長駆、高速バスにて無事、自宅に戻ってまいりました。

久しぶりのマツダスタジアムでのウエスタンリーグ。そして首位独走態勢のホークスに対しての圧勝と逆転勝鯉。しかも今日のいわみスタジアム(観戦してませんが)での試合も圧倒して、ホークスに『スウィープ』と言うかなり重たいお土産をお持ち帰り頂くという、痛快な週末になりました。

そんな裏でひっそり、泥沼化しつつあるカープ一軍、と言うか由宇カープの兄貴分広島東洋カープ。かなり酷い事になっとるようです。まぁ今日の京セラドーム大阪での試合すらスルーした人間に、やいのやいの言う資格はなかろうとは思いますが、それだけ一軍に対する興味も薄れてしまってます。

で、バスの車中で、今朝の中国新聞朝刊を読んでまして。通常の中国新聞ウェブサイトでは読めんようになった「球炎」やら「野村語録」やらを読んで過ごしてたんですが、その中に、かなり気になる記事が。前田健太お出場選手登録抹消について、であります。



管理能力 問題ありでは 2013年6月2日 中国新聞朝刊カープ情報「球炎」

4年目の野村カープは通算200勝を挙げているが、6点差を逆転した試合は1度しかない。確率にして0.5%。一回に6失点した時点で、必然とは言い切れないが、ほぼ敗戦が決まっていた。

なぜ前田健だったのか。立ち上がりから体調不良は明らかではないか。野村や中村恭の登板感覚が十分にもかかわらず、中5日の先発である。1アウトしか取れないほどの重症を、ベンチが把握できていなかったとすれば、管理能力を疑わざるを得ない。

前田健の管理能力にも疑問符がつく。昨オフは、「大丈夫か」と気をもむほど、テレビ出演を重ねていた。真冬の屋外球場で小学生チームと対戦する番組もあったと記憶する。開幕から繰り返すコンディション不良が、オフの休息軽視に起因するものであるならば、プロとしての自覚が問われよう。

勝敗はほぼ決しても、試合は8回も残っていた。打線は意地を示すどころか、深刻度が増すばかりである。慎重なのか、消極的なのか、見逃し三振が五つ。こちらは好不調を語る以前の問題だろう。先発こけたら「お手上げ」では、約3分の2を残すシーズンを勝ち抜けるはずもない。



前田健太の状態が思わしくないのは、前回の登板から色々と言われてました。背中やらを気にする素振りを見せたりもしてましたし、マウンドを降りて来る時の表情も何となくスッキリしてなかった。ぶっちゃけ前回登板前の調整段階で、何らかのアクシデントがあったものと思われますが。

ただ問題なのは、前回登板から蓄積されていたであろう「違和感」を前田健太がどう考えていたか。

痛めてしまったものはしょうがない。それこそ自己責任のレベルだとは思いますが、まず問題なのは、それに罪悪感を感じたのか、昨日みたいにまともに結果が出ない出せない状態なのに、下の「野村語録」にもあるように「大丈夫です」と言ってしまったことにある。イカせた野村謙二郎監督も問題。

「本人が大丈夫と言ってるから行かせた」と言うのをよく聞きますが、その「大丈夫ですレベル」がちっともよろしくなかった。おそらく前田健太本人が想像してた以上のもんだったんだとは思いますが。


しかしこれは前田健太本人だけの問題じゃない。これまで「怪我をおして出場することが美学」になってしまってるカープ球団自体の問題でもある。そして「オフシーズン」の過ごし方、じゃないか。

オフシーズンになるとプロ野球選手はこぞってテレビ出演に精を出す。まるっきり「年俸だけでは足らん」と言わんばかりに、トーク番組のみならず、各種バラエティー番組にも出て来る。球団側が売り込みにかかるのか、テレビ局側がオファーを出すのかは知りませんが。

オフシーズンってのは文字通り、公式戦の全くない期間ではある。そしてその期間でナニをするか、と言うと、徹底的に体を休め、次のシーズンに疲れを残さない為、そして次のシーズンへの「準備」も兼ねている。はずなのに、まるで「オフシーズンと言う名の小銭稼ぎ期間」になってしまってる。

