どうも最近、二部に分けることが多くなっている私の記事、ではありますが。

年に一回試合があるかないか、と言う球場とか、朝9時から開門している球場に早く到着すると、選手の練習風景をじっくり観察見学出来ますし、無駄に撮影する画像も増えてきます。

この試合も然り。私らにとっては、ただのウエスタンリーグ公式戦の中の1試合、かも知れませんが、廿日市の人にとっては、年に一回、プロ野球選手を生で見て、肌で感じる事の出来る「お祭り」。

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こうやって早朝か並ぶのもお祭りだし、場所取りに奔走するのもまた楽しからずや。それこそ「家に帰るまで野球観戦」と言うことを考えると、こう言う「地方営業」はもっと増えていいと思います。

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どさくさに紛れてのメンバー表交換。と言うか放送がなかったんですよね。

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ホークスの試合前の指示。

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カープの試合前の声出し。担当は森下君。



先攻:福岡ソフトバンクホークス
1(遊)牧原
2(中)福元
3(三)李杜軒
4(捕)山下
5(右)吉村
6(左)塚田
7(一)猪本
8(二)高田
9(投)飯田優

後攻:広島東洋カープ
1(中)天谷
2(二)上本
3(右)迎
4(一)岩本
5(三)小窪
6(左)鈴木将
7(捕)倉
8(遊)鈴木誠
9(投)大島

打撃成績
1回表
牧原     2‐2から6球目を打ってセカンドゴロ
福元     2‐1から4球目を打ってファーストゴロ
李杜軒    1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
山下     2‐2から5球目を打ってファーストゴロ

何かこんな事をいうのもアレですが大島君、案の定の立ち上がり。武内久士、中田廉と、ここ2試合、内容はどうあれ球数の少ない立ち上がりを見ているだけに、若干の不安が。

1回裏
天谷     0‐2から3球目を空振り三振
上本     初球を打ってレフトフライ
迎      1‐2から6球目を打ってショートゴロ

狙い球と違ったのか天谷宗一郎のチカラない空振り三振。狙い球と違っても、フルスイングしておけば、相手ピッチャーに「当たれば」と思わす効果があると思うんですがいかがでしょう。

2回表
吉村     初球デッドボール
塚田     1‐0から2球目を打ってレフト前ヒット
猪本     1‐1から3球目を打ってセンターフライ
高田     2‐0から3球目を打ってレフトフライ、鈴木将ナイスキャッチ
飯田優    1‐2から4球目を打ってショートゴロ

2回裏
岩本     0‐2から5球目を打ってショートゴロ
小窪     1‐0から2球目を打ってピッチャーゴロ
鈴木将    2‐0から3球目を打ってライト前ヒット
倉      1‐2から4球目を打ってセンターフライ、福元ナイスキャッチ

3回表
牧原     1‐1から3球目を打ってショートゴロ
福元     初球を打ってセカンドゴロ
李杜軒    1‐1から3球目を打ってライトフライ

3回裏
鈴木誠    初球を打ってセカンドゴロ、高田ナイスフィールディング
大島     2‐2から8球目に三振
天谷     フルカウントから7球目を打ってレフトフライ

4回表
山下     1‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
吉村     1‐2から4球目を打ってレフト前ヒット
塚田     2‐2から5球目を空振り三振、そして吉村はセカンド盗塁失敗

4回裏
上本     2‐1から4球目を打ってレフト前ヒット
迎      2‐2から5球目を打ってレフト前ヒット
岩本     1‐2から4球目を空振り三振
小窪     1‐0から2球目を打ってサードゴロダブルプレイ

5回表
猪本     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
高田     初球を打ってセンター前ヒット
猪本の代走に亀澤
飯田優    1‐2から4球目をスリーバント失敗三振
牧原     0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
福元     1‐0から2球目を打ってレフトフライ、サードランナー還れず
次打者李杜軒の初球のファール、ブルペン捕手の(多分)クレートがキャッチ
李杜軒    フルカウントから8球目を打ってレフト前2点タイムリーヒット
カープ0-2ホークス
山下     1‐2から4球目を打ってファーストゴロ

懸念していた通り、先頭バッターをフォアボールで出塁させての失点。そもそも、これだけ長い間プロ野球でメシを食ってて、何も成長がないのはいかがなものか。サウスポーは先発、リリーフ問わず不足してるポジションのはずなのに、ぶっちゃけもっとテキパキ投げれぬものか。

5回裏
ホークス選手交代
代走亀澤→サード
サード李杜軒→ファースト

鈴木将    2‐2から5球目を空振り三振
倉      フルカウントから7球目を打ってサードゴロ
鈴木誠    0‐2から4球目を打ってライト前ヒット
大島の代打磯村初球を打ってサードゴロ

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で、グラウンド整備中は一旦選手は「控え室」に戻るんですか。そこで顔を合わせた吉村裕基と岸本秀樹がしばしの歓談(と言っていいのかな)。いつ以来の顔合わせなんでしょうね。

