※注:試合のない日の暇潰しの、駄文の練習です。テキトーに流して頂ければこれ幸い(笑)。
ボール議論、選手も声を 日本経済新聞
加藤良三コミッショナーと野球談議をさせてもらったとき、私が日米野球でボブ・ターレー(ヤンキース)やドン・ニューカム(ドジャース)から打った本塁打を鮮明に記憶されていたのに驚いた。
そのとき「日本の球より大リーグの球は飛ばなくて苦労した」と話した気がする。この欄でも、日米で球が異なるのは困りもので、飛ぶ球でプレーしていると打者が本当のスイングを忘れ、野球の品格が落ちると書いてきた。
だから加藤さんが低反発球を導入したとき「わが意を得たり」と喝采を送った。それが……。統一球を導入したときだけ発表して、変えたときに知らせないのはまずい。
わけもわからず、飛ぶ、飛ばないと首をかしげながらプレーさせられてきた選手、その記録に注目してきたファンは釈然としないはずだ。インチキに付き合わされた、との思いもあるだろう。ボール問題は根が深い。古くはウサギのように跳ねるのでラビットボールと呼ばれた球が使われた年もあった。2010年までの球はそこまでではないが、へっぴり腰で打った打球が柵越えするなど、飛びすぎはあきらかだった。
それを是正するための低反発球は打者の意識をいい方向に変えつつあった。球が飛ばないならとバットを重くしてインパクトを強めようとする選手もいれば、スイングを改造した選手もいた。
低反発球の中には基準の反発力に満たない球があったといい、変更はやむをえないかもしれない。ただ、これでまた打者が安易なスイングに戻るかもしれないと思うと残念だ。
低反発球を使った2年はいい経験にはなった。飛ぶ球、飛ばない球、両極端の状態を確かめられたわけで、これをもとに球をどうするか議論すればいい。その際肝心なのは選手が主体となることだ。
ボールそのものの問題もさることながら、こうした技術的なテーマで選手が置き去りにされていたことの方が、より深刻かもしれない。日本野球機構に選手経験者がつくポストを新たに設けるなど、組織の風通しを良くすることも課題だろう。
もうこの話が出て10日以上経過します。
しかしながら選手側であれこれ言うてたのは、松原徹日本プロ野球選手会事務局長くらい。
まだシーズン中なので、その手の「話し合い」は選手会が動くより、それこそ事務局が動いた方がやりやすい、のかも知れません。嶋基宏選手会会長は「何も知らされずに今までプレーしてきたのが寂しい。一方通行ではなく、お互いに話し合って答えを出すことが球界にとって大事」と述べるのみ。
ただこの手のコメントって、他の選手が漏らした言葉とそうそう変わらない。選手会会長にマイクが向けられたって事は、それなりの言葉を皆が求めてた、って事なんだとは思いますが、あまりにも話が大き過ぎて、プロキャリア7年目、選手会会長就任半年では、ちょっと無理もあるような。
そのあたり、理事長でもある井端弘和なり、各球団に1名ずついる「副会長」が周りを固めてやらないかんとは思いますが、ここまでは具体的に「選手が動く」と言う話はなし。まぁ近々「第三者委員会」が設けられるそうなので、それを見てからだとは思いますが。
それ以上に加藤爺が雲隠れ状態。いろいろと記者会見は開かれていますし、日本野球機構の中の人が各チームにn事情説明なり回ってたみたいですが、隠匿の責任を取るべきは加藤爺なんだし、この爺さんが動かない限り、この問題は第三者委員会がどうしようが絶対に解決、終了しない。
今日、今年のオールスターゲームのファン投票の結果が発表になったけど、いっその事第一戦の札幌ドームでの試合前に挨拶するか。第二戦の神宮球場で、野球殿堂入りの表彰があるそうですが、そこでも良かろう。「不祥事を起こしたと思っていない」と悪気がないのであれば、出て来れる筈。
ここまで徹底的い前に出てこないってことは、やっパリやましい事があるんですよ。
オールスターゲームあたりで、確かプロ野球の経営者会議とかありましたよね。よく覚えてないんですが。そのあたりでも話題にならないほうが可笑しいし、むしろ話題にすべき。
昨年7月の12球団オーナー会議では、加藤爺の「コミッショナー再任」が問い質された。
