プロ野球、だけでなく、社会人野球も、春季キャンプ真っ盛り、でございます。
特に今年は、メジャーリーガーが誰一人として出場せんことで、余計に盛り上がってるんじゃないか、とすら思います。山本浩二監督が視察に行っただの、高代コーチがノックをしただの、余計に際立っているようにも思えるんですがいかがでしょう。
つか、そうしてまで取り上げなければいかんモンなんかな、とも思ったり。まぁ一旦は「出ない」と言うてしもうた大会ゆえ「盛り返し」に必死なんだとは思います。もっとも、プロ選手ばかりでチームを組むんだから、金にこだわるのはいい事だとは思いますが、あまりにも露骨過ぎてねぇ。
また、ワールド・ベースボール・クラシックに向けて「代表合宿」がありますが。
必要なのかな、と思ったり。選手個人で自主トレーニングのピッチをあげたりして「万全の体制」を作り上げてくるんだから、わざわざ「練習日」は作らんでいいと思いますけどね。
それ以上にドン引きしてしまったのんが、「侍ジャパン九つの魂」
――――ぶっちゃけ寒気がしたんですけど。まぁどっかの広告代理店って所が仕掛けた「イメージアップ作戦」なんでしょうけど、メジャーリーガーが誰一人として参加しない事で、無駄に焦っているだけのような気もします。そんなコピー用意しても、勝つときは勝つし、負けるときは負けるんだ。
それはそれとしてとにかく「純国産」でどれだけ戦えるか、と言うのが今年の楽しみではあります。
そして、興味があるのが、他所の国の「ベースボール」。
今年の出場国は
予選免除:日本・韓国・中国・ベネズエラ・アメリカ合衆国・プエルトリコ・キューバ・メキシコ・ドミニカ共和国・オランダ・イタリア・オーストラリア
予選通過:スペイン(初出場・予選1組1位)・カナダ(3大会連続3度目・予選2組1位)・ブラジル(初出場・予選3組1位)・チャイニーズタイペイ(3大会連続3度目・予選4組1位)
とあります。メジャーリーガーを数多く輩出してるオーストラリアとかドミニカ共和国やらカナダはともかく、スペインやイタリア、ブラジルなど、どっちかと言えばサッカーがメインになるかと思われるような国が出てきているのも意外と言えば意外。
もっとも、ヨーロッパの野球と日本って、少なからず繋がりがあるもんで、過去には元タイガース監督の吉田義男氏がフランス代表監督になったり(「ムッシュ」の謂れはここ)、佐藤隆彦(GG佐藤)がイタリアリーグでプレイしたりと、決して野球は「ゼロ」じゃないんですな。
現在ではヨーロッパ野球連盟と言う組織もあり、39カ国が加盟。それに1954年から、「ヨーロッパ野球選手権大会」と言う大会も行われており、レベルはどうあれ、やってる、んですよね。
なかなかナマで見る機会がないんですが、そう言った「未知の強豪国」の野球に触れる機会でもあります。実際、オランダ代表は、IBAFワールドカップでベスト4に入ったり、2011年の同大会ではキューバに勝ったりと、侮れないと言えば侮れない。
過去には、イタリア代表にマイク・ピアザがいたり、オランダ代表にアンドリュー・ジョーンズがいたりしてはいましたが、「ほぉーっ」と思うような国の「こいつ誰」みたいな選手を見るのもまた楽しみ。未知の強豪国ならぬ、それこそ「まだ見ぬ強豪」ですよ。
各国の野球事情まではよく分かりません。ヨーロッパではプロリーグがあるとは言え、選手の収入は多くないと聞きますが、そんな中でも「秀でた選手」ってのはいる。そんな選手は結局はメジャーリーグに行ったりするんだとは思いますが、たまーに「日本でも見たいなぁ」と思える選手はいてます。
ただ残念なのは、NPBがそういう選手をなかなか受け入れないこと、と言うか受け入れたと言う話をあまり聞きません。この手の選手としてぱっと思いつくのが、郭李建夫(タイガース)や張誌家(ライオンズ)などの台湾代表選手や、具臺晟(オリックスブルーウェーブ)などがいます。
