若手選手や中堅選手には必ずと言っていいほど「アピール」て言葉が使われます。それが公式戦が始まってから、ならまだ分からんでもないんですが、キャンプが始まって間なし、のこの時期にやいやい言うのは何だかな、と思います。
練習量をこなしたらレギュラーを取れるのか、先発ローテーションに入れるのか。まさか「プロフェッショナル」でそれはなかろうとは思いますが。この記事はいろんな意味で「分かりません」。
巨人・阿部、辻内に怒「甘い!アピールしろ」 サンスポ
巨人春季キャンプ(1日、宮崎)昨季、3年ぶりの日本一に輝いた巨人が1日、宮崎でキャンプイン。主将の阿部慎之助捕手(33)は、2006年高校生ドラフト1巡目で今季8年目の辻内崇伸投手(25)の投球練習に「もっとアピールしろ」と激怒。V9を達成した1973年以来となる連続日本一に向けて、チームを引き締めた。
あいにくの雨で室内練習場からのスタートとなった自身13度目のキャンプ。両脚の故障のため、昨年11月の日本シリーズ以来、約3カ月ぶりに入ったブルペンで、阿部は怒っていた。
「立ち投げで、30球ぐらいで終わるヤツがいた。残念だったね。調整してる場合じゃねえだろっていうんだ」
キャプテンが目をつり上げたのは、辻内だった。フォームがバラバラで制球が定まらず、ブルペン投球をわずか32球で切り上げ。いきなり74球の力強い投球を披露したエースの内海や育成からはい上がり、初の1軍キャンプでアピールする3年目の岸らと比べ、明らかに物足りないプロ8年目の左腕を叱った。
7年間で1軍登板なしの辻内にとって、WBC日本代表の合宿で内海、杉内、山口の左腕3人が途中で抜ける、このキャンプこそが首脳陣にアピールする最大のチャンス。練習後には「強い球を投げろ。もっと若さを見せてアピールしろ」と直接、伝えた。
阿部自身も15日からは主将に指名されているWBC日本代表に集中する。決勝まで進めば1カ月以上もチームを離れる。V9を達成した1973年以来、40年ぶりとなる連続日本一を目指すためには、若手の突き上げが必要不可欠。だから辻内に、キャンプ初日からクギを刺した。声をかけられた左腕も「その通りだし、どんどんアピールしていきたいです」と奮起を決意した。
「若手はチャンス。投手は実戦が早いし、ブルペンでも実戦を想定してやってもらいたい。そういうクセをつけてほしい」と阿部。WBCで3連覇、そして巨人でも連続日本一-。熱いキャプテンシーで、偉業に挑戦する。
言っちゃあ悪いですが、高卒とは言え入団してから7年間、一軍で1球も投げてないドラフト1位ピッチャーってのもどうなのかね。過去に原辰徳監督が、無茶な投げ込みを課して故障した、と言う経緯はありますが、一体何の目的で辻内崇伸を獲得したのか、未だに分かりかねます。
ただ、辻内崇伸も危機感がないのか何なのか。どう言うオフシーズンを過ごしてきたのか知らんけど、ぶっちゃけ高卒ドラフト1位で、ここまで全く一軍登板がないってのは問題といえば問題、ですよ。
昨日の記事では、原辰徳監督自らが直々に辻内に説教し「もう円熟期なんだから」と言うたとか言わんかったとか。一軍での実績ゼロの選手に、円熟期も何もあったもんじゃないと思いますけどね。あえて言わせてもらうなら「停滞期」に入ってしまってる、ようなものかな。残念ですが。
それとは全く逆の、こんな考えもあります。
野球ってのはチーム競技ですから、それこそチームが一丸となって目標に向かって突き進むもの、ではあると思います。けどその「チーム」は個人の集まり。支配下登録選手約70人プラス育成選手、で戦っていくもの。もちろんその中には「個人闘争」も含まれてくるわけですが。
辻内崇伸がブルペンの真ん中でピッチングをしなかったことを原監督は諭してたようで。辻内崇伸曰く「杉内(俊哉)さんが投げると思って空けていた」とか言うたとか言わんかったとかいう話はあるけど、空いてるんならど真ん中で投げるべき。隅っこでチマチマやってても、どんないい球を投げてても目立たない。競泳で、予選でよい記録を出した選手が中央に集められるのと同じ、ですよ。
