さて、広島東洋カープ日南キャンプ見学も2日目を迎えました。前日13日は、内外野ノックと言う実戦形式の練習に明け暮れていましたが、14日は「紅白戦」が行われました。

で、昨日は「午後から紅白戦」と勝手に踏み、午前中は東光寺球場に出かけるつもりでしたが、ものの見事に「寝坊」。ホテル東横イン宮崎駅前に宿泊しているんですが、朝起きて、カーテンを開けると、目の前を6:49発の日南線列車「油津行」が発車していくところ。

これに乗れば8:40くらいには東光寺球場に着けるかなぁとは思っていたんですが、根本的にダメでした。前夜にノートパソコンのトラブルで、寝るのが遅かったのもありますが、迂闊でしたわ。


今日はもう「日南線往復」と決めてかかっていたので、9:09発「南郷行」列車で油津駅10:31到着。もちろんそんな時間ですから、とっくに練習は始まってました。

仕方ないので、また選手の写真を撮って回ろうかな、と思ってた矢先に、なんとも微笑ましい歌が聞こえてきたので、アップしました。近隣の保育園のお子さんたちなんですが。



この子達のおかげで、全部吹っ飛びました(笑)。選手のあれこれはまた後日(笑)。



先攻:紅組
1(二)安部
2(遊)菊地
3(指)ルイス
4(一)岩本
5(三)堂林
6(捕)倉
7(中)天谷
8(右)下水流
9(左)鈴木将
10(指)白濱

※今日の練習メニューの段階では、紅組の4番に栗原健太が入ってましたが、本人が腰の張りを訴えて午前中にて切り上げ。打順がひとつずつ繰り上がり、ラストバッターに白濱裕太が入りました。

後攻:白組
1(中)赤松
2(二)東出
3(右)丸
4(左)エルドレッド
5(三)松山
6(遊)木村
7(捕)石原
8(一)迎
9(指)土生
10(指)庄司

両チームともこのようなスターティングメンバーになっていますが、途中で指名打者から守備についたりしているのは、場内放送がなかったので割愛しています。御了承下さい。

打撃成績
1回表

ピッチャはー前田健太

安部    フルカウントから6球目を打ってレフトフライ
菊地    0‐2から3球目を打って左中間ツーベースヒット
ルイス   2‐2から5球目を空振り三振
岩本    初球を打ってライトフライ

菊池涼介のツーベースヒット。左中間を抜けたわけじゃないんですか、これはもう彼が持ち合わせている天性の「動物的感」てやつでしょうかね。1・2番コンビを誰と組むことになるかは分かりませんが、彼の良さを殺してしまうような組み合わせだけはせんで欲しいなぁ、と思います。

1回裏

ピッチャーは今井

赤松    0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
次打者東出の初球に赤松盗塁成功
東出    0‐2から3球目を打ってファーストゴロ
丸     1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
白1対0紅
エルドレッド1‐1から3球目を打ってレフト前ヒット
松山    初球を打ってセンターフライ
木村    2‐2から6球目を打ってピッチャーゴロ

赤松真人の盗塁。サインなのかどうなのかは分かりませんが、完全にモーションを盗んだ格好。それだけ今井啓介のフォームに「隙」があるということか。立ち上がりが悪いことを懸念されることが多いけど、フォームの癖は出来る限り分からんようにせんと。

それと、イニング開始前のシフトの紹介。1回表はライトから「ライト・センター・レフト・ショート」の順番だったのが、1回裏はピッチャーからの紹介。ファンサービスなんでょうか(笑)。

2回表

堂林    1‐1から3球目を打ってセンターフライ(赤松ナイスラン)
倉     初球を打ってキャッチャーフライ
天谷    2‐2から5球目を打ってサードファウルフライ

2回裏

石原    1‐2から4球目を空振り三振
迎     3‐1から5球目を打ってセンターフライ
土生    3‐1から5球目を打ってショートライナー

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近所のおっちゃん。前田健太の登板終了を見届けて帰りました。最後まで見て帰ればええのに。

3回表

ピッチャーは今村

下水流   1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
鈴木将   フルカウントから6球目を選んでフォアボール
次打者白濱の初球に下水流サード盗塁成功
白濱    フルカウントから6球目を空振り三振
しかしファーストランナー鈴木将盗塁成功
安部    2‐0から3球目を打ってセンターへ犠牲フライ
白1対1紅
セカンドランナー鈴木将は中継ミスの間にサードへ
菊地    1‐0から2球目を打ってレフトフライ

とにかく走る走る。盗塁であれ何であれ「次へ」の心構えがあればいつでも走れる、とすら思わせたイニング。ヒットなんか出なくても、塁上を賑わすことは出来る。そんなイニング。

3回裏

ピッチャーはミコライオ

庄司    1‐2から4球目を打ってサードフライ
赤松    1‐2から4球目を打ってサードフライ
東出    2‐0から3球目を打ってレフトフライ

4回表

ピッチャーは永川勝浩
キャッチャー磯村

ルイス   初球を打ってライト前ヒット
次打者岩本の初球に暴投、ルイスはセカンドへ
岩本    2‐0から3球目を打ってセカンドゴロ
堂林    1‐1から3球目を打ってレフトライナー
倉     0‐2から3球目を打ってサードゴロ

4回裏

ピッチャーはソコロビッチ

丸     3‐1から5球目を打ってピッチャーゴロ
エルドレッド0‐2から3球目を打ってセンター前ヒット
松山    初球を打ってセンター前ヒット
木村    0‐2から3球目を見逃し三振
磯村    3‐0から4球目を打ってサードゴロ

