5月15日 2回戦 広島東洋カープ2-0福岡ソフトバンクホークス


交流戦初日、よその試合では三塁・本塁間の挟殺プレイを完成できないチームがあったり、監督さんがブチギレて、試合中にもかかわらずベンチを出て行ったりと、一昔前であればみのもんた氏のナレーションが付きそうな事をやってるチームが見受けられます。「明日は我が身」なんですけどね。

幸いにもカープの場合は、選手がそんなに感情を露わにする事もなければ、監督がブチギレることもそうなさそうなので、そっちの方は心配なさげなんですが(笑)。

ただ気になったのが守備と走塁面。

昨日の試合も2回裏、寛ちゃんのスクイズ失敗、まではしゃあないとして問題はその後。堂林翔太までが二・三塁間に挟まれてしまったけど、あれっってセカンドに戻れんかったかね?とも思ったり。

まぁアレでセカンドまでもセーフになってしもうたらジャイアンツの二の舞になりかねんかったとは思いますが、そこに付け込めないのんもわかってます。だから成績がなかなか上向かんのですけどね。あのプレイを、石井琢朗内野守備走塁コーチはどう見てたかな。

そう言えばここ数日、石井琢朗内野守備走塁コーチのブログの更新が途絶えてます。おそらく何らかの「外部からの力」が働いておるような気がするんですが考えすぎでしょうか。

まだマーティ・ブラウン監督の頃、廣瀬純が開幕一軍を外れたか何かでブログにアレコレ記してたことがありました。その年彼は半ば「干された」ような状況に陥りました。球団関係者も目を通してるんでしょうね。とんでもない話に発展したそうですが。

それに近いものがあるんかなぁ、とも思ったり。ただ、チーム内の空気なり雰囲気なりがなかなか伝わってこないし、さらにはカープ選手のブログって、あんまり目的がわからないことが多いから、ある種「広報」的な存在としても石井琢朗コーチのブログは重宝するんですけどね。

それと、5回裏先頭の堂林翔太の打球。サードの松田宣浩が追ったけど、後一歩のところですっと手を引いて、バックアップに回った今宮健太に任せ」。そう見えただけなのかも知れませんが、無理に追って弾くよりも、バックアップに任せた松田宣浩の判断。この辺りも堂林翔太は見習わないと。

最近はショートに、梵英心に代わって安部友裕が入ったりするし、菊池涼介が回ったりする。ダブルプレイを完成させるのも連携だとは思うけど、周囲に守ってる選手を信頼するのも「連携」ですよ。

少なくとも、2011年にはゴールデングラブ賞を獲得したこともある選手。去年は試合に出ることで精一杯で、周りを見る余裕もなっかったろうけど、さらには今シーズンも何か知らんけどずっと出ずっぱりになってるけど、見るべきものはいっぱいある。わしはまだまだ「サード堂林」は認めてない。


で、寛ちゃんはクタクタになりながらも良く投げてくれました。

5回終了時点で寛ちゃんは88球。汗だくになりながらも、表情ひとつ変えない。よく「大人のピッチングになった」とは言われるけども、マウンド上での表情も「童帝」ではなくなった。


さらに、カープとしてはフレッド・ルイスかな。どのイニングか忘れたけど、イニングが始まる前のキャッチボールで、ようやく笑顔が見られた。やっと肩の力が抜けてきたのかな。まぁ打つ方も走る方も、ようやく結果が付いて来たような感じではあるし、気分が悪かろうはずもない。

メジャーリーガーだろうがなんだろうが、ここは日本なんだし、同じベースボールであろうが何だろうが、それこそ「やってもらわないと困る」。個人的にはあのポジションに、結果が出ようが出まいが、据えてみたい選手はいくらでもいる。チーム方針が(ピー」なんだろうから一軍におるんだとは思うけど、働かない限り「帰ってくれ」としか言いようがない。

駐米スカウトのシュールストロムやスコット・マクレーンがどう口説き落としたんかは知らんけど、「広い心を持ち、新しい文化に順応する気持ちがあるか。米国でのキャリアを捨て、日本で野球人生を終えるくらいの覚悟があるか。」これに尽きると思います。「終の棲家」じゃないですけどね。

つまらぬメジャーリーガーのプライドなんざグラウンドでは通用せん。野球云々よりも如何に「わしら」に溶け込めるか。ナンボ野球が仕事とは言え「郷に入っては郷に従う」じゃないけど、まずは広島ken-jinにどこまでなりきれるか。別に日本語覚えろ、とまでは言いませんけどね。


とにもかくにも、カープがホークスに連勝したのは、まだ交流戦が1カード6試合だった頃の、2006年5月10日(福岡ドーム H2-5C)11日(同 H2-8C)以来7年ぶり。

さらには、初のセ・パ交流戦連勝スタート。後々の見返りが怖いですが、これに浮つくことなく、精進を重ねていただきたい。スコアラーが少ない分、何かと不利かも知れませんが、んな事は言い訳になりまへん。それよりも何りも、人間がやる事なんだから、何が起こるかわからんのやし。

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寛ちゃんのこの「なごみの笑顔」がある限り、カープは勝てますよ。そして、前田健太が「エース」とは言われてるけど、ピッチャー陣のリーダーは確実に大竹寛、だと思います。


それとホークスネタ。

寺原隼人の跡を継いで出てきた千賀滉大。2012年シーズン開幕当初は、育成選手で背番号128。下の動画は昨年4月13日に行われた、カープ対ホークスのウエスタンリーグの様子ですが。

そして同年4月下旬に支配下選手登録。そして今年、背番号が最初にもらった「21」から「41」に変わったものの、丸1年かけて今度は、マツダスタジアムの一軍交流戦のマウンド。



昨日の試合の記事にも記しましたが、チームの事情は様々あるとは思いますが、こうやって雁の巣球場やら由宇練習場で見たことのある選手が、翌週に一軍の試合人出てたり、背番号が3桁から2桁になってたりすると、よそのチームであれ何であれ嬉しくなります。

これだからウエスタンリーグの観戦はやめれません。当然、敵としての楽しみもありますが。


そんな楽しみもこめて、17日は阪神鳴尾浜球場へ。


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2013.05.15 / Top↑
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