御本人は、プロ野球をどう捉えてらっしゃるのかは知り得ませんが、ついに来年はプロ入り25年目。そして延べ9球団目の所属先が決まった、ようです。おめでとうございます。



44歳木田、ミリスタへ 元メジャー右腕 北國新聞

プロ野球独立リーグ・BCリーグ所属の石川ミリオンスターズが、今季日本ハムでプレーした木田優夫(まさお)投手を獲得することで合意したことが19日、分かった。年明けにも契約を交わすとみられる。ドラフト1位で入団した巨人を皮切りに、大リーグ3球団を含む日米7球団を渡り歩いたプロ26年のベテラン。情熱ほとばしる44歳の挑戦が石川の野球熱を盛り上げる。

日本球界屈指のビッグネーム右腕が石川の地に降り立つ。東京・国分寺市出身で、山梨県の日大明誠高卒。巨人時代は1990年にセ・リーグ最多奪三振を記録するなど活躍し、99年にはデトロイト・タイガースに入団し、日本人8人目の大リーガーとなった。マイナー降格からオリックス入団で日本球界に戻るが、ドジャース、マリナーズで再び大リーグ復帰を果たした実力派だ。

ヤクルトを経て、2010年に日本ハム入り。今季は1軍での登板は1試合、2軍では 中継ぎとして46試合登板で防御率2・68を記録し、日本シリーズはバックアップ要員 として出場枠40人に入った。シーズン終了後に戦力外となり、引退もささやかれたが、11月9日の12球団合同トライアウト(入団テスト)には史上最年長選手として挑戦するなど、現役続行に強い意欲を示していた。

今季の推定年俸は1200万円。BCリーグでは大幅減が確実で、練習環境も見劣りするが、野球への冷めぬ情熱が入団の決め手となったようだ。

得意とするイラストや漫画でメディアに取り上げられることも多く、積極的にファンサービスに取り組む親しみやすい人柄で知られる。石川ミリオンスターズでは、投手陣に厚みを持たせる貴重な戦力、さらにはチームリーダー、大勢のファンを呼ぶ起爆剤として期 待がかかる。

BCリーグに選手登録する日本人の大リーグ経験者は高津臣吾氏に次いで2人目。高津氏はホワイトソックスやメッツでプレーし、新潟アルビレックス2年目の今季を最後に引 退している。石川ミリオンスターズでは森慎二監督がレイズに所属した経歴がある。



タイトルは仰々しく「元メジャー右腕」とありますが、御本人はそんなにこだわってないのかも。

かの岡島秀樹が「野球はお仕事。単なる就職先であって、メジャー挑戦も海外転勤という感じ」でメジャーリーグに移籍したのは有名な話、ではありますが、同じようにフリーエージェントで海外に移籍した木田優夫もは、どっちかと言えば「呼ばれればどこへでも行きましょう」的な感覚、かなぁ。

どっちがいいか、は別にしますよ。

もっとも、デトロイトタイガース入団記者会見に、羽織袴で登場して「ロボコップに会えなくて残念」などとイッパツぶちかましてしまうところを見ると、プロ野球選手としての野球のプレイ以前に、プロ野球そのもの、野球を取り巻く全てをとことん楽しんでやってみよう、と言う考えが見て取れます。

石川ミリオンスターズですか。

そう言えば新潟アルビレックスには、今シーズンまで高津臣吾が監督として在籍してました。富山サンダーバーズには元阪神タイガースの、杉山直久がいました。石川ミリオンスターズには、元広島東洋カープの松田翔太君がいてます。信濃グランセローズには、元阪神タイガースのマルコス・ベキオナチもいました。形はどうあれ、元NPB選手が結構いてます。引退された人も多いですが。

木田優夫。正直最初は「道化」を演じないとアカンでしょう。

元メジャーリーガー、元NPB選手。それだけでも「見たい」と思わせる要素はたくさんあると思います。記事中にあるように、練習環境どころか生活環境も、これまでとは全く違うものになるかと思います。年俸も今シーズンの1200万円から、多分3分の1、4分の1とかになりかねんでしょう。

ただ、唯一の救いは、木田優夫は「独身」と言うことですが。

むしろ、独身と言う事が、このフットワークの軽さに繋がってるんじゃないかなと思います。結婚してた高津臣吾はどうなるんだ、と言われればそれまでですが、それはそれ、これはこれ。

この、いい意味でのこだわりの無さが、選手としての息の長さにつながっているのかな、とも思います。野球ができればどこでもいい、どこへ行っても野球は野球、みたいな。

来年で45歳。何歳まで現役でいられるかはわからない年齢になります。ただ、山本昌さんを見てると、体作り、コンディションの維持の方法次第で、何歳まででもやっておれそうな気がします。

さらには、仮にBCリーグで「プロ野球選手」としての引退を迎えたとしても、どっかの河川敷で、草野球でもやってそうな気もします。それだけ気軽に、しかしながら真摯に野球に打ち込んでいるような、そんな気がします。もっと言えば「野球道」を極めようとしているのかも。

ベースボール・チャレンジリーグの「選手」としての契約は、4月から10月までで基本的には月給15万円。オフシーズンはいわゆる「副業」が認められているとか。木田優夫の場合、オフシーズンは「明石家サンタ」と言うレギュラー番組を抱えているので、問題はないかと思われます(笑)。

ただ、これだけの有名選手なので、東京だけでなく、地元石川県の番組にも引っ張りだこになるとは思いますが、ぜひ、芸人としてではなく、プロ野球選手として、末永い活躍を期待します。


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2012.12.22 / Top↑
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