※タイトルにn深い意味はございません(笑)。
投手の品格、制球にあり 日本経済新聞
エースと呼ばれる投手であろうが、三振を取れる投手であろうが、暴投の多い投手はダメだ。四球が多いのもいけない。19日の西武―阪神戦で登板した涌井秀章、能見篤史の2人とも感心できる内容ではなかった。
涌井は4四死球に1暴投。能見は1四球のみで暴投もなかったけれど、ベース手前でワンバウンドする球があり、見苦しかった。ただ抑えるだけでなく、美しく抑えてほしい。日本代表の投手だからこそ、注文をつけるのだ。
19日の西武投手陣は5人で計10四死球を出した。渡辺久信監督も「お客さんは四球を見に来ているわけではない」とあきれたそうで、全くその通り。
広島の前田健太は今季50回を投げて暴投ゼロ。四球も10個だ。うち5個は20日、雨中のロッテ戦で与えたものだが、計128球中ワンバウンドした投球は2、3球のみ。それも捕手のすぐ前でバウンドしたもので、暴投になりようのない球だった。ここにこの投手の美しさがある。
上等なサッカーの試合はあまりピッチの外にボールが出ない。試合の本質とは関係ないように思えるが、品格が表れる部分だ。野球の投手でいうと四死球、暴投の数がそういう指標になる。
あらゆる球を駆使しなければ今の打者は抑えられないから投手も大変だが、ベースの手前でバウンドする球はいけない。ちゃんと制御できないような仮免許程度の球を実戦配備してはならないのだ。バックネット前に転がる球を、慌てふためきながら追う捕手の姿はファンを幻滅させる。
制球力という点で、現在最も輝いてみえるのは巨人の新人、菅野智之だ。56回2/3で暴投ゼロ。プロの先輩たちにピッチングを教える存在となっている。アマチュア時代に受けた指導がよかったのだろう。
制球の根本はキャッチボールにある。きれいな回転の直球を強く、正確に投げることが大事だ。アマの意識は常にその原点の近くにあるが、近ごろのプロは「動くボール」とかいって、打者の手元で変化させるような小細工にかまけて、基本を忘れている可能性がある。
22日、ナゴヤ球場にウエスタンリーグを観戦に行ったのはご承知の通り、と思われます。
約1か月半ぶりのナゴヤ球場ではありましたが、ドラゴンズの先発ピッチャーは前回観戦の4月9日同様、濱田達郎。もう名前を出すのもかわいそうではありますが、正直ひどかった。
降板する5回表になってようやくコントロールが落ち着いては来ましたが、それまではどこに行くか分からないようなピッチング。そう言えば前回見たときは、2イニング0/3登板、被安打ゼロなのに自責点3とか。そらぁ2四球4死球ならそうなりますわ。
スタンドからも手厳しい言葉hが飛んでました。いくら「ウエスタンリーグは育成の場であり」「個人を傷つける発言をしたり、プレイや判定等への批判が起きますが、これはおやめください。」とは言うけども、少なくとも試合を白けさすような内容であれば、アレコレ声が飛んでも致し方ない。
こんな事を言うのは酷かも知れませんが、それに耐えられない限り一軍ではプレイ出来ない、とすら思うこともあります。少なくともナゴヤ球場はお金を取ってるんだし、最低限「人に見せられる選手」を出して欲しい、とは思います。育成の場とは言え「リーグ戦」を戦ってるんだし。
いくらブルペンで「いい球が行ってたのに」と言われても、それをしっかり試合中に投げられんのであれば一銭の価値もない。むしろ「出てくるな」とすら言われても仕方がない。
まぁそれはそれとして
ピッチャーのフォアボールもそうですが、内野手の「送球エラー」もアレですな。
試合中ならいざ知らず、たまーにあるのが、試合前の内野ノックでの送球エラー。アレを見せられた日にゃもう「この試合大丈夫なんかね」とも思ってしまいます。事実22日の試合の、ドラゴンズの内野ノックでも、残念なシーンが多少有り、落胆の声も飛んでました。
守備ってのは打球を「追って」「捕って」「投げて」「アウトにして」でようやくひとつのプレイとして成り立つ、と思うんですよ。それはもちろん、試合前の練習だけでなく、常日頃の練習から出来るはず。
