マツダスタジアムで一軍の公式戦を見なくなって久しいです。


オープン戦こそ幾度かは観戦してますが、あとはたいがいウエスタン・リーグ公式戦か社会人戦。

さすがにマツダスタジアの「定位置(正面砂かぶり席三塁側、の入り口付近)」の夜さを知ってしまった以上、ぶっちゃけ今さら外野とかで観戦は出来ません。打球音からベンチの声、ボールがミットに収まる音などに馴染んでくると、むしろ応援歌すら邪魔に感じます。

賑やかな応援。それはそれで良いとは思いますが、「試合を盛り上げる」名目で、無駄なSE(オルガンの音やら、所謂「球場DJ」)とかがやたら増えてきた一軍公式戦よりも、純粋に「野球をプレイする音」の聞こえる二軍の試合に魅力と魔力を感じます。

皆さんも一度、ウエスタンリーグ公式戦へ(ナニモノや)

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昨日の天気は曇り。のはずでしたか、試合途中から小雨が続きました。

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それでも、開門15分前にはこれだけの列。驚いたことに、福岡からこの試合を見に来たであろう方も数名おられたようで、多種多様の「ホークスユニ」が見られました。

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上記のように、私が観戦するのは大半がここ正面砂かぶり席三塁側入り口付近。若干サードベースが死角になったりしますが、ホームランを打って帰ってきた選手のハイタッチの様子も見ることが出来、何かと重宝します。ただ困るのは、ビジターチームの選手で、ネクストバッターズサークルから大きくはみ出して素振りをする選手がフレームインしてくる事。松中信彦選手、あなたです(笑)。

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で、今日から実践復帰したブラッド・エルドレッドが試合前の声出し、だったんですが、スターティングメンバー^発表とものの見事にかぶってしまい、撮影のタイミングを逸すると言う』大失敗。

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今日のビデオ担当は、左から武内久士(うつむいてます)、山野恭介、富永一。



先攻:福岡ソフトバンクホークス
1(右)中西
2(三)高田
3(二)明石
4(一)松中
5(左)ペーニャ
6(捕)高谷
7(中)中原恵
8(遊)牧原
9(投)大場

後攻:広島東洋カープ
1(遊)木村
2(二)庄司
3(中)天谷
4(一)栗原
5(三)鈴木誠
6(左)土生
7(右)下水流
8(捕)白浜
9(投)中崎

打撃成績
1回表
中西     フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット
高田     1‐1から3球目を打ってセカンド強襲内野安打
明石     1‐0から2球目をファースト前送りバント
松中     2‐2から5球目を空振り三振
ペーニャ   2‐1から4球目を打ってピッチャーゴロ

1回裏
木村     フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロエラー
庄司     1‐1から3球目をピッチャー前送りバント
天谷     3‐1から5球目を選んでフォアボール
栗原     2‐2から6球目を空振り三振
次打者鈴木誠の2球目に木村サード盗塁成功
3球目にディレードスチールを仕掛けるもホームタッチアウト

2回表
高谷     0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
中原恵    1‐0から2球目を打って左中間突破タイムリーツーベースヒット
カープ0‐1ホークス
牧原     2‐2から5球目を打ってレフトフライ
大場     2‐2から5球目を空振り三振(スリーバント失敗)
中西     1‐2から4球目を空振り三振

2回裏
鈴木誠    0‐2から3球目を打ってセカンドゴロ
土生     初球を打ち上げてサードフライ
下水流    1‐0から2球目を打ってレフトフライ

3回表
高田     1‐1から3球目を打ってセンターフライ、天谷ナイスランニングキャッチ
明石     2‐2から7球目を打ってセンター前ヒット
次打者松中の3球目に明石セカンド盗塁成功
松中     1‐2から4球目を見逃し三振
ペーニャ   1‐2から4球目を見逃し三振

3回裏
白濱     フルカウントから7球目を選んでフォアボール
中崎     初球をピッチャー前送りバント
木村     2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
庄司     初球を打ってショートフライ

4回表
高谷     フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
中原恵    1‐2から4球目を見逃し三振
牧原     1‐1から3球目を打ってショートゴロ

4回裏
天谷     1‐2から4球目を打ってショートフライ
栗原     3‐1から5球目を打ってショートゴロ
鈴木誠    1‐0から2球目を打ってピッチャーゴロ

