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基本的にサッカーはほとんど観ません。Jリーグも観戦にはいかないし、大して興味もありません。今となっては、野球と「その他スポーツ」の中にサッカーが含まれているような感じ。先ごろのサンフレッチェ広島のパレードも「やってるから見に行くか」てな感じ、ではありました。

何でこうなったか、ってーと。2002年に日本で行われたワールドカップ。

日本代表選手が揃いも揃って金髪とかで出てきたこと。何を思って頭をキンキンにして出てきたのかは分からんけど、アレは見てて滑稽にも思えました。個人的に「金髪にするんなら、眉毛やら陰毛まで金髪にしろ」と思ってる方なので、髪が伸びかけて頭頂部に黒い筋が出来てるのんなんざおかしくて堪らない。もっと言えば「外国人コンプレックスの塊なんじゃねーか」とすら思ったり。

それに「地域密着」を前面に押し出してる割に、選手があっさり移籍してしまうな、と。所属してる選手が何に対して愛着を持っているのか。チームに対してなのかサッカーに対してなのか、チームのある町に対してなのか。それが未だに見えてこない、ところもあります、穿った考えかも知れませんが。

そんな私が、日本経済新聞で初めて目にした、山本昌邦氏のコラム。

選手らが生きた教材 指導者も「現場」でしか学べない

20年以上、様々なチームで監督やコーチをなさってきた山本氏の、ちょっと長めのコラムといえばコラム。もちろんサッカー界の方なので、サッカーの話が中心なわけですが、その中に、競技云々は別にして、プロ野球でも通じるんじゃないか、と思った部分がありました。長いので気になるところだけ。

■文献などから得られる知識量には限り

私がやけに「現場」を強調するのは、仕事とは結局、現場でしか学べないからである。文献やスタンドから得られる知識量など、しょせんは限りがある(新しい知識を求め続ける姿勢はもちろん大切だが)。現場には知識以上のもの、自分の予測をはるかに超えた刺激がそれこそ、ごろごろ転がっている。監督が、仲間のスタッフが、そして何よりも選手たちが生きた教材になってくれる。

かくいう私も選手から多くのことを学ばせてもらった。プロ選手の経験もなく、日本代表ではあったけれどW杯に出たこともない私に比べれば、よほど高い経験値を持った選手が周りにいた。

磐田のコーチだったころ、98年のフランス大会で初めて日本選手としてW杯の舞台に立った中山雅史や名波浩たちから、どれだけ多くのヒントを得たことか。


いずれ指揮を執るチームだろうとそうでなかろうと、常に動いている選手の中で揉まれていく事は良いことだと思います。「現場主義」と言う言葉がありますが、いちファンじゃないんだし、フェンスのこっち側から野球を観て、テレビモニターを通じてやいやい言うのは私らみたいな素人だけでいい。

実績のある選手であろうとなかろうと、選手が常日頃から考えている事、、やろうと思っている事、こうでありたいと考えている事を、放送席から感じ取るだけでなく、グラウンドレベルで実際に汲み取ってやらないと、絶対に選手には信頼されないだろうし、信用もされない。

現役を退いてから4年。何の経験もないままに監督に就任した野村謙二郎監督。現役の頃に周囲の選手からどう思われてたかは知りませんが、せめて「空気を読む」力くらいはあったんでしょうか。

■コーチは若いうちから始めるのがいい

監督業は幾つになってもやれる面はあるが、コーチとなると余計に若いうちから始めるのがいいと思う。現役を退いて間もなくなら体はいくらでも動く。選手と一緒にプレーして見本となるプレーを実演できる。若い選手にはいい刺激になるはずだ。

指導者として一番重要なコミュニケーション能力を磨くにも時間はかかる。そういう意味でも修業は早い方がいい。コーチと選手では当然立場は違う。選手時代は監督やコーチやチームメートの話がつまらないと思えば、耳をふさいでも良かった。プロになる選手というのは基本的に頑固というか、「自分はこうだ」というものを持っているから、それで通せるケースもある。


上田利治氏の大卒3年で引退26歳コーチ就任はちょっと早過ぎるような気もしますが、現在のカープで言えば高信二は32歳で、山内泰幸は30歳でコーチになっています。人徳云々功労者云々、言われることがカープのコーチにはありますが、早いことも決して悪くないんじゃないかな。

■耳を貸そうとしない選手も含めて一つの方向に

しかし、指導者になれば、そうはいかない。人の話に耳を貸そうとしない選手にも自分の考えをしっかり伝えるのが仕事になる。それも「説明」ではなく「説得」のレベルで。

現役時代の感覚の延長で「聞かないやつは、それでいいんじゃないの」ではすまない。代表チームのように「ダメなら選手を取り換える」ことができないクラブチームではなおさら、預かった選手をどうにかして戦力化しないと勝利に近づけない。「話したくない」「聞きたくない」とそっぽを向いている選手も含め、チームを一つの方向にまとめていくには、やはり場数を踏む以外にない。

チームという職場は生き物で監督と選手、選手同士、摩擦やぶつかり合いは絶えない。コーチの仕事は「何かを教えること」「選手を育てること」という程度の認識では遅かれ早かれ壁にぶつかってしまう。

手が一番伸びるのは、自分で長所や短所に気づき、それをどう伸ばしていくか、どう埋めていくか、自分で考え始めた時だ。聞く耳を持つようになるまで、じっくり説得するのは骨の折れることではあるが、自分で得心がいって前向きになれた時、人はすごいエネルギーを発揮する


一段落目。つい最近この「説得」をしたチームとその監督がいましたよね。北海道日本ハムファイターズと、その監督でもある栗山英樹監督。全く動きそうになかった大谷翔平をファイターズ入団に向けた功績ってのは評価されるべきですよ。それだけの資料等を揃えてはいましたが。

それと、ファイターズ球団、そして栗山英樹監督に確固たる考えがあって出来た事。栗山英樹監督は、野球云々よりも、それ以外の部分で「監督」になったんじゃないかとすら思わせる結果。

プロ野球と言う現場では場数を踏めなかったけども、それ以上に現役引退から20年以上もの間「人」としていろんな部分を磨いてきた結果じゃないかな、とも考えます。

先日「ニュースウォッチ9」のスポーツコーナーで、東京大学野球部の特別コーチに就任した桑田真澄の短い特集をやってましたが、そこで彼が東京大学の某投手に教えたのは「練習も勉強も遊びもすべて野球のため」「野球のために野球でないこともする」という事。

栗山英樹監督が現役を退いてから、昨年パシフィックリーグを制覇するまでにやって来た事って、チームを勝たすための練習方法ではなく、チームを勝たすためにどうやってチームを一つにまとめるか、を学んでこられたんではないか。その結果が「白鴎大学准教授」の肩書きであり、数々の出版物じゃないかな。今のカープOBで、本を書ける人っているかね。精々が「昔は良かった」でしょう。


野村謙二郎監督に「人を動かす力」は万が一にも備わってないだろうなぁ。

今年おおっぴらになったコメントでも「~~してほしい」「~~していきたい」とまぁ希望的観測と願望のオンパレード。「こうします」と言うのが一向に見えて来ない。この辺りは過去3年間と比較しても、それこそ「まるで成長していない」状態。

同じ日本経済新聞の某記事のタイトルに「背水の4年目」とあったけど、本人にそれだけの危機感はなかろうな。と言うか、これまでのチームの低迷への危機感が少しも感じられない。残念ですが。

目指すのは「優勝だけ」ですよ。2位3位なんか言わば「ついで」ですよ。


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2013.02.02 / Top↑
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