辻内崇伸は「集められる立場」じゃなくて「強奪する立場」ですよ。空いてるんなら空いてるところでやればいい。遠慮なんかしてる場合じゃない。遠慮してしまったらそれまでですよ。
先に書いたように、練習でアピール、するのは嫌いです。けど、どんな状態であれ、まず目立つことを考えないと、プロ野球選手としては失格ですよ。ブルペンのど真ん中で大恥かけばいいんですよ。これまでそれすらなかったんだから。クタクタになるまで投げ込んで、ど真ん中でブッ倒れたらいい。
「アピールしろ」よりも「目立て!」ですよこの時期は。
「頑張ってるから試合で使おう」は、ペナントレース中ではぜったいに通用せんかも知れん。つか、それをやってもらったら困るんだけど、オープン戦や練習試合はそれが許されるはず。
どう言うプランをもって辻内崇伸がキャンプを送ろうとしてるのかは分からんけど、毎年新入団選手はいてる。ぶっちゃけ、他チームではあるけども、1学年下の前田健太、田中将大にはすっかり追い抜かれてしまってる。前田健太はもう通算58勝、田中将大に至っては75勝。彼らがバケモンなんかも知れんけど、この「差」にもっと焦りを感じたほうがいい。
そうでないと、淘汰されるだけだ。
それと、阿部慎之助も、放っとけばいいんですよ。目立ちたくないんだろうし。
落伍者、若しくは自分で後ろを向いてるような選手いかまってる場合じゃなかろう。「熱いキャプテンシーで、偉業に挑戦する。」と記事は締めてるけど、それが通用するのは選手の間だけ。将来的にジャイアンツの監督人あるべき人んあだろうけど、キャプテンシーだけでは監督には向かないよ。
――――とカープファンが言うと説得力、あるでしょうか(笑)。
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練習量をこなしたらレギュラーを取れるのか、先発ローテーションに入れるのか。まさか「プロフェッショナル」でそれはなかろうとは思いますが。この記事はいろんな意味で「分かりません」。
巨人・阿部、辻内に怒「甘い!アピールしろ」 サンスポ
巨人春季キャンプ(1日、宮崎)昨季、3年ぶりの日本一に輝いた巨人が1日、宮崎でキャンプイン。主将の阿部慎之助捕手(33)は、2006年高校生ドラフト1巡目で今季8年目の辻内崇伸投手(25)の投球練習に「もっとアピールしろ」と激怒。V9を達成した1973年以来となる連続日本一に向けて、チームを引き締めた。
あいにくの雨で室内練習場からのスタートとなった自身13度目のキャンプ。両脚の故障のため、昨年11月の日本シリーズ以来、約3カ月ぶりに入ったブルペンで、阿部は怒っていた。
「立ち投げで、30球ぐらいで終わるヤツがいた。残念だったね。調整してる場合じゃねえだろっていうんだ」
キャプテンが目をつり上げたのは、辻内だった。フォームがバラバラで制球が定まらず、ブルペン投球をわずか32球で切り上げ。いきなり74球の力強い投球を披露したエースの内海や育成からはい上がり、初の1軍キャンプでアピールする3年目の岸らと比べ、明らかに物足りないプロ8年目の左腕を叱った。
7年間で1軍登板なしの辻内にとって、WBC日本代表の合宿で内海、杉内、山口の左腕3人が途中で抜ける、このキャンプこそが首脳陣にアピールする最大のチャンス。練習後には「強い球を投げろ。もっと若さを見せてアピールしろ」と直接、伝えた。
阿部自身も15日からは主将に指名されているWBC日本代表に集中する。決勝まで進めば1カ月以上もチームを離れる。V9を達成した1973年以来、40年ぶりとなる連続日本一を目指すためには、若手の突き上げが必要不可欠。だから辻内に、キャンプ初日からクギを刺した。声をかけられた左腕も「その通りだし、どんどんアピールしていきたいです」と奮起を決意した。
