何やら途方も無く壮大なタイトルになってしまいましたが。これを考えるきっかけになったのが、昨年来暇さえあれば読んでいる、落合博満前監督の著書「采配」。
ドラゴンズファンじゃのうでも、森繁和コーチの「参謀」と共に、熟読された方も多かろうと思います。図書館等で貸出もしているか、と思いますが、やっぱり面白い本なので買ったんですが(笑)。
その「采配」の中に、印象に残った言葉が。
「自分がいる世界や組織の歴史を学べ」の項。その最後に
企業の社風も時代とともに移り変わっていくようだが、創業者の理念が受け継がれなくなったら、その企業では衰退が始まるという。プロ野球に関わる人間も、しっかりと歴史を学び、そこから未来の発展に繋がるような世界にしていかなければいけないだろう。
これ、今のカープにモロに当てはまるような気がしますよ。
世界初の原子爆弾投下被害からの復興を目指してのプロ野球球団「廣島野球倶楽部」に始まったカープの歴史。25年の苦難を乗り越えてようやく開花した1970年代中盤から1980年代。
その頃のカープに携わった方の話はここでは省きますが、それらの「歴史」を、今のカープ球団は本当に身にしみているのかな。この一節をみてそう思いましたよ。
正直な話「原爆からの復興」は完全にはなし得ていないものの、広島の街を活気付ける、と言う面では今でも大きな貢献をしています。実際に8月6日に広島で試合をおこなった時の、広島の方々の複雑な思いをテレビでご覧になた方も多いと思います、関西人が語るこっちゃないですが。
転じて今のカープ。球団創設時の意気込みや心意気を、忘れてしまってるよな気もします。
事ある毎にご機嫌伺いみたいなグッズの販売、一向に強くしようとしない消極的な補強の姿勢、試合中にコンコースにはいるけれど、ファンの声をどれだけ聞き入れているのか分からないオーナー。
広島に、広島カープがなぜあるのか、なぜ存在し得るのか。今の球団首脳陣は分かってるのかな。
今はただ漠然と、カープが試合をしれてばいい、と言う時代じゃないんですよ。
昔は、カープが勝ってほしいってんで、ロープで仕切られただけの「外野フェンス」を前に押し出した、と言う悲しくなるような話も見ました。球団存続のために、と始められた「樽募金」も、悲痛な叫びは聞こえようもなく、今では「ファッション」の一部に成り下がってます。
お金を放り込みやすいんで、樽を置くのはいいと思いますが、その樽を最初に置いた広島の人の思いは、今の樽募金に受け継がれてるか、その樽の中に今でもあるか、と問われたらどう答えるか。
もっと突っ込めば、初代オーナーでもある松田恒次翁の考えは、今の松田元オーナーにしっかり受けr継がれているか。カープがあること、に満足しきってやせんか。「ヌルイんじゃ」と怒った事はあろうけど、一番ヌルヌルな環境に自分を置いているのは一体誰なのか。
先代。先々代のオーナーはそれこそ、原爆をモロに体験した世代。そこからの復興を目指してのカープ球団だったはずなのに、肝心要のオーナーがボンクラでは、どうしようもないんだ。
むしろ、松田元オーナーあたりがもっと積極的に、カープがなぜ広島にあるのか、とと言う事をアピールせないかんはずなのに、のんびりと野球観戦に勤しんでおられる。
東京の新聞屋さんのジジイみたいに、事あるごとに口を出せ、とは言わんけど、球団を代表する人間として、強烈なものが感じられない。一介の野球好きのおっちゃんとしては最大限に評価は出来ますが。
カープの勝った負けたってのは、野球に関心がある人ない人、関係ないんだ。
シーズン中のタクシーに乗ったら、たいがいみんなRCCカープナイター。レプリカユニを着てて街を歩いてたら、コンビニの店員さんや、高級料亭の玄関で案内をしてる人にも試合の結果を聞かれる。みな見知らぬ人ばっかり。けど「カープ」があることによって、どっかで皆繋がってる。