5回表

天谷    初球を打ってレフト前ヒット
次打者下水流の初球前に天谷牽制タッチアウト
下水流   2‐0から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者鈴木将の2球目に下水流セカンド盗塁成功
鈴木将   1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
白濱    フルカウントから7球目を打ってセンター前タイムリーヒット
白1対2紅
安部1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット
菊地3‐0から4球目を打ってセンター前ヒット
しかしセカンドランナー白濱ホームタッチアウト

永川勝浩が「牽制球がうまい」とは言え、あっさえい引っ掛かってしまうのはどうなのか。しかも、この次の打席もそうですが、せっかく出塁しているにも拘らず、自滅でチャンスを潰してしまってる。紅白戦だからいいようなものの、これは天谷宗一郎は大いに反省すべき。

5回裏

ピッチャーは中田
キャッチャー白濱

迎     初球を打ってサードゴロ
土生    2‐1から4球目を打ってファーストゴロ
庄司    フルカウントから6球目を打ってセカンドフライ

長らく見てなかったせいか、廉君おフォームがかなりダイナミックに見えました。大柄なせいもあるんだとは思いますが、変に小ぢんまりしたフォームよりも、今の方が躍動感があっていいとは思います。

6回表

ピッチャーは大島

ルイス   フルカウントから8球目を打ってライト前ヒット
岩本    1‐0から2球目を打ってファーストゴロセカンド封殺
堂林    1‐0から2球目を打ってサードゴロ落球
しかしファーストランナー岩本セカンド飛び出しタッチアウト
倉     1‐0から2球目を打ってサードフライ

6回裏

赤松    2‐2から8球目を打ってショートゴロ
東出    1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
丸     フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット
次打者エルドレッドの2球目に丸セカンド盗塁失敗

7回表

天谷    3‐1から5球目を選んでフォアボール
次打者下水流の3球目前に天谷牽制タッチアウト(この試合2度目)
下水流   2-2から5球目を打って左中間突破ツーベースヒット(この試合3本目)
鈴木将   初球を打ってレフト前タイムリーヒット
白1対3紅
白濱    2‐1から4球目を打ってサードゴロダブルプレイ

7回裏

ピッチャーは江草

エルドレッド初球を打ってセカンドゴロ
松山    フルカウントから7球目を打ってライトフライ
木村    2‐2から5球目を打ってレフトフライ

紅 001 010 1 3
白 100 000 0 1


投手成績
(左から順に 登板イニング数、対戦打者、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)

今井  2  10  32   3   1   1   1   1
ミコ  1   3  11   0   0   0   0   0
ソコ  1   5  16   2   0   1   0   0
中田  2   6  30   1   0   0   0   0
江草  1   3  14   0   0   0   0   0


前田  2   7  24   1   0   0   0   0
今村  1   5  20   1   1   1   1   1
永川  2  10  31   6   0   0   1   1
大島  2   8  28   2   1   0   1   1



てな感じで、実況も「キャンプ中」と言うことでお気楽にやってたわけですが。

前田健太の調子は置いといて、若干心配だったのが今村猛。カーブやらをこれまでとは違う変化球を試していたようではありますが、コントロールがままなってない、と言うかものに出来てない。

どのような意図があって、これまでとは違う変化球を投げようとしてたのかは分かりませんが、1イニング、よくて2イニング限定起用であれば、そんなに多くの変化球は必要ないんじゃないか。

変に使えるか使えないか分からんような変化球よりも「これ」と言えるのをしっかり投げれるようにした方がよろしいかと思います。使えない変化球で失点を重ねて、それでそのままペナントレースに戻って来られても都合が悪い。この辺り、いくら紅白戦とは言え、ストレートのフォアボールでは。

後はもう、下水流昴。

3安打2盗塁

アピール云々ではなく、今朝の中国新聞の記事にもあったように、彼はある種ギリギリの状態でプロ入りしてる。大卒社会人で入団した「マエケン世代」。同い年の高卒選手は、もうすっかり日本プロ野球の顔になりつつある。おそらくそんな彼らを「目標」にしてきたんだろうな。

打球も半端無く強い。特に3本目のツーベースヒットなんか、打球を見ながら配送した赤松真人が追いつけなかったんだから、その打球の伸びやいかに。試合後の特打ちでも「あ、入った」みたいな打球を連発。大学通算9本塁打だそうですが、その数字以上にポテンシャルは高いです。

そして走塁、と言うか状況判断と思い切り。

最初の盗塁は、塁間で若干様子見があったものの、戻ることなくサードへ。並みの選手ならセカンドへ戻ってるだろうな。戻ってタッチアウトになるよりも、この時期は前に進んでアウトになる方が印象としてはいい。それが「結果」として表れてるんだからなおいい。

その反面残念な結果に終わったのが天谷宗一郎。2度出塁しておいて2度の牽制タッチアウト。永川勝浩が牽制球が上手、と言うことを差し引いても、1試合で2度はいただけない。その後を打っていた下水流昴が凄まじい成績を残していただけに、余計に印象が悪いですよ。

先の下水流の最後のコメント。書きようの問題化文字数の都合か知らんけど「当落線上にいるのは分かっている。結果を出し続けて1軍に残る」と言い切っている。アピールどうのこうのじゃない。「残りたい」と希望的観測見たいな事も言ってない。

この悲壮なまでの決意が、天谷宗一郎をはじめ、カープ選手には足りないんじゃないか。腰の針を安易に訴えて早退してしまう栗原健太然り、自分たちはBクラスなんだ、ってことを理解しているか。


とにかく、下水流昴が、停滞している外野陣に、何らかの刺激を与えてくれるものと思っております。もしかしたら、チームの刺激以上の存在になるやも知れません。期待は「特大」です。


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2013.02.15 / Top↑
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