※この先、BクラスチームのファンがよそのBクラスチームを語ると言う、酷い記事が続きます。



阪神“若手残酷物語”西岡ら大型補強敢行 夕刊フジ

チーム再建に向け、西岡剛内野手(28)ら大型補強を敢行中の阪神だが、裏を返せば若手にとっては“残酷物語”の始まりでもある。

来季の合言葉は「打倒巨人、優勝、日本一」の3つを掲げた中村勝広GM(63)。確かに即戦力をそろえることは急務。西岡のほか、新外国人のコンラッド内野手(32)の獲得に続き、28日にも福留孝介外野手(35)=前ヤンキース傘下3Aスクラントン=と交渉の席につく。

ただ、いくらいい選手がいても、野球のポジションは9つしかない。

上本博紀内野手(26)は今季、後半戦から二塁のレギュラーに定着。62試合で打率・254、13盗塁と奮闘した。ようやくポジションをつかんだかと思われたが、来季は西岡にその座を奪われそうだ。

あるコーチからは「せっかく試合に出ていたのにね。まぁ、この世界は競争だから…」と同情的な声も漏れる。その上本は25日、桧山進次郎外野手(43)主催のチャリティーイベントに参加。「プロの世界なので、西岡さんが入ってきたらその状態でやるしかない」と悲壮な思いを胸に来季に挑む。

そのほか、シーズン途中に4番も任された新井良太内野手(29)もポジションは危うい。ドラフト1位・伊藤隼太外野手(23)も福留入団なら、守備位置はない。

引退した金本知憲氏(44)や新井貴浩内野手(35)らけが人が続出したことも、低迷の要因。その分、若手の出場機会が増え、成長の糧になったのも事実だ。

和田豊監督(50)は常々「若手の台頭」を口にする。大補強の影響で若手の出場機会が激減すれば、一からの出直しを余儀なくされる。育ち始めた若手を生かす手はないものか…。



シーズン終了以降、和田豊監督は事ある毎に「若手の奮起を期待」と言う言葉を口にしてきました。これはこれで良い事だと思います。ただ、この和田監督の考えと、タイガース球団フロントの考え方が、あまりにも掛け離れすぎていると言うか何と言うか。

シーズン後半あたりから、福留孝介、五十嵐亮太、西岡剛などのメジャーのおこぼれ選手をはじめ、フリーエージェント宣言確実と言われた(そして実際に宣言した)日高剛、ドラゴンズで去就が注目されていたトニ・ブランコなど、嘘か本当か分からん記事が飛び交い、何かと世間を賑わせてました。それに加えて、タンパベイ・レイズのブルックス・コンラッド内野手の獲得報道。

五十嵐亮太はホークスに「獲られた」そうですが、西岡剛と日高剛は「無事」タイガースと契約。ブルックス・コンラッドも、11月26日に、球団から正式に「契約した」との発表がありました。

福留孝介との「場所バレバレの極秘交渉」はどうだったんでしょうか。五十嵐亮太の時には「マネーゲームは避けたい」と言いつつ、出てくるのは2年4億だの3年6億だの。一部ではベイスターズやらイーグルスやらも獲得に名乗り、みたいな報道もありますが、それに先んじたのかな。

それにしても、今年の株主総会で、補強策を痛烈に批判さて「若手を使え」とまで言われてたのに、まるでそれに相反するような球団の方策。まさに「喉元過ぎれば熱さを忘れる」てやつでしょうか。

しかもこの記事では、坂井オーナーが「難しいからできません、ではなく何とかやっていかないといけない」と言うてるのに、オフになったら補強補強で、メジャーのお下がりの物色その他。

ようやく今年、キャッチャーでは城島健司の出番がなくなり、小宮山慎二の出番が増えた。「松山の悲劇」の主人公を演じながらも、ようやく「藤井彰人との併用」と言う位置までこぎつけた。年齢も27歳(今月26日が誕生日だったそうで)。2010年オフには矢野耀大から背番号「39」を継承。それこそ「次世代」のキャッチャーとしてチームとしても期待をかけてたはず。

確かに打撃成績はもの足りん結果に終わったけど、よそから来たキャッチャーが満足に役に立たんのは、城島健司で分かってるはず。城島健司とは違う国内移籍とは言え、リーグが違うし。

城島健司が入団した時の狩野恵輔と、全く状況が同じですよ。せっかく「オリジナル」が出て来たにも拘らず「ヨソ者」で言わばフタをしてしまう。若手の競争云々言うて、チーム内部の競争を煽る割に、球団側が半ば勝手にレースを終了させてしまう。一体何なんだろう。

西岡剛もどこで使うつもりなのかな。

シーズン当初から試行錯誤を続け、シーズン半ばから「1番セカンド上本・2番センター大和」で、チーム成績が挙がらないなからも、頑なに固定し続けた。その結果、上本博紀は62試合出場で.254、前田大和は128試合出場で.257と言う数字を残し、立派に「実績」を作り上げた。

あくまでよそからの目線ゆえ、タイガースファンの方にはどう映るかは分かりませんが、上本博紀は26歳、前田大和は25歳。両者とも右バッターと言うのがほんの僅かに引っかかりますが、将来有望、と言うか熟成して行ったら、これだけ魅力的な1、2番バッターもないと思いますよ。

チームの上昇を目指す上で、成績がより上位(になるであろう)の選手を獲得して来る。それはそれでいいことだとは思うけど、今いてる選手の成績を1分でいいから上げてやる、そう言う指導が出来ないものか。それが仮に無理でも、その.260前後の成績を活かす采配をしてやれぬものか。

外野にしてもそう。福留孝介の獲得を目指すにしても、せっかく獲得した伊藤隼大はどうするの?背番号7を取り上げられ、不退転の決意で臨む藤川俊介の意気込みは買ってやらんの?

ブルックス・コンラッドをどこで使うの?サード?ファースト?森田一成じゃいかんのかね。新井良太じゃいかんのかね。内野手なんか他に荒木郁也や野原将志もおる。もっともっと使ってやれよ。

鳴尾浜で見慣れてるせいもあるかも知れんけど、ホントもったいない。よその事ゆえ、あまり大きな声では言いませんが(笑)、使えるんなら使いたい選手、たくさんいてますよ。


いっぺん、タイガース生え抜きの選手に無記名アンケートを取ってみたいもんだ。

正直、タイガースを出たい  ●はい ○いいえ


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2012.11.29 / Top↑
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