まぁ一軍の選手は移動やら何やらで時間がない、とは思いますが、敢えて言うならそれは「言い訳」であって、やろうと思ったらいくらでも練習する時間はあるはず。場所もあるはず。
時間がないにしても、試合前のキャッチボールを絶対に肩慣らし体慣らしにせんこと。常に「試合」と「場面」を想定してのキャッチボールも必要なんじゃないかな。別にややこしい体制で投げぇとは言わけど、どんな距離であれ、一球たりとも気を抜いてる場合ではないはずですよ。
どんだけカッコ良く捕っても、ファーストなりセカンドなり、次の選手への送球がとんでもない所に行ってしまったら「ナイスキャッチ」もすべてパーになる。「送球エラー」と言う事実しか残らない。だからと言って「ファインプレイ」と言うのも記録には残りませんが。
廣瀬純がインタビューか何かで「ボールの握りをフォーシームにしたら送球が安定するようになった」と言う話を聞きましたが、これもまた「研究」の一貫。ただ投げた、肩が良いからアウトになった、ではいつまで経っても徐達はしないと思います。アウトにしたからそれでOK、てなもんでもない。
個人的には、ウエスタンリーグの記事では出来る限り、「捕球エラー」か「送球エラー」かは残すようにしてます。記録員じゃないんで、あまり詳しい事まではヤイヤイ言いませんが、そのあたりは見る方が動画なりを見て判断して頂ければこれ幸いでございます(笑)。
とにかく選手の皆さん、1000本ノックとか「特守」もいいですが、キャッチボールだけはキチンとやって下さい。そして各コーチの皆さん、ノックを受けさすにしても時間がない中で難しいとは思いますが、キャッチしたならしっかり投げ終わる所までやらせて下さい。
ワンバウンドのボールを、捕っただけではバッターアウトにはなりません。打球を追った上での「ポロリ」は致し方ない所もありますが、送球だけは「自己責任」ですからね。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
投手の品格、制球にあり 日本経済新聞
エースと呼ばれる投手であろうが、三振を取れる投手であろうが、暴投の多い投手はダメだ。四球が多いのもいけない。19日の西武―阪神戦で登板した涌井秀章、能見篤史の2人とも感心できる内容ではなかった。
涌井は4四死球に1暴投。能見は1四球のみで暴投もなかったけれど、ベース手前でワンバウンドする球があり、見苦しかった。ただ抑えるだけでなく、美しく抑えてほしい。日本代表の投手だからこそ、注文をつけるのだ。
19日の西武投手陣は5人で計10四死球を出した。渡辺久信監督も「お客さんは四球を見に来ているわけではない」とあきれたそうで、全くその通り。
広島の前田健太は今季50回を投げて暴投ゼロ。四球も10個だ。うち5個は20日、雨中のロッテ戦で与えたものだが、計128球中ワンバウンドした投球は2、3球のみ。それも捕手のすぐ前でバウンドしたもので、暴投になりようのない球だった。ここにこの投手の美しさがある。
上等なサッカーの試合はあまりピッチの外にボールが出ない。試合の本質とは関係ないように思えるが、品格が表れる部分だ。野球の投手でいうと四死球、暴投の数がそういう指標になる。
あらゆる球を駆使しなければ今の打者は抑えられないから投手も大変だが、ベースの手前でバウンドする球はいけない。ちゃんと制御できないような仮免許程度の球を実戦配備してはならないのだ。バックネット前に転がる球を、慌てふためきながら追う捕手の姿はファンを幻滅させる。
制球力という点で、現在最も輝いてみえるのは巨人の新人、菅野智之だ。56回2/3で暴投ゼロ。プロの先輩たちにピッチングを教える存在となっている。アマチュア時代に受けた指導がよかったのだろう。
制球の根本はキャッチボールにある。きれいな回転の直球を強く、正確に投げることが大事だ。アマの意識は常にその原点の近くにあるが、近ごろのプロは「動くボール」とかいって、打者の手元で変化させるような小細工にかまけて、基本を忘れている可能性がある。
22日、ナゴヤ球場にウエスタンリーグを観戦に行ったのはご承知の通り、と思われます。
