5月19日 1回戦 千葉ロッテマリーンズ6-0広島東洋カープ


何か、試合時間が比較的短かったせいか、粛々と終わってしまいましたな。

セ・パ交流戦に入って最大4連戦。まだこの時期になって中村恭平が先発ローテーションに入っている事自体が「ヘェー」と思ってしまうんですがいかがでしょうか。

前田健太、大竹寛、ブライアン・バリントンと、そこに野村祐輔が入ってこようとしているカープの先発陣の中枢。通常の公式戦であれば、ここにあと2人入れてぶっちゃけ「捨て」を持ってもいいと思うんですが、交流戦であればその「捨て」は一人で済む。

この「捨て」と言うか5番目を誰にするか、で結構頭を抱えるところ、ではあろうけど、そろそろ中村恭平は見切りを付けねばいかんときに来てるんではなかろうか、とも思います。

今日の試合を含めて3試合の成績が

5月06日 5回88球3失点
5月12日 4回78球3失点
5月19日 4回63球4失点

どこか2試合、内容が良ければ「まぁ次もあるかな」とは思いますが、徐々に悪くなってきてる。先発ローテーションの緊張感、もあるんだとは思うけど、もう組み込まれて一ヶ月になろうとしてる。これの前2試合の内容である程度期待をして、そのまんまにしてるんだろうけど、上向く気配がない。

今日の試合でも、1回2回はあれだけフォアボールを出しながらでも何とかかんとかゼロに抑えてたけど、會澤翼の構えたところに行かないボールも多かった。それがバッテリーも気になりだし、さらにはマリーンズベンチが「今日の中村恭平、与しやすし」と見切られたのが3回、じゃなかったかな。

バッテリーの不安定さを垣間見たのが、3回裏の根元俊一の送りバント処理。それこそ、見切られたが故に、送りバントすら綺麗に処理出来なかった。バッテリーどころか堂林翔太までが捕りに来てたけど、結局どっちが処理したほうが良かったのかね。

今日の先発キャッチャーは會澤翼。個人的には「ようやく来た」キャッチャーではある。野村謙二郎監督の意図としては、會澤翼のキャッチャーとしての働き、さらには中村恭平との相性も見たい、と言うのもあったのかも知れんけど、最後まで中村恭平はパッとせんままだった。

内容的に、3試合で1勝1敗1分くらいの内容(笑)なら、まだ外す必要はない、かと思います。もちろん一番いいのは「3連勝」なんですが。ただここ暫らくの中村恭平を見る限り、1勝2敗どころか「3連敗」ですよ。出だしの良さでそのまま置いてるんだろうけど、一旦ここで見切りをつけるべき。

確かにサウスポーが先発ローテーションに入ってるのは良い事だとは思いますよ。けどそれがベストとは思わない。いいピッチャーが右ばっかりになってし舞うのであればそれはそれで構わない。

ウエスタンリーグ開幕戦から数えて通算4回目の中村恭平・會澤翼のバッテリー。昨年のも数えたらそれなりにバッテリーも組んでるはず、なんだろうけど、どっちが舞い上がってたのか、と言う話。

キャッチャーの起用も、中継の中で少し触れられてましたが、千葉ロッテマリーンズは正捕手の里崎智也がいない。その影響か、今日のキャッチャー江村直也がスタメンマスク10試合目、金澤岳が14試合、川本良平17試合。見事とまではいかないまでもほぼ均等に3分割。

バッティングの調子、ピッチャーとの相性、理由は様々あろうけど、本来はこれくらいやらないといかんのですよ。2人プラス「緊急予備」みたいな考え方では1シーズンは絶対に乗り切れない。むしろ今日のキャッチャー會澤翼は遅すぎたくらいですよ。

今日時点で12球団見渡して、キャッチャー2人制をとってるのはファイターズとベイスターズだけ。考え過ぎかも知れんけど、息の合わないバッテリーのわずかな隙を、伊東勤監督に突かれたかな、とすら思いますよ。そういう野球がカープは残念ながら出来なんだし、せんかった。

