珍しく、長ったらしいタイトルになってしまいました。
シーズン中であれば、球団の正式名称を書こう、と言う事で、無駄に長くなることもあります。ただオフは、内容が丸分かりになるようなタイトルは極力避けておるんですけどね。
昨夜、と言うかホント深夜1:19から、ABC朝日放送で「虎バン」て番組をやってました。もちろん、タイガースファンではないので、そうそう積極的に見る番組ではありませんが。
昨年はこの番組、中日ドラゴンズ・落合博満前監督を2回にわたって出演(当然録画)させて、甲子園球場への憧れやら、タイガースの野手のコンバートやら何やら語らせた、のにはびっくりしました。そして、馬鹿なABCのアナウンサーをフルボッコにして帰ってったのには笑いましたが。
それ以上に興味深かったのが、2回目の落合博満前監督と、矢野耀大の「対談」。
落合博満前監督の話を聞く矢野耀大の目。1回目の放送で「いずれ矢野がやるでしょう」とまで言われた人ではありますが、その時の「目」がすごく印象的。歩いて来た道は矢野耀大と落合博満前監督は違うけど、矢野の「何か話を聞きながらいいところを得よう。」と言う目。
そして昨夜の放送では、いわゆる敵チームでもある広島東洋カープ・前田健太と、阪神タイガース・能見篤史の対談。いわば、一昨年の「この記事」を、テレビ番組でやった、みたいな感じ。

(消されるのは覚悟の上)
で、まぁ内容はアレですが、この番組の何がすごいってさ。
わざわざよその球団関係者を、明らかに視聴層の9割がタイガースファンであろう、と言う番組に引っ張り出したこと。そしてこうやって、よそのファンの目すらもタイガースに向けようとすること。
先の「虎バン」には、消えた球団から悪く言えば流れて来たプロ野球OBがたくさん出てる。
その最たる人が福本豊氏だとは思うけど。氏は「語録」が出来る位に色んな言葉を残してる、それ以上に、余程のことがない限りタイガースであれ、よその球団であれ、選手は褒めない。実況アナウンサーがそれらしい言葉を何とか引き出そうとしてるにも拘らず、真っ向から否定することすらある。
タイガースファンではなかろうけど、福本豊氏の解説が好きだ、という方もおられよう。その他の解説者にもファンがいてよう。そう言う所から、よその目を引っ張り込もう、タイガースとは関係ない人にも見て貰おう、と言う姿勢が感じられますよ。
特に「虎バン」なんざ、何日か遅れてスカイAでも放送がある。もちろんCS放送とは言え「全国に流される」ゆえに、全国のタイガースファンのみならず、野球を見てる人にも見てもらおうと言う姿勢が(ごくわずかながらも)見え隠れする。実況ナマ中継は糞っぷり全開ですが。
かたや「カープ番組」。
カープの応援番組の代表的なものに、広島ホームテレビの「恋すぽ」、広島テレビの「元気丸」とかがありますが、よその球団の監督経験者やらOBが出演した、って話を全く聞かない。「応援番組」だから、カープ選手を取り上げるのは当たり前だし、カープOBが出演するのもわかるけど。
けど最大の問題なのは「カープは弱い」と言う事実を直視しようとしないこと。カープの選手を、それこそ蝶よ花よと愛でるもの一向に構わんけど、それはファンが勝手にやることだし、勝手に出来る事。曲がりなりにも「公共の電波」を占有している以上、他にすることはあるはず。
どの番組も「明日は」「次のカードは」「後半戦は」「来年は」で全部終わってしまってるような気がせんでもない。カープの選手がこれらの番組を見てるかどうかは知らんけど、どの番組もほとんどカープOBしか出てこないおかげで、何もかも有耶無耶に終わらせてはおらんだろうか。
いつごろだったか忘れたけど、シーズン開幕前の関西テレビの、田尾安志氏が司会をやってる番組に、達川光男氏が出てたことがあった。こうやってよそのOBすらタイガース関連の番組に出演させるだけの「懐の深さ」があるのに、カープ番組はOBだけで完結させようとしてる。これが、カープが広島だけで終わってる、それこそ「広島ローカル」で完結してしまってる最大の原因ではなかろうか。
「ファンは全国にいるから」とかそんな問題じゃないんだ。もっといろんな意味での「全国」を積極的に取り入れようとせん限り、広島東洋カープは広島ローカルのまま、ですよ。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