そんな歴史が昔も今も、広島の人の中に受け継がれている。ただ残念なことに、カープは現オーナーになってから、勝つことを忘れてしまったようにも思える。それこそ「創業者の理念」を受け継いでいるのは広島の街の人。それを本当に松田元オーナーは理解しているのか。
前述の「ぬるいんじゃ」の一言で姿勢を見せたつもりなんだろうけど、結局何も変わらなんだ。
「広島に球団を残すことが私の使命である」はもう十分に果たしている。今はもう一度「知恵」を働かせて、カープを強くすることを、本気で考えたほうがいいんじゃなかろうか。
2004年の球界再編問題。「広島は地域によって支えられている」とまで言っておきながら、今はそれとは真逆の事をやっている、真逆の方向に進んでいうるようにも思える。
今の体制で、本当に「未来の発展に繋がるようなカープ」は見えるのかな。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
ドラゴンズファンじゃのうでも、森繁和コーチの「参謀」と共に、熟読された方も多かろうと思います。図書館等で貸出もしているか、と思いますが、やっぱり面白い本なので買ったんですが(笑)。
その「采配」の中に、印象に残った言葉が。
「自分がいる世界や組織の歴史を学べ」の項。その最後に
企業の社風も時代とともに移り変わっていくようだが、創業者の理念が受け継がれなくなったら、その企業では衰退が始まるという。プロ野球に関わる人間も、しっかりと歴史を学び、そこから未来の発展に繋がるような世界にしていかなければいけないだろう。
これ、今のカープにモロに当てはまるような気がしますよ。
世界初の原子爆弾投下被害からの復興を目指してのプロ野球球団「廣島野球倶楽部」に始まったカープの歴史。25年の苦難を乗り越えてようやく開花した1970年代中盤から1980年代。
その頃のカープに携わった方の話はここでは省きますが、それらの「歴史」を、今のカープ球団は本当に身にしみているのかな。この一節をみてそう思いましたよ。
正直な話「原爆からの復興」は完全にはなし得ていないものの、広島の街を活気付ける、と言う面では今でも大きな貢献をしています。実際に8月6日に広島で試合をおこなった時の、広島の方々の複雑な思いをテレビでご覧になた方も多いと思います、関西人が語るこっちゃないですが。
転じて今のカープ。球団創設時の意気込みや心意気を、忘れてしまってるよな気もします。
事ある毎にご機嫌伺いみたいなグッズの販売、一向に強くしようとしない消極的な補強の姿勢、試合中にコンコースにはいるけれど、ファンの声をどれだけ聞き入れているのか分からないオーナー。
広島に、広島カープがなぜあるのか、なぜ存在し得るのか。今の球団首脳陣は分かってるのかな。
今はただ漠然と、カープが試合をしれてばいい、と言う時代じゃないんですよ。
昔は、カープが勝ってほしいってんで、ロープで仕切られただけの「外野フェンス」を前に押し出した、と言う悲しくなるような話も見ました。球団存続のために、と始められた「樽募金」も、悲痛な叫びは聞こえようもなく、今では「ファッション」の一部に成り下がってます。
お金を放り込みやすいんで、樽を置くのはいいと思いますが、その樽を最初に置いた広島の人の思いは、今の樽募金に受け継がれてるか、その樽の中に今でもあるか、と問われたらどう答えるか。
もっと突っ込めば、初代オーナーでもある松田恒次翁の考えは、今の松田元オーナーにしっかり受けr継がれているか。カープがあること、に満足しきってやせんか。「ヌルイんじゃ」と怒った事はあろうけど、一番ヌルヌルな環境に自分を置いているのは一体誰なのか。
先代。先々代のオーナーはそれこそ、原爆をモロに体験した世代。そこからの復興を目指してのカープ球団だったはずなのに、肝心要のオーナーがボンクラでは、どうしようもないんだ。
むしろ、松田元オーナーあたりがもっと積極的に、カープがなぜ広島にあるのか、とと言う事をアピールせないかんはずなのに、のんびりと野球観戦に勤しんでおられる。
