチ入り選手全員で戦う姿勢は由宇カープの方がよく見える。そして、チームとして勝っているからかも知れんけど、何度か紹介しているように、試合前の声出しも雰囲気がいい。笑顔の中にも適度な緊張感が茶だよっている。この空気が一軍にはないような。

あと今村君。内容に不満はあるかも知れんけど、もっと前を向こう。いろいろ思うところはあるとも思うけど、投げる以上はいろいろ考えてられない。まずキャッチャーミットめがけて思い切り投げて、打たれたら打たれたで「しゃーない」と考えよう、そしてゼロに抑えたら「それでまずよし」としよう。

出場選手登録抹消直前辺りから、何となく歩き方も、マウンド上での立ち姿も、うつむき加減にしか見えないんですよ。体全体に疲れが溜まって、そして力が入りっぱなしになってるんじゃないかな。まず、しゃんと背中を伸ばして肩の力を抜いて前を見よう。野球以前に話はそこからですよ。

首脳陣も、いろいろ計画はあろうとは思いますが「無理」と思ったら外してやってください。そして、試合に出すなら極力リラックスさせてあげてください。


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2013.07.06 / Top↑
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