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中国新聞携帯サイトで、えらく中途半端な時間(11月30日の午前中)にアップされていた記事、であります。なんとなく意味ありげな記事だったので保存はしてたんですが。



石井琢朗の「引き際」 存在誇示、気持ち薄れる 中国新聞

「見返してやる」。大洋と横浜(現DeNA)で20年、広島で4年プレーした石井琢朗(42)にとっては、それが原点であり、全てだった。しかし開幕前に足を痛めた今季は出場機会が激減。「気付けばライバルであるはずの若手を応援していた」。選手としての限界だった。

投手としてドラフト外入団し、1勝。4年目の野手転向ではい上がった。球界屈指の遊撃手となって最多安打2度、盗塁王4度、通算2千安打にも到達した末に2008年に戦力外通告。反骨心に火がつき、広島で現役続行にこだわった。

「もっとできるはず」。移籍当初は「俺は」だった意識が、4年間で「カープは」に変わった。自らの存在誇示より若手の成長を優先、経験の乏しい後輩に技術や心構えを伝え、打撃投手も買って出た。3位争いが佳境の8月末に引退表明。クライマックスシリーズ進出へアインを鼓舞する狙いもあった。

球団からその姿勢を高く評価され、内野守備走塁コーチに就任した。「3位になったヤクルトとの差は状況判断力。もっと野球を勉強しないといけない」。秋季キャンプでは仕掛ける走塁などを徹底した。

15年連続Bクラスの「体質改善」も必要と説く。「なぜか相手に遠慮し、なめられ、見下されている。敵チームとは口も利かないほどけんか腰でいい」。指導者としての出発点に立った今、見返す意欲に満ちている。



石井琢朗が、コーチ就任記者会見で「結果が出なければ変えるべき部分がある。意識が変われば、一つ一つのプレーも変わってくる」と言うてた。これは、走塁とか糖類とかそんなプレイに関する事だけの話じゃないような気もするんですがいかがでしょう。

先月6日にBS-TBSで放送してた「スポーツドキュメント 英雄たちの決断 惜別球人 プロ野球引退を決断した男達」をご覧になられた方も多かったと思います。1時間番組ながら、放送時間の半分以上を「石井琢朗」に費やしてました。やはり「元親会社」としては気になる存在だったんでしょう。

途中、ピッチャーから野手転向を申し出に、当時の横浜大洋ホエールズ・須藤豊監督の下へ直談判に行った、という話が出てきましたが、石井琢朗新任守備走塁コーチが求めているのは、プレイそのもの以上に、プロ野球選手としての「内部の意識改革」じゃないかなぁ。

何か、カープの選手って、安穏としてると言うか、トゲトゲしさがない。プロ野球選手って、生活をかけて野球をやってるんだから、もっとピリピリしたものがあってもいいはずなのに、これだけ低迷しているにも拘らず、選手だけでなく、カープ球団も巻き込んで、のんびりし過ぎなんだ。

楽しみで始めた野球なんだから、楽しんでやればいいと思うけど、そこに「生活」が加わってきたら、いつまでもニヤニヤしながらプレイは絶対にできないはず。だからと言って朝から晩まで仏頂面しとれ、とは言わんけど、何となく、肩に力が入ってるのはいいけど、そのせいでこじんまりしてる。

一度なりとも勝ってたら、こんな事はないんでしょうけど。


それにしても、ベテランになってからの移籍ってのは、こうも意識を変えるものなのか。

「俺が」から「カープが」ですからね。移籍して「意識改革」が出来たのは石井琢朗本人なのかも。一歩引いて周りを見渡すこと、後ろについてきた人に、静かに道を譲ること、その彼らの後押しすること。これを覚えたのかも知れません。それが「20年に匹敵する4年間」の言葉になったのかな。

そう言えば今のカープのアノ監督、そういう話は一切聞きませんね。

2000本安打達成の時の「ニュース23」での江藤智(当時ジャイアンツ)のインタビュー。「胸ぐら掴まれたりとか、裏に呼び出されたり、熱い指導を受けた」と言うてた。おそらく「キャプテン」としてやってたんだろうけど、これを誰も止めなかったのが、今に繋がってるような気も。

同じく当時ジャイアンツにいた西山秀二などは「新井君が待ってるんで、あとのポジションを。通過点と言うたらびっくりしますんで、気持ちよく辞めてください」とまで言うてた。当の野村謙二郎は笑ってたけど、西山秀二は「本音」だったんじゃないかな。

結局野村謙二郎は最後まで「俺が俺が」で終わってしまった。

「晩年の過ごし方」もあろうし、ボロボロになってまでやらせたくない、と言う球団の思惑があって引退「させた」んだとは思うけど、その前に「一歩引く」ことを覚えさせたら、もうちょっとマシな監督になった、かとは思います。その前にやっぱり、コーチ経験、ですけどね。

ドラフト一位で、常にスター街道を歩いてきた監督が、ドラフト外入団で、ゼロから実績を作り上げてきたコーチに対してどのような化学反応を見せるか、そして意識改革をしてくれるか。

石井琢朗をコーチとして残留させた意味が、そのあたりにもあるもの、と思いたいんですが。


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2012.12.03 / Top↑
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