東京の新聞屋さんのジジイみたいに、事あるごとに口を出せ、とは言わんけど、球団を代表する人間として、強烈なものが感じられない。一介の野球好きのおっちゃんとしては最大限に評価は出来ますが。
カープの勝った負けたってのは、野球に関心がある人ない人、関係ないんだ。
シーズン中のタクシーに乗ったら、たいがいみんなRCCカープナイター。レプリカユニを着てて街を歩いてたら、コンビニの店員さんや、高級料亭の玄関で案内をしてる人にも試合の結果を聞かれる。みな見知らぬ人ばっかり。けど「カープ」があることによって、どっかで皆繋がってる。
そんな歴史が昔も今も、広島の人の中に受け継がれている。ただ残念なことに、カープは現オーナーになってから、勝つことを忘れてしまったようにも思える。それこそ「創業者の理念」を受け継いでいるのは広島の街の人。それを本当に松田元オーナーは理解しているのか。
前述の「ぬるいんじゃ」の一言で姿勢を見せたつもりなんだろうけど、結局何も変わらなんだ。
「広島に球団を残すことが私の使命である」はもう十分に果たしている。今はもう一度「知恵」を働かせて、カープを強くすることを、本気で考えたほうがいいんじゃなかろうか。
2004年の球界再編問題。「広島は地域によって支えられている」とまで言っておきながら、今はそれとは真逆の事をやっている、真逆の方向に進んでいうるようにも思える。
今の体制で、本当に「未来の発展に繋がるようなカープ」は見えるのかな。
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2013.01.15 / Top↑
広島人
はじめまして。失礼致します。まったく仰る通りだと思いました。あと私的な意見で恐れ入りますが、旧市民球場を取り壊す時に、オーナーに真っ先に反対して欲しかったです。あそこが全ての起源だったのですから。
2013/01/15 Tue 18:39 URL [ Edit ]
苦行僧
はじめまして。コメントありがとうございます。
旧市民球場に関しては、取り壊しは致し方ない、とは思いました。しかしながら、完全に更地にすることはないだろう」とは思いましたけどね。せめて「記念館(折り鶴以外)」で残せなかったもんか、とも思います。ほんと、今さらですけどね。
旧市民球場に関しては、取り壊しは致し方ない、とは思いました。しかしながら、完全に更地にすることはないだろう」とは思いましたけどね。せめて「記念館(折り鶴以外)」で残せなかったもんか、とも思います。ほんと、今さらですけどね。
2013/01/15 Tue 22:46 URL [ Edit ]
名無し
おい、松田信者どもよ、松田元はな、2010年、監督になった野村謙二郎に対して「最下位になってもいい」と発言してるんだぞ!これは今でも許せない!!一年目だからって許されるわけないだろう!アホか!!こんなことを平然とぬかす奴が経営の神様だと?経営の天才だと?アホか!思い上がるな!!社会のゴミ屑どもめが!!そんなに元のことが好きなら元と結婚すれば?元は独身だからな。松田信者には教育が必要だな。球団が毎年黒字経営になってるのはファンのおかげだということを思い知らせないといけない。ファンが球場に足を運んだり、グッズを買ってくれるから儲かってる、黒字になっているということがわかってない連中が多すぎるからな。松田元はファンから金を搾り取るだけ取っているだけなんだよ。ファンの投資がなければ何にも出来ないクズなんだよ。松田元が自慢している黒字経営は、ケンカしたことのない奴が「俺はケンカに負けたことがない」と言ったり、告白したことのない奴が「俺はフラれたことがない」と言うのと同じ理屈なんだよ。早い話、松田元には赤字になれば黒字に回復する能力がないってことなんだよ!松田信者どもよ、お前らは実は松田元の奴隷だということにいい加減早く気づけ!!
2013/10/10 Thu 00:06 URL [ Edit ]
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