ちょっと前(と言うてももう二週間前)に、中国新聞の「天風録」にこんなのがありまして。
カープいろは歌留多 中国新聞11月21日天風録
何とも初々しい表情の新人王に続き、きょう発表のMVPでプロ野球はひと区切り。年忘れにはずいぶん気が早いが、カープの今シーズンを「いろはがるた」式に点描してみると
初球の「い」は「言われるうちが花」。本紙の時事川柳では赤ヘルが定番中の定番。日食が「C」に見えたというのまであった。先月他界した作家丸谷才一さんの私家版「野球いろは歌留多」にも「惚(ほ)れたが最後」とある通り
次いで「ろ」「ロンドン五輪とはしご」。あくびに悩まされた向きも多かろう。あの頃は3位がほぼ手中だったのに。「は」「破天荒だったドラフト」。目を引く3文字だったが結局ふに落ちずじまい。監督にはくじ引きの特訓が必要みたいですね
この人は落とせない。だいぶ飛ぶが、「さ」は「三振王もあれば」。うつむかずブンブン振り続ける姿に励まされたコイ党も多いはず。来季こそ脱皮を、いや大化けを願わずにいられない
丸谷版には横浜ファンならではの心理もにじむ。「男の子ならここで打て」。似たり寄ったりの貧打に悩まされたこちらの胸にもしみてくる。おしまいの「京」は、やはり「京の夢Vの夢」か。下手の長談義と疎まれないうちに、この辺りで…。
やってみた
ちなみに、前後の文章の繋がりは、全く考慮に入れてません。
「い」 いつでも若く逞しい 燃える赤ヘルはどこ行った
「ろ」 論より証拠の下位低迷 日々嘆きの繰り返し
「は」 破天荒とは名ばかりの 面白みなきいつものカープ
「に」 忍耐不足の日替わり打線 これじゃ主力は育たない
「ほ」 干した選手はいたけれど 使えぬ選手は出ずっぱり
「へ」 下手な采配言うに及ばす 無策無策の転落劇
「と」 突拍子もないスタメンで それはダメよと咎められ
「ち」 チャンスに打てぬ選手たち 責任持つのは何処の誰
「り」 リスクを背負わぬ監督に 責任なんか背負えない
「ぬ」 抜かりなき野球を目指した筈が ものの見事に拍子抜け
「る」 類なき敗退積み重ね それでも負けを認めない
「を」 ヲマエが決める試合を作れと わけの分からぬハッパ掛け
「わ」 若手育成も儘ならず ベテラン偏重実績重用
「か」 会見拒否もいいけれど その分勝たねば意味はない
「よ」 ようやく気付いた若鯉起用 時すでに遅しの感ありき
「た」 戦う姿勢の全く見えぬ 泰然自若の 傍観者面
「れ」 烈火の如く怒ってみるも 冷静さ欠如を見事に露呈
「そ」 そつなき野球を目指した筈が ポロポロ目立つは粗ばかり
「つ」 強きを助け弱気を挫く 読売の犬とは是如何に
「ね」 粘りを見せたと言うけれど 負けてしまえば意味もなし
「な」 馴れ合い仲良し挙げ句の果てに 投手コーチと不仲説
「ら」 来季こそはの嘘つき続け いつになったら勝てるのか
「む」 無念無想の20年 一体誰が悪いやら
「う」 打てぬ勝てぬは誰の責任 選手ばかりじゃないはずだ
「ゐ」 威勢は良かれど根拠なし 虚言だったか優勝宣言
「の」 喉元過ぎれば熱さを忘れ 機動力はどこへやら
「お」 俺たちは勝つと言いながら 歴史的敗北の繰り返し
「く」 悔い改めること何もせず 七千万の無駄遣い
「や」 役割決めずにただただ投げろ これじゃ選手が持つ訳ない
「ま」 負けが込んだら選手の責任 勝ち進んだら我が手柄
「け」 剣砥挑来とは言うけれど これまでを失敗と認めたか
「ふ」 不可解采配数知れず 勉強不足の日々繰り返し
「こ」 怖々挨拶してみるも かつての威光はまるで無し
「え」 栄冠手にするその日はいつか もう手放してから幾年月
「て」 低迷続きのペナントレース 目指す高みが見えて来ず
「あ」 挨拶すらもまともに出来ず 有言不実の悪態続き
「さ」 采配ミスは棚上げにして 選手が悪いの繰り返し
「き」 逆襲とは言いつつも 襲いかかったのはいつ以来
「ゆ」 優勝するのが目標だ クライマックスなんざレベルが低い
「め」 名選手は名監督ならずとは言うけれど 言い得て妙とは是如何に
「み」 見事に失速最後は撃沈 これで誰が喜ぶものか
「し」 勝負の年と謳いながらも 結果が出ぬまま早三年
「ゑ」 撰ばれた者の宿命とは 一体誰が説いたのか
「ひ」 人の噂は七十五日 広島貯金は二十二日
「も」 燃えぬ赤ヘルいつものカープ
「せ」 前人未到とは是如何に この成績で来年も
「ず」 ズルズル後退もう御免 いつになったら勝てるのか
――――――――至極御粗末様でした。
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カープいろは歌留多 中国新聞11月21日天風録
