2013年シーズンから、広島東洋カープに3人の「新任コーチ」が誕生しました。
以前から幾度となく取り上げていますが、いずれもこれまでのカープとは経路の異なる、またコーチ就任までの経緯もバラバラと、ようやく球団首脳陣も本腰を入れだしたのか、と思わせる人事。
先月下旬に、この3コーチのインタビューが中国新聞に出てました。
【新コーチに聞く】<上> 中国新聞2012年12月23日
新井宏昌打撃コーチ 質高めるスイング
15年連続のBクラスに終わった広島に、新井宏昌、古沢憲司、石井琢朗の3人が1軍コーチとして新たに加わった。すでに秋季キャンプからチームに合流し、各担当分野でチーム力の底上げに着手している。3コーチにチームの現状や課題を聞いた。
――秋季キャンプを終えての感想は
カープはよく練習するとは聞いていたが、その通りだなと思った。実戦形式が多かったが、ハードな練習でも故障者が出なかったのは驚き。よくこれだけ生き生きと取り組めるものだと感心した。
――若手が中心でしたが、選手の印象は。
ファームの選手は速球に強いという印象を持っていたが、1軍に行くとなぜか速球でやられるという話を聞いた。「なぜだろう」という思いで見ていたが、腕の使い方と各打者に問題があった。秋季キャンプでは意識て欲しいポイントを伝え、取り組ませた。
――量より質が、新井流と聞いていますが。
僕が言わなくても、みんなよく振ってくれてますよ。でも、やみくもに振り、打てばいいとは思わない。何を意識して振るか。それが質を高める。
――具体的に取り組んだことは。
秋季キャンプでは、一塁側のマシンはすべてライト方向、三塁側のマシンは全てレフト方向と制限をつけて打たせた。引っ張る時は遠くへ飛ばし、逆方向へは強い打球を意識させた。コースに逆らわずに打ち返すのが打撃の基本。野村監督も「面白い」と言ってくれているので、春も徹底してやる。
――貧打打開への見通しは。
甘い球を1球で仕留める技術と集中力をいかにして身に付けるかだ。堂林、岩本、安部ら若くて才能ある選手が多いので僕も楽しみ。手応えは感じている。
バファローズの監督をしながらも、向こう側のベンチをなんとなく見てた、と言う感じでしょうか。
OBの山本浩二氏の「法政大学人脈」だとは思いますが、新井宏昌氏の打撃コーチ就任が一番びっくりしたこと、でもあります。しかも、生涯パ・リーグみたいな方でしたからね。
個人的には、いずれバファローズで監督でもなさるのか、とも思っていましたが、やはりチームの体質改善を図るのに「前体制は一層」と言うことになったんでしょうか。勿体無いといえばアレか。
新井宏昌「選手」の映像等をYouTube等でよく見るようになりましたが、本当に打席の中でリラックスしてる、と言うか、立ち姿に力が入っているところが全くない。悪く言えばつっ立っているだけのような状態から、ライト、レフトへ速い打球を飛ばしてる。
狙い球を絞りに絞っての、最後の「袈裟斬りの一刀」なのかも知れんけど、ホントこれをカープの選手に伝授してやって欲しいんですよ。前田智徳も以前に似たような事を言うてましたが。
誘うが為に、無駄にひとつ空振りをする事もありえますが、カープの選手にはまだそんなちょこざい真似を出来る選手はいてない。追い込まれて、外角の球にタイミングが合わないまま空振り三振、と言う事がよくあった。それまでい仕留められそうなボールがあった、にもかかわらず。
これを減らすためには、無駄に数ばっかりスイングしててもしゃあない、と言う事でしょう。
最後の「甘い球を1球で仕留める技術と集中力」
これは前田智徳打撃コーチ補佐とともに、チーム内部に浸透させていただきたい。試合後半の打席になると「切れた」ようなスイングをする選手が多かったですからね。それは守備にも言えますが。
「質」の練習を高めていけば、自ずから身に付いてくるもの、だと思います。とにかく「自分の空気」を持ってる選手がまだまだ少ない、集中力をつけていけば、その場を「自分の空気」にする事もできる。前田智徳がもう一人二人、欲しいところ。10人いても困りますが(笑)。
「乾坤一擲の一打を放てる選手」を作ってください。一答一だが勝負の全て、ですから。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