4回裏に千葉ロッテマリーンズは4点目を取った。ランナーがサードまで進んだのは、その前の送りバントと進塁打のおかげ。ツーアウトになろうが何だろうが、まずはランナーをホームベースに近いところに進める、それこそ「セオリー通りの攻め」。伊東勤監督らしといえばらしい。

最後は中村恭平のワイルドピッチでランナーが還って来た。あんなボールを投げてしまった中村恭平も悔しかろう、あのボールを止められなかったどころか、行方を見失ってしまった會澤翼もまた然り。ただ、ホームベースの前でワンバウンドしてしまうようなボールはどうなのかな、とも。

それがバッテリーミス、と言うんだろうけど、こんな形でも点は入るのに、なぜ野村謙二郎監督は相手にプレッシャーをかけないのか。先制点を先に取られたらあとは無抵抗、みたいな試合がほんと多いけど、今日の試合もそのまま見たまま、になってしまった。

先頭バッターもしくは2人目のバッターを出塁させること5回。打順のめぐり合わせもあろうけど、送りバントを決めたのは1回表のみ。それ以降は点差もあったけど、ムキになって強行強行。そして失敗の繰り返し。そらぁ楽々完封もされますよ。

3点先制されたあとの4回表、ワンアウトから廣瀬純がヒットで出た。その後、フレッド・ルイスに送りバント、と言う選択肢はなかったか。ろくすっぽ打ててない以上、好き勝手に打たせるわけにはもう行かんだろうし、1点をまず返すには多少打席一つ、犠牲にしてもらわないと困る。。

100打席をはるかに超えてるのに、未だ打点6の選手に、正直ヒットなんざ期待出来ない。容赦ない監督なら、代打を出してでも送りバントしただろうな、とすら思いましたよ。

セ・パ交流戦に突入して、どの程度パシフィックリーグのチームのデータが集まっているのかまでは知ったこっちゃない。左右の被打率とかそんな数字は入ってきてるとは思うけど、実際にどんなボールがあるのか、まではしっかり分析出来てるか。

それと丸佳浩。

すっかり出番がなくなってしまってるけど、そんなに悪いのならいっその事休ませるべき。しつこく書くようではあるけど、使えない、動けない選手を置いておくほど、カープに余裕はないはずだ。

これから先も移動は続く。移動日の設定はあろうけど、長距離移動になることも多々ある。思い切って三軍リハビリ組に落として、じっくり治療させるべき。事が大きくなってしまってからでは遅いんだ。ただでさえアイシングで誤魔化すことが多いチームなのに、ベンチに置物はいらんのだ。

ニック・スタビノアを出場選手登録したのも「動ける」と判断したからだろう。現にそれこそぎこちない足取りながらも、ニック・スタビノアはヒットを打ち、現時点での「全力疾走」を見せた。

指名打者に据えようが何しようが、ベンチ入りに名を連ねて試合に出ている以上、全力疾走は不可欠。それが出来ぬ状態なのであれば、試合出場どころかベンチに置いておく必要性も感じられない。

所詮は、ここ暫らくシーズンを勝ち抜いたことのないチーム。ベストメンバーなんか無いに等しい。絶対に勝てるメンバーなんか誰にも分からない。ならばもっともっと選手を頻繁に入れ替えるべき。

ベンチ入りの28人はもとより、支配下登録されている68人(でしたかね)の選手をもっともっと活発に動かさない限り、試合は動かないしチームも活気づかない。


まだまだすべきことは多い。だから弱いんだ。


しかし、「追いつかない程度の反撃」ってのはよく聞くけど、「点を取らない程度の反撃」ってのもある、と悟った試合ではありました。7安打完封負け。7安打3四球ならせめて4点は取れよ。


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2013.05.19 / Top↑
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