シーズン中であれば、球団の正式名称を書こう、と言う事で、無駄に長くなることもあります。ただオフは、内容が丸分かりになるようなタイトルは極力避けておるんですけどね。
昨夜、と言うかホント深夜1:19から、ABC朝日放送で「虎バン」て番組をやってました。もちろん、タイガースファンではないので、そうそう積極的に見る番組ではありませんが。
昨年はこの番組、中日ドラゴンズ・落合博満前監督を2回にわたって出演(当然録画)させて、甲子園球場への憧れやら、タイガースの野手のコンバートやら何やら語らせた、のにはびっくりしました。そして、馬鹿なABCのアナウンサーをフルボッコにして帰ってったのには笑いましたが。
それ以上に興味深かったのが、2回目の落合博満前監督と、矢野耀大の「対談」。
落合博満前監督の話を聞く矢野耀大の目。1回目の放送で「いずれ矢野がやるでしょう」とまで言われた人ではありますが、その時の「目」がすごく印象的。歩いて来た道は矢野耀大と落合博満前監督は違うけど、矢野の「何か話を聞きながらいいところを得よう。」と言う目。
そして昨夜の放送では、いわゆる敵チームでもある広島東洋カープ・前田健太と、阪神タイガース・能見篤史の対談。いわば、一昨年の「この記事」を、テレビ番組でやった、みたいな感じ。

(消されるのは覚悟の上)
で、まぁ内容はアレですが、この番組の何がすごいってさ。
わざわざよその球団関係者を、明らかに視聴層の9割がタイガースファンであろう、と言う番組に引っ張り出したこと。そしてこうやって、よそのファンの目すらもタイガースに向けようとすること。
先の「虎バン」には、消えた球団から悪く言えば流れて来たプロ野球OBがたくさん出てる。
その最たる人が福本豊氏だとは思うけど。氏は「語録」が出来る位に色んな言葉を残してる、それ以上に、余程のことがない限りタイガースであれ、よその球団であれ、選手は褒めない。実況アナウンサーがそれらしい言葉を何とか引き出そうとしてるにも拘らず、真っ向から否定することすらある。
タイガースファンではなかろうけど、福本豊氏の解説が好きだ、という方もおられよう。その他の解説者にもファンがいてよう。そう言う所から、よその目を引っ張り込もう、タイガースとは関係ない人にも見て貰おう、と言う姿勢が感じられますよ。
特に「虎バン」なんざ、何日か遅れてスカイAでも放送がある。もちろんCS放送とは言え「全国に流される」ゆえに、全国のタイガースファンのみならず、野球を見てる人にも見てもらおうと言う姿勢が(ごくわずかながらも)見え隠れする。実況ナマ中継は糞っぷり全開ですが。
かたや「カープ番組」。
カープの応援番組の代表的なものに、広島ホームテレビの「恋すぽ」、広島テレビの「元気丸」とかがありますが、よその球団の監督経験者やらOBが出演した、って話を全く聞かない。「応援番組」だから、カープ選手を取り上げるのは当たり前だし、カープOBが出演するのもわかるけど。
けど最大の問題なのは「カープは弱い」と言う事実を直視しようとしないこと。カープの選手を、それこそ蝶よ花よと愛でるもの一向に構わんけど、それはファンが勝手にやることだし、勝手に出来る事。曲がりなりにも「公共の電波」を占有している以上、他にすることはあるはず。
どの番組も「明日は」「次のカードは」「後半戦は」「来年は」で全部終わってしまってるような気がせんでもない。カープの選手がこれらの番組を見てるかどうかは知らんけど、どの番組もほとんどカープOBしか出てこないおかげで、何もかも有耶無耶に終わらせてはおらんだろうか。
いつごろだったか忘れたけど、シーズン開幕前の関西テレビの、田尾安志氏が司会をやってる番組に、達川光男氏が出てたことがあった。こうやってよそのOBすらタイガース関連の番組に出演させるだけの「懐の深さ」があるのに、カープ番組はOBだけで完結させようとしてる。これが、カープが広島だけで終わってる、それこそ「広島ローカル」で完結してしまってる最大の原因ではなかろうか。
「ファンは全国にいるから」とかそんな問題じゃないんだ。もっといろんな意味での「全国」を積極的に取り入れようとせん限り、広島東洋カープは広島ローカルのまま、ですよ。
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2013.01.27 / Top↑
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