さて、前日の香川県営球場レグザムスタジアムでのタイガース主催試合に引き続き、今度は倉敷マスカットスタジアム、でのカープ主催試合です。ややこしいなぁ(笑)。

前日の試合は四国新聞社主催か何かか、と思いきやごく普通に朝日新聞社、日刊スポーツABC朝日放送、KSB瀬戸内海放送。で、昨日の試合は、山陽新聞社単独主催。新聞屋さんがどうこう、はまぁアレとして、それだけ山陽新聞社がこの辺りではやはり強いのかなぁ、とも。

そう言えば山陽本線電車で西下すると、岡山県から広島県に入った途端に「中国新聞社」の大きな看板が見えますからねぇ。地方新聞とは言え、地元に対する影響力はやはり半端ないのか。


で、昨日のタイガースのスターティングメンバー。高松での試合にいなかった、マット・マートンや新外国人選手のブルックス・コンラッド、西岡剛や福留孝介が揃ってスターティングメンバー。途中出場すらなかったって事は瀬戸大橋すら渡らなかった、んでしょうな。

せっかくの休日のタイガース主催試合、年に数回あるかないかのNPB主催プロ野球で、ウエスタンリーグ並みのスターティングメンバーってのはどうなんだろうな。営業的観点から考えると、スターティングメンバーは逆でも良かったんじゃないかね。本当の事情は知りませんが。

カープとは違って、精力的に教育リーグや練習試合もやってきてるし、一軍も公式戦並みにオープン戦のスケジュールを組んである。何にしろ羨ましい限り。しかも今日からはウエスタンリーグ開幕、って時期なのに。まぁそれだけ、ギリギリまで選手の見極めをやってる、ってことなのかな。

西岡剛が加入したとは言え、ようやく芽が出だした上本博紀が左足首靱帯損傷でセカンドの、そしてワールド・ベースボール・クラシックに参加していた鳥谷敬合流(今日だそうですが)までの、そしてショートのサブを見極める、と言う作業が残ってたからかな。さらには4番バッターとか。

それか、ただ「橋を渡りたくない」とかつまらん理由だったりして(笑)。


そのコンラッド、偶然かも知れんけど「へぇ」と思うプレイがあった。

5回裏先頭の梵英心のコンラッドの左に飛んだ打球、コンラッドはダイビングキャッチを試みたけど、直前になって差し出したグラブを引っ込めた。最終的にはショートの坂克彦が処理したものの、ファーストへの送球が逸れて内野安打にはなってしまったけども。

先も書いたように、偶然なのか意識的にそうしたのかは分からんけども、差し出したグラブを引っ込めたおかげで、坂克彦は正面でボールを処理出来た。万が一コンラッドが、左手を伸ばしたままなら、おそらくグラブに当たって打球の方向が変わり、ファーストは悠々セーフになったかも知れん。

一人で追う姿勢を称えることが多いけども、こう言う些細なプレイも、カープのサードに「立ってる人」は見習った方がいい。尤も昨日のカープのショートスタメンに、そこまでカバーを求めるのは無理、なのかも知れません。「かつては」良かったんだろうけど「去年は」アレでしたからね。


で、何かと気になっているのが、新外国人選手のフレッド・ルイス。

バットに当たれば打球は強烈なのが飛んでるけど、当たるまでがちょっと難儀してる感じ。それでも一昨日の第一打席のタイムリーヒットみたいに、詰まっているような当たりでもヒットになるってのは魅力。当たる当たらないにかかわらず、しっかりスイング出来ている証拠なんだろうな。

そして、さらに気になるプレイがひとつ。

4回表、福留孝介の打球を追ったルイスが、レフトファウルグラウンドでスライディングキャッチを敢行、結局一旦キャッチしながらも、グラブに当てながら落とすという、プレイではあったけど、取れなんでえらく残念そうなアクションを見せた。グラブを叩いたりしてとにかく悔しそうだった。

思うに、今のカープに足りないのがこれ、ですよ。打球に対する執念と、ボールに対する熱さ。

こういう表現をしたら怒られるかも知れんけど、有色人種特有のものかも知れん。けど、カープの選手って、どんなプレイに関しても、何となく淡々とこなしてるように見える。まぁ「出来て当たり前」プレイもあろうけど「本当の感情」hが見えて来ないんだ。後逸しても苦笑いしてたりね。

5回表ワンアウト、前田大和の打球を、ライトの松山竜平が、ブッサイクな追い方ながらもランニングキャッチ。飛び出していたセカンドランナーのイケメン藤井をアウトにした。キャッチした本人はそれこそ「必死」だったのかも知れんけど、もっと喜んでいい。生活がかかってるんだし。

ゲーム画面の中の話じゃないです。人間がやることです。

普段から監督自体が、仏頂面でベンチに座っているチームですから、そうなっても致し方ないのかも知れんし、そう言う方針なのかも知れんけど、「俺たちは勝つ」だの「逆襲」だの「破天荒」と言うてきた割には、チームが大人しいまま。チームスローガンがそれこそ「企画倒れ」になってるんだ。

で、攻撃の方なんかもう「クソ」の一言。あまりよくない表現ですが。

2イニング連続で瀬藤バッターがヒットで出て、次のバッターがダブルプレイでハイおしまい。何年経っても進歩がない。ワールド・ベースボール・クラシック準決勝で、走塁ミスサインミスが浮き彫りになった。普段から出来てない事やってない事をするから、ああいう結果になったんだろうけど、このまま強硬策だの強打の連発だのとなると、いざ競り合いになった時に絶対に失敗する。

特に試合中盤、まだ1~2点差の時に「まず1点で同点もしくは1点差」にしておかねばならん時に、あまりにも雑な野球をし過ぎてる。これじゃ相手チームが怖がるわけがない。むしろ「与しやすし」くらいにしか思ってないんじゃないか。それくらい動かないし、動いてこない。何考えてんだよ。

もっとも、師弟関係にある山本浩二・野村謙二郎ゆえ、こうなるのは目に見えてますが。


今年も「得点力」に関しては期待値ゼロですな。


以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログへ
2013.03.22 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kugyousou.net/tb.php/1622-e2d68bc6