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選手のあれこれを見せぬ為に、試合中の無駄話は控えよう、みたいな決め事もありましたが、ちょっとこの二人の会話は聞いてみたいですな。カープにトレードになって一軍に定着する試合も増えて、家族も出来た岸本秀樹。大きく変わった彼は、吉村裕基にはどう映っているんでしょうか。

6回表
カープ選手交代
代打磯村→キャッチャー
キャッチャー倉→ピッチャー岸本
センター天谷→レフト高橋
レフト鈴木将→センター

吉村     2‐0から3球目を打ってセンターフライ
塚田     1‐0から2球目にデッドボール、治療の為一旦ベンチへ
亀澤     1‐1から3球目を打ってレフト前ヒット
高田     1‐1から3球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ

6回裏
高橋     3‐1から5球目を選んでフォアボール
上本     2‐2から5球目を打ってファーストライナーダブルプレイ
迎      1‐1から3球目を打ってサードゴロ

7回表
飯田優の代打笹沼1‐2から4球目を打ってセンター前ヒット
牧原     0‐1から2球目をピッチャー前送りバント失敗セカンド封殺
福元     1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット

カープ守備交代
ピッチャー伊東→冨永

李杜軒     3‐1から5球目を選んでフォアボール
山下     2‐0から3球目を打ってライトフェンス直撃2点タイムリーツーベースヒット
カープ0-4ホークス
吉村     2‐2から5球目を打ってセンター前タイムリーツーベースヒット
カープ0-5ホークス
塚田     2‐2から6球目を打って浅いライトフライ

カープ選手交代
ピッチャー冨永→金丸

亀澤     1‐1から3球目を打ってレフト前2点タイムリーヒット、バックホームの間に亀澤はセカンドへ
カープ0-7ホークス
高田     フルカウントから6球目を打ってピッチャーゴロ

岸本秀樹からリレーをした伊東昴大。先日の由宇練習場で試行錯誤してたフォームそのままではありますが、制球すらも何かしら試行錯誤状態。

続く冨永一も、酷い言い方かも知れませんが、ナニをしに出てきたのか分からない状態。このイニングの投手リレーが当初から予定されたものであるならば、あまりにも準備不足。さらに言うなら、登坂予定が伝えられていたにも関わらず、こんなピッチングしか出来ないのではちょっと困りモノ。

7回裏
ホークス選手交代
代打笹沼→ピッチャー二保

岩本     1‐0から2球目を打ってレフトフライ
小窪の代打庄司初球を打ってレフト前ヒット
次打者土生の4球目にワイルドピッチ
鈴木将の代打土生フルカウントから6球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット
カープ1-7ホークス
次打者中村憲の2球目前に土生牽制タッチアウト
金丸の代打中村憲1‐2から球目を打ってファーストゴロ

規定打席数不足ながらも.400を大きく越える打率の土生翔平への期待度は尋常ならざる高さ。この試合でもしっかりタイムリーツーベースヒット。長打はないものの「中打」に関しては申し分ないレベルにあるんじゃないかと思います。ただ、その後の牽制タッチアウトはちょっといただけませんな。

8回表
カープ選手交代
代打庄司→サード
代打土生→センター
代打中村憲→ピッチャー福井

二保の代打豊福0‐2から3球目を空振り三振
牧原     フルカウントから7球目を打ってレフトフライ
福元     0‐1から2球目を打ってショートゴロ

8回裏
ホークス選手交代
代打豊福→センター
センター福元→レフト
レフト塚田→ピッチャー山本

鈴木誠    初球を打ってセンター前ヒット
磯村の代打中村亘2‐1から4球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
高橋     0‐2から3球目を空振り三振

9回表
カープ選手交代
代打中村亘→キャッチャー
サード庄司→セカンド
セカンド上本→サード美間

李杜軒    フルカウントから8球目を打ってショートゴロ
山下     フルカウントから7球目を打ってファーストゴロ
吉村     1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ

9回裏
美間     0‐1から2球目を打ってサードゴロ
迎の代打申  フルカウントからショートゴロエラー
岩本の代打中村真崇(応援歌は嶋重宣)0‐1から球目を打ってライト前ヒット
庄司     2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
土生     0‐2から3球目を打ってセカンドゴロセカンド封殺、サードランナー生還
カープ2-7ホークス
福井の代打會澤2‐2から6球目を打ってセンターフライ

代打からの途中出場ながら2打席2安打の庄司君。サードを守ったりセカンドを守ったりと、大変かとは思いますが、集中力だけは切らさないでいただきたいものです。

雁巣鷹 000 020 500 7
由宇鯉 000 000 101 2

勝ち投手:飯田優
負け投手:大島

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惨敗、であります。せっかくの地方興行。勝ちたかったんですけどね。

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この球場での試合後の楽しみ、と言えばカープ選手が参加する「野球教室」なんですが、帰りのバスの時間が迫っていた(逃すと、広島バスセンターからの高速バスに間に合わない)のと、試合終了直後からの雨が強くなって来たので撤収することに。野球教室は無事最後まで出来たんでしょうか、