「若手はチャンス。投手は実戦が早いし、ブルペンでも実戦を想定してやってもらいたい。そういうクセをつけてほしい」と阿部。WBCで3連覇、そして巨人でも連続日本一-。熱いキャプテンシーで、偉業に挑戦する。
言っちゃあ悪いですが、高卒とは言え入団してから7年間、一軍で1球も投げてないドラフト1位ピッチャーってのもどうなのかね。過去に原辰徳監督が、無茶な投げ込みを課して故障した、と言う経緯はありますが、一体何の目的で辻内崇伸を獲得したのか、未だに分かりかねます。
ただ、辻内崇伸も危機感がないのか何なのか。どう言うオフシーズンを過ごしてきたのか知らんけど、ぶっちゃけ高卒ドラフト1位で、ここまで全く一軍登板がないってのは問題といえば問題、ですよ。
昨日の記事では、原辰徳監督自らが直々に辻内に説教し「もう円熟期なんだから」と言うたとか言わんかったとか。一軍での実績ゼロの選手に、円熟期も何もあったもんじゃないと思いますけどね。あえて言わせてもらうなら「停滞期」に入ってしまってる、ようなものかな。残念ですが。
それとは全く逆の、こんな考えもあります。
野球ってのはチーム競技ですから、それこそチームが一丸となって目標に向かって突き進むもの、ではあると思います。けどその「チーム」は個人の集まり。支配下登録選手約70人プラス育成選手、で戦っていくもの。もちろんその中には「個人闘争」も含まれてくるわけですが。
辻内崇伸がブルペンの真ん中でピッチングをしなかったことを原監督は諭してたようで。辻内崇伸曰く「杉内(俊哉)さんが投げると思って空けていた」とか言うたとか言わんかったとかいう話はあるけど、空いてるんならど真ん中で投げるべき。隅っこでチマチマやってても、どんないい球を投げてても目立たない。競泳で、予選でよい記録を出した選手が中央に集められるのと同じ、ですよ。
辻内崇伸は「集められる立場」じゃなくて「強奪する立場」ですよ。空いてるんなら空いてるところでやればいい。遠慮なんかしてる場合じゃない。遠慮してしまったらそれまでですよ。
先に書いたように、練習でアピール、するのは嫌いです。けど、どんな状態であれ、まず目立つことを考えないと、プロ野球選手としては失格ですよ。ブルペンのど真ん中で大恥かけばいいんですよ。これまでそれすらなかったんだから。クタクタになるまで投げ込んで、ど真ん中でブッ倒れたらいい。
「アピールしろ」よりも「目立て!」ですよこの時期は。
「頑張ってるから試合で使おう」は、ペナントレース中ではぜったいに通用せんかも知れん。つか、それをやってもらったら困るんだけど、オープン戦や練習試合はそれが許されるはず。
どう言うプランをもって辻内崇伸がキャンプを送ろうとしてるのかは分からんけど、毎年新入団選手はいてる。ぶっちゃけ、他チームではあるけども、1学年下の前田健太、田中将大にはすっかり追い抜かれてしまってる。前田健太はもう通算58勝、田中将大に至っては75勝。彼らがバケモンなんかも知れんけど、この「差」にもっと焦りを感じたほうがいい。
そうでないと、淘汰されるだけだ。
それと、阿部慎之助も、放っとけばいいんですよ。目立ちたくないんだろうし。
落伍者、若しくは自分で後ろを向いてるような選手いかまってる場合じゃなかろう。「熱いキャプテンシーで、偉業に挑戦する。」と記事は締めてるけど、それが通用するのは選手の間だけ。将来的にジャイアンツの監督人あるべき人んあだろうけど、キャプテンシーだけでは監督には向かないよ。
――――とカープファンが言うと説得力、あるでしょうか(笑)。
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2013.02.04 / Top↑
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