そこで、加藤爺の再任に対して「賛成」だったのは、セントラルリーグ6球団とホークス。マリーンズとライオンズは「保留」、イーグルス、ファイターズ、バファローズは明確に「反対」だったとか。
まぁこの当時は「ワールドベースボールクラシックの監督問題」が滞ってたということもあって、さらにはワールドベースボールクラシックが、セントラルリーグ主導になりかけていた、と言う話も加わって、問題になっていたんだと思います。まぁここでも「決定力の無さ」がアダになったようにも思いますが。
どっかのチームと似てますね。
このあたりで、何となしに曖昧なままに「留任」させてしまったことが、今回の隠蔽問題につながったんだとすら思います。それにほっとしたのか、昨年のジャイアンツの日本一パーティに出席したばかりか、そこで「巨人が4勝0敗で終わったらNPBは赤字になるであろう、2試合やれば数億円はもうかるであろうということで、いろいろなご配慮をいただいたという“説”がないことはない」と言う珍言。
ファイターズ球団はそうなる事を見越して、と言うかそういう人物だ、と見抜いて「留任反対」だったんでしょうか。まぁ何かと頭のいいファイターズ球団ですから、そのあたりまで調査済だったのか。
つかこの時点で誰も問題視せんかたことが、今回の統一球問題にもつながったのかも知れません。
コミッショナーってそんなになり手がないのかな、前任の根來泰周氏も、一旦任期が切れて退任されましたが、その後1年3か月もの間「代行」で事実上の留任。この人も問題がなかったか?と言えばないわけじゃないんですが。任期中にタイガースの優勝記念パーティに出たりもしてましたからね。
第三者委員会を設けて、問題を片付けるのもいいでしょう。ただ問題は、もっともっと、現場で実際にボールを使ってる選手が、声を大きく上げてもいい。生活がかかってるんだし。
それこそ「一投一打が勝負(生活)の全て」なんだし。
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ボール議論、選手も声を 日本経済新聞
加藤良三コミッショナーと野球談議をさせてもらったとき、私が日米野球でボブ・ターレー(ヤンキース)やドン・ニューカム(ドジャース)から打った本塁打を鮮明に記憶されていたのに驚いた。
そのとき「日本の球より大リーグの球は飛ばなくて苦労した」と話した気がする。この欄でも、日米で球が異なるのは困りもので、飛ぶ球でプレーしていると打者が本当のスイングを忘れ、野球の品格が落ちると書いてきた。
だから加藤さんが低反発球を導入したとき「わが意を得たり」と喝采を送った。それが……。統一球を導入したときだけ発表して、変えたときに知らせないのはまずい。
わけもわからず、飛ぶ、飛ばないと首をかしげながらプレーさせられてきた選手、その記録に注目してきたファンは釈然としないはずだ。インチキに付き合わされた、との思いもあるだろう。ボール問題は根が深い。古くはウサギのように跳ねるのでラビットボールと呼ばれた球が使われた年もあった。2010年までの球はそこまでではないが、へっぴり腰で打った打球が柵越えするなど、飛びすぎはあきらかだった。
それを是正するための低反発球は打者の意識をいい方向に変えつつあった。球が飛ばないならとバットを重くしてインパクトを強めようとする選手もいれば、スイングを改造した選手もいた。
低反発球の中には基準の反発力に満たない球があったといい、変更はやむをえないかもしれない。ただ、これでまた打者が安易なスイングに戻るかもしれないと思うと残念だ。
低反発球を使った2年はいい経験にはなった。飛ぶ球、飛ばない球、両極端の状態を確かめられたわけで、これをもとに球をどうするか議論すればいい。その際肝心なのは選手が主体となることだ。
ボールそのものの問題もさることながら、こうした技術的なテーマで選手が置き去りにされていたことの方が、より深刻かもしれない。日本野球機構に選手経験者がつくポストを新たに設けるなど、組織の風通しを良くすることも課題だろう。
もうこの話が出て10日以上経過します。
しかしながら選手側であれこれ言うてたのは、松原徹日本プロ野球選手会事務局長くらい。
