数日前に「休み」になることが確定した昨日3月13日。一念発起して、福山市民球場で行われた、カープ対ジャイアンツのオープン戦を観戦して来ました。地区はどうあれ、久しぶりの「青春18きっぷでの 広 島 往 復 」であります。わりときついっちゅうたらきついんですが(笑)

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いきなりではありますが、福山駅。10:11到着。

福山市の天気予報は「曇後雨」。降水確率は午前中が70パーセント、午後からが90パーセントと、どう考えても雨が降らないわけがない天気。それでも、駅到着までは持ってくれました。

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しかしながら、福山駅前で臨時バスを待ってる間に、辛抱し切れんようになったのか、ついにパラパラ。よぽど天気予報がよくない限り、傘は用意してはいるものの、ぶっちゃけ「応急処置」程度の折り畳み傘なので、出来れば使いたくないんですけどねぇ。後ろにも迷惑だし。

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年に数回あるかないかのプロ野球開催と言う事で、地元の鞆鉄道バスも、人員を投入しての乗車券発売やら何やら。こんな風景を見ると「あぁ、やっぱりプロ野球開催ってのは町あげてのお祭りなんだなぁ」と実感します。9月のウエスタンリーグ公式戦の時も、ぜひお願いいたします。

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公共交通機関がバスしかないので、御覧のありさま。定期便で近くのバス停まで、と言う手段もありますが、やっぱり球場の真横まで行ってくれるのは魅力、であります。

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ちょうど7年ぶり。

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「コレ」も例年通り。まぁチケットの窓口が内野にしかないゆえの処置かと思われますが、変に広場にテントを張ったりするよりもよっぽど効率的なのかも。用が済んだらそのまま帰れるんだし。

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たまには外野席にすっか、などと考えてましたが、やっぱり「業務」を考えてネット裏席(3500円)を奮発。と言うよりも「内野席」の状態がどうだったのか覚えてなかっただけ(笑)。

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しかしながらこの先、天気が悪うなるという事で、開門時間は11:40に先送り。もっとも、先送りしたところで何がある、っちゅうわけでもなく、開門しようがそうでなかろうが、払い戻しはせんといかんのですけどね。まぁこの辺りは「進め方」の問題ではありますが。

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入場してすぐは、内野フィールドの一部にシートが被せてありました。それから先は、小雨が降ったり止んだり、まさに一進一退の攻防。傘を広げたり畳んだりの繰り返し。



先攻:読売ジャイアンツ
1(二)脇谷
2(中)松本哲
3(指)ボウカー
4(一)ロペス
5(左)加治前
6(右)大田
7(三)坂口
8(捕)加藤
9(遊)寺内
投手:小山

後攻:広島東洋カープ
1(中)丸
2(遊)菊池
3(右)ルイス
4(左)エルドレッド
5(指)松山
6(一)栗原
7(三)堂林
8(二)松本
9(捕)石原
投手:中崎

審判:球審白井、一塁佐藤、二塁吉本、三塁山本

打撃成績
1回表
脇谷     1‐0から2球目を打ってファーストファウルフライ
松本哲    3‐1から5球目を打ってレフト前ヒット
ボウカー   0‐2から3球目を見逃し三振
ロペス    1‐2から5球目を打ってライトフライ

中崎翔太の立ち上がり。足元が気になるのか全然関係ないのか、制球定まらず。バッター4人中3人が初球ボール。しかも際どいところを突いて、と言うわけでもなく、ただバラバラ。先行き不安。

1回裏
これより照明灯が半分点灯

丸      フルカウントから9球目を打ってピッチャーのグラブをはじく内野安打
菊地     0‐1から2球目に一塁線へピッチャーに捕らせる送りバント
ルイス    2‐2から5球目を見逃し三振、ルイス残念そう

エルドレッド 1‐1から3球目を打ってレフトスタンドへ先制ツーランホームラン
カープ2対0ジャイアンツ
松山     初球を打ってレフト前ヒット
栗原     フルカウントから7球目を打ってライトフライ

好調を維持出来ていると思われるブラッド・エルドレッド。とにかくスイングに迷いがない。バットに当たる当たらないも重要だとは思いますが、とにもかくにも全力でバットを振る事も大事。強気で一か八かフルスイング。打線には一人くらい、こんなのがいてもいい。日本人外国人関係なく。