特に昨オフは「ワールドベースボールクラシック」が控えていた分、オフシーズンも何日か短かった。その影響か何なのか、宮崎で行われた壮行試合での前田健太のピッチングは、ニュースでちらっとみただけ、ではありましたが良い時のフォームには程遠いもんだった。ただ投げてるだけだった。

あれから、ワールドベースボールクラシック本大会を経て、よくここまで立て直して、疲れも残っておったろうとは思うけど、よく投げてくれてた。けどやっぱりどこか、認識の甘さと、急ピッチで仕上げたツケがここに来て爆発したのかな、とも。ここに来て結果・内容共にグダグダの展開。

昨日、ホークス・攝津正が出場選手登録を抹消になった。理由は「少し間を空けて、ある程度疲れをとる」。ここ暫らく連勝で昇り調子のホークスではあるけど、休む所は休ませてる。

「チームのエースはフル回転」的な認識は今でも残ってはいるけど、近年はクライマックスシリーズの導入で「第4コーナーからの追い込み」の期間が長くなってる。「来るべき時」に備えて、ホークスみたいにチームの柱であるピッチャーに対し、シーズン中の「休養」を設けてるチームは多々ある。

シーズン終盤に失速するのがごく当たり前になってるカープ。クライマックスシリーズ争いも結構だけど、まず優勝争いをする為にも、投打関係なく、何かと出ずっぱりの選手は休ませた方がいい。調子が悪いから下げて休ませて、体調が戻るのを待つ、ではどうしようもないんですよ。


それと、よく分からないのが野村謙二郎監督の以下のコメント。以下は「野村語録」より。



◆右脇腹痛でプロ入り最短の一回途中で降板した前田健について
「腰か背中かと思ったら、脇腹だった。朝から痛いという報告は受けていて、登板前に悪かったら早めに言えよと声を掛けた。その時は『大丈夫です』と答えていたんだけどね。あの状態で投げさせるわけにはいかないから、僕が(降板を)判断した」

◆今後の調整を聞かれ
「(登録を)外します。本人には『最短の10日間で戻ってほしい』と伝えた。先は長いんだし、無理をして長引かせてはいけない」



「無理なら言え」とは言うけど「行けるか?」と問えば大概皆「大丈夫です」て言いますよ。結果を出したい登板機会だろうしスターティングメンバーだし。「朝から痛いという報告は受け」ていたのであれば、なぜその時点で登板回避を決断出来なんだのか。この辺の決断力の無さはどうしようもない。

予告先発制度は、いっぺん発表したら絶対に変えられない、ってもんじゃない。当日の出場メンバー表交換が、試合開始5分前になったのも、発生しそうなアクシデントを考慮して、のものではなかったのか。この辺りの柔軟性がなさ過ぎる。ちょっとでもダメならスパッと休ませろ。

二つ目の回答もナニやら珍妙。

先は長い、と理解しとるのもいいし、「無理をして長引かせてはいけない」のも分かるが、それらを踏まえておるのかどうか「最短の10日間で戻ってほしい」ってバカなんじゃないか。

満足に投げれんような状態なら、まずは痛みを取ることが先決だ。痛みが取れたらハイ調整登板、てわけには行かない。まず負傷が発生した原因を究明して、それが出んようにせんといかん。もしかしたらこれまでの調整方法を変える必要も出て来るかも知れない。

100%の自信を生む為には、100%の結果が必要になる。100%の結果を出す為には、100%のトレーニングが必要になる。100%のトレーニングをしようと思ったら、100%の体調管理が必要になる。どれかひとつ、無理をして80%にしかならなかったら、80%以下のモノしか生まない。ここは10日間と切らずに「カンペキになるまで」位にしておいた方がいい。急いては事をし損じる。

選手は消耗品じゃない、球団の鉄砲玉でもない、野村謙二郎監督の私物でもない。球団の財産であり、ファンの財産だ。ましてや前田健太は既に、広島東洋カープの枠をはみ出ようとしてる。


安易な妥協や甘い考えは絶対に許されないんだ。


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2013.06.02 / Top↑
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