以前から幾度となく取り上げていますが、いずれもこれまでのカープとは経路の異なる、またコーチ就任までの経緯もバラバラと、ようやく球団首脳陣も本腰を入れだしたのか、と思わせる人事。
先月下旬に、この3コーチのインタビューが中国新聞に出てました。
【新コーチに聞く】<上> 中国新聞2012年12月23日
新井宏昌打撃コーチ 質高めるスイング
15年連続のBクラスに終わった広島に、新井宏昌、古沢憲司、石井琢朗の3人が1軍コーチとして新たに加わった。すでに秋季キャンプからチームに合流し、各担当分野でチーム力の底上げに着手している。3コーチにチームの現状や課題を聞いた。
――秋季キャンプを終えての感想は
カープはよく練習するとは聞いていたが、その通りだなと思った。実戦形式が多かったが、ハードな練習でも故障者が出なかったのは驚き。よくこれだけ生き生きと取り組めるものだと感心した。
――若手が中心でしたが、選手の印象は。
ファームの選手は速球に強いという印象を持っていたが、1軍に行くとなぜか速球でやられるという話を聞いた。「なぜだろう」という思いで見ていたが、腕の使い方と各打者に問題があった。秋季キャンプでは意識て欲しいポイントを伝え、取り組ませた。
――量より質が、新井流と聞いていますが。
僕が言わなくても、みんなよく振ってくれてますよ。でも、やみくもに振り、打てばいいとは思わない。何を意識して振るか。それが質を高める。
――具体的に取り組んだことは。
秋季キャンプでは、一塁側のマシンはすべてライト方向、三塁側のマシンは全てレフト方向と制限をつけて打たせた。引っ張る時は遠くへ飛ばし、逆方向へは強い打球を意識させた。コースに逆らわずに打ち返すのが打撃の基本。野村監督も「面白い」と言ってくれているので、春も徹底してやる。
――貧打打開への見通しは。
甘い球を1球で仕留める技術と集中力をいかにして身に付けるかだ。堂林、岩本、安部ら若くて才能ある選手が多いので僕も楽しみ。手応えは感じている。
バファローズの監督をしながらも、向こう側のベンチをなんとなく見てた、と言う感じでしょうか。
OBの山本浩二氏の「法政大学人脈」だとは思いますが、新井宏昌氏の打撃コーチ就任が一番びっくりしたこと、でもあります。しかも、生涯パ・リーグみたいな方でしたからね。
個人的には、いずれバファローズで監督でもなさるのか、とも思っていましたが、やはりチームの体質改善を図るのに「前体制は一層」と言うことになったんでしょうか。勿体無いといえばアレか。
新井宏昌「選手」の映像等をYouTube等でよく見るようになりましたが、本当に打席の中でリラックスしてる、と言うか、立ち姿に力が入っているところが全くない。悪く言えばつっ立っているだけのような状態から、ライト、レフトへ速い打球を飛ばしてる。
狙い球を絞りに絞っての、最後の「袈裟斬りの一刀」なのかも知れんけど、ホントこれをカープの選手に伝授してやって欲しいんですよ。前田智徳も以前に似たような事を言うてましたが。
誘うが為に、無駄にひとつ空振りをする事もありえますが、カープの選手にはまだそんなちょこざい真似を出来る選手はいてない。追い込まれて、外角の球にタイミングが合わないまま空振り三振、と言う事がよくあった。それまでい仕留められそうなボールがあった、にもかかわらず。
これを減らすためには、無駄に数ばっかりスイングしててもしゃあない、と言う事でしょう。
最後の「甘い球を1球で仕留める技術と集中力」
これは前田智徳打撃コーチ補佐とともに、チーム内部に浸透させていただきたい。試合後半の打席になると「切れた」ようなスイングをする選手が多かったですからね。それは守備にも言えますが。
「質」の練習を高めていけば、自ずから身に付いてくるもの、だと思います。とにかく「自分の空気」を持ってる選手がまだまだ少ない、集中力をつけていけば、その場を「自分の空気」にする事もできる。前田智徳がもう一人二人、欲しいところ。10人いても困りますが(笑)。
「乾坤一擲の一打を放てる選手」を作ってください。一答一だが勝負の全て、ですから。
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2013.01.02 / Top↑
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