しかしながらヨーロッパ系の選手ってのはほとんど聞いたことがありません。目指すところが違う、のかも知れませんし、まだ日本がヨーロッパの選手を「直輸入」するのに二の足を踏んでる、のかも知れませんが、どの国にも一人や二人「お!」と思うような選手はいてるはず。
もっとも「出身」と言うだけで、「母国語」が喋れない選手ってのもいてますが。
簡単に「連れて鯉」とは言うものの、結局障壁になるのは、陽耀勲の契約問題芋触れましたが「外国人枠」の問題。これをもっと緩和せん限り、ヨーロッパのチームとの積極的な交流、と言うのんはまだまだ先になるかも知れません。ここに「代理人」が絡んだらさらに拗れそうだし。
2大会連続優勝で、日本のプロ野球のレベルってのがある程度は評価されている、とは思います。ただ、まだまだ「世界の野球の底辺」を支えるまでには至ってない。もっとも、日本からメジャーリーグに渡る選手が「メジャーに挑戦」と言うてる間はまだまだだとは思います。
この「アメリカ・コンプレックス」が抜けきらない限り、本当に日本が頂点に立った、とは言えないでしょう。それをぬぐい去るには今回の大会はいい機会だと思います。日本人だけでもこれだけやれる、高いレベルを示すことが出来るであろう大会になると思います。
むしろ圧倒的な強さを見せつけて、辞退した選手らに「行けばよかった」と思わせるような戦いをして欲しい。そしてどの国の選手からも「日本でやってみたい」と思わせるのもまた真なり、と思います。
つかそろそろこの「予選免除」はなくしたほうがいいんじゃないか。次にワールド・ベースボール・クラシックが目指すところって、ここなのかも知れません。まぁスポンサーやらそんな「金に絡む話」だろうとは思いますが。でないと「世界大会」とはなかなか言えないかも。
私がワールド・ベースボール・クラシックを真面目に見れない理由は、決勝トーナメントの進め方云々もありますが、まずはここなんですけどね。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

特に今年は、メジャーリーガーが誰一人として出場せんことで、余計に盛り上がってるんじゃないか、とすら思います。山本浩二監督が視察に行っただの、高代コーチがノックをしただの、余計に際立っているようにも思えるんですがいかがでしょう。
つか、そうしてまで取り上げなければいかんモンなんかな、とも思ったり。まぁ一旦は「出ない」と言うてしもうた大会ゆえ「盛り返し」に必死なんだとは思います。もっとも、プロ選手ばかりでチームを組むんだから、金にこだわるのはいい事だとは思いますが、あまりにも露骨過ぎてねぇ。
また、ワールド・ベースボール・クラシックに向けて「代表合宿」がありますが。
必要なのかな、と思ったり。選手個人で自主トレーニングのピッチをあげたりして「万全の体制」を作り上げてくるんだから、わざわざ「練習日」は作らんでいいと思いますけどね。
それ以上にドン引きしてしまったのんが、「侍ジャパン九つの魂」
――――ぶっちゃけ寒気がしたんですけど。まぁどっかの広告代理店って所が仕掛けた「イメージアップ作戦」なんでしょうけど、メジャーリーガーが誰一人として参加しない事で、無駄に焦っているだけのような気もします。そんなコピー用意しても、勝つときは勝つし、負けるときは負けるんだ。
それはそれとしてとにかく「純国産」でどれだけ戦えるか、と言うのが今年の楽しみではあります。
そして、興味があるのが、他所の国の「ベースボール」。
今年の出場国は
予選免除:日本・韓国・中国・ベネズエラ・アメリカ合衆国・プエルトリコ・キューバ・メキシコ・ドミニカ共和国・オランダ・イタリア・オーストラリア
予選通過:スペイン(初出場・予選1組1位)・カナダ(3大会連続3度目・予選2組1位)・ブラジル(初出場・予選3組1位)・チャイニーズタイペイ(3大会連続3度目・予選4組1位)
とあります。メジャーリーガーを数多く輩出してるオーストラリアとかドミニカ共和国やらカナダはともかく、スペインやイタリア、ブラジルなど、どっちかと言えばサッカーがメインになるかと思われるような国が出てきているのも意外と言えば意外。