5回表
大場     0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
次打者中西の2球目前に山陽本線下りカープ電車通過
中西     2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
高田     初球を打ってセンターフライ、セカンドランナー大場はサードへ
明石     0‐2から3球目を打ってセカンドゴロ
松中     1‐1から3球目を打ってレフトフライ

5回裏
ホークス選手交代
ファースト松中→ライト江川
ライト中西→ファースト

土生     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
下水流    2‐2から5球目を空振り三振、土生セカンド盗塁失敗
白濱     2‐2から5球目を空振り三振

ここまでカープ打線はノーヒットノーラン
しれっと書いてますが、出たランナーは皆フォアボールとエラーの4人だけ。打ち崩せまいと踏んだカープベンチは、ディレードストールを仕掛けたりして大場翔太を崩しにかかりますが、さすがに首位を走るチーム故、簡単に点はくれません。ゆえに首位を走っているのか、とすら思った次第。

6回表

ペーニャ   1‐2から4球目を打ってライトスタンドへ第2号ソロホームラン
カープ0‐2ホークス
高谷     1‐2から4球目を打ってセカンドゴロエラー
中原恵    1‐0から2球目を打ってセカンドフライ
牧原     0‐1から2球目に打撃妨害で出塁
大場     2‐1から4球目をファースト前送りバント、サードフォースアウト
中西     フルカウントから6球目を打ってサードゴロ

6回裏

中崎の代打エルドレッド0‐1から2球目を打ってレフトスタンドへ第1号ソロホームラン!!!
カープ1‐2ホークス
木村     初球をサード前バントヒット
庄司     初球をピッチャー前送りバント
天谷     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
栗原     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
鈴木誠    初球を打ってサードゴロホームフォースアウト

土生     0‐1から2球目を打ってライト前逆転2点タイムリーツーベースヒット
カープ3‐2ホークス
しかしファーストランナーはホームタッチアウト

まずはブラッド・エルドレッドの一発でしょう。

代打は告げられる前から球場内は「騒然」。期待の声がかかる中右バッターボックスへ。「右第5中手骨骨折」のブランクを感じさせないわがままいっぱいの豪快なフルスイングから放たれた打球は、あっと言う間にレフトスタンドへ。一瞬にして大場翔太のノーヒットノーランも完封もパァ。

レフトのペーニャは追いすらしない、ファーストの松中信彦は立ち尽くすだけ、キャッチャーの高谷はただただ跪くばかり。それどころかホークス野手陣が揃いも揃って固まったまま、撮影者は打球がどこまで飛んだか追いすらしてない、と言うよりも、「追えない」ですよあんなの(笑)。

前日金曜日にも復帰か、みたいなことを書かれてましたが、グラウンドに姿すら見せず。実際は病院に検査に行ってたそうです。そこでゴーサインが出たんでしょうね。もうわがままいっぱいに全力で振り回しての超特大の一発。久しぶりに「完璧なホームラン」見せてもらいました。

よく、ホームラン一発で、試合の空気がガラッと変わることがありますが、このホームランは、5回裏までノーヒットピッチングを続けてたホークス先発・大場翔太を粉砕するには十分でした。

直後の初球、動揺が隠せないまま木村昇吾にバントヒットで揺さぶられ、立て続けにフォアボールを出して。もうこうなったら完全に「自滅」。ノーヒッターから一気に「敗戦投手」ですからね。まぁノーヒットノーランは気にしてなかった、とは思いますが、あれだけで海野を打たれると動揺もします。

そんな崩れかかったピッチャーのボールほど見極めるのが簡単なものはないのか、チーム唯一の3割バッター・土生翔平が、まるで追い打ちを掛けるかの如くのタイムリーツーベースヒット。

7回表
カープ選手交代
代打エルドレッド→ピッチャー菊地原

高田     1‐1から3球目を打ってショートライナー
明石     2‐2から5球目にデッドボール
江川     1‐2から4球目を打ってサードゴロ
ペーニャ   1‐1から3球目を打ってピッチャーゴロ

7回裏
ホークス選手交代
ピッチャー大場→センター釜元
センター中原恵→レフト
レフトペーニャ→ピッチャー金澤
キャッチャー高谷→田上

下水流    1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
白濱     初球をピッチャー前送りバント
次打者申の4球目にパスボール、5球目にワイルドピッチで下水流生還
カープ4‐2ホークス
菊地原の代打申フルカウントから6球目を選んでフォアボール
申の代走に森下
木村     1‐0から2球目を打ってファーストゴロ
庄司     3‐1から5球目を打ってファーストゴロ

