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6月26日 第11回戦 広島東洋カープ0-5読売ジャイアンツ


試合前に、今村猛が出場選手登録抹消となりました。しかも「練習中」。



【広島】今村 練習中2軍降格告げられた 日刊スポーツ

広島のセットアッパー今村猛投手(22)が26日、出場選手登録を抹消された。前日25日巨人戦(マツダスタジアム)でも、2点リードの8回から登板したが、1/3回を1安打1四球2失点で逆転負けの要因をつくった。

最近9試合連続で安打を許すなど、精彩を欠いていた右腕は「しっかり調整してこいと言われました」と、練習中に2軍降格を告げられたことを明かした。野村謙二郎監督(46)は「メンタルの部分が大きい。(2軍での再調整が)彼にとっても(復調の)近道だと思う」と説明した。



球場に来て、練習中の宣告ってのもどうなのかなぁ、とは思います。まぁある程度報道等を見て「覚悟」くらいは出来てたかとは思いますが、そんんあワンクッション置くくらいなら、昨日のうちに通告しておいたほうが良方んじゃないかな。その方が区切りをつけるにはよかろうし。

とにかく、抹消が遅すぎましたね。

今の状態であれば今村猛はどう考えても戦力にならない。「しっかり調整してこい」と野村謙二郎監督は気分良く送り出したつもり、なんだろうけど、メンタル面だけは調整でなんとかなるもんじゃない。二軍で投げました。抑えました、ハイ昇格ね、と言う状態とは明らかに違う。疲れてますよ。

そらぁ、2年目からフル回転状態。休む暇すらもらえてない。チームは成績が上がってないのに「勝鯉の方程式」とか何とか。昨年こそ、素晴らしい数字は残したけど、リリーフピッチャーは彼だけじゃない。なのにリーd-した場面であれ、ビハインドであれ、事ある毎にマウンドへ。

そんな状態で3シーズン目。しかも今年はワールドベースボールクラシックもあったし、プレッシャーは並大抵のもんじゃなかったろう。「甲子園優勝投手」と言う肩書きは当分ついてまわろうけど、それがそのままプロ野球で通用する蓮もない。おそらく今シーズンは気の休まる暇もなかったはずだ。

それを「功罪」と言ってしまえばそれまでではあるけど、ある程度の配慮は必要だったしかしながらそれを野村謙二郎監督が許すはずもない。投げてもらう投手とまで言うてるんだから。

野村謙二郎「選手」自身が二軍でもがき苦しんだことが無いから、二軍を軽視してるし。

いっその事、海風で塩漬けになる覚悟で大野練習場で汗を流してみてはどうだろう。投げることを一切考えず、自分で考える時間を目一杯持って根本的に気分転換を図った方がいい。心身ともにモヤモヤが取れぬ限り、今のままでは二軍のマウンドに上がったところで、結果なんざ残らない。

今のカープに「調整でいい」選手は、よくて前田健太くらい。まだ今村猛も4年目。ぶっちゃけ1年くらい棒に振っても構わん、とすら思います。前田健太も、1年目は一軍で一切投げなかったんだから、それくらいの配慮考慮があってもいいはず。野村謙二郎監督にその余裕は、ないだろうな。


で、今日の先発の中崎翔太が昇格して来ましたが、今村猛が出場選手登録抹消にじゃなかったら誰を抹消するつもりだったのかな。今出場選手登録はいっぱいいっぱいの28人。謎は残ります。

しかし、なぜ中崎翔太先発やったんですかね。まぁ正直、ローテーションの谷間でもあることは確かなんですが。まぁ今井啓介でも良かったんでしょうけど、先週土曜日が寛ちゃんのスライド登板になり、自身は日曜日の試合にリリーフのマウンド。このあたりで予定が狂ってしもうたかな。

中崎翔太は――――こんなもんでしょ。緊急昇格みたいなもんだったし。もっとも、予定は前からあったのかもしれませんが、そして由宇カープも一時雨天中止が2試合続いたりしてたんで、実戦マウンドとしてはかなり登板間隔が空いてるはず。まぁそれを「しゃーない」では済まされませんが。

ただそれ以上に、こんな時に目を覚まさんといかんのが攻撃陣のはずではありますが。

笠原将生だ凱旋帰国の青木高広だに手もなく捻られててはどうしようもない。こんな時にこそ、打って助けてやらといかんのに、そこまで頭は回らんだろう。その前に、打ててたらこれだけ負けはせん。

そもそも「あと一本」以前の話だったんだし。外野に飛んだヒットが1本じゃ話にならんし、フォアボール2個じゃどうしようもない。それに加えて、ダブルプレイ3つとか。うち2つが梵英心。負けるべくして負けとる。天が入らないことにベンチが苛立ってるか、ムキになってるとしか思えん。

こんな状態でジャイアンツに勝てる訳などない。むしろ負けて当たり前。


そんな中での光明ってなんじゃろうな、と思って考えればやはり上野弘文。

由宇カープで比較的安定した数字を残してる。ずっと見てるわけじゃないけど、私が見てた試合では、そんなに大崩れした記憶がない。むしろコントロールに気を配って、丁寧に投げていた印象。今シーズン初登板でいきなり2イニングの回跨ぎ、ではあったけど、二軍で見慣れた上野弘文だった。

ランナーを出してもビビることなく、淡々と投げてた。これが一軍でなかなか出来んのだけど、漸くその辺りのメンタルコントロールが出来るようになったか、というところでしょうかね。もっとも、キャッチャーが「勝手知ったる」會澤翼だった、と言う事もあるかも知れませんがね。

こーんな言い方もアレですが、今村猛ばかりがリリーフピッチャーじゃない。由宇カープでは菊地原毅が0.44と言う防御率を残してる。梅津智弘も通算で1.72と言う防御率。今のカープ投手陣で「二軍だから」と言う逃げ口上は一切通用しない。みな二軍レベルみたいなもんなんだから。

一人にこだわっている場合じゃない。選手はなんぼでもいてる。限界はありますが。それらをうまく使いこなして初めて「総力戦」と言えるし「チーム一丸」ですよ。その辺り、野村謙二郎監督は分かっているか。限られた人数でペナントレースなんか乗り切れんのだ。

よく「負けたら意味がない」と吐き捨てる選手がいる。けど、そのイミのない試合でも「己の存在を掛けている選手」もおるこ。結果はファンにとってはつまらんことではあるけども、絶対に「意味がない」で切り捨ててはいけない。ユニフォームを着てる限り、意味のないものはない、と思う。

上野弘文には「意味のあった試合」だったろう。まだまだ彼に期待する人、多いですよ。


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2013.06.26 / Top↑
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