さて、先日水曜日木曜日に、ホークス対カープの試合を観戦したのは既報通りですが。

この雁の巣球場ってところ、とにかく平日休日関係なしに混むんですよね。

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内野席は500人ほど入れそうではありますが、平日にもかかわらずびっしり。しかも年齢層が高いのなんのって。人の事は言えんのですが(笑)。しかも一塁側からとか、三塁側からとかではなく、バックネット裏から埋まっていくという不思議。

「定点カメラ位置」を確保したい私としては、できる限り早く球場に到着しておきたい。しかも雁の巣球場は無料、と言う事で早く来る人は来る、ってんで、10時前には球場に着くようにしておるんですが、そうなると、自然と目に入ってくるのはまず、本拠地でもあるホークスの練習風景。


ホークスは二軍の他に、チームとして「三軍」を稼働中。ゆえに一軍二軍の競争だけでなく、二軍三軍の選手間競争もそれなりに熾烈。チーム全体がサバイバルみたいなもんだとは思いますが、その結果が昨年のウエスタンリーグ優勝、今シーズンも圧倒的な強さを見せて首位を独走しています。

選手が多い分、スタッフが多いのも強さの一因かと思いますが、その「強さの秘訣」を、キャッチャー陣の練習(山下斐紹、甲斐拓也)で見てみました。だから何、と言う話ではありますが。

※以下、動画は全て5月9日撮影


出演:山下斐紹、甲斐拓也、的山哲也二軍バッテリーコーチ

結構地味に見えますが、このタイプの練習はおそらくどのチームでもやってると思いますが、ホークスのナイがすごいって、この前日8日には、甲斐拓也が「100球連続」でこれをやっていたこと。

距離的にはもう少し近かったように記憶しています。この手の練習に質をとるか量をとるか、と問われたら、やっぱり「量」。1試合にどれだけワンバウンドのボールが来るか分からんし、どんな回転で来るか予想もつきませんが、その為にも数はこなしておかんと。


出演:山下斐紹、的山哲也二軍バッテリーコーチ

見てて結構きついな、と思ったのがこの練習、と言うか鍛錬。今日び「過度のうさぎ跳びは膝への負担になるからヨロシクない」みたいな風潮がありますが、キャッチャーがボールを受けてからセカンドなりサードなりに送球する姿ってそれこそ「うさぎ跳び」そのもの。


出演:山下斐紹、的山哲也二軍バッテリーコーチ、中村亘祐

これはおそらく、バックホームされたボールが、ベース手前でワンバウンドしたのを想定したキャッチング練習、かと思われます。これはまだカープでは見たことはありません。中村亘祐が、ティーバッティングの準備をしながら、熱心に「凝視」してるのが印象的。

こう言う姿勢をとることって、それこそ試合直前の守備練習の時くらいかと思いますが、それでも「別のメニュー」にしてしまう所に発送の違いがあるかと思います。


出演:會澤翼、磯村嘉孝、中村亘祐、水本勝己二軍バッテリーコーチ、山本芳彦打撃投手

ここでなぜかカープキャッチャー陣のノックの様子。打っているのは水本バッテリーコーチ。外野からのワンバウンドバックホームのキャッチ、それに伴うステップ確認、などなどあるとは思います。

さらに前日8日には、磯村嘉孝、會澤翼の両名が、ショート定位置付近でノック。
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上手い下手はまた別として、どんな状況であれ、咄嗟に動けるだけの体のキレを維持するにはよい練習かと思います。もちろん、わしら素人が考えもつかないような理由、もあるんだとは思いますが。


とかくどのチームも「キャッチャーが育たない」と念仏のように唱えられています。

なんででしょうかね。先日2000本安打を達成した谷繁元信は、高卒ルーキーでありながら開幕一軍で80試合出場。当時の横浜大洋ホエールズのチーム事情もあったかと思いますが、のちの横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズでの優勝を経て、名実ともに日本一のキャッチャーになっています。

古田敦也や阿部慎之助、炭谷銀仁朗などなど、経歴はどうあれ、入団直後から起用されているキャッチャーは多々います。育たん育たんと言っているのはごく一部の球団だけじゃないですかね。

もっとも、阿部慎之助はバケモンだとは思いますが(笑)。

リードやらバッティングやら、課題はあるとは思いますが、まずキャッチャーはキャッチングであり、スローイング。特にボールを後ろに逸らさないこと。打つ方なんか二の次三の次くらいでいいんですよ。そらぁ、打てることに越したことはないですけどね。その辺が良かったらまず使おうよ。


そしてもっと、キャッチャーを試合に出そう。でないと変化なんかしませんよ。


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2013.05.12 / Top↑
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