2回表
加治前    2‐2から5球目を打ってショートゴロ
大田     0‐1から2球目を打ってショートゴロ
坂口     1‐1から3球目を打ってセンターフライ

2回裏
堂林     1‐2から4球目を空振り三振
松本     1‐2から4球目を打ってレフト線へツーベースヒット
次打者石原の6球目前にピッチャー小山がセカンドへ牽制悪送球、松本はサードへ
石原     フルカウントから6球目を打ってレフト前タイムリーヒット
サードランナー松本高明は、打球がレフト前に落ちるのを確認してゆっくりとホームイン
カープ3対0ジャイアンツ
丸      2‐2から5球目を空振り三振
菊地     初球を打ってセカンドゴロ

2イニング連続での得点。しかも下位打線だけで得点と言うのは特筆もの。

しかし相変わらず残念なのは堂林翔太。初球から積極的に振りにいくのは大いに結構だとは思うけど、狙った球と違ったのか、タイミングを外されたのかは知らないけど、傍から見てても明らかに気のないチカラのないスイング。むしろ。、思い切りスイングするのを怖がってさえいるような気もする。

体躯が違うから一概に比較は出来んけど、先に書いたブラッド・エルドレッドなんかは、バットに当たろうが当たろまいが全力でスイングしてくる。相手ピッチャーには威圧感を与えるだろうし脅威だろう。「当たったら」「飛べば」と思わせるだけでも相手に警戒心を与えるはずなのに、ちょっと残念。

まだまだ「誘い」の空振りが出来るほど器用でもなかろうし、そんな実績を残してるわけでもない。ただ単に練習不足なんだろうなぁとしか思えない。昨年のホームラン14本をどう考えておるのかは分からんけど、もっと自信を持ってスイング出来ぬものか。腕が縮こまってる。

3回表
加藤     2‐2から5球目を打ってサードフライ
寺内     2‐1から4球目を打って左中間へツーベースヒット
脇谷     2‐2から6球目を打ってセンターフライ、セカンドランナーはサードへ
松本     1‐1から3球目を打ってショートゴロタイムリーエラー(後逸)
カープ3対1ジャイアンツ

ボウカー   0‐1から2球目を打ってライトスタンドへツーランホームラン
カープ3対3ジャイアンツ
ロペス    初球を打ってショートゴロ

とうとう掴まった中崎翔太。エラーで気落ちしたわけでもなかろうけど、締めにかからんといかん打順で一発。先発ローテーションに入るにしろ、リリーフを目指すにしろ、締める所は同じ、のはず。

3回裏
ルイス    0‐2から4球目を打ってショートフライ
エルドレッド 0‐2から3球目を打ってサード坂口送球を焦って握りそこねて内野安打
松山     0‐1から2球目を打ってライトフライ
栗原     フルカウントから6球目を打ってレフト前ヒット、エルドレッドはサードへ
堂林     0‐1から2球目を打ってレフトフライ

顔面キャッチから復帰した栗原健太がヒット。しかしながらまだまだ周囲の期待に応えれているわけでもない。かと言って「ここで一発ホームラン!」と言う気配もない。彼が打席に立つたびに「ホームラン!」の声がかかるけど、あの声援を彼はどう受け止めているのか問いたひ問い詰めたひ。

4回表
加治前    0‐1から2球目を打ってショートゴロ
大田     2‐2から5球目を空振り三振
坂口     フルカウントから6球目を選んでフォアボール
加藤     2‐2から7球目を打ってライトフライ

4回裏
松本     2‐2から10球目を空振り三振
石原     2‐2から5球目を打ってサードゴロ
丸      3‐1から5球目を打ってセンター前ヒット
菊地     1‐2から4球目を空振り三振

最後は空振り三振に終わったけど、ノーボールツーストライクから粘りに粘った松本高明。年齢的にももう中堅どころゆえ生き残りに必死。東出輝裕が不在、梵英心が沈んだままの今年、安部・菊地が一歩リードなのかも知れんけど、木村昇吾とともに貴重な「サブ」になってくれるはず。

