何を振り返るって、今回の日本代表に関して、なんですが。
※なお、野球日本代表に関しては延々と「侍ジャパン」と言う愛称が使われていましたが、当ブログでは一切使用しませんでした。また今後とも使用する予定は一切ありませんので御了承ください。
まず、山本浩二監督はじめチーム首脳陣
なり手が満足にいてない状況、しかも国として三連覇がかかった中で、さらにはスポンサーが満足につかない、メジャーリーガーがことごとく「不参加表明」の中、よく頑張ってくれたと思います。
ただやっぱり、作戦面から何から何まで、実践から遠ざかっていたと言う「ブランク」は否めない。そして、監督だけでなく、コーチから選手から何から何まで「寄せ集め」だったことも敗因かも。
監督が決まりました、コーチ陣も決まりました。そこからもっと時間をかけて選手選びをするべき。今回の代表選手を見るに、確かにいい選手は揃ってはいるけども「キャプテンシー」だの「経験」だのと言う目で選手を選びすぎ。もっと言えば、変に「情」を入れ過ぎたのではないかとも。
対戦相手のある事だけど、もっと場面を想定した選手選抜をするべきだった。「経験があるから」と言うだけで先発ピッチャーの能見篤史をリリーフに起用したけど、やっぱり不安は的中。過去2大会連続代表選出、と言う経験で杉内俊哉を選んだのはいいけど、結局敗戦処理になってしまった。
杉内俊哉も能見篤史も、普段は先発ピッチャー。それを「短期決戦ありき」でリリーフに使ってしまうこと、大会に突入しても一向に調子の上がらぬ田中将大の起用方を模索してた辺に、今回の日本代表の混迷ぶりが見れます。選手個々は頑張ってくれたとは思います。その努力には敬服します。
ピッチャーだけでなく、野手に関しても、まず「監督ありき」まではいいとは思うけど、その監督がどんな野球をしたいのか、どんな試合の進め方を理想としているのか、全く見えなかった。
最後の最後になって「機動力野球 ら し き も の 」をやろうとしてけど大失敗した。しかも勝負を左右する場面で。ベンチや選手間の意思疎通の問題だろうとは思うけど、さらには短期間での完全なる意思疎通は難しいと思うけど、こんな観点からも日本代表の常設化は必須、だと考えます。
監督とコーチ、さらには選手との意思の共有、さらには方向性。これらを「日本プロ野球界」で統一させるためにも「日本代表チームの常設化」は絶対条件かと思います。監督・COACHを含めて。
今回のワールド・ベースボール・クラシック。選手は実力を十二分に発揮出来たか、と言えば100%イエスとは言えない。試合日程から何から何までスケジュールが決まってたんだから、それに見合った選手起用が出来なんだものか、とは思います。この辺りは「次」の話にもつながりますが。
日本代表の「常設化」が発表されたのは一昨年の10月ではあったけど、それからワールド・ベースボール・クラシック一次予選まで、日本代表が試合らしい試合をやってたかといえばそうでもない。
しかも困ったことに、一時、ワールド・ベースボール・クラシックへの参加不参加をめぐって、NPBと選手会の衝突が発覚。日本代表どころか、日本のプロ野球自体がどこを向いているのかすら分からなくなった時期もあるだけに、この成績はそれこそ「よく出来ました」としか言いようがない。
むちゃくちゃな考え方だし、あってはならない事、かも知れんけど、今回の「最後の28人」に残った選手の中にも、最後までワールド・ベースボール・クラシックには「反対」と考えてた選手もいるかもしれない。それこそ考え過ぎ、だろうとは思いますが、無きにしも非ず。
そして、日本代表を常設化するのであれば、もっと試合を増やしていかなければ。それはお金ではなく、世界の野球の中で「常にトップレベルにあること」へのプライド。これさえあれば、ゼニカネの問題ではないところで、日本代表は常設できるはず。スポンサーや広告代理店やらが関係ないところで。
別に国内だけで試合をする必要もない。まだ後進と言うてもいいヨーロッパ各国とかまで「手弁当」で試合をしに行ってもいいんじゃないか。何千万も貰ってる選手も多いんだから、それくらいやってもよかろうとは思います。プロ野球選手としての「プライド」があるんなら、の話ですが。
そして選手の皆さん。
いろいろ葛藤やご苦労もあったでしょうけども、本当にお疲れ様でした。自主トレもキャンプも、いつもよりペースも仕上げも早め、やる事為す事初めてづくめの選手が多くて困ったかとは思いますが、今回若い選手が中心になって出来た事で、ベテラン選手とは違う経験が出来たと思います。この経験をぜひ次の大会、次のワールド・ベースボール・クラシック代表選手に残して頂きたい。
