今日から三日間、由宇カープは阪神甲子園球場でウエスタンリーグ公式戦を行います。

この模様はCS放送スカイAで三連戦とも生中継されます。夜は録画のリピート放送もあります(11日分は16日)。ぶっちゃけわざわざ甲子園球場まで見に行く必要性はまったくありません。

しかしながら、出来る限り見に行こうとは思ってます。別に変わった事があるわけでもなく、ただいつものようにビデオカメラを据えるだけですが、通常のテレビカメラでは見えないところも多々あったりします。そう言うのを探しに行くのもまた現地観戦の醍醐味、かも知れません。

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で、いつもの通り、午前10時(ちょっと過ぎ)に阪神甲子園球場到着。

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べつに甲子園球場の年間指定席も持ってなければ、ファンクラブに入っているわけでもないので、通常の当日券列に並びます。

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開門&チケット発売約5分前にこれを貼り出します。

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開門。握手会をやってましたが華麗にスルー。

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11:30開門なので、開門して座席を確保してすぐに「メンバー表交換」と相成ります。まぁこのあたりの慌しさはナゴヤ球場とあまり変わりません。

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カープバッティング練習終了。通常は座席確保からのわずかな時間、選手の撮影に興じるんですが、今回は放送席とほぼ同じ高さの席を確保したため、選手の撮影は断念しました。

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すかっと青空、とまではいきませんでしたが、試合開始直前にはこの青空。そもそも兵庫県南部は「曇り時々雨」とかの予報だったはず。梅雨も入ったし、台風すら近付いておるんですが、一体どうなっているんでしょうか。たdし、蒸し暑かったことは確かですが。

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ビデオ係は戸田隆矢と山野恭介。なぜかビデオ係としてはよく登場しますが、いっぺんも登板した、という話を聞かんし見ません。それこそ「最終兵器として温存」しているのか。ただ単に登板機会がないだけなのか。一回り体の大きくなった彼のピッチング、見てみたいんですが。

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で、最近は半ば「ネタ」と化してる試合前の「声出し」でありますが。

左上:神妙な顔でコーチの指示を聞く
右上:「お前やれ」と言わんばかりに白濱裕太に背中を押される高橋大樹
左下:しかし、円陣の中央に進み出たのは通訳の通称「ミゲル君」
右下:とうとう「選手でもコーチでもない人」の声出しが実現(笑)

いずれ、ブルペンキャッチャーのクレート君とか山本芳彦打撃投手の声出しがあってもおかしくない。もっとも、それだけ選手もコーチも裏方さんも「チーム」としてまとまってる証拠なのかな。



先攻:広島東洋カープ
1(遊)木村昇吾
2(二)小窪哲也
3(中)天谷宗一郎
4(一)栗原健太
5(左)フレッド・ルイス
6(指)下水流昂
7(右)土生翔平
8(三)鈴木誠也
9(捕)磯村嘉孝
投手:武内久士

1番~5番までを考えると、どう考えても「こんな所にいちゃいかんよ」みたいなメンバーであります。むしろこのメンバーと、現在の一軍メンバーで試合をしていただきたいんですが。

後攻:阪神タイガース
1(中)伊藤隼太
2(左)藤川俊介
3(右)今成亮太
4(一)森田一成
5(指)高山久
6(三)野原将志
7(二)黒瀬春樹
8(捕)清水誉
9(遊)北條史也
投手:金田和之

打撃成績
1回表
木村     1‐0から2球目を打ってレフトフライ
小窪     2‐2から5球目にデッドボール
天谷     1‐2から5球目を打ってショートライナー
栗原     フルカウントから6球目を打ってセカンドフライ

1回裏
伊藤隼    フルカウントから9球目を選んでフォアボール
俊介     初球をサード前送りバント
今成     三球三振(見逃し)
森田     1‐2から4球目を空振り三振

2回表
ルイス    初球を打ってセンター前ヒット
下水流    初球を打ってショートゴロセカンド封殺

土生     1‐0から2球目を打って右中間スタンドへ第2号先制ツーランホームラン
タイガース0‐2カープ
鈴木誠    2‐2から5球目を打ってライト前ヒット
次打者磯村の2球目に鈴木誠盗塁失敗
磯村     1‐1から3球目を打ってライト前ヒット
次打者木村の3球目にワイルドピッチでセカンドへ、さらに清水がずっこけて磯村はサードへ
木村     2‐2から5球目に三振

試合開始あたりから、レフトからライトへの「浜風とは逆の強い風」がずっと吹いてまして。それにうまく乗った感じではありましたが、右中間の一番深い所に飛び込んだ先制のツーランホームラン。

打った本人はホームランとは気付かず、セカンドベースを回っても猛ダッシュ。

何でも、またカープは新外国人選手を獲得することを発表しましたが、一体そんなに外国人選手ばっかり獲得して何になるのか。まるで外国人枠は別物、と言いたげな球団の姿勢は理解出来ません。