投手成績
(左から順に、登板イニング数、対戦打者数、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
福岡ソフトバンクホークス
飯田優 6   21  85  4  1  4  0  0
二保  1    4  13  2  0  0  1  1
山本  2    9  33  3  0  1  1  0

広島東洋カープ
大島  5   23  79  6  2  2  2  2
岸本  1    4  11  0  1  0  0  0
伊東  0.1  3   8  2  0  0  2  2
冨永  0.1  4  18  2  1  0  3  3
金丸  0.1  2   9  1  0  0  0  0
福井  2    6  31  0  0  1  0  0



以前にも幾度か記していますが、とにかくホークスの選手の完成度が半端ないんですよね。体型にしろ個々のプレイにしろ、すべてに於いてカープ述選手を上回ってるとしか言いようがない。

そしてホークスの、遠征に帯同している育成選手の多さ。一軍からもれた支配下登録選手は本当にいるのか、と思わすくらいに、3桁背番号、つまり育成選手が目立ちます。ホークスは「三軍」と言う別働隊があるにもかかわらず、ウエスタンリーグ公式戦にこれだけ育成選手を送り出せるのがすごい。

かたやカープ。育成を旗印に掲げながらも、出て来る選手は大半が一軍の選にもれた選手ばかり。二軍というものをカープがどう捉えているのかは分からんけど、それだけ試合に出さんと一軍の試合に出す準備が出来ないのか、とも思います。

勝負に拘るがゆえに、スターティングメンバーがほぼ固定になるのは致し方ないとしても、天谷宗一郎やら岩本貴裕が半ば堂々とフル出場に近い形で試合に出場てる事に違和感を感じます。

もっとも、シーズン当初は育成選手は大野練習場などでみっちりトレーニングをさせておいて、シーズン後半の試合出場を目指す、形もいいかとは思いますが、それにしては三家和真やら塚田晃平あたりはいったいどうなっているのか、いつになったら試合に出てくるのか、と言う話。

怪我だ何だと戦線離脱する理由はあろうとは思いますが、仮に怪我だとしても、育成目的で入団させた選手を怪我で隔離せざるを得ん状況になってしまう、今のカープのチーム事情が歯痒すぎる。

今シーズンから二軍のトレーナーに新人さんが入られたみたいではありますが、長らく途絶えている「トレーニングコーチ」の招聘をド真剣に考えるべきではないでしょうか。

ピッチャーのピッチングフォームやらを修正する際にも、カープってリリースポイントがどうだの、腕の振りがどうだの、と言う話ばかりになる。肝心なのは、それに伴う筋肉の使い方の変化に。それに体がついて来ないから、フォームがなかなかモノにならないんではなかろうか。

考えに考えて、試行錯誤をして、完成しつつあるフォームが、ほんの少しの狂いから怪我を招いてしまう。それが致命傷で引退を余儀なくされた野球選手、スポーツ選手はたくさんいる。

けっして綾田さんや蔦木さんと言ったトレーナー陣を否定するものではありませんが、せっかく本拠地球場が新しくなり、トレーニングルームも設けられたと言うのに、本格的にトレーニングを指導出来る人がおらんと言うのはどうにかならないものでしょうか。

筋肉オバケになれ、とは言いませんが、怪我をしてから、ではなく怪我をしない体、そう言う筋力トレーニングをするのも選手の仕事だし、それをサポートするのは球団の仕事のはず。

目立たぬ所に金額を掛ける余裕はない、かも知れませんが、今のカープの若手選手は何はともあれ怪我に弱すぎる。選手全体を戦力として考えているならば、裏方さんももっと増やしていい。

今のカープは、ドラフト1位と2位以下の差があまりにもある。このあたりから考え方を変えない限り、野村謙二郎監督がぶつぶつ言うてる「チーム全体の底上げ」なんか出来るわけがないですよ。

最近は何かにつけて「チーム○○○」てのが流行ってますが、チームってのは実際にその競技を行う選手だけを指すものじゃない。選手のマネージメントから、日常の栄養管理など、普段のプレイからは見えない部分を支える人がたくさんいて初めて成立するもの。

選手を作り上げる、一人前に育て上げるのは何もグラウンドだけですることじゃない。それ以外の部分の方が多いんだ。球団の体質が若干古びているせいもあるんかも知れんけど、この辺りの意識改革のなさが、長きにわたるチーム低迷につながってるんじゃないか、とも思います。


そして

この試合で私の由宇カープ観戦成績は、ついに8試合観戦2勝6敗。由宇カープが16試合9勝7敗。由宇カープの7敗のうち6敗を観戦出来ていると言う驚異の敗戦率。この数字がどこまで伸びるのかが見もの。逆に言うなら、私の見れないところでその分勝ってくれればええことよ、なんですが(笑)。

それでもやっぱり、勝ち試合が見たいなぁ。


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2013.04.16 / Top↑
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