あとひとつだけ
「大リーガーいない中で」侍の健闘にファン拍手 読売新聞
夢をありがとう。米サンフランシスコで17日(日本時間18日)に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝。プエルトリコに敗退し、日本代表「侍ジャパン」の3連覇の夢はついえた。
スポーツバーに詰めかけた野球ファンらは肩を落としながらも、選手の健闘をたたえた。
東京・赤坂のスポーツバー「KICKERS」には、平日の午前中にもかかわらず熱心なファンら約80人が集まりテレビ7台で観戦した。打線の沈黙が続いた中、八回裏に井端弘和選手(中日)の適時打で1点を返すと「やった」「この調子で」などと大歓声が上がったが、最終回、松井稼頭央選手(楽天)が中飛で打ち取られると「あー」と大きな悲鳴が上がり、ファンは天を仰いだ。
東京都三鷹市の男性会社員(39)は「大リーガーがいない中で、よく準決勝まできてくれた。3連覇という夢まで届きそうだったのに」と残念そうに語った。
結局最後は、どのマスコミも「メジャーリーガーがいないから」とは書かなかった。とは言えこれから書くところはボチボチ出てくると思います。既にツイッターでの発言を記事にしてるところもありますが、彼らは絶対に「お疲れ様でした。」以上のことは言ってはいけない、とすら。
そらぁ最初は、メジャーリーガー不在であれこれ言われたけども、結局手を借りることなく代表選手はあの位置まで昇りつめた。あれは誰の勲章でもない、今回の日本代表の勲章なんだから、決して「日本仁選手として誇りに思う」などと寝ぼけたことはいって欲しくない。
ましてや、どの選手がどうとか言うべきじゃない。尤もそこまで言うたら「ほいじゃお前が出んさいや」と言う声が絶対に飛んでくるでしょうが(笑)。それこそ、休養の時間を割いてまで、この大会を目指して調整してきたんだから、しばらく休ませてあげたいもんだ。それこそ、繰り上げた分。
とにかく、選手の皆様、お疲れ様でした。
三連覇がならなかったので「3位、おめでとう」じゃないですが。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

※なお、野球日本代表に関しては延々と「侍ジャパン」と言う愛称が使われていましたが、当ブログでは一切使用しませんでした。また今後とも使用する予定は一切ありませんので御了承ください。
まず、山本浩二監督はじめチーム首脳陣
なり手が満足にいてない状況、しかも国として三連覇がかかった中で、さらにはスポンサーが満足につかない、メジャーリーガーがことごとく「不参加表明」の中、よく頑張ってくれたと思います。
ただやっぱり、作戦面から何から何まで、実践から遠ざかっていたと言う「ブランク」は否めない。そして、監督だけでなく、コーチから選手から何から何まで「寄せ集め」だったことも敗因かも。
監督が決まりました、コーチ陣も決まりました。そこからもっと時間をかけて選手選びをするべき。今回の代表選手を見るに、確かにいい選手は揃ってはいるけども「キャプテンシー」だの「経験」だのと言う目で選手を選びすぎ。もっと言えば、変に「情」を入れ過ぎたのではないかとも。
対戦相手のある事だけど、もっと場面を想定した選手選抜をするべきだった。「経験があるから」と言うだけで先発ピッチャーの能見篤史をリリーフに起用したけど、やっぱり不安は的中。過去2大会連続代表選出、と言う経験で杉内俊哉を選んだのはいいけど、結局敗戦処理になってしまった。
杉内俊哉も能見篤史も、普段は先発ピッチャー。それを「短期決戦ありき」でリリーフに使ってしまうこと、大会に突入しても一向に調子の上がらぬ田中将大の起用方を模索してた辺に、今回の日本代表の混迷ぶりが見れます。選手個々は頑張ってくれたとは思います。その努力には敬服します。
ピッチャーだけでなく、野手に関しても、まず「監督ありき」まではいいとは思うけど、その監督がどんな野球をしたいのか、どんな試合の進め方を理想としているのか、全く見えなかった。
最後の最後になって「機動力野球 ら し き も の 」をやろうとしてけど大失敗した。しかも勝負を左右する場面で。ベンチや選手間の意思疎通の問題だろうとは思うけど、さらには短期間での完全なる意思疎通は難しいと思うけど、こんな観点からも日本代表の常設化は必須、だと考えます。
監督とコーチ、さらには選手との意思の共有、さらには方向性。これらを「日本プロ野球界」で統一させるためにも「日本代表チームの常設化」は絶対条件かと思います。監督・COACHを含めて。