約1か月半ぶりのナゴヤ球場ではありましたが、ドラゴンズの先発ピッチャーは前回観戦の4月9日同様、濱田達郎。もう名前を出すのもかわいそうではありますが、正直ひどかった。
降板する5回表になってようやくコントロールが落ち着いては来ましたが、それまではどこに行くか分からないようなピッチング。そう言えば前回見たときは、2イニング0/3登板、被安打ゼロなのに自責点3とか。そらぁ2四球4死球ならそうなりますわ。
スタンドからも手厳しい言葉hが飛んでました。いくら「ウエスタンリーグは育成の場であり」「個人を傷つける発言をしたり、プレイや判定等への批判が起きますが、これはおやめください。」とは言うけども、少なくとも試合を白けさすような内容であれば、アレコレ声が飛んでも致し方ない。
こんな事を言うのは酷かも知れませんが、それに耐えられない限り一軍ではプレイ出来ない、とすら思うこともあります。少なくともナゴヤ球場はお金を取ってるんだし、最低限「人に見せられる選手」を出して欲しい、とは思います。育成の場とは言え「リーグ戦」を戦ってるんだし。
いくらブルペンで「いい球が行ってたのに」と言われても、それをしっかり試合中に投げられんのであれば一銭の価値もない。むしろ「出てくるな」とすら言われても仕方がない。
まぁそれはそれとして
ピッチャーのフォアボールもそうですが、内野手の「送球エラー」もアレですな。
試合中ならいざ知らず、たまーにあるのが、試合前の内野ノックでの送球エラー。アレを見せられた日にゃもう「この試合大丈夫なんかね」とも思ってしまいます。事実22日の試合の、ドラゴンズの内野ノックでも、残念なシーンが多少有り、落胆の声も飛んでました。
守備ってのは打球を「追って」「捕って」「投げて」「アウトにして」でようやくひとつのプレイとして成り立つ、と思うんですよ。それはもちろん、試合前の練習だけでなく、常日頃の練習から出来るはず。
まぁ一軍の選手は移動やら何やらで時間がない、とは思いますが、敢えて言うならそれは「言い訳」であって、やろうと思ったらいくらでも練習する時間はあるはず。場所もあるはず。
時間がないにしても、試合前のキャッチボールを絶対に肩慣らし体慣らしにせんこと。常に「試合」と「場面」を想定してのキャッチボールも必要なんじゃないかな。別にややこしい体制で投げぇとは言わけど、どんな距離であれ、一球たりとも気を抜いてる場合ではないはずですよ。
どんだけカッコ良く捕っても、ファーストなりセカンドなり、次の選手への送球がとんでもない所に行ってしまったら「ナイスキャッチ」もすべてパーになる。「送球エラー」と言う事実しか残らない。だからと言って「ファインプレイ」と言うのも記録には残りませんが。
廣瀬純がインタビューか何かで「ボールの握りをフォーシームにしたら送球が安定するようになった」と言う話を聞きましたが、これもまた「研究」の一貫。ただ投げた、肩が良いからアウトになった、ではいつまで経っても徐達はしないと思います。アウトにしたからそれでOK、てなもんでもない。
個人的には、ウエスタンリーグの記事では出来る限り、「捕球エラー」か「送球エラー」かは残すようにしてます。記録員じゃないんで、あまり詳しい事まではヤイヤイ言いませんが、そのあたりは見る方が動画なりを見て判断して頂ければこれ幸いでございます(笑)。
とにかく選手の皆さん、1000本ノックとか「特守」もいいですが、キャッチボールだけはキチンとやって下さい。そして各コーチの皆さん、ノックを受けさすにしても時間がない中で難しいとは思いますが、キャッチしたならしっかり投げ終わる所までやらせて下さい。
ワンバウンドのボールを、捕っただけではバッターアウトにはなりません。打球を追った上での「ポロリ」は致し方ない所もありますが、送球だけは「自己責任」ですからね。
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2013.05.25 / Top↑
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