大晦日12月31日はCS放送で「天才バカボン」ぶっ通し、元旦1日は仕事と、テレ朝チャンネルで2日まで「仮面ライダー剣」と、まったくもってダメな大人をエンジョイしてます(笑)。

もっともこの時期は、契約更改なんざあるはずもなく、地上波テレビも、やたら枠が長くやかましいだけの番組も多いので、どうしてもCS放送に走りがち、ではあります。

ちなみに、箱根駅伝は観ません。よくよく考えたら「関東ローカル駅伝」だし。

それはそれとして、昨日の続き。



【新コーチに聞く】<中> 中国新聞2012年12月24日
石井琢朗守備走塁 失速反省、状況判断磨く

――最年長選手からコーチへ。選手を見る目に変化は。

僕の中では真っ白な気持ち。先入観なし。今までと線引きして純粋に見ていくつもり。選手はどう受け取るかわからないが、急に距離を置くのも置かれるのも嫌。選手に近い立場で、接しやすい存在ではありたい。

――今季は終盤の失速が全てでした。

もっと野球を勉強しないとね。僕も含めて、ヤクルトはケガ人が続出しても、代わりの若い選手がしっかりできていた。僕らが目指すべきところ。劇的にチームを変えることはできないが、意識だったら変えていける。

――113失策の守備力強化は課題です。

選手にとって僕が課す守備練習は面白くない。単純な動きの反復なのでつまらない。つまらない練習はつらい。でも、そこが克服するべきところでもある。若手もベテランも関係ない。基本ってつまらなくて、みんなが省きたい。でも、そこに大事な要素がある。

――機動力野球の復活へ、ポイントは。

1球に対する予測と準備。それが意識だ。走塁は唯一投手に対して攻撃でき、仕掛けられるもの。野球で攻めているのは投手。その「攻め手」の投手に重圧をかけたり、自分から仕掛けられるのは盗塁や走塁。だから攻撃における走塁は一番の武器になる。そこは再確認し、チームとして徹底していきたいところでもある。



石井琢朗守備走塁コーチの考えてることって、やっぱり基本は基本、て事。ご本人もインタビューの中で答えておられます。どんなスポーツでも、基本の反復練習はつまらんですからね。

石井琢朗が選手を引退してそのままコーチに就任した理由、を考えてみます。

明らかに、野村謙二郎監督とは全く逆の野球人生を歩んできてます。かたやドラフト外入団、かたやドラフト1位。野手転向とコンバート、と言う、微妙に共通点もありますが、入団したチームからしても違うし、関東の人間と九州の人間、と言う、根本的な差もあります。

それ以上に

2000本安打を打って、そのシーズンに球団から肩を叩かれて引退した選手と、同じように2000本安打を放ち、チームに肩を叩かれ、退団しながらも「次」があっさり見つかった選手。

野村謙二郎「選手」に、本当に「人」と「徳」があるのであれば「はいはいおしまいおしまい」と言わんばかりに引退するわけがない、と思うのは間違いでしょうか。よその球団にまで伝わるほどの意識の強さ、しっかりした考え方があれば、あんなにあっさりと辞めんだろ、と今更思いますが。

それに今になって気づいて、前田智徳に現役続行と、兼任コーチ(補佐)を要請したんじゃないかな、とすら思います。ただ漠然と2000本打ってきただけの野村謙二郎、、自ら野手転向を申し出た意志の強さと努力で2000本「以上」のヒットを放った石井琢朗、考えに考えて、2000本安打を放って、3割2分7厘でシーズンを終えても「打てる気しない」とまで言い放つ前田智徳。

この両者のある種「ストイック」さが、残念ながら野村謙二郎「選手」からは感じ取れなんだ。素手キャッチノックとか、意味分からん。口にガムテ(まだ言う)なんか狂気の沙汰ですよ。

何でもかんでも理論的に考えろ、とまでは言わんけど、どこかで「一歩引いた自分」がおらんと、この世界では上に立っちゃいかん、と言う事を、野村謙二郎監督は身をもって教えてくれましたよ。

この辺は個人の考え方ですが。

「今までと線引きして純粋に見ていくつもり」とj本人も言うておられます。石井琢朗コーチの中のどこかに「よそから来た人間だから」と言うのもあるかも知れませんが。この「冷静さ」が野村謙二郎監督に足りないところ、かと思います。監督だ選手だ、と言う前に、人として。

守備走塁コーチと言う肩書きもありますが、それ以上にぬるま湯のカープに、何でもいいからどんな面でもいいから、刺激を与える存在になっていただきたいです。


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2013.01.03 / Top↑
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