まだシーズン中なので、その手の「話し合い」は選手会が動くより、それこそ事務局が動いた方がやりやすい、のかも知れません。嶋基宏選手会会長は「何も知らされずに今までプレーしてきたのが寂しい。一方通行ではなく、お互いに話し合って答えを出すことが球界にとって大事」と述べるのみ。
ただこの手のコメントって、他の選手が漏らした言葉とそうそう変わらない。選手会会長にマイクが向けられたって事は、それなりの言葉を皆が求めてた、って事なんだとは思いますが、あまりにも話が大き過ぎて、プロキャリア7年目、選手会会長就任半年では、ちょっと無理もあるような。
そのあたり、理事長でもある井端弘和なり、各球団に1名ずついる「副会長」が周りを固めてやらないかんとは思いますが、ここまでは具体的に「選手が動く」と言う話はなし。まぁ近々「第三者委員会」が設けられるそうなので、それを見てからだとは思いますが。
それ以上に加藤爺が雲隠れ状態。いろいろと記者会見は開かれていますし、日本野球機構の中の人が各チームにn事情説明なり回ってたみたいですが、隠匿の責任を取るべきは加藤爺なんだし、この爺さんが動かない限り、この問題は第三者委員会がどうしようが絶対に解決、終了しない。
今日、今年のオールスターゲームのファン投票の結果が発表になったけど、いっその事第一戦の札幌ドームでの試合前に挨拶するか。第二戦の神宮球場で、野球殿堂入りの表彰があるそうですが、そこでも良かろう。「不祥事を起こしたと思っていない」と悪気がないのであれば、出て来れる筈。
ここまで徹底的い前に出てこないってことは、やっパリやましい事があるんですよ。
オールスターゲームあたりで、確かプロ野球の経営者会議とかありましたよね。よく覚えてないんですが。そのあたりでも話題にならないほうが可笑しいし、むしろ話題にすべき。
昨年7月の12球団オーナー会議では、加藤爺の「コミッショナー再任」が問い質された。
そこで、加藤爺の再任に対して「賛成」だったのは、セントラルリーグ6球団とホークス。マリーンズとライオンズは「保留」、イーグルス、ファイターズ、バファローズは明確に「反対」だったとか。
まぁこの当時は「ワールドベースボールクラシックの監督問題」が滞ってたということもあって、さらにはワールドベースボールクラシックが、セントラルリーグ主導になりかけていた、と言う話も加わって、問題になっていたんだと思います。まぁここでも「決定力の無さ」がアダになったようにも思いますが。
どっかのチームと似てますね。
このあたりで、何となしに曖昧なままに「留任」させてしまったことが、今回の隠蔽問題につながったんだとすら思います。それにほっとしたのか、昨年のジャイアンツの日本一パーティに出席したばかりか、そこで「巨人が4勝0敗で終わったらNPBは赤字になるであろう、2試合やれば数億円はもうかるであろうということで、いろいろなご配慮をいただいたという“説”がないことはない」と言う珍言。
ファイターズ球団はそうなる事を見越して、と言うかそういう人物だ、と見抜いて「留任反対」だったんでしょうか。まぁ何かと頭のいいファイターズ球団ですから、そのあたりまで調査済だったのか。
つかこの時点で誰も問題視せんかたことが、今回の統一球問題にもつながったのかも知れません。
コミッショナーってそんなになり手がないのかな、前任の根來泰周氏も、一旦任期が切れて退任されましたが、その後1年3か月もの間「代行」で事実上の留任。この人も問題がなかったか?と言えばないわけじゃないんですが。任期中にタイガースの優勝記念パーティに出たりもしてましたからね。
第三者委員会を設けて、問題を片付けるのもいいでしょう。ただ問題は、もっともっと、現場で実際にボールを使ってる選手が、声を大きく上げてもいい。生活がかかってるんだし。
それこそ「一投一打が勝負(生活)の全て」なんだし。
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2013.06.24 / Top↑
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