ちょっと傷が出来たら、絆創膏を貼り付けるかの如く、次から次へとやってくる外国人選手。今いる選手を皆試さずに、安易に海の物とも山の物ともつかない外国人選手に頼る姿勢。これが治らない限り、野村謙二郎の指揮するカープは見に行く気は起こりません。

2回裏
高山     1‐2から5球目を打ってサードゴロ
野原     1‐2から4球目を打ってショートゴロ
黒瀬     2‐0から3球目を打って左中間突破ツーベースヒット
清水     1‐0から2球目を打ってショートゴロ

3回表
小窪     1‐2から4球目を打ってセンター前ヒット
天谷     1‐2から5球目を打ってショートライナー
次打者栗原の4球目に小窪セカンド盗塁成功
栗原     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
ルイス    1‐2から4球目を空振り三振
下水流    フルカウントから6球目を選んでフォアボール
土生     1‐2から5球目に押し出しデッドボール
タイガース0‐3カープ
鈴木誠    初球を打ってセンターフライ

打って当たって大活躍の土生翔平。ギリッギリではありますが、チーム唯一の3割バッター。しかも前の打席でホームランを打ったとなると、警戒されるのは当たり前、しかし、満塁で押し出しってのは。

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試合の真っ最中にもかかわらず、自らを虫干しする中田廉。

3回裏
北條     ストレートのフォアボール
伊藤隼    2‐2から6球目を空振り三振
俊介     2‐0から3球目を打ってサードゴロセカンド封殺
今成     初球を打ってセカンドゴロ

4回表
磯村     初球を打ってサードゴロ
木村     1‐1から3球目を打ってキャッチャーフライ
小窪     2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
次打者天谷の5球目に小窪セカンド盗塁成功
天谷     フルカウントから6球目を打ってレフトフライ

4回裏
森田     2‐2から5球目を見逃し三振
高山     0‐2から4球目を見逃し三振

野原     初球を打ってセンターオーバーツーベースヒット
黒瀬     2‐2から5球目を打ってライトフライ

5回表
栗原     0‐2から3球目を打ってセカンドゴロ
ルイス    フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
下水流    1‐2から4球目を打ってライトフライ

5回裏
清水     0‐2から3球目を見逃し三振
北條     1‐2から4球目を空振り三振
伊藤隼    1‐1から3球目を打ってライト前ヒット
俊介     1‐2から4球目を打ってライト前ヒット
今成     1‐1から球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース1‐3カープ
森田     3‐0から4球目を打ってセカンドゴロ

6回表
タイガースピッチャー交代
金田→鶴直人

土生     2‐2から6球目を打ってファーストフライ
鈴木誠    0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット

磯村     初球を打ってレフトスタンドへ第2号ツーランホームラン
タイガース1‐5カープ
木村     3‐1から5球目を選んでフォアボール
小窪     1‐2から4球目を空振り三振
しかし木村セカンド盗塁成功、清水セカンド悪送球でサードへ
天谷     2‐2から5球目を打ってセンターフライ

一軍の実績もある鶴直人を粉砕する、磯村嘉孝のレフトスタンドへの見事なホームラン。「初級を積極的に」とはよく言いますが、なかなか完璧には捉えられないもの。

6回裏
高山     1‐2から4球目を見逃し三振
野原     2‐2から5球目を打ってサードゴロ
黒瀬     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
清水     初球を打ってライトフライ

7回表
タイガースピッチャー交代
鶴→久保康友

栗原     0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
ルイス    2‐1から4球目を打ってサードファウルフライ
下水流    初球をピッチャー前送りバント
土生     0‐1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット(4打点目)
タイガース1‐6カープ
鈴木誠    2‐0から3球目を打ってピッチャー強襲内野安打(猛打賞)
磯村     3‐1から5球目を打ってライト前タイムリーヒット(猛打賞)
タイガース1‐7カープ
木村     0‐1から2球目を打ってセンターライナー

イニングが始まる前、「ピッチャー・久保」のコールを聞いて、おそらくトイレかどっかに行こうとしてたタイガースファンのおっちゃんが「はぁ?」みたいな顔をして立ち止まってました。

して、その出来は、と言うか様子はと言いますと。

もう上記のとおり散々。栗原健太のヒットはまぁええとして、明らかに(カープ目線でも)格下と思われる土生翔平や磯村嘉孝にタイムリーヒットを喰らう始末。鈴木誠也には、ものの見事なピッチャー返し。弾いたまではまぁよくあることと思いますが、そのボールを追う素振りすら見せず。

球速こそ146km/hとか出てましたが、こんな事を言うと怒られるかも知れませんが、精神的に「腑抜け」になってしまってる。ちょっと立ち直るまでに時間がかかるかも。それ以上に、えらくフォームが小さくなってしまってるような気がしたんですが気のせいでしょうか。

それとは逆にカープ打線。鶴直人に続いての「一軍実績組」ゆえ、腕試しには最適なピッチャーかとは思いましたが、見事に2イニングで4点。相手ピッチャーの調子がどうあれ、打ち傷したことは地震にしていいと思います。試合中盤でよい「中押し」が出来たと思います。