何とも初々しい表情の新人王に続き、きょう発表のMVPでプロ野球はひと区切り。年忘れにはずいぶん気が早いが、カープの今シーズンを「いろはがるた」式に点描してみると
初球の「い」は「言われるうちが花」。本紙の時事川柳では赤ヘルが定番中の定番。日食が「C」に見えたというのまであった。先月他界した作家丸谷才一さんの私家版「野球いろは歌留多」にも「惚(ほ)れたが最後」とある通り
次いで「ろ」「ロンドン五輪とはしご」。あくびに悩まされた向きも多かろう。あの頃は3位がほぼ手中だったのに。「は」「破天荒だったドラフト」。目を引く3文字だったが結局ふに落ちずじまい。監督にはくじ引きの特訓が必要みたいですね
この人は落とせない。だいぶ飛ぶが、「さ」は「三振王もあれば」。うつむかずブンブン振り続ける姿に励まされたコイ党も多いはず。来季こそ脱皮を、いや大化けを願わずにいられない
丸谷版には横浜ファンならではの心理もにじむ。「男の子ならここで打て」。似たり寄ったりの貧打に悩まされたこちらの胸にもしみてくる。おしまいの「京」は、やはり「京の夢Vの夢」か。下手の長談義と疎まれないうちに、この辺りで…。
やってみた
ちなみに、前後の文章の繋がりは、全く考慮に入れてません。
「い」 いつでも若く逞しい 燃える赤ヘルはどこ行った
「ろ」 論より証拠の下位低迷 日々嘆きの繰り返し
「は」 破天荒とは名ばかりの 面白みなきいつものカープ
「に」 忍耐不足の日替わり打線 これじゃ主力は育たない
「ほ」 干した選手はいたけれど 使えぬ選手は出ずっぱり
「へ」 下手な采配言うに及ばす 無策無策の転落劇
「と」 突拍子もないスタメンで それはダメよと咎められ
「ち」 チャンスに打てぬ選手たち 責任持つのは何処の誰
「り」 リスクを背負わぬ監督に 責任なんか背負えない
「ぬ」 抜かりなき野球を目指した筈が ものの見事に拍子抜け
「る」 類なき敗退積み重ね それでも負けを認めない
「を」 ヲマエが決める試合を作れと わけの分からぬハッパ掛け
「わ」 若手育成も儘ならず ベテラン偏重実績重用
「か」 会見拒否もいいけれど その分勝たねば意味はない
「よ」 ようやく気付いた若鯉起用 時すでに遅しの感ありき
「た」 戦う姿勢の全く見えぬ 泰然自若の 傍観者面
「れ」 烈火の如く怒ってみるも 冷静さ欠如を見事に露呈
「そ」 そつなき野球を目指した筈が ポロポロ目立つは粗ばかり
「つ」 強きを助け弱気を挫く 読売の犬とは是如何に
「ね」 粘りを見せたと言うけれど 負けてしまえば意味もなし
「な」 馴れ合い仲良し挙げ句の果てに 投手コーチと不仲説
「ら」 来季こそはの嘘つき続け いつになったら勝てるのか
「む」 無念無想の20年 一体誰が悪いやら
「う」 打てぬ勝てぬは誰の責任 選手ばかりじゃないはずだ
「ゐ」 威勢は良かれど根拠なし 虚言だったか優勝宣言
「の」 喉元過ぎれば熱さを忘れ 機動力はどこへやら
「お」 俺たちは勝つと言いながら 歴史的敗北の繰り返し
「く」 悔い改めること何もせず 七千万の無駄遣い
「や」 役割決めずにただただ投げろ これじゃ選手が持つ訳ない
「ま」 負けが込んだら選手の責任 勝ち進んだら我が手柄
「け」 剣砥挑来とは言うけれど これまでを失敗と認めたか
「ふ」 不可解采配数知れず 勉強不足の日々繰り返し
「こ」 怖々挨拶してみるも かつての威光はまるで無し
「え」 栄冠手にするその日はいつか もう手放してから幾年月
「て」 低迷続きのペナントレース 目指す高みが見えて来ず
「あ」 挨拶すらもまともに出来ず 有言不実の悪態続き
「さ」 采配ミスは棚上げにして 選手が悪いの繰り返し
「き」 逆襲とは言いつつも 襲いかかったのはいつ以来
「ゆ」 優勝するのが目標だ クライマックスなんざレベルが低い
「め」 名選手は名監督ならずとは言うけれど 言い得て妙とは是如何に
「み」 見事に失速最後は撃沈 これで誰が喜ぶものか
「し」 勝負の年と謳いながらも 結果が出ぬまま早三年
「ゑ」 撰ばれた者の宿命とは 一体誰が説いたのか
「ひ」 人の噂は七十五日 広島貯金は二十二日
「も」 燃えぬ赤ヘルいつものカープ
「せ」 前人未到とは是如何に この成績で来年も
「ず」 ズルズル後退もう御免 いつになったら勝てるのか
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2012.12.06 / Top↑
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