8回表
カープ選手交代
代走森下→ピッチャー梅津

田上     2‐2から5球目を打ってライトフライ
中原恵    2‐2から5球目を空振り三振
牧原     1‐2から5球目を空振り三振

8回裏
ホークス選手交代
ピッチャー金澤→金無英


天谷     初球を打ってライトスタンドへ第2号ソロホームラン!
カープ5‐2ホークス
栗原     2‐2から5球目を空振り三振
鈴木誠    初球を打ってショートゴロ
土生     1‐0から2球目を打ってショートゴロ

9回表
カープ選手交代
ピッチャー梅津→中田

釜元     2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
中西     1‐2から4球目を空振り三振
高田     2‐2から5球目を見逃し三振

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勝ったんじゃー!

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フレッド・ルイスもよく分からないままに挨拶の列に(笑)。

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まだ体力が余っているのか、グラウンドをランニングし出したカープナイン(違)
雁巣鷹 010 010 000 2
由宇鯉 000 003 11X 5

勝ち投手:中崎
セーブ投手:中田
敗け投手:大場
本塁打:(C)エルドレッド第1号ソロ、天谷第2号ソロ (H)ペーニャ第2号ソロ

投手成績
(左から順に、登板イニング数、対戦打者数、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
福岡ソフトバンクホークス
大場  6   25  88  3  5  1  3  3
金澤  1    5  17  1  1  0  1  1
金無英 1    4   9  1  0  1  1  1

広島東洋カープ
中崎  6   28 104  8  0  6  2  2
菊地原 1    4  15  0  1  0  0  0
梅津  1    3  15  0  0  2  0  0
中田  1    3  13  0  0  2  0  0



5回収までノーヒットノーランを食らわされ、また前日の猛打の影響か、それとも試合途中から不降り出した雨のせいもあり、それこそ「今日はウテン日じゃの」とか思いながら見てた試合ですが、前述の如く、たった一本のホームランで、試合の流れも球場の空気も、何もかもが変わってしまいました。

いまいち非力な選手の多いカープではありますが、それこそ「ドカーンと景気よく」一発を打ち上げてくれる人が居てもいい。それが外国人選手であろうが日本人選手であろうが構わんのですが。

そう言う意味でも、ブラッド・エルドレッドの戦列復帰は大きいと思います。

それと昨日は中﨑翔太かな。

よく彼のピッチングを表現するのに「投げっぷりがいい」と言う言葉を使われる人もいてますが、その「投げっぷり」って一体何?と問うたら、誰しもが納得出来るような回答を出せる人は少ないはず。

実際、150km/h超のボールを投げるのか、と言うたらそうでもないし、強烈な変化球があるのか、と言われたらそういうわけでもない。投げっぷりがいい、とは言うけど実際は「何の特徴もないピッチャーを表現するための言葉」にすら聞こえます。

結局中﨑翔太は、その曖昧な言葉でしか表現できないくらいに、今のところは特徴がない。あえて言わせてもらうなら、まだキャリアが浅く、怖いもの知らず、と言うだけ。

のはずが、昨日のピッチングはそれすら影を潜めてしまってる。投げるな、とは言わんし、タイミングさえ合えば、ランナーを牽制タッチアウトにも出来るんだろうけど、とにかく出し(てしまっ)たランナーを気にしすぎ。牽制球に制限はないけど、その分バッターに集中すべき。

1イニングに15分近く掛けてるようでは攻撃のリズムも悪くなる。敢えて昨日のいい所と言えば、フォアボールがなかったことだけど、そして数多くの牽制球がベンチの指示かキャッチャー白濱の指示かは知りませんが、まずはバッターを一人ひとり、丁寧に打ちとる事を考えさせた方がいい。あれこれ考えながら投げんといかん年齢ではない筈。打たれたからって命まで取られたりせんて。


そして今回の観戦帰郷、無事「連勝」で大阪に戻れることになりました。福岡では広島東洋カープが保…クスに連敗を食らったそうですが、そんなことは知ったこっちゃありません(笑)。

遠くの一軍より近くの二軍。テレビじゃ見れない由宇カープ。今日は大阪に戻ります。


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2013.06.02 / Top↑
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