7回裏
北條     1‐2から4球目を空振り三振
伊藤隼    1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
俊介     初球を打ってショートフライ

8回表
タイガースピッチャー交代
久保→西村憲

小窪     2‐0から3球目を打ってライト前ヒット(猛打賞)
小窪の代走に庄司隼人
天谷     初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ
栗原     フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット
ルイス    0‐1から2球目を打ってライト前ヒット
ルイスの代走に鈴木将光
下水流    1‐2から4球目を打ってファーストゴロ

8回裏
カープ選手交代
代走庄司→セカンド
代走鈴木将→レフト

今成     2‐1から4球目を打ってレフトフライ
森田     0‐2から3球目を空振り三振
高山     3‐1から5球目を打って左中間突破ツーベースヒット
野原     フルカウントから6球目を打ってショートゴロ

9回表
タイガース選手交代
ピッチャー西村→藤原正典
ライト今成→キャッチャー小宮山慎二
キャッチャー清水→ライト中谷将大

土生の代打高橋大樹 1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
鈴木誠    フルカウントから6球目を選んでフォアボール
磯村     1‐2から4球目を打ってライトフライ、セカンドランナー高橋はサードへ
木村     1‐1から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース1‐8カープ
庄司     3‐1から5球目を打ってライトフライ
天谷の代打申成鉉 フルカウントから6球目を空振り三振

9回裏
カープ選手交代
指名打者下水流→レフト
レフト鈴木将→センター
センター天谷→ピッチャー福井優也
代打高橋→ライト

黒瀬の代打阪口哲也 2‐2から5球目を打ってライト前ヒット
中谷     0‐1から2球目を打ってレフトフライ
北條     2‐2から5球目を打ってレフトフライ
伊藤隼    初球を打ってライト前ヒット
俊介の代打田上健一 フルカウントから7球目を空振り三振

由宇鯉021 002 201 8
西宮虎000 010 000 1

勝鯉投手:武内久士 11試合3勝6敗
敗戦投手:金田和之 6試合1勝2敗
本塁打:(C)土生2号ツーラン(2回表 金田)、磯村2号ツーラン(6回表 鶴)

投手成績
(左から順に、登板イニング数、対戦打者数、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
広島東洋カープ
武内   8   33 125  6  2 10  1  1
福井   1    5  20  2  0  1  0  0

阪神タイガース
金田   5   30  94  6  4  2  3  3
鶴    1    6  23  2  1  1  2  2
久保   1    7  19  4  0  0  2  2
西村   1    5  16  3  0  0  0  0
藤原   1    5  28  2  1  1  1  1



ごくごく個人的な話ではありますが、今シーズン対タイガース戦初勝鯉、であります。

そして攻撃面では

土生翔平 2安打1本塁打4打点
磯村嘉孝 3安打1本塁打3打点

そして、打点こそなかったものの、小窪哲也3安打
さらに、打点こそなかったものの、鈴木誠也3安打

この4人だけで、チーム17安打のうち11安打を放っています。しかも、いずれ劣らぬナイスヒット。気持ちのいい打球音が銀傘に響いてました。これだけしっかりスイングできれば、もっともっと点が取れそうではありましたが、そこはもう一つ決め手を欠けるカープの伝統、でも言いましょうか(笑)。

特に小窪哲也の猛打賞は見事。逆らうことなくそれこそ「基本はセンター返し」の3安打。これを何とかして「広島カープ」の試合で出せるようになれば、もう少し出場機会も増えようかとは思います。

とにかくしっかり振る事、ですよ。この試合でも相変わらず栗原健太の中途半端なスイングが見られましたが、無駄にウエイトトレーニングをするんなら、それこそいかにして全力でバットを振る事を考えたほうがいい。小手先で合わせただけの打球でヒットが生まれるわけがない。

フレッド・ルイスが思いっきり空振り三振をしてましたが、中途半端な見逃し三振よりは見てて気持ちいい。あそれこそ「振らな何も始まらない(しつこい)」。

で、これを維持出来ないのが「打線はミズモノ」と言われる所以武内久士がこの試合で勝鯉投手になってようやく3勝目(6敗)ですが、これが逆ならホークスをもっと余裕を持って追いかけられるのに。

その武内久士。今のフォームがしっくり来るようになったのか、140km/h台半ばのストレートもいくつか見られ、ボールのキレにようやくスピードがついてきた、ように思います。

奪三振10のうち、見逃し三振が5。まだ突発的にフォアボールを出す癖が垣間見えますが、既に5勝を挙げている戸田隆矢ともども、先発の柱になってます。一度、3試合くらい一軍で先発を任せてみてはいかがでしょう。「どうせ6番目」と考えたら気が楽なはず。


「鉄は熱いうちに打て」とは言いますが、選手は好調なうちに使わないともったいないですよ。


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2013.06.12 / Top↑
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