もっとも、ヨーロッパの野球と日本って、少なからず繋がりがあるもんで、過去には元タイガース監督の吉田義男氏がフランス代表監督になったり(「ムッシュ」の謂れはここ)、佐藤隆彦(GG佐藤)がイタリアリーグでプレイしたりと、決して野球は「ゼロ」じゃないんですな。
現在ではヨーロッパ野球連盟と言う組織もあり、39カ国が加盟。それに1954年から、「ヨーロッパ野球選手権大会」と言う大会も行われており、レベルはどうあれ、やってる、んですよね。
なかなかナマで見る機会がないんですが、そう言った「未知の強豪国」の野球に触れる機会でもあります。実際、オランダ代表は、IBAFワールドカップでベスト4に入ったり、2011年の同大会ではキューバに勝ったりと、侮れないと言えば侮れない。
過去には、イタリア代表にマイク・ピアザがいたり、オランダ代表にアンドリュー・ジョーンズがいたりしてはいましたが、「ほぉーっ」と思うような国の「こいつ誰」みたいな選手を見るのもまた楽しみ。未知の強豪国ならぬ、それこそ「まだ見ぬ強豪」ですよ。
各国の野球事情まではよく分かりません。ヨーロッパではプロリーグがあるとは言え、選手の収入は多くないと聞きますが、そんな中でも「秀でた選手」ってのはいる。そんな選手は結局はメジャーリーグに行ったりするんだとは思いますが、たまーに「日本でも見たいなぁ」と思える選手はいてます。
ただ残念なのは、NPBがそういう選手をなかなか受け入れないこと、と言うか受け入れたと言う話をあまり聞きません。この手の選手としてぱっと思いつくのが、郭李建夫(タイガース)や張誌家(ライオンズ)などの台湾代表選手や、具臺晟(オリックスブルーウェーブ)などがいます。
しかしながらヨーロッパ系の選手ってのはほとんど聞いたことがありません。目指すところが違う、のかも知れませんし、まだ日本がヨーロッパの選手を「直輸入」するのに二の足を踏んでる、のかも知れませんが、どの国にも一人や二人「お!」と思うような選手はいてるはず。
もっとも「出身」と言うだけで、「母国語」が喋れない選手ってのもいてますが。
簡単に「連れて鯉」とは言うものの、結局障壁になるのは、陽耀勲の契約問題芋触れましたが「外国人枠」の問題。これをもっと緩和せん限り、ヨーロッパのチームとの積極的な交流、と言うのんはまだまだ先になるかも知れません。ここに「代理人」が絡んだらさらに拗れそうだし。
2大会連続優勝で、日本のプロ野球のレベルってのがある程度は評価されている、とは思います。ただ、まだまだ「世界の野球の底辺」を支えるまでには至ってない。もっとも、日本からメジャーリーグに渡る選手が「メジャーに挑戦」と言うてる間はまだまだだとは思います。
この「アメリカ・コンプレックス」が抜けきらない限り、本当に日本が頂点に立った、とは言えないでしょう。それをぬぐい去るには今回の大会はいい機会だと思います。日本人だけでもこれだけやれる、高いレベルを示すことが出来るであろう大会になると思います。
むしろ圧倒的な強さを見せつけて、辞退した選手らに「行けばよかった」と思わせるような戦いをして欲しい。そしてどの国の選手からも「日本でやってみたい」と思わせるのもまた真なり、と思います。
つかそろそろこの「予選免除」はなくしたほうがいいんじゃないか。次にワールド・ベースボール・クラシックが目指すところって、ここなのかも知れません。まぁスポンサーやらそんな「金に絡む話」だろうとは思いますが。でないと「世界大会」とはなかなか言えないかも。
私がワールド・ベースボール・クラシックを真面目に見れない理由は、決勝トーナメントの進め方云々もありますが、まずはここなんですけどね。
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2013.02.13 / Top↑
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