今回のワールド・ベースボール・クラシック。選手は実力を十二分に発揮出来たか、と言えば100%イエスとは言えない。試合日程から何から何までスケジュールが決まってたんだから、それに見合った選手起用が出来なんだものか、とは思います。この辺りは「次」の話にもつながりますが。
日本代表の「常設化」が発表されたのは一昨年の10月ではあったけど、それからワールド・ベースボール・クラシック一次予選まで、日本代表が試合らしい試合をやってたかといえばそうでもない。
しかも困ったことに、一時、ワールド・ベースボール・クラシックへの参加不参加をめぐって、NPBと選手会の衝突が発覚。日本代表どころか、日本のプロ野球自体がどこを向いているのかすら分からなくなった時期もあるだけに、この成績はそれこそ「よく出来ました」としか言いようがない。
むちゃくちゃな考え方だし、あってはならない事、かも知れんけど、今回の「最後の28人」に残った選手の中にも、最後までワールド・ベースボール・クラシックには「反対」と考えてた選手もいるかもしれない。それこそ考え過ぎ、だろうとは思いますが、無きにしも非ず。
そして、日本代表を常設化するのであれば、もっと試合を増やしていかなければ。それはお金ではなく、世界の野球の中で「常にトップレベルにあること」へのプライド。これさえあれば、ゼニカネの問題ではないところで、日本代表は常設できるはず。スポンサーや広告代理店やらが関係ないところで。
別に国内だけで試合をする必要もない。まだ後進と言うてもいいヨーロッパ各国とかまで「手弁当」で試合をしに行ってもいいんじゃないか。何千万も貰ってる選手も多いんだから、それくらいやってもよかろうとは思います。プロ野球選手としての「プライド」があるんなら、の話ですが。
そして選手の皆さん。
いろいろ葛藤やご苦労もあったでしょうけども、本当にお疲れ様でした。自主トレもキャンプも、いつもよりペースも仕上げも早め、やる事為す事初めてづくめの選手が多くて困ったかとは思いますが、今回若い選手が中心になって出来た事で、ベテラン選手とは違う経験が出来たと思います。この経験をぜひ次の大会、次のワールド・ベースボール・クラシック代表選手に残して頂きたい。
あとひとつだけ
「大リーガーいない中で」侍の健闘にファン拍手 読売新聞
夢をありがとう。米サンフランシスコで17日(日本時間18日)に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝。プエルトリコに敗退し、日本代表「侍ジャパン」の3連覇の夢はついえた。
スポーツバーに詰めかけた野球ファンらは肩を落としながらも、選手の健闘をたたえた。
東京・赤坂のスポーツバー「KICKERS」には、平日の午前中にもかかわらず熱心なファンら約80人が集まりテレビ7台で観戦した。打線の沈黙が続いた中、八回裏に井端弘和選手(中日)の適時打で1点を返すと「やった」「この調子で」などと大歓声が上がったが、最終回、松井稼頭央選手(楽天)が中飛で打ち取られると「あー」と大きな悲鳴が上がり、ファンは天を仰いだ。
東京都三鷹市の男性会社員(39)は「大リーガーがいない中で、よく準決勝まできてくれた。3連覇という夢まで届きそうだったのに」と残念そうに語った。
結局最後は、どのマスコミも「メジャーリーガーがいないから」とは書かなかった。とは言えこれから書くところはボチボチ出てくると思います。既にツイッターでの発言を記事にしてるところもありますが、彼らは絶対に「お疲れ様でした。」以上のことは言ってはいけない、とすら。
そらぁ最初は、メジャーリーガー不在であれこれ言われたけども、結局手を借りることなく代表選手はあの位置まで昇りつめた。あれは誰の勲章でもない、今回の日本代表の勲章なんだから、決して「日本仁選手として誇りに思う」などと寝ぼけたことはいって欲しくない。
ましてや、どの選手がどうとか言うべきじゃない。尤もそこまで言うたら「ほいじゃお前が出んさいや」と言う声が絶対に飛んでくるでしょうが(笑)。それこそ、休養の時間を割いてまで、この大会を目指して調整してきたんだから、しばらく休ませてあげたいもんだ。それこそ、繰り上げた分。
とにかく、選手の皆様、お疲れ様でした。
三連覇がならなかったので「3位、おめでとう」じゃないですが。
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2013.03.19 / Top↑
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