スワローズ戦の試合前には外野陣とキャッチボールをやってたけど、ここ暫らくの出場はずっと内野みたい。一時はセンターとかもあったけど、今年は内野専任かな。

5回表
カープ選手交代
ピッチャー中崎→戸田

寺内     フルカウントから9球目を打ってセンター前ヒット

14:37頃から降雨中断、14:44頃に試合再開

脇谷     0‐1から2球目に一塁線へピッチャー前送りバント
松本哲初球を打ってレフト前タイムリーヒット
エルドレッド、果敢にスライディングキャッチを試みるも後逸、松本哲はセカンドへ
カープ3対4ジャイアンツ
ボウカーの代打村田1‐2から4球目を空振り三振
ロペス    0‐1から2球目を打ってセカンドフライ

何かと不安視されるブラッド・エルドレッドの守備、ではあります、出来る範囲やれる範囲でよく頑張ってると思います。まさかスライディングキャッチを試みるとは思いませんでしたが。

で、栗原健太が未だ上向き加減にならん事を考えると、前にも書きましたが、思い切って栗原健太がを外す事も考えないと。敢えてネタにはしませんでしたが、ノックのイレギュラーバウンドを顔面にぶつけて鼻血を出してるような、集中力のない選手を起用してる場合ではないですよ。

現状、スターティングメンバー選択には何の関係もなかろうけど、「ヤル気」と言う面に関してはブラッド・エルドレッドの方が遥かに上、だと思います。「つなぎの四番」もいいけれど、やっぱり4番バッターはわがままいっぱいにバットを振り回す選手の方が見てても面白い。

5回裏
ジャイアンツ選手交代
ファーストロペス→ショート高口
セカンド脇谷→ファースト
ショート寺内→セカンド

ルイス    フルカウントから6球目を見逃し三振、バットを投げ出して苦笑い
エルドレッド 2‐2から8球目を見逃し三振
松山の代打前田智徳1‐0から2球目を打ってライト前ヒット
前田智徳の代走に中東
栗原     2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ

前田智徳が打席に立ちましたが、出す必要があったかなぁ、と。まぁ今年は福山市民球場で一軍公式戦がない、と言う事を考えての「顔見世」かとは思いますが、怪我には人五倍神経質な彼の事、あの雨の中で無理に出場させる必要もなかったような気もします。


とここまでは何とかかんとか試合を進めては来ましたが、降りしきる雨には勝てず5回終了後、一旦マウンドとホームベース付近に雨避けシートを再び導入。小雨になったところで今度はシートを撤収して、新しい土の追加投入を試みるもそれすら中断され


15:26、コールドゲームが宣告され、敗戦。

讀賣 003 01 4
広島 210 00 3

勝ち投手:小山
負け投手:中崎
本塁打:エルドレッド(カープ)、ボウカー(ジャイアンツ)

投手成績
(左から順に、登板イニング数、対戦打者数、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)

読売ジャイアンツ
小山    5 24 110  9  0  7  3  2

広島東洋カープ
中崎    4 17  65  3  1  2  3  0
戸田    1  5  17  2  0  1  1  1



両チームの期待の若手の先発ではありましたが、イマイチこれと言った結果を残せず。もっとも、1イニングに20球も25球も費やしてるようでは、先発ローテーションには難しく、連投もあるリリーフとしても難しい。もう微調整で済まされる時期でもない。今週末にはイースタンリーグ、来週末にはウエスタンリーグ開幕、そしてセントラルリーグ開幕。二週間は長いようで短い。

そして、相も変わらず攻め手を欠いている、と言うかいろいろ「試さない」カープ打線。9安打も浴びせれば6~7点は取れそうなもんですが。相手に手の内を見せない、と言えばカッコいいけども「試(し)合(い)」の中で使っていかないと、いざと言う場面で絶対に失敗しますよ。

試合前の練習でやってるからとか、キャンプでみっちり時間を掛けた、とは言うても、それはあくまで自己満足の段階。「これだけやったんだ」と思えるのであればどんどんやらないと結果は出ない。

同じようにツーランホームランとタイムリーヒットで得点しyたけど、ジャイアンツの方が無駄打ちがない、と言うか「少ないヒットをなんとか」と言う風に見えるのは気のせいかな。

メンバーや試合の進め方を見る限り、ジャイアンツの方が「機動力野球」をするのに十分なメンバーを揃えてる。それに引き換え、カープは何をどうしたいのか未だに見えてこない。


こんなんで大丈夫かなぁ


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2013.03.14 / Top↑
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