てんで、ナゴヤドームから横浜スタジアムへの移籍が決定しました。



ブランコ、DeNA入り「中華料理は大好物」 サンスポ

DeNAは今季まで中日に在籍したトニ・ブランコ内野手(32)と、身体検査を合格するという条件で契約が合意に達したことを11日、発表した。

同球団を通じて、ブランコは「横浜DeNAベイスターズへの入団が決まり、とても嬉しく思っています。ベイスターズは、とても明るいチームというイメージです。横浜スタジアムはとても綺麗で大好きな球場ですし、横浜のファンの方はとても熱狂的だと思います。私も中華料理は大好物です」とコメントを発表。

さらに「(同僚になる)ラミレス選手には日本に来た1年目から良いアドバイスをもらいました。監督もコミュニケーションを良くとる方だと聞いていますので、早くチームに慣れてチームメート、チームワークを大事にして自分の持ち味である長打力を活かし、ホームラン王をとって優勝に貢献したいと思っています。是非ハマスタに来て、応援してください」と活躍を誓った。



シーズン終了直後からいろいろと話はありましたが、いよいよ現実のものとなりました。よその記事では、エンジェルベルト・ソトも2年1億5000万円プラス出来高払いで、大筋合意とか。

自由契約後の移籍とは言え、同じチームの主力外国人選手が同時に別のチームに2人揃って移籍、と言う話もそうそう聞きません。複数の選手が諸般の事情で移籍してしまった、と言う話は、日本人選手でも過去に事例がありますが、行き先が同じ、ではなかったし。

そして、本当かどうかはまだ何のアレもありませんが、今年ドラゴンズに入団したホルヘ・ソーサすらも、ベイスターズが興味を示してるとか。よそから選手をかき集めるのはどっかの球団がお得意ですが、同一球団から3人ともなると、ドラゴンズのフロントも叩かれかねない。

トニ・ブランコは4年間で実績を嫌というほど積み重ねてきた。エンジェルベルト・ソトも不確定なポジションながらも、実績を残した。ホルヘ・ソーサも、新外国人選手としては上々どころの話じゃない数字を残した。「マネーゲームはしない」と言うが、3人揃って自由契約にする理由が分からん。

年齢がいってるか、と言えばそうでもない。ホルヘ・ソーサの35歳は微妙なところだとは思うけど、エンジェルベルト・ソト30歳、トニ・ブランコ32歳なら、まだ使ってやってもいいんじゃないか。

もっとも、トニ・ブランコの場合は、あれだけの実績を残しているにもかかわらず、中古も中古の山崎武司と「競争」を強いられた時点で嫌気がさしてたのかな、などと。

しかしベイスターズも「主砲」に飢えていたとは言え、思い切ったなぁ。

2012年シーズンの横浜ベイスターズの、対トニ・ブランコの成績は、65打数12被安打、打率1割8分5厘(セントラルリーグ2位)、3被本塁打(同2位タイ)、8与打点(同3位)、18奪三振(同1位)。ちなみにカープは37打数14被安打7被本塁打18与打点で堂々の1位(笑)。

さらに「横浜スタジアム」の対トニ・ブランコの成績は、37打数6被安打、1割6分2厘、2被本塁打5与打点。これって堂々の「カモ」だと思うんですがどうでしょう。関係ないかな。

ベイスターズの高田繁GMは別の記事で「三振、三振できても3打席目でホームランが期待できる。」とのコメント。トニ・ブランコの魅力ってまさしくこれですよね。あくまで印象の問題ですが、どうでもいい場面では暑くもないのい思い切り扇風機。しかし、試合終盤の肝心な場面になるとホームラン。

実際はどの打席でもまんべんなく打ってるんですが、それだけあの「ドヤ顔」の印象が強い。勝負強いバッティング、とは言うけれど、それ以上に「勝負どころを知っている」と言うか。強いドラゴンズの中で、バッティング云々もあるけど「勝負勘」を研ぎ澄まされたのかな、とも思います。


けどこの移籍、どっちが得するのかなぁ。

ドラゴンズからしたら、高額選手の言わば「厄介払い」が出来たんだろうとは思うけど、その穴埋めはしっかりと出来るのか。ブラッドバーゲセンとエクトル・ルナを獲得しましたが、上記3人の後釜となると、結構大変ですよまぁまだ分かりませんが「ハズレ」ならどうなることやら。

日本人選手で穴埋めが出来そうか、と言えば、よその事なのでよう分かりませんが、パッと思いつかない。中田亮二はパワー云々と言うよりも「巧打者」だし、柳田殖生がもう少し、と言う所なのかなぁ。日本人長距離砲はどこのチームでも足りてないけど、ドラゴンズなんかその最たるところ、か。

カープもそうだけど、ドラゴンズも、日本字長距離砲と言う「欠点」に関しては我慢のしどころでしょうか。とは言え、落合博満前監督の頃とは、全く違うチームになってしまいましたからねぇ。

ベイスターズも、トニ・ブランコをどう使うのかな。ほぼファーストだった中村紀洋をサードに回して、筒香嘉智を外野に戻したりするのか。ラミレスも外すわけには行かんやろうし、荒波翔は絶対に外せない。そこに多村仁志も帰って来た。もっとも、よその心配をしてる場合じゃないですけどね。

しかし因果なもので。

2008年オフに、当時のドラゴンズ・落合博満監督が漏らした2009年のチーム構想で、森野将彦をサードで固定し、中村紀洋をサードからファーストに回して若手選手と競争させる、みたいな話がありましたが、結局そのファーストの座に座ったのは、当時新外国人のトニ・ブランコ。

この構想を聞いた中村紀洋は結局イーグルスへフリーエージェント移籍することになりますが、巡り巡ってベイスターズで、遠まわしながらも因縁の相手とチームメイトになろうとはね。

今シーズン、何かと物議を醸し出した中村紀洋ですが、比較的大人しく契約更改を済ませました。来シーズン早々に打てると思われる2000本安打を見据えて、のものだとは思いますが。問題はその後、一気に黒くなりそうな気がせんでもない。何と言っても「中村紀洋というブランド」ですからね。


しかしトニ・ブランコ。やはり小倉抹茶スパや味噌カツよりも中華料理か、そらそうだわな。


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2012.12.12 / Top↑
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